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2018年7月1日日曜日

遺伝罪清算は氏族メシアの使命■生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅣ

遺伝罪清算は氏族メシアの使命

生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅣ




子孫の為に先祖の罪の贖罪に熱心な安永教会の方々から絶賛頂いた遺伝罪・今後の1000年は私たち先祖の責任◆生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅢの続編です。


原罪以外の罪の清算も地上においてなされる。
 聖殿の神学は福音派、特にディスペンセーション主義との親和性が高い。それが故に福音派のクリスチャンを中心に三代王権と繋がる可能性が高く9・23康お母様完成祝福を転機として、王冠と鉄の杖のミニストリーを持って真のお父様とイエス様の役事が保守派クリスチャンに旋風を巻き起こしているのことは周知の通りである。
ところでディスペンセーション主義の携挙の概念では遺伝罪があることを信じたとしてもそれが子孫に残るということは信じられないであろう。キリスト教にはイエス様の十字架を信じさえすれば全ての罪あるいは咎が赦され主とともに天国に入ることが出来るという救済観があるが故に尚更である。
 
 一方、聖殿においてもこの救済観に似て、210代先祖解怨を受け完成生命書祝福までも受けたのだから、原罪以外の罪も清算される、あるいは罪の咎(罰)から免れることができる、ましてや祝福の子女はこの罪や咎から解放されると信じる者も多数出てきた。
これにはPA本部教会の方でも困ったようで、先日のキングスリポートでは原罪以外の罪が清算されることはない。祝福の子女にも原罪以外の罪がありその咎により苦しむということを明確にされた。それも簡単には清算されない、時間がかかるということを言われた。

 前回、このPA本部教会の見解に先駆けて、遺伝罪・今後の1000年は私たち先祖の責任にて、このことについて言及した。

 この遺伝罪贖罪は210代先祖解怨は清平聖地で始まり、原罪以外の罪の清算、特に遺伝罪の清算は恨霊解怨という形で清平で行われてきた。
ここではその清平の先祖解怨と霊分立に関して取り扱う。

1.清平役事をどのように解釈するか。

 清平役事を行った金孝南、後日お父様から認定を貰ったものの天の父母と名乗る悪神と韓氏オモニの結婚式を取り持つほどの邪悪な存在となってしまった。
また李相軒先生や興進様からの霊界通信で有名な金英順もまた、三代王権に従わず最近は郭グループを賛美する霊界通信を送っている。
このことから二人の霊界の証や霊界通信の内容は信用出来ないというのが聖殿聖徒の共通の思いであろう。

 清平の役事は1994年韓国は独立経済をやるようにとのお父様の指示に困り果てた36家庭らが清平で日本人相手に大母様を使って先祖解怨をすることが決まり、そのことが金孝南に伝えられ始まったのが清平役事であった。*参照清平役事の誕生秘話

 この会議の内容を世界日報でたまたま聞いたAさん本人からこのことを直接聞いたが、韓氏オモニを失敗させた張本人ということも相まって、金孝南の言ったことは210代先祖解怨以外は一切信じないという聖徒も多いだろう。
一方でごく少数と思われるがお父様が認めたという一点で、初期の発言であれば全面的に信用すると言う聖殿聖徒もいるかも知れない。

 最初がそうであれ、お父様が認められたが故に、認められた以降は、霊界の興進様、大母様が役事されていたのは経験上、間違いないと思うが、真のお父様はどんなに高い霊界人でも信用できるのは80%くらいだと言われた。(日本語、み言の証331P)
その観点でみると金孝南や金英順の言っていることをお父様は一部、間違いもある、或いは起きることは分かっていながら認められたと考えるのが妥当だろう。
従って金孝南や金英順ら霊能者が言っていることの正しいことと間違っていることを見分け、更に聖殿におけるなるべく正しい解釈をする必要がある。

 またこのような霊的業に対しては旧約新約聖書、成約のみ言によって判断しなさいと二代王は言っておられる。
当然、八大教本の内容と金孝南、金英順による内容の違いがあれば、八大教本の内容を正とし彼らの内容を誤とすべきであろう。
ところが金孝南や金英順の発言や記述の内容は膨大であり その作業は困難である。
ここではそのごく一部についてのみ考察してみたい。

2.遺伝罪に対する解釈
 
 前回遺伝罪がありその霊障、罪の咎との戦いが1000年に渡ることを書いた。*参照:原罪が清算されても他の罪は残る。二世にも罪が残る。
これに対して至極の賛同もあれば、あざ笑いもあった。
今回、PA本部教会により二世にも原罪以外の原理講論に書いてある罪が相続されており、長い人類の罪の歴史、そう簡単には罪は清算されないという6月20日の教えにより、聖殿聖徒にも原罪以外の罪の清算に関心が高まりつつある。

 この罪の清算に関し、金孝南、金英順についてお父様も認められたとはいえ、これら霊能者が言っていることの何が正しく、何が間違いか検証し、歪みを矯正する必要がある。
例えば金孝南の受精の時から霊が成長するので流産の子も解怨しなければならないという霊界の証は、亨進二代王も言っておられ、聖殿聖徒の間では常識になっている。
一方、先祖祝福の度に、今回絶対善霊が何億になったと言っていたが、その数字は清平職員の計算機によるものであることも有名である。
そのような整理が必要であるが、彼らの発言、著作も膨大でこのテーマーはとても整理できる内容ではない。

 筆者は足繁く清平に通い、お父様が地上におられる時210代先祖解怨を済ませているが、中心恨霊の特別解怨で大母様が霊界から来られて一瞬にして中心恨霊を連れて行かれたという経験から間違いなく清平の役事は大母様による役事であったし、真のお父様に導かれたことや天使との出会い、今なお遺伝罪清算の条件を行い体験する経験から金孝南の言っていることの7割位は信じても良いのではと思っている。

ここではごく一部であるが「興進様が地上に送られたメッセージ二〇〇二年一月一日」より遺伝罪清算に必要な内容と、明らかに誤りであると判別できるものとをあげてみる。

まず真のお父様のみ言から見てみる。

清平に行くのはなぜですか。自分自体において霊的に引っ掛かったことを清算しなければならないし、自分の先祖をすべて解怨しなければなりません。検証を受けなければならないのです。興進君が行っています、興進君が霊界の最高の長子です。(299-309, 1999.2.21)

地上の祝福家庭を中心に先祖解怨式を通して、彼らを霊界の修練を経て絶対善霊にし、地上に再臨協助することのできる基台を立てられました。また、地上の肉身をもつ人間に憑いている恨みの霊と悪霊たちを分立し、彼らもやはり霊界の修練所を経て、善の役事をすることのできる絶対善霊にすることができる道を開いてくださいました。 2002年2月22日「六千年役事大解怨式」


 この御言によると先祖解怨は先祖が再臨協助できるようにすることが目的であることがわかる。文亨進二代王がなされる210代先祖解怨はこの先祖が解怨祝福され再臨協助するためなのである。

3.氏族メシアの罪に対する責任
 
 ところで210代先祖解怨式により体に憑いている恨霊まで解怨されるという人もおり、これも二世に原罪以外の罪が相続されないという理由の1つでもあったが、今回、6月6日のキングスリポート、「原罪が清算されても他の罪は残る。二世にも罪が残る。」によって、二世に原罪以外の罪があることが明らかにされ否定された。二代王は摂理先祖解怨以外の傍系先祖解怨はしないと言っておられるのに遠い傍系先祖である恨霊の解怨がなされないのは自明である。
天宙メシアの使命は原罪清算にある。生きておられる天宙メシアの使命もまた原罪清算なので信徒の先祖の原罪清算に責任を持って210代先祖解怨をしておられる。

 このように210代先祖解怨しても完成期祝福を受けても原罪以外の罪が残る事が明確になったのだから「地上の肉身をもつ人間に憑いている恨みの霊と悪霊たちを分立し、彼らもやはり霊界の修練所を経て、善の役事をすることのできる絶対善霊にする」というみ旨が残されていると解釈すべきであろう。
では氏族メシアである聖徒達は何をしなければいけないか考えると、清平役事の摂理は失敗し、終わってしまったが故に、この御言の内容を氏族たちに対して成すことが当然ながら氏族メシアの使命であると言うことが出来よう。
氏族に対して 自分自体内に引っ掛かったことを清算すること、肉身に憑いている恨みの霊と悪霊たちを分立し絶対善霊することが残されていることがわかる。

この内容を金英順の霊界通信から検証してみる。
 堕落人間を一言で言えば、「六千年の人類歴史による善悪の結実体だ」と言うことができます。子孫たちは、先祖から善の性稟と悪の性稟を受け継いだのですが、善より悪が多い世界圏に暮らしていたので、もっと多くの悪の性稟とその罪が子孫に受け継がれて悪循環しています
 地上人たちの体の中に多くの悪霊たちがついているというのは、自らが犯した自犯罪と先祖の罪が遺伝され、現れた結果をいうのです。罪は、サタンの堕落性を通して相対性を備えた結果なので、罪には必ず理由があり、関連した者がいるものです。
 それで、もし先祖たちが過去に地上で生きていながら、過ちを犯し、相手に苦痛を与えて恨をもつようにしたとすれば、その結ばれた恨をもった霊人たちは、苦痛を与えた先祖たちの子孫について復讐しようとし、彼の子孫たちを悪の穴に落とし込もうとします。このような罪の結果が疾病と、それによる苦痛なのです。

 現代の地上人がもっている疾病の九〇パーセント以上は、先祖の罪と関連しています。子孫に現れた疾病と苦痛の内容を見れば、その先祖たちの生活がどうだったのかを知ることができます。先祖たちが公金を流用したり、他人の財産を盗んだ場合や、被害を与えた場合は、その子孫に胃腸系の疾病として現れます。
淫乱の罪を犯した場合には、その子孫が脱線したり、生殖器に関連した疾病や不妊症、離婚する家庭が多く現れます。自分が相手を誤解したり、他の人を通して相手を誤解して言葉で傷つければ、心情を蹂躙した罪が成立し、その子孫の中に盲人や耳や口が不自由な人が出てくる場合もあります。つまり、相手に被害を与え、苦痛を与えた肉身の該当部位に疾病が発生する場合が多いのです。その罪の代価が重いほど不治の病として現れるのです。

 このように、先祖たちが犯した罪を、現在地上に暮らしている人間が蕩減条件を積んで清算できなければ、その罪は再び子孫に遺伝されます。のちにその地上人が霊界に来て子孫が苦痛を受けるのを見るとき、自分がその罪を清算してあげていれば子孫が苦痛を受けなかったと言いながら、後悔する場合も多いのです。

 ですから、先祖から相続されたすべての罪と自ら犯した自犯罪を清算しなければ、疾病と苦痛から抜け出すことはできません。このような罪があまりにも多く多様なので、まるでありの卵が全身にくっついているように、犯した罪と関連する悪霊たちがくっついているのです。

今まで真の御父母様は、天宙的な勝利的基盤を築かれ、霊界を解放してくださり、霊界と宗教の境界線を撤廃してくださり、地上の国境線を撤廃し、地上天国の環境をつくってくださることによって、霊界の修練所で悪霊を絶対善霊にし、地上に再臨協助し得るようにしてくださいました。

このようになったので、サタンも慌てるようになりました。それでサタンは、霊界の悪霊たちを動員して、地上人の体の中にいる恨霊人力ちと力を合わせ、過去の怨恨に対する刺激を与え、地上人たちを苦しめる悪霊の役事を強化しました。サタンは、彼らを呼んで刺激を与え、恨みを晴らすようにし、彼らに怨恨と苦痛を与えた先祖の子孫たちに、彼らが受けた分、あるいはそれ以上のものを返すようにさせています。

 特にサタンは、常に祝福家庭に侵犯する機会をうかがい、条件に引っ掛かる生活をすれば悪霊たちを入れて、祝福家庭が神様を中心としていくことができないようにしてきました。

 本来、祝福家庭は、真の御父母様と心情一体を成し、絶対信仰、絶対愛、絶対服従で生活をすれば、サタンが侵犯できないようになっています。しかし、非原理的に行動し、サタンが讒訴できる条件があれば侵犯できるようになります。

 事実、地上の祝福家庭は、真の御父母様の勝利的基盤だけに頼ったまま、自らの生活を深く振り返らず、ないがしろにしました。「ひょっとして自分にサタンが侵犯できる条件が立つ行動をしたことがないか」、「そのような堕落性をもっているのではないか」と、深く振り返ってみることができませんでした。ですから、今からでも自分を悪から浄化させ、創造本然の真の子女の姿に生まれ変わる努力をしなければなりません。

 また、祝福家庭の人々の体の中にも、恨霊と悪霊がたくさんいるという事実と、このような悪霊をどのようにすれば分立することができるのかを悟り、罪をちりほどにも残さずに悪霊を分立する役事を地上でしなければなりません。

 時間がたつほど悪霊を分立した人とそうでない人の生活が、確然と違いが出てくるでしょう。悪霊が多いほど疾病が多く、苦痛の多い環境が現れるようになるのであり、悪霊が分立され、善なる姿を備えるほど平安で幸福な生活が続いていくようになります。

したがって祝福家庭は、悪霊の分立役事を他人事のように考えるのではなく、自らの内面に潜在している悪なる性稟と堕落性を少しも残さずに脱いでしまおう、という心で同参しなければなりません。霊人たちが霊界で絶対善霊に変わるように、地上では霊界のように自らの霊人体を見ることはできませんが、良心の声を聞き、本心の発露を見いだし、神様に似る個性完成の道を訪ねていかなければなりません2002年1月1日・興進様からの霊界メッセージ

 この内容は、今回の二世にも原罪以外の原理講論に書いてある罪が相続されており、長い人類の罪の歴史、そう簡単には罪は清算されないというキングスリポートの内容とも符合している。★祝福二世にも原罪以外の罪がある。
このキングスリポートの内容は、アダム・エバの堕落以降の長い長い人類歴史を通じて遺伝罪・連帯罪が積み重なり我々に伝わってきたのであり、これを清算することは完成期祝福による血統転換と先祖解怨をしたからと言って、それらが簡単には清算されないということであった。
同時に原罪を精算することにより遺伝罪・連帯罪・自犯罪を清算できる道が開かれたという福音にもなった。

 原罪は天宙のメシアたる再臨主によって清算して下さった。それぞれの個人氏族の遺伝罪・連帯罪・自犯罪の清算はそれぞれの個人氏族メシアたる氏族の王と王妃がなすべき内容ということなのである。

「(真のお父様を救世主であると体験しても)私たちは生涯、罪と戦わなければなりません。戦わなければなりません。★祝福二世にも原罪以外の罪がある。
この罪の清算をするために、氏族メシアである氏族の王と王妃には上記の霊界通信の内容は1つの手引き書となることであろう。
この興進様からのメッセージとされる文のこの部分は、真のお父様の上記のみ言の内容を詳しく述べる正しい内容であると考える。

 210代先祖解怨しても、それと同時に恨みの霊と悪霊たちを分立し絶対善霊にすることは出来ない。二世にも遺伝罪・連帯罪が相続されるということがそれを証明している。
それが故に二世や祝福の子孫に遺伝罪・連帯罪が相続されないよう恨みの霊と悪霊たちを分立し絶対善霊にする責任分担が氏族メシアにあるということである。
ありの卵のように悪霊が憑いているという記述は人間が堕落してからいかに長い時間がたち、その間の罪がどれ程精算されず残されて来たかを端的に表している。これほどの数多くの罪の清算、これほどのおびただしい数の悪霊分立という責任分担、み旨が210代先祖解怨後の氏族メシアの使命として課せられているということである。
しかし恐れることは無い。血統キリスト王権と共に歩めばこれらの罪は清算されていくという大いなる恩恵を聖殿聖徒は受けているからだ。

4.原罪以外の罪の清算も地上においてなされる。

一方でこの霊界メッセージには、これは明らかに違うという内容がある。

霊人たちは、このように霊界の修練所での修練課程を終え、祝福を受けるときには、原罪以外の他のすべての罪を清算した状態で地上に来るようになります。その後、挙行される祝福式に参加して聖酒式をすることにより、原罪が清算されるので、絶対的な善霊に変わるようになります。※2002年1月1日・興進様からの霊界メッセージ

霊界では祝福を受ける前の修練会の過程で原罪以外の罪が清算されるということであるが、ここに多くの聖殿聖徒が大きな違和感を感じたと推測する。原理講論の復活論の記述とあまりも違うからである。

原理講論 復活論(三) 霊人に対する復活摂理②キリスト教を信じて他界した霊人たちの再臨復活 ⅱ) 完成再臨復活

新約時代に、地上でイエスを信じて楽園に行った生命体級の霊人たちは、メシヤが再臨されたのち、全部地上に再臨するようになる。その霊人たちは、地上の聖徒たちをして、再臨されたイエスを信奉して生霊体級の霊人体を完成するように協助することによって、彼らも同様な恵沢を受けて、生霊体を完成するようになるのである。そして、この地上の聖徒たちが肉身を脱いで天国に入るときには、その霊人たちも彼らと共に天国に入るようになるのである。このような復活摂理を完成再臨復活摂理と称する。このような摂理において見るとき、霊人たちが地上人たちを協助することはいうまでもなく、結果的に見て、地上人たちも霊人たちの復活摂理のために協助するのだということも、我々はまた理解することができる。
ヘブル書一一章39節以下に「さて、これらの人々(旧約時代の聖賢たち)はみな、信仰によってあかしされたが、約束(天国に入る許可)のものは受けなかった。神はわたしたち(地上人)のために、さらに良いもの(天国)をあらかじめ備えて下さっているので、わたしたち(地上人)をほかにしては彼ら(霊人たち)が全うされることはない」と記録されているみ言は、結局、既に説明した事実を実証したものといえる。すなわち、この節は、霊界にいるすべての霊人たちは、地上人の協助を受けずには完成できない、という原理を証したものである。マタイ福音書一八章18節に記録されている「あなたがた(地上の聖徒)が地上でつなぐことは、天でも皆つながれ、あなたがたが地上で解くことは、天でもみな解かれるであろう」と言われたみ言も、結局、地上の聖徒たちが解いてやらなければ、霊人たちにつながれたものが解かれないという事実を証したのである。このように霊人たちは地上の聖徒たちに再臨して、協助してこそ復活できるようになっている。ゆえに、マタイ福音書一六章19節で見るように、天国の門の鍵を、地上の聖徒たちの代表ペテロに授けて、彼をして天国の門を地上で開くようにされたのである。
霊界人は霊人体だけで成長(復活)出来ない。地上人に再臨協助することにより成長(復活)できる。我々が感じる違和感は、この原則に明らかに違うからである。
先祖が或いは再臨協助の霊人が祝福を受け原罪を清算できるのは地上人が祝福を受け原罪を清算したからであり、原理の復活論と符合する。

 しかし地上の子孫が遺伝罪・連帯罪が清算されず苦しんでいるのに、霊界人は原罪清算の前に遺伝罪・連帯罪が清算されるということは復活論とまったく異なる。
先に霊界で遺伝罪・連帯罪が解かれるということは「地上の聖徒たちが解いてやらなければ、霊人たちにつながれたものが解かれないという事実」という原理と明らかに異なる。

 事実このメッセージの趣旨は「先祖から相続されたすべての罪(遺伝罪・連帯罪)を清算しなければならない。悪霊を分立する役事を地上でしなければならない」である。地上での遺伝罪・連帯罪の清算を強調しておきながら、霊界で先に遺伝罪、連帯罪が清算されるという自家撞着に陥り論理的にも破綻している。

原罪も清算された上に先祖解怨で先祖の遺伝罪・連帯罪が無くなるというのなら、そして先祖解怨した数多くの先祖が守ってくれるのだから、地上で「真の御父母様の勝利的基盤だけに頼ったまま、自らの生活を深く振り返らず、ないがしろにし」て、でたらめ*に生きても、聖和式の後に家族に先祖解怨してもらえばいいという一切天宙のメシア任せ、先祖任せの発想も生まれるだろう。

*注)でたらめ:天国は、誰でもそのまま通過できる所ではありません。福を受けても、でたらめに生活した人が集まる所ではありません。深刻な人が集まる所です。皆さんは、先生よりも深刻でなければなりません。(246-191,1993.4.16) 天聖経P806~P808

 また、この霊界メッセージでは原罪以外の罪、遺伝罪により恨霊や悪霊が来て様々な霊障が起きているということであるから、これらの罪の清算とは即ちこれらの恨霊・悪霊を分立し絶対善霊にするということである。
しかし先祖が絶対善霊になっても一世や二世にその罪に関連する恨霊や悪霊が憑いているのだから、決してその先祖の遺伝罪・連帯罪が清算されたと言うことは出来ない。恨霊・悪霊という形で罪が子孫に存在しているということである。
「現在地上に暮らしている人間が蕩減条件を積んで清算できなければ、その罪は再び子孫に遺伝されます。のちにその地上人が霊界に来て子孫が苦痛を受けるのを見るとき、自分がその罪を清算してあげていれば子孫が苦痛を受けなかったと言いながら、後悔する場合も多いのです。2002年1月1日・興進様からの霊界メッセージ
このように先祖の罪(この場合その先祖の自犯罪)により子孫が苦しむようになる罪が遺伝罪であることをこの霊界メッセージも重々分かっている。

遺伝罪・連帯罪は先祖の罪により子孫が苦しむことなので、遺伝罪・連帯罪が清算されるということは子孫がその罪により苦しまないようになるということを意味する。そのように子孫に伝わり苦しめる罪のことを遺伝罪・連帯罪と言うのであって、210代先祖解怨祝福をしてもその罪により変わらず子孫が苦しんでいるのに遺伝罪・連帯罪が清算されたということはできない。
その罪の清算のために、この霊界メッセージは「先祖から相続されたすべての罪(遺伝罪・連帯罪)を清算しなければならない。悪霊を分立する役事を地上でしなければならない」ことを強調している。つまり、原罪以外の罪の清算、悪霊の分立は地上でしなければならないという事である。それなのに霊界で遺伝罪が清算されるという大きな矛盾がこの霊界メッセージにある。

清平の漫画で絶対善霊が恨霊となった被害者の霊を謝罪し説得している漫画を見たことがあるが、恨霊とはこのようにサタンに主管され恨みで相手を本気で殺そうと、或いは主を否定させて霊界で地獄に引き込もうという殺意の思いで呪縛されている霊であるから、そのように加害者の当人が子孫の誠精なく近づいたら益々殺意の霊障が激しくなるのは明白である。強烈な恩讐関係の、しかも霊人が会話で解怨など到底あり得ない。
事実、何回も清平の役事に参加したのに癌や難病や大きな事故で亡くなったり、霊障がむしろ激しくなったという話はよく聞いた。
考えられる理由は、お父様は「恨みの霊と悪霊たちを分立し絶対善霊し」なさいと言っておられるのだから、子孫の誠精が足らないか、子孫が誠精を尽くしてもそれでも足りなかったほどの恨霊であったかのどちらかであろう。これも「地上の聖徒たちが解いてやらなければ、霊人たちにつながれたものが解かれない」という原理の法則があるからだ。

 むしろ、先祖が解怨されることにより、霊界にいたその先祖を恨んでいるその先祖の被害者たちが、今度はその先祖の子孫たちに悪霊の再臨協助をおこない霊障がかえって酷くなるということもある。完成期祝福後、急に亡くなった話や、大事故にあったという話をを聞くようになったが、そういうことである。祝福家庭や祝福子女に罪を犯させサタン圏に引ずり込み苦痛を与えるのも彼らの目的である。
この苦しみから逃れる方法は実は簡単である。三代王権を否定すれば楽になる。ただし霊界に行けば聖殿霊界圏の地獄に行くことになってしまい、結局サタンの目的達成である。だから文亨進二代王は逆さ十字架に磔けられても三代王権を否定するなと言われるのである。

悪霊人の再臨復活は原理講論には「復帰摂理の時代的な恵沢によって、家庭的な恵沢圏から種族的な恵沢圏に移行される一人の地上人がいるとしよう。しかし、この人に自分自身、あるいはその祖先が犯したある罪が残っているならば、それに該当するある蕩減条件を立ててその罪を清算しなければ、氏族的な恵沢圏に移ることができなくなっている。」とある。
210代先祖解怨祝福も当然ながらこの復活原理が自動的に適用される。「地上の聖徒たちが解いてやらなければ、霊人たちにつながれたものが解かれない」、これが原理原則であるからある。

天宙メシアは原罪清算に責任を持たれ、これを成すキリスト血統、三大王権まで立てて下さった。
同様に氏族メシアの罪に対する使命とはその氏族圏にある、原罪以外の罪の清算をなすことにある。
氏族メシアは「地上の聖徒たちが解いてやらなければ、霊人たちにつながれたものが解かれない」この復帰原理を地上で成就するための王と王妃たちなのであり、「神の国と血統、摂理の流れの中心、摂理の動きと共に、血統を通して世代を超えて動くこと(亨進二代王:2017年5月26日Q&A)つまり三大王権とともに天一国を建設し、摂理とともに血統を通していくことにより原罪以外の罪が清算されていくのである。

この氏族メシアが成すべき罪の清算とは具体的に何か、三大王権と共に摂理の動きと共に血統を通していく罪の清算とは何かについては、次回に説明して行く。

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2018年3月15日木曜日

遺伝罪・今後の1000年は私たち先祖の責任◆生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅢ


遺伝罪・今後の1000年は私たち先祖の責任

生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅢ
遺伝罪・1000年後、子孫が滅ばされるサタン側になるかどうかは私たち先祖の責任(完成期祝福の遺伝罪の観点から)


左派の、二代王の銃器所有革命の非難に対し、プロテスタント・キリスト右派が立ち上がっている姿に、銃器所有の1000年王国が創られたることは間違いないと確信している。
ところが、完成期生命書祝福後、二代王亨進様は、王冠銃器所有の天一国において1000年後、サタンがゴグ、マゴグ(おそらく聖殿の子孫)を惑わし王都(今の東北ペンシルベニアと思われる。)を襲うことを強調された。つまり悪が残るということである。
つまり、このような悪から三大王権を守るための摂理が今回の銃器所有の祝福でもあることがわかる。
*注)三大王権は、永代のキリスト血統王権を意味する。
三代王権は、信俊様までの三代を特に指す。

前回、生命の書入籍祝福式と完成期祝福救いに関し、康お母様と同じ価値の完成期祝福を受けるが、いきなり康お母様と同じ霊的成長の位置にはなれない、直接主管圏にいきなりは行けない、完成期の祝福はそれに至る道が拓かれたが、それぞれの成長の段階からの出発であり、それぞれの責任分担蕩減内容があるということを二回、完成期の救いついて論を書いた。

●銃器所有の生命書祝福式の観点から、救いと贖罪責任論について説明

●直接主管圏・完成期祝福の観点から、救いと贖罪責任論について説明

今回の完成期祝福の救いの内容は、この1000年後のゴグ・マゴグの観点から完成期生命書入籍の贖罪責任と、その1000年後を見据えて、完成生命書入籍祝福を受けた我々の罪の清算と信仰の姿勢、罪の贖罪について論じる。

完成期生命書入籍祝福を受け、個性完成し神様の直接主管を授かったので、個人としては完了し、公的なみ旨だけが残ったという話を聞くことがある。
これは氏族メシア家庭教会のみ言を勘違いし、メシア不要論に陥った家庭連合の祝福家庭の間違った神学に似ている。
彼らはメシア不要論であるがゆえにキリスト血統王権である三代王権の価値が理解できない。
この考えと同じことが聖殿でも起きていることを危惧したのが前著、生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅡであった。

完成期の祝福を受けたということを、神の直接主管になった、つまり私は真の父母と同じ価値に至ったという勘違も生じていると聞く。
二代王と國進様に背信し代身者相続者のように思い行動する聖徒がいるという。二代王文亨進様キングスリポート2018年1月8日(月)
これは完成期祝福式の以前の話ではあるが既にこのような現象が起きているということである。

今回のゴグ・マゴグの二代王の説教は、完成祝福を受けてもそのようなことが起こるという、二代王の経験からの聖殿聖徒に対する警告でもあるように感じる。
つまり完成祝福を受けても、その個々人の悪や罪が清算されることは無いということである。
むしろ、今まで以上に悪霊が完成期祝福を受けた聖徒に救いを求めて集まってくるのである。遺伝罪で来ている霊は私を救えと益々その霊障を強めることであろう。
だから、より一層信仰路程を精誠を込めて歩まない場合、自分や子孫が悪霊に引っ張られていくことになる。

今回の二代王亨進様の、ゴグ・マゴグのみ言はこの危惧したメシア不要論のような神学をベースにサタンに惑わされ実現してしまう預言ではないかと考える。
よって1000年後の三大王権と王都を守護する祈りを込めてこの論を進めたい。

まず、二代王亨進様のみ言を見る。

<亨進二代王のみ言>

ヨハネの黙示録
20:7千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。 20:8そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。その数は、海の砂のように多い。 20:9彼らは地上の広い所に上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。 20:10そして、彼らを惑わした悪魔は、火と硫黄との池に投げ込まれた。そこには、獣もにせ預言者もいて、彼らは世々限りなく日夜、苦しめられるのである。

ですから神様の王国には依然として自由意思があり、悪の可能性があるのです。ですから鉄のつえによる統治が必要となってくるのです。分かりますか。なぜ神様が、またその共同相続者が鉄のつえによって統治するのかが分かるのです。なぜならまだそこには、サタン主義を受け入れ、政治的なサタン主義を受け入れ、マルクス主義を受け入れ、虐殺や左翼の狂った思想を受け入れるおかしな人がいるからです。私たちはそれを受け入れてしまうのです。
そして千年の期間が過ぎれば、彼らはサタンの出現のために準備を始めます。神様の王国に対する革命の準備を始めるのです。そこで戦いが起こります。長くは続きませんが戦いが起こるのです。そして地獄に落とされますが戦いは起こるのです。すべての悪がなくなって愛しかないとしたら、どうやってそれが起こるのでしょうか。神様は昨日も今日も、永遠に同じです。神様の王国にはやはり自由意思があるのです

その言葉は何ですか。人々の自由意思だから、千年の間、神の王国と神様の天一国憲法があるが、だんだんと社会主義と共産主義とサタン主義の内容が高くなり、サタンが千年後にまた戦いを起こそうとします。しかし、すぐに負けます。すぐに負けます。何故?全市民に王冠と鉄の杖のパワーがあるから。全市民が非倫理的な哲学で戦うのではなく、倫理的な神の国と倫理的な憲法の上で戦うから。

ー亨進様ゴグ・マゴグに関する詳細のみ言は最後に列記ー

この ゴグ・マゴグに関する二代王のみ言は完成期生命書入籍祝福を受けても、王冠銃器所有と天一国憲法で統治しても、悪や罪が残り、やがてサタンに惑わされた人々の自由意志によって三大王権を襲うことになるという預言である。それも海の砂のように多いという。
海の砂のように多いということは、ほとんどの世界の人々がゴグ・マゴグを中心にサタンに惑わされ王権を襲うということである。そうでなければ悪に対し立上がるため銃器所有が赦されたその時代、その銃器を持って聖徒陣営と王都を包囲することなどできないからである。

これを贖罪論で解釈すると、それだけ多くの完成祝福を受けた人々の子孫に悪を誘発させる悪と罪が残るということである。
子孫にこのように伝わる サタンが侵入できる 罪とはつまり遺伝罪である。このゴグ・マゴグのヨハネの黙示録の記述は、先祖からの遺伝罪だけではなく、我々の歩みが子孫への遺伝罪となることが有り得ることを教えてくれている。
その意味するところは、完成祝福を受けたとしても、ただ受けただけでは、サタンや悪霊が干渉できない神様の直接主管圏に至れず、サタンが干渉しうる遺伝罪が子孫に残ってしまうということである。それは先祖の遺伝罪に個々人の自犯罪が加算されやがて遺伝罪となって子孫に伝わっていくということである。それも海の砂のように。

次に何度か紹介しているが、真のお父様のみ言を見てみる。

<真のお父様のみ言>
祝福されて編成したのに入れない人は、アダム家庭が堕落したのと同じです。霊界に入って何が生じるかといえ ば、天の側の監獄が生じます。中間霊界が生まれるのです。祝福家庭の楽園が生じることを知らなければなりません。このごろ相軒(サンホン)氏の証言が代表となっていますが、そこでも罪を犯した人は、名札を付けて行き来しなければなりません。
(天聖教_日本語955p:300-158,1999.3.3)

審判には、み言の審判があり、 実体の審判があり、心情の審判があります。三大審判過程を経なければならないのです。

 まず、原理のみ言が審判し、その次には実体の審判をするのです。誰が審判するのでしょうか。伝道やいろいろな活動を熱心にし、すべての法度を守り、実体を成した人たちが審判するのです。一生懸命にした人たちが審判するのです。それが審判です。

 その時の審判主は誰でしょうか。神様が審判主になり、イエス様が審判主になり、先生が審判主になるでしょう。ですから、実践をしなければなりませ ん。これが、我々の当面の課業であり、神様の命令だという事実を知るべきです。
(天聖教_日本語706p 103-236,1979.3.1)

真のお父様が言われる、サタンが祝福圏の地獄霊界、中間霊界があると言われるこの御言は、蘇生期祝福、長成期祝福のみならず完成祝福にも当てはまる、これらの新しい霊界は創造本然の霊界でなく、信徒が霊界に行ってつくりあげる新しい霊界である。

我々、個々人は完成祝福の恩恵とは直接主管圏入籍の審判、試験を受けられる資格をメシアから得たという意味なのである。
この資格はいまだかって人類だれもが手にすることは出来なかった恵である。
しかしその審判、試験に合格できるかどうかは個々人、その血統の歩んだ信仰路程次第ということである。その試験の結果により天の側のそれぞれのその結果の霊界に行くのである。

このこと以上に問題なのは、個々人だけではなく、その内容が子孫に遺伝罪として伝わるということである。
清算されない先祖の罪と、自分の信仰の、それぞれの結果が加算され遺伝罪として子孫に伝わるのである。それも海の砂のように。
海の砂のように多いということは、ほとんどの信徒がこの審判の結果、直接主管園に至ることができず、サタンが侵入できる悪と罪を子孫に残してしまうという事である。
また遺伝罪であるということは、それに基づく様々な霊障をもたらすと言うことである。
意外と知られていないが夫婦の問題も子供や子孫に遺伝罪として伝わり霊障となって現れる。

210代先祖解怨は解怨されるのは先祖であり、その被害者は解怨されない。つまり遺伝罪は残る。この氏族の遺伝罪は子孫である我々が自分で贖罪しないといけない罪である。その内容が伝道であり訓読であり、個々人の人格完成という事である。その贖罪、救いはキリスト血統王権を中心にすることによって導かれる。
自分は大丈夫だと思った人もいるかも知れない。しかし、その自信にサタンが侵入することもありえるだろう。

勘違いをしていけないのは、メシアの救いの使命は原罪清算である。
遺伝罪、連帯罪、自犯罪は個々人とその氏族が清算すべき罪である。これが責任分担となって個々人やその氏族王家夫婦家庭、そしてその血統に現れるのである。
ある聖徒の遺伝罪によってきているその信徒の氏族の恨霊が、恩讐の子孫が完成期の祝福を受けて救われるとは何事だ、今すぐこの私を先に救えと言っていたのだが、そのようにして救いを求めて霊障を起こすのが遺伝罪ということなのである。

今回の亨進様のゴグ・マゴグのみ言は天一国創建の先祖として、
1000年後の子孫の事を思い、私たちが如何に先祖の遺伝罪を清算し、個々人やその氏族王家家庭の歩みが咎(自犯罪の遺伝罪化)とならないよう子孫に残さないようするのか、
それともこれを小さく考え、罪をその氏族血統に残し、滅ぼされるゴグ・マゴグ側になるのか、
それは我々の今後の個々人、それぞれの家庭の、キリスト的人格形成とキリスト的夫婦家庭形成におけるキリスト的信仰の実践精誠次第なのである。
夫婦の問題も子供や子孫に遺伝罪として伝わり霊障となって現れる。
これが天一国創建という公的責任分担を歩むなかで、個人、夫婦、氏族、その血統の責任分担として子孫に残す贖罪と救いの内容なのである。

ゴグ・マゴグは1000年後の話ではあるが、人類がつくりあげてしまった遺伝罪・連帯罪・自犯罪の複雑に絡んだ咎を清算するのは、まだまだ先ということである。アダムとエバの堕落以降の長い長い罪の歴史の内容を清算するのはそう簡単ではない。 しかし悔い改めに遺伝罪清算の条件を立てて清算することも可能である。
そうであるから先祖である我々が精誠を込め、また子孫にそれを託していくことが重要なのであり、それが子孫に対する再臨協助の条件にもなる。

その意味で今回の、生命書入籍の銃器所有の内容、実体の銃や銃商品券は1000年間子孫を守り続け、そして1000年後の子孫に、三大王権と王都を守るその天命を託すことになる、子孫への大切な贈りものとなる。
またこの思いが1000年後叶うように今を信仰に努力し、先祖の罪の謝罪の条件に代々努めるべきである。
そしてこのような信仰の精誠は、1000年後のゴグ・マゴグの時、キリスト王権である三大王権を、聖都を守護する神側に立てるよう伝承すべき内容でもある。
なぜならこのゴグ・マゴグの聖句の内容は1000年経っても罪、悪が子孫に伝わる、つまり天一国憲法を持って1000年経っても直接主管圏には至ることが出来ないということであるからだ。

完成期命書入籍祝福の恩恵により直接主管圏に至るという思想は非常に甘い。むしろゴグ・マゴグを生む思想となってしまう。生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅡ

神側に立てるのは極少数であり、多くはゴグ・マゴグ側になることが、ヨハネの黙示録20章の記述によりわかる。
その極少数の神側に子孫たちが立てるよう願うことが親として、先祖としての偽らざる感情だろう。
そうであるなら、そのような信仰路程を歩み伝承するのが我々の責任分担なのである。

繰り返すが我々聖殿の子孫が1000年後、ゴグ・マゴグ側になるのか、三大王権守護側になるのか、それは今の先祖である我々の信仰にかかっている。この氏族における血統的問題は完成祝福を受けた先祖(我々)のそれぞれの王家の自由と責任であるからだ。

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*ヨハネの黙示録ゴグ・マゴグに関する二代王亨進様のみ言

「鉄の杖の王国 7」2018年3月4日

マゴグの戦いについて多くの予言の専門家や説教者が話していますが、それは重要ではありません。なぜかと言えば、それはキリストの千年王国の後に起こることだからです。ずっと後に起こることなのです。患難の前には起こりません。キリストの再臨の前には起こりません。
黙示録20章の6節です。「この第一の復活にあずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する。」
千年の間支配します。7節から見ましょう。「千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。その数は、海の砂のように多い。」
とんでもないことです。というのも、キリスト教の聖書の予言について説教する人は全員が、イエス様が地上に来られれば悪はすべて絶やされると教えているからです。しかしそうだとするなら、悪が全て絶やされてしまっていて、誰もがキリストの真実を知っているのに、どうしてサタンが出てきて諸国民を惑わして招集することができるのでしょうか。聖書がそれは間違っていると証明しています。
このような偽の説教の教えでは、王国では悪がなくお互いに愛し合い、戦いもなく・・・と言ったようなことを言っています。だとしたら、どうやってこういったすべての国が惑わされて、サタンに従うというのでしょうか。また「その数は、海の砂のように多い」というのですからたくさんいるというのです。それから彼らはエルサレムのイエス様に戦争を仕掛けるというのです。
地上の神様の王国にはいったい何が起きたのでしょうか。完成され、罪がなく、無知もなく、全ての人が神様を知っているという。それはどうなったのでしょうか。
自由意思です。神様の王国には依然として自由意思があります。なぜなら神様は昨日も今日も、永遠に同じだからです。神様は人間に自由意思を与えましたが、それは愛のパートナーが欲しいからです。お互いに愛をやり取りし合う存在を求めているのです。
ですから自由意思が非常に不可欠なものになるのです。というのも、自由意思がなければ神様を愛することを選択できません。誰かを愛することを選択できないのです。自由意思がなければ、それは偽の愛であり、愛するようにプログラムされただけなのです。言わば偽物です。
黙示録の中でもそれが分かります。新約聖書で唯一ゴグとマゴグについて書いている箇所が、私の論点を証明しています。そこにはまだ自由意思があり、惑わされる人がいます。その上、海の砂のように多いのだと言っています。
ですから神様の王国には依然として自由意思があり、悪の可能性があるのです。ですから鉄のつえによる統治が必要となってくるのです。分かりますか。なぜ神様が、またその共同相続者が鉄のつえによって統治するのかが分かるのです。なぜならまだそこには、サタン主義を受け入れ、政治的なサタン主義を受け入れ、マルクス主義を受け入れ、虐殺や左翼の狂った思想を受け入れるおかしな人がいるからです。私たちはそれを受け入れてしまうのです。
そして千年の期間が過ぎれば、彼らはサタンの出現のために準備を始めます。神様の王国に対する革命の準備を始めるのです。そこで戦いが起こります。長くは続きませんが戦いが起こるのです。そして地獄に落とされますが戦いは起こるのです。すべての悪がなくなって愛しかないとしたら、どうやってそれが起こるのでしょうか。神様は昨日も今日も、永遠に同じです。神様の王国にはやはり自由意思があるのです。
しかし、武力使用の支配権は今逆になっています。今は善なる人々に、鉄のつえの武力使用の支配権があります。中央集権の悪魔的なサタン主義者と、政治的なサタン主義者のものではありません。それはとても大きな違いです。それゆえに世界は千年の間平和なのです。だからこそ主権と力があります。
鉄のつえによる王国について勉強すればするほど ―ちなみにキリストご自身がその王国を定義されたのですが ― 国に養ってもらっている牧師やカトリックの聖職者の教えは全く聖書的でないということが分かります。人の自由意思を取り去ろうとし、何か天上の王国であるかのように言い、そこではすべてが完璧になると言うのですが、それならどうやってこれが起きるというのでしょうか。どうやってサタンが全員をだますのでしょうか。海の砂のような数の人々をどうやって集めて王国を攻撃して滅ぼそうというのでしょうか。どうすればそれが起こりますか。
「彼らは地上の広い所に上ってきて、聖徒たちの陣営と愛されていた都とを包囲した。すると、天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した。」(黙示録20:9)
政治的サタン主義者は全てサタンと共に、千年の支配が過ぎた後でも、キャンプを包囲していつでも攻撃できるようにするというのです。そして「天から火が下ってきて、彼らを焼き尽した」と。
我々は、鉄のつえによる統治について神様がどのように説明しているのかが分かっているだけでなく、鉄のつえが火の力によって特徴づけられていることを知っています。火の力を持っているのです。非常に強力で器を砕くことができ、火の力で悪を焼き尽くすのです。

見て下さい。ヨハネの黙示録20章を見たらキリストは既に、20:7千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。20:8そして、出て行き、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。このように出てきます。これはゴグとマゴグと言いますね。ゴグとマゴグ、ゴグとマゴグの戦争と言いますが、ゴグとマゴグの戦争が何ですか?千年、イエス様の再臨主の千年王国、千年地上天国が千年の間、地を治めても、治めるようになっても、見て下さい。サタンが獄から出て四方にいる諸国民を、悪い民を集めるようになります。

ところで、キリスト教の牧師と神父が常に言う事が何ですか?神の王国が来たらすべての悪がなくなり、罪もなくなり、悪の可能性もなくなり、すべての人が完璧(になる)このように説明します。完全に非聖書的な内容です。ヨハネの黙示録20章を見てください。ヨハネの黙示録20章に、千年、神様の千年王国を治めても人々はまだ悪を選択します。見えますね。サタンが獄から出て来て、地の四方にいる諸国民、すなわちゴグ、マゴグを惑わし、彼らを戦いのために召集する。神様とキリストの王国と一緒に戦います。

「でも、私の牧師は神の国では罪もなく、悪がないと。」では、ヨハネの黙示録20章になぜこのように出ているのですか?いや、イエス様が千年の間、全世界を治めると仰ったのですが、突然サタンが四方にいる民を集める、と仰ったのですか?罪がないじゃないですか。罪がないじゃないですか。どうして人たちが悪を選択するのですか、できないではないですか。なぜ、どのようにしてサタンが出て、四方にいるすべての民を集めることができるのですか、自分に?その数が海の砂のようだと出ています。8節に。それだけ多いということです。

その言葉は何ですか。人々の自由意思だから、千年の間、神の王国と神様の天一国憲法があるが、だんだんと社会主義と共産主義とサタン主義の内容が高くなり、サタンが千年後にまた戦いを起こそうとします。しかし、すぐに負けます。すぐに負けます。何故?全市民に王冠と鉄の杖のパワーがあるから。全市民が非倫理的な哲学で戦うのではなく、倫理的な神の国と倫理的な憲法の上で戦うから。

もちろん、千年後に左派のやつらとサタンが再び起きますが、すぐに死にます。なぜか。すべての市民が善民、善良な市民たちがほとんどだから。天から火が降りると言います。でしょ?銃器は何ですか?火が出る機械です。本当に火のパワーを使って弾丸を引き出します。器物のように打ち砕くことができる弾丸を出すのです。火のパワーで。  



ヨハネの黙示録20章を見ると、再臨主が来て千年王国を建設されたのに、千年が過ぎた後、サタンの勢力が砂のように集まって、神様の王国を攻撃する、となっています。

いや、主が直接治めるのに、どうしてサタンの勢力が砂のように生じるというのですか?
主が戻られたらすべてがよくなって、すべてが解決されるのではないでしょうか?と反問するかもしれません。

しかし皆さん、神様は人間が自由意志を持てるように造られました。
その言葉は、神様は人間が善を選択することを願われますが、人間が自分の自由意志で悪を選択することもできるということです。
したがって、天一国でも悪があります。また、サイコパスもあるかも知れません。

神様が人間に自由意志をくださった以上、人々は神様の王国でも悪を選択することができます。
そのゆえに、再臨主の千年王国が建設された千年後にも、悪が砂のように集まってゴグとマゴグを惑わし神様に対抗して戦おうと飛びかかるのです。
神様の千年王国でも、そのように悪が存在するために、善良な市民が鉄の杖の力を使用できる権利を持つことが本当に重要です。

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