生霊体級霊人体完成は氏族メシアの使命
生命の書入籍祝福式と完成期祝福に関する救いⅤ
完成生命の樹祝福を受け天国に入国するために。
周知のことと思われるが原罪、遺伝罪、連帯罪、自犯罪、これらの罪を清算しただけでは天国圏の天国に入ることは出来ない。
ところが完成期祝福を受ければ、あるいは全ての罪を清算できれば天国に行けると思い込んでいる信徒もおり、もう一度み言に立ち返りこれを検証する。
また、天国圏の天国とはどういうことかも合わせて論じる。
1.天国入国条件は罪の清算だけではない。
聖殿聖徒が直接主管圏・天国に至るための歩むべき内容を原理講論から見てみる。
復活論(三) 霊人に対する復活摂理②キリスト教を信じて他界した霊人たちの再臨復活
ⅱ) 完成再臨復活
ⅱ) 完成再臨復活
新約時代に、地上でイエスを信じて楽園に行った生命体級の霊人たちは、メシヤが再臨されたのち、全部地上に再臨するようになる。その霊人たちは、地上の聖徒たちをして、再臨されたイエスを信奉して生霊体級の霊人体を完成するように協助することによって、彼らも同様な恵沢を受けて、生霊体を完成するようになるのである。そして、この地上の聖徒たちが肉身を脱いで天国に入るときには、その霊人たちも彼らと共に天国に入るようになるのである。このような復活摂理を完成再臨復活摂理と称する。このような摂理において見るとき、霊人たちが地上人たちを協助することはいうまでもなく、結果的に見て、地上人たちも霊人たちの復活摂理のために協助するのだということも、我々はまた理解することができる。
ヘブル書一一章39節以下に「さて、これらの人々(旧約時代の聖賢たち)はみな、信仰によってあかしされたが、約束(天国に入る許可)のものは受けなかった。神はわたしたち(地上人)のために、さらに良いもの(天国)をあらかじめ備えて下さっているので、わたしたち(地上人)をほかにしては彼ら(霊人たち)が全うされることはない」と記録されているみ言は、結局、既に説明した事実を実証したものといえる。すなわち、この節は、霊界にいるすべての霊人たちは、地上人の協助を受けずには完成できない、という原理を証したものである。マタイ福音書一八章18節に記録されている「あなたがた(地上の聖徒)が地上でつなぐことは、天でも皆つながれ、あなたがたが地上で解くことは、天でもみな解かれるであろう」と言われたみ言も、結局、地上の聖徒たちが解いてやらなければ、霊人たちにつながれたものが解かれないという事実を証したのである。このように霊人たちは地上の聖徒たちに再臨して、協助してこそ復活できるようになっている。ゆえに、マタイ福音書一六章19節で見るように、天国の門の鍵を、地上の聖徒たちの代表ペテロに授けて、彼をして天国の門を地上で開くようにされたのである。
このみ言を聖殿聖徒に当てはめると
「聖殿聖徒は再臨されたイエスの後継者・代身者・相続者であるキリスト血統圏三大王権(今の時代は、二代王・三代王)を信奉して生霊体級の霊人体を完成させることにより天国にはいることができるのであり、210代先祖解怨の霊たちや再臨協助している霊もまた、聖殿聖徒が生霊体級の霊人体を完成するように協助することによって、彼らも同様の恵沢を受けて、生霊体を完成するようになる。そして、この地上の聖殿聖徒たちが肉身を脱いで天国に入るときには、その霊人たちも彼らと共に天国に入るようになるのである。」
と表現できる。
遺伝罪・連帯罪・自犯罪の清算は生霊体級の霊人体を完成するために必要な条件ではあるが、全ての罪を清算したとしても、霊人体が成長するのではない。罪の清算は、霊人体の成長を妨げる要因を取り除く条件であると読み直してもよい。祝福を受けたあと、何らの罪がなかったアダムとエバが堕落し、なし得なかった生霊体級の霊人体を完成させなければ天国に入ることは出来ない。
同様に霊界人も同じであって、霊界人が先祖解怨・祝福を受け罪が無い状態になっても(正しくは罪が見えないようにキリストが隠して下さるにすぎない。詳細は次回Ⅵ篇で論じる。)その霊界人もまた生霊体級の霊人体を完成させなければ当然天国には入れない。
それが故に絶対善霊は子孫に再臨協助しようと必死である。なぜなら天国に行くためには子孫が生霊体級の霊人体を完成させなければ彼らもまた生霊体級の霊人体を完成させることが出来ないからである。
これは一世で生霊体級の霊人体を完成させることが出来なければ二世、二世で完成できなければ三世と世代を越えて再臨協助していくことを意味する。
しかも文亨進様は6世代後、完成したとしても、三代王権とともに生きなければ、どんなにみ言を訓読していてもその人は罪人であると言われた。(詳細は次回Ⅵ篇で論じる。)
それが故に罪の問題は世代を超えて戦っていかなければならない内容である。それほど先祖と子孫の関係、再臨協助の関係は深い。
それが故に罪の問題は世代を超えて戦っていかなければならない内容である。それほど先祖と子孫の関係、再臨協助の関係は深い。
2.地上で完全に合格した家庭が天国に直行できる。
以上の通り生霊体級の霊人体を完成させなければ天国の天国に入ることはできない。完成祝福を受けても生霊体級の霊人体を完成させることは出来ないことは、完成祝福を受けた者たちそれぞれが実感している内容でもある。
ところが完成祝福生命書祝福は蘇生、長成、完成の祝福の最後の間接主管圏なのでこの祝福を受けただけで次の直接主管圏天国に入る事ができるという認識がある。
また、文亨進様が「聖徒たちが受ける祝福は康お母様と同じ完成祝福生命書祝福である」と言われたことを、これを康お母様と同じ基準の霊人体を完成させることができる、もしくは康お母様と同じ基準の霊界にいけると誤解いして受け取っている聖徒もいる。
これは真のお父様が下さる「完成祝福の恩恵」と「生霊体級の霊人体を完成させる」ことの二つを混同してしまったからである。生霊体級の霊人体を完成させるという路程があることを失念したか、完成祝福を受ければ自動的に生霊体級の霊人体が完成する成長が一瞬にしてできたと勘違いしたかが理由として考えられる。
このことについて天聖経のみ言に、真のお父様がなされることと信徒がなすべき2つがあり、信徒はお父様の教えの基準に合格した者(生霊体級の霊人体を完成した者)が天国(直接主管圏)に行けると言っておられるのでそのみ言を紹介する。これから紹介するみ言の興味深いところは天国(直接主管圏)に天国、中間霊界、地獄ができると言っておられることである。
<真のお父様>
●霊界でみんな尋ねるというのです。「先生の教えはこうだったが、この基準に対してあなたは合格者か、不合格者か。霊的五感と肉的五感が一つになり、この基準に合わせようと努力したか」と聞くのです。皆さんは、どのように考えますか。天国は、誰でもそのまま通過できる所ではありません。福を受けても、でたらめに生活した人が集まる所ではありません。深刻な人が集まる所です。皆さんは、先生よりも深刻でなければなりません。(246-191,1993.4.16) 天聖経P806~P808
解説:霊界では、お父様の教えの基準に合格する者なのか、地上で霊的五感と肉的五感を合わせる努力をしたのかをチェックする審判がある。天国は祝福を受けて、デタラメに生活した者はいけない。祝福を受け深刻に生活した者が行くところである。
●完成した子女、完成した兄弟、完成した夫婦、完成した父母はこうあるベきだという神様の公式的なモデルがあるでしょうか、ないでしょうか。それがあってこそ、永遠の審判の基準になるのです。「君は天国の第一合格者、第二合格者、第三合格者—–」という系列を定めることができ、位置を決定できるのです。そのようなものがあるでしょうか、ないでしょうか。なければならないのです。そのような愛の理想相対を地上に実践し、完成しようというのが創造理想だというのです。それで、神様が子女を造られたのです。(245-209, 1993.3.7) 天聖経P922~P924
解説:霊界では、神様の子女、兄弟、夫婦、父母の公式モデルがありこれが審判の基準である。この審判の基準で、天国入国の合格者の系列と位置を決定する。生霊体級の霊人体を完成させなければ天国に入れないが、生霊体級の霊人体を完成させても、人それぞれの基準があるので、その合格者も永遠の審判基準により、その系列と位置を決定する。
●霊界を、はっきりと知らなければなりません。適当に生きることはできま せん。地上で完全に合格した家庭として天国に直行できる、条件に引っ掛からずに解放直行できるように、家庭を皆さんがつくらなければなりません。 それは、先生の責任ではありません。みな行けるように祝福してあげたでしょう。ハイウェイを造っておいたでしょう。自動車に乗って、油さえ入れればよいようにしておいたのです。どこにでも行けるのです。
解放をみな宣布したのです。駄目な時は、「こいつ」と言って制裁を加えるのです。天国に入る時に、この地上から合格者を送らなければなりません。
今まで、合格した者たちだけ送ったのではなく、ただ送ったので、あの世の牢獄や中間霊界に行っています。地上の中間霊界とか楽園家庭とか、ま たは地獄家庭がないように、きれいに整備して、天国に直行できる、このよ うな基盤を築かなければならないのです。(298-232,1999.1.8) 天聖経P1543~P1544
解説:我々が地上で条件に引っかからず天国に入国に合格できる家庭を地上につくらなければならない。生霊体級の霊人体の完成は家庭を通じて可能である。そのような合格した家庭をつくるのことは信徒の責任であり、お父様の責任ではない。お父様の責任は祝福をすることで天国へ行けるハイウエイをつくることである。この祝福というハイウエイを行けるようになっても、地上の合格者が天国に行くのであり、完成祝福を受けることにより生霊体級の霊人体を完成させことが出来るということではない。祝福というハイウエイを通じて霊界に行っても、それぞれの霊人体成長の度合いに応じたあの世の牢獄や中間霊界に行くことになる。
以上の御言のように真のお父様は御自分がなされる祝福をハイウエイに例えられた。
その上で天国に解放直行できるよう地上で合格者になるかどうかはお父様の責任ではない皆さん(我々)の責任であると言っておらる。
つまり祝福を受けたあと個々の責任分担(如何に霊人体を成長させるか)を果たす必要があり、その責任分担の結果(霊人体の成長結果)により牢獄に行く者もあれば中間霊界に行く者もいるということである。
このお父様のハイウエイの例えで言うなら、真のお父様が成される祝福には蘇生・長成・完成の直接主管圏に至る三段階の祝福のハイウエイがあり、康お母様は既に生霊体級の霊人体を完成させた方であり、康お母様とお父様の勝利により完成祝福生命書祝福祝福によって最後の三段階目の直接主管圏に至るハイウエイ道を開いて下さったということある。
ハイウエイとはこのようにメシアの祝福のことであるが、その祝福とは何か?それはメシアの使命から理解できる。
メシアの使命は血統転換・原罪精算し信徒が生霊体級の霊人体を完成させる道を歩めるハイウエイ(祝福)をつくるということであり、この祝福のハイウエイ工事が三段階あったということである。
ところが天国には地上の合格者が入れるということであるから、真のお父様はハイウエイ(祝福)をつくり自動車までも準備してくださるが、油(精誠)は自分で用意しないといけないし、天国に入る解放直行できる永遠の審判基準に合格し天国行きのライセンスを得て(生霊体級の霊人体を完成させて)運転しないと霊界の牢獄、中間霊界に行ってしまうと言っておられる。そのようなライセンスに合格するという責任分担もまた真のお父様は我々に下さったということである。
また原罪精算は再臨主、天宙メシアの使命責任であるが、このハイウエイを歩む過程で、残りの遺伝罪、連帯罪、自犯罪、この3つの罪の精算が責任分担として我々に当然残されている。これらの罪の清算はこの合格するためのライセンスの要件の一つであり、み旨をメシヤと共に歩みアダムとエバが成長しえなかった成長期間の内容を完成しなければならない。
天宙メシアは人類の原罪の清算に責任である。同様に遺伝罪、連帯罪、自犯罪の清算が氏族メシア、氏族の王と王妃の責任なのである。
同時に生霊体級の霊人体を完成させることが 氏族の王と王妃の責任である。
このように氏族メシア、氏族の王と王妃は、生霊体級の霊人体を完成させることと、罪の清算という二つの条件がある。
罪の清算は天国に行くための要件の一つであり、地上の生きたキリスト血統圏とともに天一国をつくるなかで永遠の審判の基準に合格できるライセンスを地上で得なければならないのである。
これを先の完成再臨復活の言葉で言えば再臨されたイエスを信奉して生霊体級の霊人体を完成するということである。
聖殿においては二代王・三代王の三代王権を完成期祝福を地上の生きたキリスト血統圏を信奉して生霊体級の霊人体を完成させるのであるが、当然ながら聖殿信徒たちはこの完成期祝福の勝利をされた康お母様をお父様と完成真の父母の四位基台を成就された完成真の父母様として侍り歩むことによって生霊体級の霊人体を完成させることができるということである。
従って、康お母様を我々と同じく原罪を持って生まれた方であるが、元同じ堕落人間であるという情で康お母様をみるのではなく、今まで人類誰もがなせなかった完成祝福を真のお父様と果たされ、夜の神様の妻となられ完成生命の書入籍を与えて下さる完成期真のエバ、真の母として尊び感謝する孝子の心情がとても重要になる。
なぜならば康お母様は生霊体級の霊人体を完成させる生命を我々に下さる源泉、真の母となられたからであり、この孝子の心情がなければこの生命を得ることが出来ないからだ。(詳細は次回Ⅵ篇で論じる。)
このように地上で三大王権とともに生霊体級の霊人体を完成させることは氏族メシアの罪の清算以上に重要な使命である。また三大王権とともに歩む事なくしては生霊体級の霊人体を完成させることはできないのである。
この氏族メシア、王と王妃の責任分担を間接主管圏・直接主管圏という観点で次に見てみる。
<真のお父様のみ言>
●日本語天聖教P1089~P1090
統一教会の「原理」を見れば、間接主管圏と直接主管圏があります。しかし、人間が堕落することによって間接主管圏にとどまるようになり、直接主管圏には連結されていないのです。
直接主管圏に連結されて、神様の愛の圏に行くためには、間接主管圏で何をしなければならないのでしょうか。自分の責任分担を完遂しなければなりません。(139-231,1996.1.31)
天国は、どこから始まるのでしょうか。サタンを分立しただけのところで始まるのではありません。責任分担完成圏から始まるのです。それは直接主管圏、間接主管圏が責任分担を完成したアダムとエバを通じて初めて連結され、天の愛が地上の愛に連結されるのです。これが原理です。それができていないので、サタンはこれを妨げるのです。天の愛の道を妨害するのがサタンなのです。(148-204,1986.10.9)
このように個々人の間接主管圏の責任分担を完成した責任分担完成圏から天国が始まるのであって、責任分担完成圏とは生霊体級の霊人体を完成させる圏ということであり、責任分担完成圏を個々人がつくらなければ直接主管圏に連結されないということを意味する。
これが個々人の責任分担であり、個々人はこの責任分担を完成しなければ天国につながらないのである。責任分担完成圏から始まるとは生霊体級の霊人体を完成させるということである。
罪の清算ばかりではなく自分の霊人体を生霊体級に完成させるのは当然自分たち自身である。言うならば我々は罪の清算をするなかで生霊体級の霊人体を完成させることができるのである。
氏族メシアは氏族の遺伝罪、連帯罪、自犯罪の清算の責任を果たすとともに間接主管圏でなさなければならない基準に合格し、氏族が直接主管圏に繋がるようにする、そのようね責任分担が氏族の王と王妃にあるということである。
このように責任分担完成圏を完成させることが天の審判の基準に合格するということである。
ではどのような内容に合格すれば責任分担完成圏を完成させることができるのだろうか?
<真のお父様>
神様と真の父母様に侍って、代表的な家庭となり、中心家庭となって、家庭では孝子、孝女、国では忠臣、烈女、 世界では聖人、天地では聖子の道理を、天が願ったすべてのことを私たち家庭で完成しようというのです。父母として子女教育をなし、国家では国民教育をなし、世界と天地では、その天の国の一族、家庭、食口としての合格者になれるようにしようということです。(260-190,1994.5.8) 天聖経 P1468~P1469
いわゆる家庭盟誓の二番「天一国主人、私たちの家庭は、真の愛を中心として、天の父母様と真の父母様に侍り、天宙の代表的家庭となり、中心的家庭となって、家庭では孝子、国家では忠臣、世界では聖人、天宙では聖子の家庭の道理を完成することをお誓い致します。」と誓ってきてことに対し、合否が問われるということである。生霊体級の霊人体とはこのような合格基準に達した霊人体を言う。
では私達はこのような孝子から聖子にいたるための家庭になるためには具体的には何をしなければならないのであろうか?
<真のお父様>
●真の父母を中心として入籍する人が今後、先祖になるのです。あの世の先祖になってそれがすべて主流氏族を中心として、主流民族を中心として、そこに傍系になるすべての人を中心としてこれを編成するようになっているのです。ですから、入籍しなければなりません。入籍は、そのままするようにはなっていません。160家庭、あるいは180家庭を完了しなければならないのです。これができなかった人は、脱落するのです。36家庭であっても、それを主張する時代は過ぎ去るのです。平等化時代に入ったので、ここではその数に誰が先に至るかが問題なのです。統一教会でその氏族が多ければ、恩恵を受けるのです。(286-247,1997.8.11) 天聖経P952~P954
私達は直接主管圏に行くために「生命の書入籍」をしなければならない。しかし生命の書入籍祝福を受けたからと言ってそのまま入籍はできないということである。その入籍の条件とは160家庭、180家庭の伝道という氏族メシアの勝利基準であることをお父様は教えて下さっている。これができなければ入籍祝福を受けても入籍から脱落し、そのような不合格者は直接主管圏に繋がるハイウエイを走ることができるが、行き着くその先はそれぞれの基準に応じた霊界、霊界の牢獄、中間霊界に行くということである。
この霊界の牢獄・中間霊界は、サタン主管の地獄や中間霊界ではない。ハイウエイを走る、つまり祝福を受けた上で生じる直接主管権内にある霊界の牢獄、中間霊界ということである。これを次のみ言で見てみる。
3.サタン主管圏の霊界が無くなっても地獄が存在する。
お父様の言われるハイウエイ(お父様の祝福)は天国に至る道であるが、この天国は神様の原理圏(直接主管圏)としての国という意味であり、本来の天国とは違う。次にそのみ言を見てみる。
・天上世界の霊界に行けば、その階級によってとどまる所が決まります。そして、長い期間そこで教育を受けるのです。その世界は堕落圏ではありません。神様の原理圏です。一国家の国民が罪を犯しても、その国の民として罪を犯したのです。天国の民として天国の法に抵触したので、その法に従って処理を受けて、天国を侵害したすべてのものを、全体の前に手助けできる内容を提示することによって……。(295-135, 1998.8.19)
・これから天国に楽園が生じます。ここで待たなければならないというのです。天国に中間霊界が生まれるのです。天国に地獄が生まれたのです。監獄が生じるということを知らなければなりません。それを知ることによって、皆さんがどこに行くのかがはっきりと分かるのです。分かるようになっています。分かるようになっていますか、分からないようになっていますか。はっきり教えてあげるのです。(295-135, 1998.8.19)
・祝福されて編成したのに入れない人は、アダム家庭が堕落したのと同じです。霊界に入って何が生じるかと言えば、天の側の監獄が生じます。中間霊界が生まれるのです。祝福家庭の楽園が生じることを知らなければなりません。このごろ相軒氏の証言が代表となっていますが、そこでも罪を犯した人は名札を付けて行き来しなければなりません。角度が異なる分だけ、90度に合わないその度数の差に対して制裁を受けなければなりません。一切許されないのです。(300-158, 1999.3.3)
・霊界に行った三十六家庭たちは霊界の栄えある所に行っているのです。李相軒氏が霊界の実相に対してすべてを話しませんでしたか。祝福を受けた三十六家庭は栄えある所にいるというのです。しかし、誤れば名札を付けて行き来するというのです。そこに地獄が生じます。楽園があるのです。それが今後サタン世界が除去されれば……。天国は天国ですが、天国ではないというのです。中間霊界、霊界の監獄に閉じ込められているのです。地獄のような国が遠くにあるのではなく、一日生活圏にあるというのです。地上は時間圏内で生活するのですが、そこは一年を一単位にして生活するような理念をもって暮らすことができるのです。そのような差が生じるのです。(299-316, 1999.2.21)
・天国があり、家庭的楽園が生じるのです。家庭的中間霊界が生まれ、家庭的地獄が生まれるというのです。皆さんが現在の暮らしの中で良心の影として残っているものが、白昼にすべて底までのぞき見ることができる時代なのです。そこでは弁明が通じないのです。そこにも監獄があるというでしょう。監獄があります。祝福家庭も霊界、天国に入っていって家庭が神様に近い所へ行き、父母様の近くに行くことのできる階層が生じたというのです。(295-300, 1998.9.24)
以上のみ言をまとめると、いずれ全ての人類が神様の原理圏としての国、直接主管の国に行くわけであるが、結局その地上で成したこと、また霊人体の成長の具合により、天国(原理圏国、直接主管圏国)のなかの中間霊界、地獄に行くことになるということである。本来一つであった天国が天国圏天国、天国圏中間霊界、天国圏地獄という原理圏・直接主管圏の中間霊界、地獄が生じるということである。
サタン主管圏の霊界は神様の愛が届かないので暗く闇でその罪が隠されていたが、 原理圏・直接主管圏 ということは全ての罪が原理によりあからさまになる世界ということである。そこはサタン主管圏の霊界と違い、飢えることはないかもしれないが、罪があからさまになる地獄、心情的にはサタン主管圏の地獄よりも遥かに苦しい地獄である。
サタン主管圏の霊界は神様の愛が届かないので暗く闇でその罪が隠されていたが、 原理圏・直接主管圏 ということは全ての罪が原理によりあからさまになる世界ということである。そこはサタン主管圏の霊界と違い、飢えることはないかもしれないが、罪があからさまになる地獄、心情的にはサタン主管圏の地獄よりも遥かに苦しい地獄である。
それがゆえに、完成祝福を受ければ、地上で真剣に生きていく責任が生じることを意味する。
4.個人、家庭、氏族単位では天国に入籍出来ない。
<真のお父様>
●国家がなければ入籍できないのです。教会には入籍できたのですが、国家に入籍できていないのです。南北統一をすることで入籍時代に入るようになるのです。その時が来るので、先生が「氏族メシヤを中心として160家庭を早く収拾しなさい」と言ったのです。そうなれば、南北統一がなされた場合には、先生が第1代として入籍して第1の先祖になり、それから誰が来るのかといえば、160家庭を祝福した人が続くのです。先祖の順序が入籍によって違ってくるというのです。ここに1600人を超える人が座って祝福を受けたとしても、1600代の差が出るのです。(256-332,1994.3.14) 天聖経P952~P95
お父様は160家庭祝祝福という入籍条件に合格できても、それは教会入籍であり、国が無ければ天国(天国圏天国)には入籍出来ないと言われる。これはお父様の例えで言うならば、入籍試験に合格し天一国に入籍できるライセンスを持てたものの(生命体の霊人体を完成させたものの)実体の天一国が出来なければ霊界においても天国に入籍出来ないということを意味する。そして実体入籍の際、この氏族メシヤとしてどれだけ祝福家庭をつくることが出来たかによって、入籍の順序、先祖としての順番が決まると言われる。今聖殿に4300祝福家庭があるとするならば、4300代の先祖としての先祖の代の差がでるということである。
聖殿ではAR-15の銃器所有が生命の書入籍、天一国入籍の条件となったが、天一国建設はまだ始まったばかりでありAR-15を実際に所有し国旗衛兵式を受けても国家入籍という意味では長成期の段階である。このみ言を鑑みると今の段階では天国圏はあれども、何らかの制限のある霊界領域であって、まだ国とは言い難いいわば待合所のような霊界であることがわかる。これは国としての体裁をなした本来の天国は霊界にはまだ存在しないということである。つまり蘇生・長成・完成祝福という教会入籍は教会基準の入籍であり、従って地上の信徒たちが次に国家基準の祝福、さらにその次に世界基準の祝福を受けなければ 本来の国としての体をなした天上天国は出現しないということである。
このことを次の真のお父様のみ言で考察してみる。
<真のお父様>
●血統転換、所有権転換、心情圈転換です。心情圏が氏族です。これを転換しなければなりません。ですから、氏族を復帰しなければなりません。
イエス様は、国を復帰するために来ましたが、入籍できませんでした。戸籍を作っておくことができませんでした。それを蕩減復帰しなければなりません。
それゆえに、統一教会では(かつて)、結婚しても33歳が過ぎる前には生活できませんでした。その次には30歳でした。イエス様が出家する前の、30歳から生活する立場になりました。南北が統一される日には、そのような受難の道をすべて越えるのです。
ですから、統一教会の祝福は教会祝福、南北統一時代祝福、世界統一時代祝福です。三大祝福を経てこそ解放の立場に進めることを知らなければなりません。(252-140,1993.11.14)P952~P954
●祝福の日も、教会の祝福、国の祝福がなければなりません。世界の祝福、天国へ行って永遠の祝福の礼式を経てこそ、本然の世界に帰り得る道があることを知らなければなりません。皆さん、統一教会の祝福を受けたといって、「簡単に、便宜的に、さっと先生に分からずに祝福を受けた」と言っても通じません。国の祝福を経なければなりません。そこでは経歴がすべて出るのです。それから世界祝福を経なければなりません。それで、天上に行って大入会式とともに入籍式を経て、12支派の編成を終えて、神様を中心として真の父母があの世に行ってお座りになってこそ、場を定めて座られてこそ、すべての万民は順次に場を定めて座るようになるということを知らないでしょう。(185-36,1989.1.1) P952~P954
●祝福は教会祝福、国家祝福、世界祝福です。これを受けることができずに霊界に行けば引っ掛かるので、受けなければならないというのです。これを受けるためには千年万年かかるかもしれません。受けることができなければ、皆さんが霊界に入っても活動をすることができず、すべて待合所で待たなければならないのです。ですから、地上がどれほど貴いかということを知らなければなりません。(236-330,1992.11.9)天聖経P949~P951
このように祝福は教会祝福・国家祝福・世界祝福の三段階の領域的祝福がある。聖殿聖徒は完成期の祝福を受けた。しかし完成祝福は、領域的祝福で見れば教会基準の祝福である。つまり蘇生祝福・長成祝福・完成祝福は教会祝福ということである。また160家庭・180家庭の祝福を成しても、それも教会祝福ということである。
銃器所有の生命の書入籍祝福はこのみ言にある天一国家基準の国家祝福を成すための祝福であり、この国家祝福が蘇生祝福・長成祝福・完成祝福の三段階があるということである。 つまり銃器所有の生命の書入籍祝福 は国家祝福であると言ってよく、現段階ではAR-15を所有する祝福による国家祝福長成祝福までが最高の国家祝福であり、国家祝福はまだ完成されていない。現在は銃器所有が出来ても国家長成期であり、やがて実体天一国家が建立されとき天一国入籍祝福式(南北統一時代祝福)があるということである。その天一国が天一合衆国として世界に拡大したとき、更に世界祝福式、世界統一時代祝福式があるということである。これから鑑みると世界祝福も蘇生祝福・長成祝福・完成祝福の三段階があるということである。
そうであるから、私達が霊界で天国に入るためにはこの天一国入籍祝福式(生命の書入籍完成期祝福=国家祝福完成期祝福)そして世界天一国入籍祝福式(世界祝福完成祝福)を受けなければならない。
- 教会祝福:蘇生祝福・長成祝福・完成祝福
- 国家祝福 (生命の書入籍祝福) :蘇生祝福・長成祝福・完成祝福
- 世界祝福:蘇生祝福・長成祝福・完成祝福
このように地上に実体的に地上の天国、つまり天一国をつくり、これを世界を天一国の州にする国造り、天一世界をつくる責任分担が氏族メシアにある。
しかも国家祝福式、世界祝福式を受けたからと言っても霊界には通じない「そこでは経歴がすべて出るのです。」と言っておらる。前述した審判基準に合格してもその成績、つまり160家庭伝道の成績で入籍の順位がきまり、合格していない者は天国圏の中間霊界に行ったり牢獄に行ったりするということである。
更には次のみ言のように、心情基準の審判がある。
●(天国は)福を受けても、でたらめに生活した人が集まる所ではありません。深刻な人が集まる所です。皆さんは、先生よりも深刻でなければなりません。(246-191,1993.4.16) 天聖経P806~P808
これは天国に入るためには160名伝道ばかりではなく家庭盟誓の二番の内容「孝子、忠臣、聖人、聖子の家庭の道理の完成」の成績も天国圏で審判されるということである。
このように完成期祝福を受けても、でたらめに生きた者は天国圏天国に入れない、天国とは血統転換のみならず、心情圏転換という責任分担を果たすために深刻に生きた者が入れるところである。
●「そこでは経歴がすべて出るのです。それから世界祝福を経なければなりません。それで、天上に行って大入会式とともに入籍式を経て、12支派の編成を終えて、神様を中心として真の父母があの世に行ってお座りになってこそ、場を定めて座られてこそ、すべての万民は順次に場を定めて座るようになるということを知らないでしょう。(185-36,1989.1.1) 天聖経 P952~P954」
このように「孝子、忠臣、聖人、聖子の家庭の道理の完成」の内容において、霊界でも大入会式の祝福式があり入籍式があり、そこで12支派の編成があり、合否のみならずその個々人の経歴に従い我々万民の霊界における場が定まるということである。
そうであるから、完成祝福を受けても先祖解怨をしてもでたらめに生きて生霊体級の霊人体を地上で完成できなかった者は結局、でたらめな霊界に行くことになるのである。つまりこのような生きて責任分担完成圏において生霊体級の霊人体を地上で完成するという責任分担が氏族メシアにあるということであり、210代先祖たちもこれを地上の子孫に切に願っている。
最後にこの事に関する天聖教のみ言を紹介し、「生霊体級霊人体完成は氏族メシアの使命」に関する論を終える。
次回Ⅵ篇 は三大王権とともに生きなければ生霊体級の霊人体を完成しても罪人であり、結局罪の贖罪の条件は永遠に必要であることを論じる。
天国入籍と祝福家庭の霊界
入籍をするためには
今まで天の国に入籍がありませんでした。天国に国がありませんでした。家庭もなく国もなかったのです。霊界に行けば、父母であれ何であれ、10人家族であれば10人家族がみな別れてしまいました。しかし、これからはそうではありません。本来、堕落しなければ、父母と一族が共に入っていくのが天国だということを知らなければなりません。
真の愛を中心として、祖父から父母、自分たち夫婦、息子、娘が一つになって、「ため」に生きる神様の真の愛をもつようになれば、そこには神様も絶対服従するのです。そのような愛の伝統に服従しながら、「ため」に生きる愛だけをもって動くその世界、「ため」に生きようとするその世界には、平和の基地が生まれまいとしても、生まれざるを得ないのです。
(210-355, 1990.12.27)天聖経 p952~p954
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