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2021年8月19日木曜日

天地創造神は両性具有神なのか? 原理原相論試論(問題提議編)

 これは2016年12月に問題提議した内容です。

聖霊が男性であるのか女性であるのかの論議が最近されていますが、では天地創造神のお姿は男性であるのか男性と女性の二性性相なのか、これが問われます。
このことについて、再び問題提議しますので、一度考えて見て頂ければと思います。

2021年8月19日 fanclub三原
原理原相論試論(問題提議編) 


真のお父様は原理本体論の次に原理原相論が必要だと言われた。
原理本体論は弟子の劉先生にお教えになられた。
原理原相論については相続者であり真のカイン・アベルである亨進様・國進様にお教えになられ、今お二人が語ってくださっている新しい内容がその原理原相論であると考える。

従って亨進様・國進様お二人のマルスムから論を補強しながら原理本体論ではなく原理原相論における創造原理の神様について考察したい。

まず最初に原理講論及び原理本体論の問題点を提議し、原理原相論の必要性を提案する。

1.性相的男性格主体と二性性相の中和的主体の関係が曖昧である。

ここでは文誉進女史の論文、家庭連合や反統一教会の論を取り上げ原理講論や原理本体論の限界性を明確にし亨進様・國進様の言われる神学、原理原相論の必要性を提案していく。

1-1:神様を天の父母様と言ってはいけない理由が明確でない。

原理本体論の劉正玉講師は、神様を天の父母様ということは適切ではないと言われた。
真のお父様は、原理本体は絶対にお一人でなければならないと仰いました。
また、お父様が話された原理原本にも宇宙の創造は一つから全体へと記録しています。
数を数えるときも1から数えてるのであり、2から数えません。
したがって原理本体であられる神様は、絶対、唯一、不変、永遠の真の父である。
神様を天の父母様を言うことは、原理本体論で見たときに適切な表現ではない。

「原理本体論 神は絶対主体 男性」の画像検索結果2016年10月19日 劉正玉講師

ところが、原理本体論には神様を父母と呼ぶことを認めざるをえない記述が多くある。
<原理本体論(日本語)>
・根本を問い詰めるなら、神様は父だけでもなく、母だけでもありません。
神様は父の性稟と母の性稟をすべてもっている私たちの父母です。(P84)

・神様は万王の王であり、真の父母です。(p102)

・結論的には、神様は人間の父母であり、人間は神様の子女なので、(P134)

・もちろん「絶対性」の精子をもって真の父は、真の父母であられる神様の中にある真の父であり、「絶対卵子」の卵子をもった真の母は、真の父母であられる神様の中にある真の母です。(P232-P233) 

・本来、男性格主体なので、父と呼びますが、本体として見るときは真の父母です。(P234 )

・神様は無形の真の父母であり、心であり、実体の真の父母は体です。(P236)

これ以外にも「神様は父母である」「父母である神様」という表現が随所に出てくる。

このように原理本体論では「神様とは根本的に私達の父母であり、真の父母であり、人間の父母であり、本体は真の父母であり無形の真の父母である。」つまり「神様の本体・根本は無形なる真の父母である。」と定義する。

そうであるなら父母様と呼ぶことは何らの問題はないのではないか?という疑問が生じるのは自然である。

天とは霊界、無形を意味するのでこの定義で神様のことを「天の父母様」と呼ぶことは何ら支障もないということになりはしないか?
キリスト教の伝統である「天にまします我らの父よ」ではなく「天にまします我らの父母よ」と呼べば原理本体論で見たときにも適切な表現になるのではないか?

原理本体論の神の定義、
神様とは
父の性稟と母の性稟をすべてもっている私たちの父母であり、
本体として見るときは真の父母であり、
無形の真の父母である。
そして、
「絶対卵子」の卵子をもった真の母は、真の父母であられる神様の中にある真の母である。

父母も親も英語ではParentであるが、真の母が神様の中にある真の母から来たと、原理本体論が定義するならば単数形Parentでなく複数形Parentsとして神様を天の父母と呼んでも、何ら問題は無いではないという意見が出てくるのは至極当然である。


夜の神様に対して天の父母様と呼ぶのは正しいとするならば、これだけ明確に原理本体論は「神様は父母である」と定義しているし、お父様も「天の父母」と言っておられるのも事実であるから、原理本体論的に神様を「天の父母様」と呼ぶことは適切でない理由を明確にしないといけない。

また劉正玉講師は天の父母という表現は二神論であり、原理本体は絶対に一人でなければならないというが、家庭連合はニ神論ではなく、二性一神論をもって原理本体は絶対に一人であるという神学である。

文誉進女史は、創造を開始していなかったとき、神は一人(唯一神)であるから神を単数形で天の父母(Heavenly Parent)と呼ぶべきであるという二性一神論を説いた。

この文誉進女史の論文の問題点指摘は拙稿

つまり文誉進女史は原理本体は、ニ神論ではなく絶対に一人だという主張である。
この家庭連合の神学は、天地創造神そのお一人である方は、父親という男性と母親という女性の二性中和体の一体であるから天の父母様と呼ぶのが相応しいという原理本体は絶対に一人であるという二性一神論を主張した。

このように劉正玉講師が説かれる天地創造神も、家庭連合が主張する天地創造神も、神学的には同じ「原理本体は絶対に一人であるという二性一神論」を主張している。

ところが、天地創造神を天の父母と呼ぶか呼ばないかの部分に於いては
劉正玉講師:神は一なる父と母である。しかし天の父母と呼ぶのは間違いだ。
文誉進女史:神は一なる父と母である。しかるに天の父母と呼ぶ。

このように同じ「神は一なる父と母である」の次に、天の父母と呼ぶかよばないかという部分て一方は否定し一方では肯定しているという、真逆の違いがある。

この主張の違いは性相的な男性格主体という原理講論の記述に対する見解の違いから来る。
(原理講論)
神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体であると同時に、
本性相的男性と本形状的女性との二性性相の中和的主体としておられ、被造世界に対しては、性相的な男性格主体としていまし給うという事実を知ることができる。

この原理講論の原理本体論の解釈は
「本来、男性格主体なので、父と呼びますが、本体として見るときは真の父母です。(本体論P234)」
と、神は男性格主体だから父と呼ぶと主張し、その本体は父母(父と母)であるという。
しかし本体が父母(P234)であり、根本が父母(P84)であるなら父母と呼ぶことの方がより本体的であり、より根本的であると言う反論も可能である。

一方、文誉進女史はこの部分において、
「男性と女性の二性性相であるにも関らず、神は男性格主体という驚くべき結論を導き出したのは家父長的キリスト教神学と儒教文化の影響であり、神の本質は父母二性格主体であり従って天の父母様である」と主張し家庭連合はこれを賞賛した。

この考えは「原理講論は主体だから男性という論は主体=男性という既成の固定概念に囚われ客観性を失っている。父親という男性と母親という女性の二性を一体でもっているのだから天の父そして天の母を合わせ天の父母と呼ぶべきだ」という論理である。
更には蕩減復帰時代は主体=男性だったが真の父母が勝利した今は女性の時代だから主体=女性であるという思想も見え隠れする。

このような絶対唯一神なる父母二性の神を「天の父母」であると呼ぶアプローチは原理講義・原理本体論から、さらに本質に迫った原理原相論であると評価し、家庭連合ではこのような父母二性の唯一神、その神の絶対性精子・絶対性卵子を論ずる原理本体論は「天の父母様」論を支える神学として再評価する動きが始まっている。

更に家庭連合側は、「神は唯一神にして男性、女性の二性であるから、神はお一人でありながら男性性器と女性性器の二つを持っている。よって明らかに男性性器(絶対性精子)を持つ父であり、女性性器(絶対性卵子)を持つ母である唯一神を天の父母様、英語では単数形(Heavenly Parent)」と呼ぶことは正しいとする。
つまり「一人で男女二つの生殖器を持つ神=両性具有神」論を唱える。

ところで原理本体論も本体である神様は男性と女性の二つの生殖器を持つ。絶対性精子と絶対性卵子を持つから父母なる唯一神であると言っており家庭連合の主張と極めて類似する。

原理本体論のその記述を見てみる。
男性と女性が実体として現れる前に、神様の中にあった陽性と陰性は、神様の二つの生殖器です。神様が二つの生殖器を持っていらっしゃるという話です。人間が分立されて現れる時、男性と女性の生殖器が別々に出てきたのです。
(省略)神様は二つの生殖器をもっていらっしゃいましたが、その生殖器は使うところがありませんでした。

原理本体論(日本語)83ページ


このように原理本体論も神様は男性と女性の二つの生殖器を持っており絶対性精子と絶対性卵子の本体であり父母であるという論理は同じである。
つまり原理本体論は、むしろ家庭連合が「天の父母」と呼ぶことを神学的に支持していることになる。

このように原理本体論が規定する神は「絶対精子と絶対卵子そして男性、女性それぞれの性器を持ち、根本本体が父母である、無形の真の父母」であるから、天地創造神を天の父母様と呼んで何ら問題ない、むしろ天の父母が根本本体であると言っていると言える。

そうであるから原理本体論が本来、男性格主体なので、父と呼ぶ」という論を展開するとき、男性格だから天のお父様」という論理展開は、どうして男性格なのかという説明がつかない。原理本体の規定する神が「絶対精子と絶対卵子そして男性、女性それぞれの性器を持つ」であるならば「二性一体格主体なので父母と呼ぶ」という論理転換が正しい。

ところで、真のお父様も神様は男性と女性の、二つの生殖器を持つと言われた。

その凸凹は誰の凸凹ですか?神様は男性格ですか、女性格ですか?(「男性格です」)神様が男性格であれば生殖器がありますか、ありませんか?(笑)前には男性生殖器、後ろには女性生殖器がついていると考えなければならないというのです。振り向いてもこれも生殖器であり、振り返ってもこれも生殖器なので、男性と女性に分けて出てきたため凹凸が必要というのである!わかったの、わからないの!(「わかりました!)

그 오목 볼록이 누구의 오목 볼록이에요? 하나님이 남성격이에요, 여성격이에요?「남성격입니다.」하나님이 남성격이면 생식기가 있겠어요, 없겠어요? (웃음) 앞에는 남자 생식기, 뒤에는 여자 생식기가 달려 있다고 생각해야 된다구요. 돌아서면 이것도 생식기고 돌아서면 이것도 생식기이니, 남자 여자로 갈라놨기 때문에 오목 볼록이 필요하더라! 알싸, 모를싸!「알싸!」
(「文鮮明先生御言選集」306巻より)

このように原理本体論も「一人で男女二つの生殖器を持つ神=両性具有神」であり、真のお父様も「一人で男女の二つの生殖器を持つ神=両性具有神」を言っておられる。
そして家庭連合も同じく「一人で男女二つの生殖器を持つ神=両性具有神」を言っている。

家庭連合はこのように神は「一人で男女二つの生殖器を持つ神=両性具有神」である。
男性生殖器を持つから天の父であり女性生殖器を持つから天の母である。
そして分立しない一なる神、唯一神であるから天の父母を単数形で呼ぶのは何ら問題ない
という神学である。

これに対し、「原理本体論は神様は絶対性卵子・真の母・女性生殖器を持つ父母であるが女性格主体では無く男性格主体なので父である。神を父とだけ呼ぶのではなく、母と呼ぼうというのは原理がわかっていない。根本を問い詰めるなら私たちの父母ですが神様は男性格主体なので「父」と呼ぶのです(本体論P84)」という。

れだけ原理本体論は、「神様の本体根本は父母である」「神様は男性と女性の2つの男性性器を持っている」と定義しながら、「神様を父母と呼ぶのは原理では無い、神は男性格主体だから父と呼ぶと」いう論理展開は、神は男性女性格主体の父母であり、それが根本本体と論理展開し、いきなり神は男性格主体だとする主張は明らかにこじつけであることが明白である。

従って、「神様は男性格主体だから父」ではなく、「なぜ神様は男性女性格主体ではなく、男性格主体であるのか?」を明確にする神学が必要になる。また、『「神様の本体根本は父母である」のに何故、父と呼ぶべきなのか?』という説明も無ければならない。

誉進女史はこの主体=男性という神学を、驚くべき結論と批判したが、これに対して原理講論・原理本体論・天聖経に主体=男性だと書いてあるからだ、それが秩序だからだ、だから神様の本体は父母であり父母であることが根本であるが父だ」という理由では論理の飛躍があり、こじつけ、結論が決まっているから無理やり立てた論理であることが明確であるため、なぜ神は男性格主体なのかを明確にし論証しなければならない。
それが、原相論の役目でもある。

真のお父様のみ言に次のようなマルスムがある。
教会に入って初めて、神様のことを「お父さん、お母さん」と呼べるようになったのに、一、二回呼んだだけで、それきり呼ばない人たちがいます。どれほどやるせないことでしょうか。また、私たちは神様を口先だけで呼ぶのではなく、心の奥から呼べなければいけません。
皆さんが信仰者ならば、「父なる神様」、「母なる神様」、「真の父母様」と語りかけながら、毎日毎日、神様に喜んでいただかなければなりません。

「神様が惚れ込む者となれ」 第一章 天地を結ぶ絆 第一節 孝心の道
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「母なる神様」映像御言葉集

神様の性相は、男性格である父なる神様と女性格である母なる神様から成っています。ですから神様から造られた人間と被造世界が、男性と女性の二性の神様でもあります。

罪と蕩減復帰  第2章 罪、人間堕落の内的意味 
1)換父易祖(注:父が換わり、先祖が替わったこと)がすなわち堕落

真のお父様は『神様を「お母さん」「母なる神様」「真の父母様」と呼び、語りかけ神様に喜んでいただかなければなりません。』と言っておられるが、それにも拘わらず何故、夜の神様を指して天の父母様と呼ぶことに大きな問題があるのか、その理由を明確にしなければならない。
そのためには天の父母様とは一体何かを明確にする必要性がある。

1-2:神様は両性具有神でなく男性であることを明確にしなければならない。

両性具有者(ajndrovgunoV)

キプロス島の両性具有者アプロディトス


この天の父母呼称論以上に共通する大きな問題がある。
それは上述した、神様の姿は男性生殖器・女性生殖器の二つを持つ両性具有神とする原理本体論の神学についてである。
これはキリスト教界はおろか世間一般的にも非常に問題視する神学である。

キリスト教ではこのような両性具有神を忌み嫌ってきた。
この原理本体論の神学は、父親の霊-母親の霊、その霊からなる両性具有神を唱えたキリスト教グノーシス派の教義とその根幹神学が非常に似ている。しかしキリスト教からは異端としてカトリックからもプロテスタントからも忌み嫌われてきた。

真のお父様は「神様は前には男性生殖器、後ろには女性生殖器がついている」と言われたが、天のお父様は、そのような姿の両性具有神なのだろうか?
我々はそのような前は男性生殖器、後ろは女性生殖の両性具有神を天のお父様と呼んで尊敬し賛美しているのだろうか?

悪魔バフォメットは両性具有神であるが天のお父様もそのようなサタンと同じ姿の両性具有神なのだろうか?

カトリックもプロテスタントも、上記の、原理本体論やお父様の、男女の性器に関する記述やみ言に対してはグノーシス派よりもさらに神を冒涜する異端神学として排斥するのは間違いない。
この神様の姿に関する解釈は神学的に明らかにキリスト教会では受け入れられない。

そうであるからこのキリスト教会が邪教、異端教、サタン悪魔として忌み嫌うこの原理本体路運、お父様の御言にある両性具有神神学に対する解明と、キリスト教神学で見ても、天地創造神は男性一性である天の父であることを、十分に説明できる神学が絶対的に必要である。

以上のように大きく二つの問題点を上げ次の章「夜の神様は圧倒的究極的な父である」にて神の根本本質、夜の神様は「天の父」であることを明確にして行く。その内容を原理原相論の試論として提案したい。
2016年12月9日 fanclub三原

以下もご参考ください。

原理原相論試論.創造原相論堕落論夜の神昼の神

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2021年7月22日木曜日

夜の神・昼の神からみる聖霊神学再考察

 夜の神・昼の神からみる聖霊神学再考察

fanclubこと三原

1.今になって、注目された御言「聖霊は女性ではない」

 

2021年3月23日キングスリポート お父様の生心は神の生心、聖霊は対象だが男性

にて語られたこの「聖霊は女性ではない」という御言が、日本の聖殿に多少の騒ぎを起こしているようです。

 

ところで、聖霊は男性であるという御言は、2016年8月に既に、國進監査院長が最初に語られ、2017年にも何度か二代王様が語っておられました。


当三代王権ブログでも、これらの御言は載せ、機会ある毎に、聖霊は女性ではない男性であるとことを伝え続けました。また米国聖殿では、聖霊は男性であるということが常識になっていたので、日本の聖殿聖徒たちも、聖霊は男性であると認識していると思っていたのです。


それだけに、この「聖霊が女性でない」ということが、今、日本の聖殿に伝わっている現実を踏まえ、今回、2016年、2017年の御言を多くの方に知っていただくため、再掲載したいと思います。

 

ところで、真のお父様は、聖霊についてハッキリと聖霊は女性神、聖霊は母、聖霊は女性であるという数多くの御言を残しておられます。

これらのお父様の御言を読めば、お父様は聖霊は女性であると言っておられる、お父様は聖霊は女性であると認識しておられると理解するのが普通でしょう。

 

ところが、二代王様、國進監査院長は「聖霊は女性ではない」と言われました。

それに対して、中には受け入れない方もおられるでしょうが、多くの聖殿聖徒は「分かりました!」と受け入れるでしょう。

 

しかし、家庭連合や三男派は国進様、二代王様のこれらの御言には納得しないでしょう。むしろお父様の御言を否定する異端者として非難する根拠にするのではないでしょうか。

ですから、家庭連合や三男派の神学を凌駕できる神学が必要だと思います。

 

ここでは、そのような足がかりになれば思い、以下の内容を記載します。

 

まず、

2として、二代王様、國進監査院長の御言をあげ、

次に3として、真お父様の聖霊は女性と言っておられる御言をあげ、

そして4として、二代王様、國進様の聖霊の御言を受け2017年に書いた試論を再掲載します。

今後の夜の神・昼の神からみる聖霊神学研究の一助になれば幸いです。


2.2016年、2017年の「聖霊は女性ではない」という御言

 

國進様: 

そしてこれは、異端教会家庭連合の主張の一つでもあり、それはお母様が聖霊であり、女性神feminine spiritだという内容であって、またそれは男性神masculine spiritとは異なるものでなければならないというのです。

しかし、この神学解釈には非常に重大な誤りがあります。なぜなら、女性神を信じるとすれば、一神教を捨てることになり、基本的にお一人である神様を万物の創造主として理解することをやめることになるからです。 

2016年8月16日Q&A

 

亨進様:

つまり、聖書的な伝統から見ても聖霊というのは最高の霊、つまり神様の霊です。ですから、私たちが他の霊について取り扱う場合、聖霊との関係性が最も重要です。それで、私たちが、聖霊が降りたといったようなことを言う場合、皆さんご存知のように、お父様は、イエス様がそうであったように男性だったわけですが、お父様の中には女性的な性質もありました。

お父様は、とても繊細で、とても愛に満ちておられ、すべてを受け入れてくださる方でした。お父様の中にも、私たちが通常女性的性質と呼ぶようなものがありました。だからといってお父様が女性になるわけではありません。そうです。お父様はお父様です。 

2016年8月16日Q&A)

國進様:

神様ご自身の中には、男性的な性質と女性的な性質があり、それが神様の二性性相です。ですから、みなさんが見ている聖霊の現れというものは、一人の神様の中にある、その性質の表れであり、それは神様の対象的な相対によって映し出されます。

2016年8月16日Q&A

質問)

聖書に関して一つ質問があります。聖霊は・・・聖書における聖霊は、いつも男性格ですが、私たちはそれは「お母さま」のことだと教えられてきました。

 *注)聖霊はドイツ語(Der hellige geist)などでは男性名詞であり、聖霊とは男性であるという理解が一般的

 

国進様:

それは異端です。原理ははっきりと神について、本性相と本形状からなっていると書いています。それが神様の属性です。その次に対象的属性として、男性と女性があります。陰と陽です。神様の主要な属性は内的属性であることを知るならば、それをわれわれは父と呼んでいるのです。それは神様の男性格と女性格は、陰、陽の属性で表すことができます。だから神様を父なる神、聖霊(Holy Ghost)と呼ぶのです。これは全く自明のことです。

2017年5月27日 國進様との質疑応答

亨進様:

聖父聖子聖神 성부성자성신、いわゆる父と子と聖霊は一つの神性から出ていますが、三つの個体の性格を持っています。(성부 성자 성신은 1개의 신성에서 나오지만 3개의 개체의 성격을 가지십니다.)これを理解することは今後未来の天一国王の位置が何かを知るのに重要です。 私たちが知っていることは真のお父様こそが王の中の王であり私たちの為に再臨主として死の道を行かれました。

2017年6月6日キングスリポート


3.お父様が聖霊は女性、聖霊は母、聖霊は女神と言われた御言集


 第14回「愛勝日」の御言(1997年1月2日、ブラシル・サンパウロ)

 それゆえ、聖霊とイエス様が恋愛する心情以上の心情を持たなければ、メシヤと出会う道がないのです。だからといって、世の中のサタン世界が精誠をささげることのできる自由環境にはなれませんでした。


 復帰と祝福 1969年2月2日 東京教会

 花婿と花嫁がサタンを押しのけて出会う。その一日が神の願いであり、二〇〇〇年のキリスト教の歴史であったが、花婿はイエスで、天を指し、聖霊は女性神で、地を指し、空間のサタンを突き破って天地が一つに成り得た宗教人の最高の目的を、我々統一教会が成し得たというんだね。


 原理大修練会、終末論講義の途中における御言 1967年6月19日

 それから、一番最後に黙示録二十二章十七節にはまた伝道が現われてくる。「御霊も花嫁も共に言った。『来たりませ』。また、聞く者も『来たりませ』と言いなさい。渇いている者はここに来るがよい。生命の水が欲しい者は、価なしにそれを受けるがよい」。だから、再び伝道が出てくる。御霊というのは聖霊を言う。花嫁はこれは母を言うんだね、地上に母が現われる。聖霊は母の霊である。


 七七七双聖酒式後の御言1970年10月18日水澤里中央修練院

 だから復帰も同様です。イエス様がだんなさんであり、聖霊はその花嫁でしょう?。霊的花嫁によって、霊的新郎を慕う愛がなくてはなりません。


 子女の日のみことば1976年11月22二日ベルベディアにて

 それゆえに本来ならば、霊的のみならず霊肉を中心として、アダム、エバの根本的な復帰完成をしなければならないにもかかわらず、霊的な立場において、イエスは夫であり、聖霊は新婦であるというように、霊的父母の基盤を中心として導いてきたのが、今のキリスト教なのであります。


天勝日のみことば1979年10月4日

イエス様は人類の親としての立場を、霊的にのみ果たしました。というのは、イエス様の肉体は鞭打たれ、槍で突きさされたからです。イエス様は人類の霊的な花婿であり、夫なのです。では聖霊は何でしょうか。花嫁の立場です。イエス様はその肉体を十字架にかけられてしまいましたが、神の子として肉体をもって来臨されました。しかし、聖霊はこれまで外形をもたず、ただ霊としてとどまっていました。究極的には、無形の聖霊は女性の肉体としてその外形を現わし、肉体をもった人類の母となり、肉体をもった人類の父と一緒になって、霊肉ともの人類の真の父母となるのです。


 一勝日の意義1985年8月20日ベルベディア

 そこで、イエス様が新郎の立場に立って、霊的母である聖霊を新婦として迎えて、父母の立場で一つとなり、今日のように世界的次元にまでカイン、アベルの統一への歴史を、二〇〇〇年かかってきました。(図9で説明)それで、再臨することを中心として二〇〇〇年間霊的に発展し、二〇〇〇年の終わりに、このように世界的次元にまで拡大されてきたのです。


 救援摂理史の主流責任1993年6月4日 一九九三年六月四日、アラスカにおいて、日本の幹部に日本語で語られた内容。

 神様が帰って来て初めて霊肉統一するのです。だから、神様抜きにはこういうことはできません。救世主をお父さん、真の聖霊をお母さん、これは皆霊的に準備されています。これを中心として、家庭において聖霊と一つになるのです。


 第十二回愛勝日式典後の御言1995年1月2日漢南洞公館

 アダム家庭において、エバを中心にして堕落したのです。エバを中心としてカイン・アベルを抱えて地獄を出発しました。それを蕩減するのは、国家基準において、それと同じ公式的形において、これを勝利することによってなされるのです。歴史的な道もみんな公式的にするのです。堕落したカイン・アベル、それを聖霊が来て一つにする、お母さんが来て一つにさせようとするのです。聖霊はお母さんです。


 第三十八回真の父母の日記念礼拝1997年4月7日水澤里中央修練院

 それゆえ、聖霊を受けられなければ、救われないという言葉が、そこから生まれたのです。エバがお母さんですが、堕落してお母さんの愛を受けられなかったので、聖霊は母なる神として、母なる神を中心として神様の愛を誘発しせ、神様と一体になりうる基盤にならなくては、霊的生命の復活ができないと見るのです。何の話か分かりましたか? (はい)。



終末時代に人類とアメリカが進むべき道

 新約、旧約聖書の教えを見ても、メシヤは父の権勢をもって来られ、聖霊の実体である女性神に出会い、真の父母の立場を回復されるのです。ヨハネの黙示録に預言されている小羊の婚宴後の新郎新婦は、真の夫婦の段階を経て、真の父母になるのです。


 第十一回「七・一節」記念礼拝の御言 20010701

 聖霊は“母神”です。霊界で、統一的な役事をすべて準備してから、イエス様は再び来られるのです。それは、地上においても、母を中心とした、聖霊が生んだキリスト教と、“体”であるサタン世界のカインを消化することによって、勝利した霊的な母の家庭型を拡大した世界になったということです。分かりますか? (「はい。」)


  怨讐に対するお父様の恨みマタイの福音書二三章一節-一二節、二九節-三九節

一九六〇年七月一七日(日)前本部教会

 心は体の新郎であり、心情は心の新郎であり、神は私たちの心情の主人であるのです。またイエスは新郎です。聖霊は新婦です。それで心的な型がイエスであり、体的な型が聖霊です。


  「真に行きたい所」ヨハネの黙示録 第21章 1-6節1960年10月2日(日)前本部教会

 皆さん、聖霊が何の聖霊ですか? 母の神です母の神を立て、役事されたのです。その次には父を立て、役事されるのです。僕にされて役事され、息子にされて役事され、聖霊をして役事されたのです。今、終わりの日には、父を立てて役事されるのです。


 「行かなければならない私」1963年5月15日(水) 前本部教会

 それでイエスは新郎として天を代身し、聖霊は新婦として地を代身して、霊的父母の基準を立てたのです。 


 劇的な伝道1967年6月 東京教会 講論大修練会 終末論のあとに

 御霊というのは聖霊をいう。花嫁は地上に現れる母であり、聖霊は母の霊である。今まで聖書は生命の木だけを復帰の目的としてきた。しかし、善悪知るの木は現れていない。それが何かというと花嫁である。


七七七双聖酒式後の御言/マルスムポケット(4)一九七〇年十月十八日 水澤里中央修練院

 だから復帰も同様です。イエス様がだんなさんであり、聖霊はその花嫁でしょう? 霊的花嫁によって、霊的新郎を慕う愛がなくてはなりません。


文鮮明先生の日本語による御言集No.1_三、統一旗授与式後の和動会および御言一九六五年一月二十九日~三十日午前四時 本部教会(東京都渋谷区南平台)

 それで今まで二千年の間、数多くのクリスチャンはですね、霊的父母、その聖霊を受けて、聖霊は母の神なんですよ。霊的父母の門を通さなければならない。天は男を象徴し、地は女を象徴する。天地は父母の象徴なんですね。だからイエス様は男だから、地上にいて自分の責任を果たしてから霊界に行く。堕落は男一人でしたんじゃない。地上に直接の問題を起したのはエバである。エバの身代わりとしての聖霊が地上に来て、罪悪世界を復帰する仕事をして行かなければならない。そうして、お腹にまた再びはら孕んでそうして産むような、霊的子供をはら孕むような関係でもって。


 南北統一_2-2-2(一九―二〇七)

 イエス様は人類の父として来たのであり、聖霊は人類の母としてこの地に来ました。しかし、これらは霊肉を中心とする父母となることができずに、霊的な父母としてのみ役事してきました。


家庭連合時代/主要儀式と宣布式_Ⅲ_003/「言語解放と世界統一」宣布/19950105

 イエス様が亡くなって天の国に昇天してから、誰が来ましたか? 聖霊です。聖霊は母の神です。母の神が来るのです。地を中心として母が来るのです。


 天総官 文興進様_05/第四章 興進様と霊界統一 一九九五年一月五日、済州国際研修院

 そのようになることにより、イエス様を中心として、興進君を中心として……。今まで、霊的世界の摂理をする時は、聖霊を通して逆に霊界に上がっていき、イエス様は新郎、聖霊は母の立場において、霊的基準世界において摂理してきました。


 訓教経(下)027

 キリスト教を見れば、これを備えているというのです。聖父、聖子、聖霊が正にそれです。聖子から聖霊までお父さん神、お母さん神を中心として信じて出てきたということは驚くべきことです。これは、人間がしたことではないというのです。


 真の孝の生活_11

 イエス様は、人類の父として来られ、聖霊は、人類の母としてこの地に来ました。しかし、彼らは、霊肉を中心とした父母になることができずに、霊的な父母としてのみ役事してきました。


 礼節と儀式_12

 イエス様お一人では通じないので、イエス様と聖霊を通さなければなりません。イエス様は父の神で、聖霊は母の神なので、堕落した人間たちは誰でも、父母の因縁を通さずしては天国に行けません。(20-269,1968.7.7)


 礼節と儀式_18

 祝福家庭の男性はイエス様の実体の立場であり、女性は聖霊の実体の立場です。(21-284,1968.12.1)


  真の御父母様の生涯路程 10/真のお母様と世界女性時代/第四節 第二次・第三次七年路程

 イエス様が昇天したのちに、この地上に誰が来たのかというと、聖霊が来たでしょう? 聖霊は新婦の神です。


 天一国主人の生活_07

 キリスト教における聖霊は、女性神ですが、霊的に、また実体的に二つの世界を生んで育てなければならない責任があったように、統一教会で祝福を受けた女性は、二つの世界に対する責任を負わなければなりません。(216-277,


  

4.原理原相論試論 (神霊聖霊三位一体論)


ここでは聖霊を中心とした三位一体論を取り扱う。


三位一体とはいわゆる父と子と聖霊であるが、三位は全て神の現れであるという観点で神の四位基台で見るとき、神の三位一体は三つある。

夜の神様と昼の神様の関係における三位一体、②神霊聖霊三位一体、③救世主と再臨主による三位一体の三つである。


①夜の神様と昼の神様の関係における三位一体は夜の神様が光と時空の世界を創造された後に現れる昼の神様として位相、いわゆる陽性と陰性におけ存在様相と真の父母様の関係について論じた。いわばキリスト論的三位一体論、キリスト論的四位基台についてである。

*詳細:夜の神様と昼の神様からみる天の御父様の四位基台(試論)


またこの四位基台を形成するにあたり夜の神様が昼の神様を創造された創造本性と夜の神様と昼の神様の内的位相関係については原理原相論試論(創造原相論編)にて、その正分合作用の目的である絶対精子と絶対卵子の関係は原理本体論再考(夜の神・昼の神の位相関係)において述べた。

*詳細:原理原相論試論(創造原相論編)         

     原理本体論再考(夜の神・昼の神の位相関係)


ここでは②神霊聖霊三位一体と、③救世主と再臨主による三位一体について論じる。


②神霊聖霊三位一体論は時空間創造後のこの被造世界に現れる神霊と聖霊の関係、

③救世主と再臨主による三位一体論は聖霊の役事における、救世主として来られたイエス様と、再臨主として来られた真のお父様との関係について述べる。


4-1.真のお父様の聖霊論と亨進様・國進様の聖霊論


亨進様・國進様の聖霊に関するマルスムは、真のお父様のマルスムと一見違うように見える。

過去、聖霊に対する認識は、聖霊は神様と別に独立する霊である、そして女性神として存在するという認識が多数であった。それに対し、次のような質疑応答があった。

質問)

聖書に関して一つ質問があります。聖霊は・・・聖書における聖霊は、いつも男性格ですが、私たちはそれは「お母さま」のことだと教えられてきました。

*注)聖霊:ドイツ語(Der hellige geist)などでは男性名詞

(国進様)

それは異端です。原理ははっきりと神について、本性相と本形状からなっていると書いています。それが神様の属性です。その次に対象的属性として、男性と女性があります。陰と陽です。神様の主要な属性は内的属性であることを知るならば、それをわれわれは父と呼んでいるのです。それは神様の男性格と女性格は、陰、陽の属性で表すことができます。だから神様を父なる神、聖霊(Holy Ghost)と呼ぶのです。これは全く自明のことです

(2017年5月27日 國進様との質疑応答)


このように國進様は従来の、聖霊を女性神とする神学は誤りであることを明確に言われた。


ところが 真のお父様は、従来の聖霊は女性神であるという肯定するかのようなみ言、「聖霊は母の神、女性神であり、女性は聖霊の実体、イエス様は父の神であり、男性はイエス様の実体である」という数多くのマルスムを残しておられる。

その例を挙げる。



アボジの直筆(旧本部教会)

天の御父様 聖神お母様


礼節と儀式_12

 イエス様お一人では通じないので、イエス様と聖霊を通さなければなりません。イエス様は父の神で、聖霊は母の神なので、堕落した人間たちは誰でも、父母の因縁を通さずしては天国に行けません。20-269,1968.7.7

天一国主人の生活_07

 キリスト教における聖霊は、女性神ですが、霊的に、また実体的に二つの世界を生んで育てなければならない責任があったように、統一教会で祝福を受けた女性は、二つの世界に対する責任を負わなければなりません。天国の民もつくらなければならず、サタン世界の民をすべて拒否し得るようにならなければならず、その人々を統治できるようにならなければなりません。

礼節と儀式_18

 祝福家庭の男性はイエス様の実体の立場であり、女性は聖霊の実体の立場です。すなわち、イエス様と聖霊がイスラエル民族を救おうとしたのと同じように、生きてこの民族を救おうと躊躇せずに進んでいく立場が正に祝福家庭の立場です。ですから祝福家庭は、氏族的メシヤとして出発することができるのです。21-284,1968.12.1


このようなみ言は多数あり、そのため、神様以外に聖霊と言う女性神、神様と別の独立した霊が存在しその聖霊実体が女性であるいう解釈が多くされてきた。

実際、原理講論と原理本体論にもそのように捉えている。


原理講論

(1) 重生の使命から見たイエスと聖霊

このように、聖霊は真の母として、また後のエバとして来られた方であるので、聖霊を女性神であると啓示を受ける人が多い。すなわち聖霊は女性神であられるので、聖霊を受けなくては、イエスの前に新婦として立つことができない。

原理本体論 日本語原理本体論P458

「再臨主は、再臨の父となり、再臨の聖霊は再臨の母となります。」

「イエス様は、神様の息子であり、聖霊はイエス様の夫人です。」


次に亨進王と國進様の聖霊に対するみ言を見てみる。

   國進様 

そしてこれは、異端教会家庭連合の主張の一つでもあり、それはお母様が聖霊であり、女性神feminine spiritだという内容であって、またそれは男性神masculine spiritとは異なるものでなければならないというのです。

しかし、この神学解釈には非常に重大な誤りがあります。なぜなら、女性神を信じるとすれば、一神教を捨てることになり、基本的にお一人である神様を万物の創造主として理解することをやめることになるからです。 2016年8月16日Q&A


亨進様

聖父聖子聖神 성부성자성신、いわゆる父と子と聖霊は一つの神性から出ていますが、三つの個体の性格を持っています。(성부 성자 성신은 1개의 신성에서 나오지만 3개의 개체의 성격을 가지십니다.)これを理解することは今後未来の天一国王の位置が何かを知るのに重要です。 私たちが知っていることは真のお父様こそが王の中の王であり私たちの為に再臨主として死の道を行かれました。2017年6月6日キングスリポート


   亨進様

つまり、聖書的な伝統から見ても聖霊というのは最高の霊、つまり神様の霊です。ですから、私たちが他の霊について取り扱う場合、聖霊との関係性が最も重要です。それで、私たちが、聖霊が降りたといったようなことを言う場合、皆さんご存知のように、お父様は、イエス様がそうであったように男性だったわけですが、お父様の中には女性的な性質もありました。

お父様は、とても繊細で、とても愛に満ちておられ、すべてを受け入れてくださる方でした。お父様の中にも、私たちが通常女性的性質と呼ぶようなものがありました。だからといってお父様が女性になるわけではありません。そうです。お父様はお父様です。 (2016年8月16日Q&A)

國進様

神様ご自身の中には、男性的な性質と女性的な性質があり、それが神様の二性性相です。ですから、みなさんが見ている聖霊の現れというものは、一人の神様の中にある、その性質の表れであり、それは神様の対象的な相対によって映し出されます。

2016年8月16日Q&A


このように、聖霊は女性神であり、神と別の霊が存在するという認識に対し、亨進様・國進様は夜の神様の性格の一つの表象だと言われる。聖霊は女性的であるが女性ではない。夜の神が男性であるなら聖霊もまた男性であるという理解である。


以上のように、真のお父様と亨進様・國進様の二者の神学は比較すると相反するかのように見えるが、同じことを言っていることを聖霊役事三位一体論とキリスト論的三位一体論をもって次に説明していく。


4-2.神霊聖霊三位一体論


お父様と亨進様・國進様の聖霊に関する表現の違いを理解する上で重要な聖句がある。


初めに言葉があった。

言葉は神と共にあった。

言葉は神であった。

この言葉は、初めに神と共にあった。

万物は言葉によって成った。

成ったもので言葉によらずに成ったものは

ひとつもなかった。

言葉のうちに命があった。

命は人間を照らす光であった。

光は暗闇の中で輝いている。

暗闇は、光を理解しなかった。 

     

 ヨハネ福音書 1:11:5 )


万物は言葉によって成った、つまり神の言葉が万物を作ったということである。

これは神の言葉は万物をつくることができる霊的な力を持っているということである。

それ故、「言葉は神である」という表現ができる。

ではこの万物を創造することができる神の言葉とはどのような言葉なのか。

お父様は


「神様とは、いったい誰ですか。神様は創造主でありながら、縦的な真の愛の父母です。真の愛を中心とした、縦的な父母だというのです。

(250-38,1998.10.10)日本語天聖経2010年版P1662」

と言われた。


言葉はある感情と思想によって発せられる。即ち神の言葉は神の父母の愛による真の父母思想によってつくられたと言うことができる。

初めに神とともにあったその言葉を我々は創造原理と呼んでいる。

この言葉、創造原理は真の父母思想によって作られたということなである。

言葉・創造原理は神であるが、神ご自身ではない。神が被造物を創造されるときに使われる霊的力とその作用である。


韓国語のソンキル(손길)という言葉は、神が差し伸べてくださる御手(恩恵)という意味で使われることが有る。霊的力が言葉であり、その言葉の作用がまさに神の御手である。神の御手はこの言葉と作用の、神の霊力の表象である。その神の御手により成される御業を役事と呼ぶ。


神の言葉、神の御手は、神そのものではないが、神の現れ、神の表象である。

創造原理は二性性相である。よって神の表象、神の言葉の力も、神の御手も二性性相として時空間の世界に現われる。

一なる夜の神様の、真の父母思想が言葉として具現化するとき父性的な神霊と母性的聖霊として現われるのである。


夜の神様は光も時空間も、そして二性性相もない闇の世界におられたが、夜の神が創造原理、言葉によって創造された時空間に、この被造世界に現れるとき、その夜の神自身が創った創造原理に基づいた霊的な様相をもって現われる。

即ち夜の神は、創造原理が真の父母思想によって創られた原理であるが故に父母の二性性相の様相をもってこの時空間に来られる。


この二性性相は夜の神の言葉であり御手であるがゆえに三位一体である。三位一体、つまりこのように三つの性格と位格がありながら一なる神ということである。

このように性格位格の違う神の言葉と御手は父性的な神霊と母性的な聖霊の二性性相となり現われる。

父なる夜の神の、父なる御手が神霊であり、母なる御手が聖霊である。


このように母性的聖霊は神の母なる御手であるがゆえに真のお父様のように聖霊を母の神、女性神と呼ぶことは妥当であり、國進様が言われるように神様の女性的現れが聖霊であるという表現はよりその本質を表している。

このように双方同じことを言っているのである。


よって聖霊は母なる御手であるが、父なる夜の神の御手であるがゆえに男性である。

神様の女性的現れが聖霊であるがここでトランスジェンダーはあり得ない。聖霊は女性的だが男性である。


ヨハネによる福音書14節

14:16わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。 14:17それは真理の御霊である。14:26しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう。


ヨハネによる福音書14章の真理の御霊はギリシャ語で中性名詞プネウマであるが“助け主”と訳されている言葉、ギリシャ語で“ホ・パラクレイトス”の”ホ”とは男性単数主格を表す冠詞であることから明らかなように、イエス様が送ってくださった助け主という聖霊は男性格である。このように聖書は聖霊が男性であることを予め教えている。


*参考)ヘブライ語の聖霊ルーアッハは女性名詞だが、イエス様以降男性名詞化


このヨハネの福音書14節のように助け主は聖霊である。聖霊は真理の御霊(神霊)とともにある。共にあるということは原理で言う主体と対象をもって存在するという事である。

神霊は真理を導き、聖霊は感動と慰労を導くその正分合の合成一体が御業であり役事である。

このヨハネによる福音書14章16節にかかれているように、アダムとエバの堕落により閉ざされた聖霊の御業はイエス様が父である神に願われることにより”助け主”として開かれた。


聖霊現象という役事の御業はこのような夜の神と神霊聖霊による三位一体と、神霊と聖霊の授受作用による正分合の合成一体化により四位基台を造成するときに現れる現象である。

このように神霊と聖霊の三位一体は、夜の神が男性にして父母であるという三位一体、夜の神の本性が光と時空間の位相に現れるときの様相である。この様相もまた夜の神の被造物である。


     

      夜の神

      ↙↘

(真理)神霊 ⇄ 聖霊(感動と慰労と悔改)

 父なる御手  母なる御手

      ↘↙

      役事


4-3.神霊聖霊三位一体による万物創造の役事


夜の神は父母の心情が本質であるがゆえに父母思想を持たれ、創造原理を構想され、夜の神の時空間の位相である昼の神を太初に原理本体として創造され、天宙の創造が始まった。これが所謂ビックバンである。

このように夜の神の父の御手である神霊と母の御手である聖霊によって昼の神である原理本体を展開する役事をもって天宙を創造された。


 夜の神

      ↙↘

(真理)神霊 ⇄ 聖霊(感動と慰労と悔改)

      ↘↙

      役事

(昼の神の創造・天地創造の御業)


原理講論の神の定義「神は本性相と本形状の二性性相の中和的主体であると同時に、本性相的男性と本形状的女性との二性性相の中和的主体としておられ、被造世界に対しては、性相的な男性格主体としていまし給うという事実を知ることができる。」に記述してある“神”とは夜の神様の真の父母思想に基き創られた創造原理によって太初につくられた時空間に現れた夜の神様の存在様相であり昼の神の太初、原理本体のことである。

詳細:原理原相論試論(創造原相論編)              


夜の神は天宙創造の太初に「本性相と本形状の二性性相の中和的主体であると同時に、本性相的男性と本形状的女性との二性性相の中和的主体」である原理本体を創造された。それは最終的にエバの卵子を造るためであった。ビックバンは絶対卵子を創造することを目的に始まった。

詳細:原理本体論再考(夜の神・昼の神の位相関係)


神霊と聖霊の本体である夜の神は男性であるがゆえに、夜の神は絶対卵子を創造するために被造世界の原理本体を太初に創造された。それゆえにエバの卵子、絶対卵子は夜の神の御手によって創られた被造物である。

絶対卵子の創造は神の母なる御手である聖霊の内容を実体化することを夜の神様の父母思想は構想理想とした。

それだから聖霊は神の、実体エバ、絶対卵子をつくるための構想理想と霊的力であると言える。この聖霊構想理想の通りに創られた存在、女性を聖霊実体と呼ぶことができる。


聖霊による感動と慰労の業がこのような女性を造ることを目的とするが、だからと言ってこの母なる神の御手である聖霊は女性ではない。

父なる夜の神の御手であるので当然その性別は男性である

このように聖霊は結局、男性である夜の神の、女性的な部分の現れであり、三位一体からみると同体であり同じ霊である。神から独立した個体としての聖霊という別の女性神、女性霊が存在するのではない。聖霊は男性である。


聖霊実体という言葉を個別の女性神がいてそれが肉体を持ち地上に具現化するという解釈をする神学があるが、それは誤りである。

聖霊実体は夜の神の女性創造における構想理想(この構想を聖霊構想理想と呼ぶ)により作り出された被造物である。夜の神が造られた絶対卵子を宿す被造物である。

このような聖霊構想理想によって創造された女性は昼の神である。また構想理想の段階の個性真理体を昼の神と呼ぶことも出来る。このように女性の昼の神はその構想理想の個性真理体の数だけ存在する。すなわちその数は無限に存在する。


      夜の神(男性)

           ↙↘

      神霊  ⇄ 聖霊:男性 

(父なる御手)  (母のような御手)

(父なる神)   (母のような神)

       ↘↙

    天地創造の役事(男性)

     絶対卵子の創造


4-4.神霊聖霊三位一体にみる夜の神の精子と絶対卵子の受精


夜の神の父なる御手、神霊は夜の神の精子を霊としてもたらす父である夜の神様の男性的霊力の表象である。

真の父イエスは夜の神の精子から生まれた神の子であり神霊実体である。

イエス様は夜の神様の精子を受精した絶対卵子からお生まれになった。

このようにイエス様の霊人体は夜の神様の霊から来られたので夜の神であり天の神である。

聖霊は絶対卵子の、霊と肉をつくるための父である夜の神の女性的霊力の表象である。

聖霊実体は夜の神の聖霊構想理想によってつくられた被造物であり、完成したエバのことである。

真の女性としてのエバの体内に造られるその身体的絶対卵子・染色体XXの、その霊人体も聖霊構想理想によって造られた神の被造物である。


エバはこのような被造物であり昼の神であり、夜の神が造られた絶対卵子を持つがゆえに地の神である。

それゆえに完成したアダムと完成したエバの結婚は夜の神様との昼の神様の結婚である。このようにして完成したエバの絶対卵子は夜の神様の精子を受精する。

それは被造物である地が天を受精することを意味する。このように人を介在して天と地が結婚する。

全てを完成した真のアダムと真のエバはこうして天地人真の父母となる。


4-5.救世主と再臨主による三位一体


ヨハネによる福音書14節

14:16わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。 14:17それは真理の御霊である。14:26しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってつかわされる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、またわたしが話しておいたことを、ことごとく思い起させるであろう。14:27わたしは平安をあなたがたに残して行く。わたしの平安をあなたがたに与える。わたしが与えるのは、世が与えるようなものとは異なる。あなたがたは心を騒がせるな、またおじけるな。


主イエスは、父なる神に願って、聖霊を遣わすと約束された。(ヨハネ14:16)それは「別の助け主」であると言われた。「別の」ということは、今助け主がおり、その助け主の他に、同じ働きを担う助け主がおられ、それが聖霊であるという意味になる。つまり、主イエスご自身が助け主であったということである。弟子たちに、今まで弟子たちを教え、導き、養ってきたイエスの助け主としての働きを担う、もう一人の助け主を遣わすと約束された。この助け主、聖霊を「真理の御霊」と言われた(ヨハネ14:17

この助け主である聖霊が成す業は、イエスが目に見える形でそばにおられなくても、主イエスの言葉を思い起こさせ(ヨハネ14:26)、イエスが持つ平安を弟子たちに与える(ヨハネ14:27)ことである。


「真理の御霊」は聖霊に対し主体として立つ神霊である。神霊は真理を受ける者に、神霊の対象として立つ聖霊の業をもたらす。これが役事である。

助け主、真理の御霊の役割は、すべて救世主・イエス様に導くことにある。

このように聖霊の役事ペンテコステはイエス・キリストによって開かれた。

イエスは夜の神の父なる御手、神霊の位置に立ち、相対対象の母の位置にある神の母なる御手聖霊とともに再臨主の時まで聖霊の役事を導いてこられた。



  夜の神

        ↙↘

    イエス様  ⇄ 聖霊

        ↘↙

          役事


真のお父様聖和以降、原理を究明され実践し、血統転換の実体の御業をされた再臨主・真のお父様は霊界においてイエス様がおられた神霊の位置に立たれ神霊とともにおられる。イエス様は聖霊の位置に立たれ聖霊とともにおられる。

イエス様はこれからも夜の神様の母なる御手、聖霊とともにおられ役事をされる。




  夜の神

        ↙↘

    お父様  ⇄ 神霊

        ↘↙

          役事


   夜の神

        ↙↘

 お父様⇄神霊  ⇄ イエス様⇄聖霊

        ↘↙

        役事


真のお父様の聖和以降、夜の神みの御手・神霊と聖霊は真のお父様とイエス様とともにある。


夜の神様の神霊と聖霊の三位一体は、夜の神様と真のお父様とイエス様との三位一体とともにあり、この聖霊の役事はこの三位一体とともにある。その最大の役事は三代王権をこの地上に立てたことであり、三代王権とともに役事される。

真理・命の道は今もイエス様とともにある。イエス様は聖霊とともに真理・命である真のお父様へと導かれる。

これからも神の息子イエス・キリストは神の聖霊とともにあり役事をされる。

聖霊はイエス様とともにある。それゆえに三代王権の時代においてイエス様を軽んじてはならない。

真のお父様はイエス様とともにあり三代王権を中心としてミクロとマクロの役事をされる。

夜の神様はイエス様とともにあり真のお父様とともにある。

夜の神様は真のお父様が、イエス様が意識するところに夜の神様の聖霊をその御手として送られる。

これが新しい時代の聖霊であり聖霊現象であり役事である。三代王権の聖霊の役事はこの三位一体とともにある。


神様を体験したとき、それをみ言で確かめてください。ですから、私は、リマについて頻繁にお話してきました。リマは聖書における霊的戦いの中で使用する武器です。武器はみ言なのです。人生の岐路に立ったとき、また、神様の導きが必要なとき、そして、神様が霊感を与えたときに、み言に向き合って確認することが重要です。ですから私たちは聖書を読み、成約のお父様のみ言を読みます。

2016年8月16日Q&A亨進様


夜の神の聖霊は旧約聖書を導き新約聖書を導き成約聖書を導かれた。

それゆえに亨進様が言われるように旧約と新約と成約の聖書によって、神の御手につながる。旧約と新約と成約の聖書を通して神の御手に触れその導きを得ることができる。

これが二代王が旧約と新約と成約の聖書によって霊を主管しなさいと言われた理由である。


以上から、次に聖霊の役事のための祈祷を提案する。


天のお父様、

真のお父様、イエス様の真の父母三位一体による聖霊の役事をもたらし三代王権とともに天の御業を成し給え。



2017年9月23日、康・真のお母様が完成期聖婚式をされることにより夜の神様の結婚が成立し、真のお父様と康・真のお母様が完成期の真の父母となられた。

この日より聖霊の役事も、夜の神様と真のお父様とイエス様による完成期真の父母三位一体の聖霊役事がキリスト血統王権を通じておきるようになったのである。


   夜の神

        ↙↘

 お父様⇄神霊  ⇄ イエス様⇄聖霊

        ↘↙

    完成期真の父母の役事


夜の神様と真のお父様とイエス様による完成期真の父母三位一体の聖霊役事がキリスト血統王権である三代王権に常に共にあることを祈願する。



以上の聖霊論の土台となる詳細は以下に論じている。参考に頂ければ幸いである。


原理原相論試論創造原相論堕落論夜の神昼の神


< 私、論者(管理人)が聖霊により神様から授かった内容 >

この神学は以下の聖霊から受け取った内容から書いた内容です。


感じ取った内容)


私のイエスを軽んじてはならない。

イエスは今も私とともに役事を行っている。

國進が言ったとおりだ。そうだ聖霊は別の霊ではない。

イエスの勝利により私がお前に与えることが出来るようになった私の愛だ。

私の愛の一つだ。

今お前が感動し涙をながすのは私の息子イエスの勝利によってやっとお前たちにあたえることが出来るようになった私の愛だ。

イエスの勝利によってお前たちは聖霊の恩恵に預かるようになったのだ。

イエスの勝利によってやっとお前たちに聖霊の業を施すことが出来るようになったのだ。

我が息子イエスは今も私の聖霊とともにあり役事をしていること知らせなさい。

今もイエスは私とともにある。聖霊はイエスとともにある。

私のイエスを侮ってはならない。

真理、命の道は今もイエスにある。

真のお父様はイエス様とともにありミクロとマクロの役事をしているのだ。

私はイエスとともにあり真のお父様とともにある。

私は真の父様が、イエスが意識するところに私の霊を送る。

これが聖霊だ、聖霊現象だ。

聖霊の役事(ペンテコステ)はキリストによって開かれた。

聖霊の霊的役事はイエス・キリスト、聖霊の肉的役事、実体役事は再臨主によって開かれたのだ。


2017年5月10日

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