2015年10月11日日曜日

2015年10月7日 ヨナニム 韓国語説教 + 祈祷(亨進師)


10/7 ヨナニム説教(韓国語日本語訳)


み言葉に時間がかかったので、今日は天聖教を読んで終わられてはどうですか?といったのですが、ダメだとおっしゃたので、短くお話ししたいと思います。

亨進様が最近よくバビロンの淫女についてお話をされます。多くのシックたちはそれを聞きながら衝撃を受け、心を痛めていらっしゃると思います。「そこまでされる必要があるのか、お父様が相続者代身者と書かれ、王冠を3度被せられたのもわかりますが、そこまで過激にお話しされる亨進様についていけるのか、ついていくのは簡単ではない」と思うシックたちも少なくないだろうと思います。

韓国にいらっしゃるあるシックの方、その方はお父様を近くで長い間侍った方でした。その方は亨進様のみ言葉を毎週見られ、心の葛藤を感じるようになったそうです。お母様の行動が間違っていると、これはお父様が仰ったものとは異なっている、、、と、その方は心深くから強烈に感じたのです。なぜなら、お父様を近くで侍り、お父様がどういう方なのか知っていたからです。

その内容と亨進様のみ言葉が強烈に心を打ち衝突するため、一体どうしたらいいのかわからなくなり、祈祷を捧げたそうです。そのうちに、ふっと寝てしまい、夢をみたそうです。そして、夢の中でお父様に会ったのです。お父様に会ったので飛んで行ってお父様をつかみ、尋ねたそうです。「亨進様が正しいですが?それともお母様が正しいのですか?お父様、答えてください。」

お父様はその方をじっと見られ、耳元で仰ったそうです。「私がお前にすべて話したではないか。亨進が代身者相続者だと、私がお前に全て話したではないか」 そして、ある集会に出られ、そこでは郭会長が行ったり来たりし、その大きな集会でその方を呼ばれ、「前に出て来て発表をしなさい、さっきお前に言ったこと、それを前で発表しなさい。私が誰が代身者相続者だと言った?」 「はい。文亨進様が代身者相続者だと仰いました!」と、観衆の前で発表させたそうです。

その方は夢から覚めた後、「あー、お父様の意中はここにあったのだな、、」「亨進様に従っていけばいいのだな」と思い、心がとても楽になったという話を聞きました。

亨進様がバビロンの淫女についての講義をたくさんされました。私が消化しなければならない部分、つらい内容もありましたが、その中で私の心に一番響いた部分がどこだったかというと、神様が皆に対して、「出てこい」と仰った部分でした。神様の声が聞こえ、堕落したバビロンの淫女と商人たちに対し、神様は「お前たち、早く出てこい」と仰いました。最後まで神様の声は、ソドムとゴモラの中にいる一人でも多く救おうとされるその心のように「出てこい」というみ言葉をバビロンでもされます。

シックの方々から「私はどうすればいいですか」という声を多く聞きます。「生計がそこに掛かっており、これをしなければ私たちの生きていく道がありません」という声もたくさん聞きます。また、ある方はこういう風にも仰います。「亨進様はどうせ帰って来られるのだから、ここしか帰ってくる場所はないのだから、私だけでもここを守っているべきではないですか?」

私も父が還故郷をし、牧会をずっとしていたので、生計を扶養するということが、また、財政的に圧迫を受けるということがどういうことなのか、もちろんシックの皆さんほどではないですが、感じながら育ってきました。また、義理を守るということがどういうことなのか、ここに来てたくさん考えるようになりました。

その方がどんなに深く懇切に真摯な心でその言葉を仰ったのかもわかります。また、亨進様を愛するがために、私が残らなければならないと仰るその心も、私は十分に理解します。

しかし、私はこの場でこのことを言わなければなりません。もし私がこれを言わなければ、悪口を言われることもなく、より簡単かもしれません。ですが、聖書にあるみ言葉のように、私たちの信仰の道においての最後のゴールは、お父様と永遠の真の愛を授受しながら生きることだと思います。また、私たちに救いを下さる方はただ一人、真のお父様、再臨主メシアしかおられません。

そのゴールが崩れると、そこからすべてが崩れてきます。また、私たちが他の物をみるとき、そのゴールが見えないことが多々あります。最後まで一人でも多く救おうとされるお父様の声をシックの皆さん、もう一度聞き祈祷をしてみてください。そして、お父様の権限圏に帰る祝福を必ず受けられますよう、懇切に願い、また祈祷を捧げます。

今日、亨進様が政治的なみ言葉をたくさんされました。天一国憲法の発表まで一週間を残し、一週間ではないですね、4日を残し、多くの精誠を捧げていらっしゃいます。共にお父様に祈祷をしてくださり、真のお父様にとって喜びと誇りとなることのできる、私たちの姿となりましょう。ありがとうございます。


亨進様



バビロンから出てきなさい!
お父様の愛である!アジュ!
天聖教、1492ページを一緒に読みましょう。

その国は神様を中心として、直系の子女たちが天命を受け、神様を代身した命令を持って、その王権で治める国であることは間違いありません。そこには、民主主義や共産主義が存在することができないというのです。一度形成されれば永遠なる国家体制として残るのです。そのようなことを考えるとき、私自身がそのような国の民となることができなかったという事実が恨めしくはないかというのです。私自身がそのような国で住むことができないということを嘆息しなければなりません。そのような国を持つことのできなかったことを嘆息しなければなりません。そのような不変の主権を持つことができなかったことを私たちは嘆息しなければならないというのです。



祈祷ー

アジュ。天のお父様、感謝いたします。今日下さった多くのみ言葉と、自らの足りなさと完璧なるあなたのまえに、罪しかない愚か者として、お父様の偉大な恩恵恩赦恩寵でお父様が私たちを救ってくださいました。

これからはあなたの地上天国とあなたの血統と種を守っている者たちが、あなたの命令を代身し、千年永遠の王国を建設することのできる要素となることができますよう、お許しください。

そこには、民主主義や共産主義が存在することができないということを知り、お父様の国は全世界の人々が神様の恩寵を記憶しながら住む国、その自由と責任で隣人を愛し助ける国、天使長が常に僕となる国、市民たちが自由人としてあなたを賛美し追い求めることのできる国。



地上天国、理想世界、自由理想世界がお父様の天一国解放釈放時代を待ち焦がれながら、天一国市民たちがあなたのために戦うことのできますようお許しください。お父様、全ての栄光と喜びをお受けください。お父様の恩寵恩赦で私たちを使ってくださいますよう懇切に願いながら、祝福中心家庭、文亨進家庭、三代王権の名前で報告いたします。アジュ。

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2015年10月9日金曜日

2015年10月7日水曜日 Timエルダー宣教本部長 報告 

▼ティム・エルダー宣教本部長 報告 (韓国語 11分)



シックの皆さん。こんにちは。サンクチュアリ教会で世界宣教本部長をしているティム・エルダーです。
お父様の基盤が一時、サタンに奪われてしまいましたが、サンクチュアリ教会では、それをまた取り戻すことを進めています。そしてそれはとても早い速度で進んでいます。
その最新状況を皆さんにご報告致します。


これまでに、ここペンシルベニア地域社会でも天一国の二代王であられる亨進様は多くの方々に認められ、この地域でもっとも尊敬される宗教指導者となっておられます。最近、この地域で経済振興庁の行事があったのですが、招待されて晩餐会で祝祷をされました。またこの地域の現役政治家が、再選運動をしているのですが、その選挙運動の募金晩餐行事でも祝祷を頼まれて行われました。このように様々な行事に招待され祝祷を願われる現象が起こっています。


そしてアメリカ国内では各州にサンクチュアリ教会の支部がたくさんできて、州の半分ほどにサンクチュアリ教会を見つけることができます。


日本では、江利川会長がいつも話されることですが、自分が訪ねて行きたい人が、ぜひこの人をサンクチュアリ教会に繋げてあげたいと思う人がいるのだが、訪ねていく時間がないというのです。
何故なら日本各地でサンクチュアリ教会を知って、お父様の権威に戻る祝福を受けたい、私たちを祝祷してくださいという方々がとてもも多く、北海道、名古屋、大阪、熊本、鹿児島まで行かれ、ずっと日本を巡回して祝福を行い、そして新しいサンクチュアリ支部を任命しておられるからです。


そしてこれは私の妻から聞いた話ですが、東京のある大きな異端家庭連合では、教会長が毎週の礼拝でサンクチュアリ教会の宣伝をしているそうです。批判的な宣伝をしているのでしょう。サンクチュアリ教会ではこんなこと、あんなことを言っていると。


ところで先日、日本家庭連合ではどのような公文を出しましたか?「その映像を見るな。サンクチュアリ教会から接触してきたらすぐ教会長に報告しろ。サンクチュアリ教会の人に会ってはいけない。その話を聞いてもいけない。」このような公文を出したではないですか?


それなのに教会長自らがその映像を見、その内容を批判的な視角からですが、シックたちに紹介しているのだそうです。そのような内容をカカオトークで受けとりました。


それだけではなく、その教会長は「あなたたちは直接聴いてみなさい。スマホがある人はこれこれこうやってサンクチュアリ教会のサイトに入って説教を聞けるから、見て批判しなさい」と、このようにサンクチュアリ教会の説教を見る方法まで具体的に教えているそうです。実にありがたい現象です。


そして韓国では、皆さん、晋州(チンジュ)教会であったことをご存知でしょうか?その教会でかなり多くのシックが脱会書を書いて家庭連合に送ったそうです。


今年の2月でしたか?韓国協会長をされ、大陸会長までされた年若い指導者がお父様の相続者・代身者であられる方をどのように表現しましたか?“世間から嘲笑される裸の王子”と表現しましたね。しかし、時が経ってみると家庭連合が力なく崩壊しています。何故そうなっているのでしょうか?誰が世間で嘲笑を受けていますか?その理由を一度考えてみましょう。映像を見せてください。音声を最高にしてください。


<映像>
2009年1月15日、31日
“天宙天地父母 安息圏安着 即位式において 真の父母様の祝福を伝授します。アージュ”



2009年1月にあった行事でした。その即位式でお父様は真の父母の祝福を亨進様に伝授されました。ある方はこれを世界会長就任式と混同されている方もいらっしゃいますが、そうではありません。
世界会長就任式は2008年4月でした。これは2009年1月15日でした。また同じ式を31日にもされ、韓国とアメリカの時差を利用して31日飛行機に乗ってニューヨークに来られ、マンハッタンセンターで31日、3度目の即位式をされました。これを通して真のご父母様の祝福を完全に亨進様に伝授されたのです。


そして2010年には皆さんが何度もご覧になった宣言文にお父様がサインされました。そこには“代身者・相続者は文亨進だ。それ以外の者は皆、異端であり爆破者だ” このように強い表現で確認されました。ですから、亨進様は今や天一国の二代王であり、真のご父母様の全ての権限を相続されたのです。


そして今日、“真のご父母様のみ言葉”は亨進様が話されるみ言葉なのです。真のご父母様の権限は亨進様が行使されるのです。真のご父母様のみ言葉が聞きたくて、それにしたがっていきたければ亨進様のみ言葉を聞き、亨進様のみ言葉にしたがっていかなければなりません。全てのシックがそうです。


清平にいる韓氏オモニの言葉ではありません。その方はもうこれ以上、真の母でもなく、真の父母でもありません。それを私たちははっきりと知らなければなりません。今、この地上で真の父母を代身し、真の父母の権限を行使され、真の父母のみ言葉を私たちに伝えてくださる方は、ここ、ニューファンドランドにいらっしゃる文亨進様であることを私たちははっきりと知らなければなりません。


現在、異端家庭連合が闘っている相手は亨進様ではありません。お父様と闘っているのです。お父様が代身者を立てられたので、お父様はその方(亨進様)の後ろにおられ、お父様はその方を信じてくださったのです。家庭連合がお父様に勝てますか?とんでもない話です。絶対勝てません、もうすでに負けています。さきほどの家庭連合の教会長が週日礼拝を通してサンクチュアリ教会の内容をシックたちに伝え、サイトに入る方法まで教えてあげ、家庭連合から出た公文を自ら破っているその現状を見ても、勝敗はすでに決まっているのです。


シックの皆さんはもうこれ以上躊躇せずに、韓国にいらっしゃるシックの皆さんは早くソウル聖殿に連絡し
サンクチュアリ教会に繋がり、お父様の権威に戻る祝福を受けられるように願います。
以上で報告を終わらせていただきます。ありがとうございました。

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2015年10月8日木曜日

伝統的講義案と異なる原理教材の事例 とあるサンクチュアリー人の試論 (非公式) 第2弾 

  従来の伝統的講義案とは異なる 原理教材の事例


 済州島成約摂理特別修練会の講義案である、
 [成約摂理解説](2014年度)


表紙.jpg


済州島成約摂理特別修練会は家庭出発修練会に
  参加する前に修了を義務づけられた必修過程です。
                                                                                
成約摂理解説 図表1:三大王権を表す四位基台。  
    主体の位置にエバ、対象の位置にアダムがいます。

1図表.jpg






成約摂理解説 図表2                                                                                                                                                        2 도표,해설.jpg
                                                                                                                                                                                    


成約摂理解説 図表2の解説: 
神の愛を示す矢印の出発点である、丸で示した箇所が神と解釈すると、神の中で 主体の位置にいるエバと 対象の位置にあるアダムが 授受作用をしています。  



原理本体論 図表3:
一方、原理本体論の講義案において 原理は、神の対象であるロゴスの二性性相が、神の形象的な実体対象として分立されたのが アダムとエバである、と説明しています。

3図表.jpg

評価
神の形象的な実体対象として分立されるべきアダムとエバが、神の中に存在する図表2は 第一原因の神を説明する原理と異なります。


更に、主体となったエバと対象の位置に置かれたアダムが神の中で授受作用をしています。


図表2は、現在 家庭連合が神の呼称としている‘天の父母様’を中心とした四位基台を表すものであり、現在の家庭連合が使用している神様の呼称
‘天の父母様’は エバが主体であり、アダムが対象で
ある二神論を意味していることが理解できます。

三代王権にクリック

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あるサンクチュアリアンの一考察―ヨナニムの武器所有発言




ヨナニムの銃所持にかんする発言が少なからぬ人々を困惑させているようだ。


これに関して補足説明を加えたいと思う。
 日本人(韓国人もそうだろう)の感覚では「危ない銃は取り締まるのが普通だろう」と言うのが通常の考えだろう。日本人、韓国人を含むアジアの人々にとっては誰でも銃を持てる(もちろんある程度の規制はあるが)このアメリカ固有の文化が理解しがたい。それは私も日本人として十分納得できる。

ところが一つそこに欠落している観点がある。


それは何か。


銃の所有はアメリカの単なる文化、習慣ではなくアメリカの存在原理である というものだ。


アメリカに住んだことのない人、もしくはアメリカ政治史に強い関心を持つ人でなければ理解し難いことだと思う。

アメリカ合衆国という国は近代アベル型民主主義の総本家といっていい。民主主義は国家のすべてを可能な限り国民、市民に分け与える。国政の方向を決める最終的決定権は選挙権(各一票)という形で分散され、個人の自由を制限するものは最小限に限られる。

そして国家を国家たらしめている強制力を担保するための「力」つまり武力・武器であるが、なんとその武力・武器さえも個人に分散させるという何とも徹底した民主主義ぶりなのだ。これを本家民主主義の凄みと私は呼びたい。



アメリカ合衆国という国の形を決める文書は3つある。独立宣言、合衆国憲法、憲法修正条項だ。

その中の一つ、独立宣言(1776)に「革命権」(抵抗権ともいう)が規定されている事実をご存じだろうか。


われわれは、以下の事実を自明のことと信じる。すなわち、すべての人間は生まれながらにして平等で あり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられているということ。こうした権利を確保するために、人々の間に政府が樹立され、政府は統治される者の合意に基づいて正当な権力を得る。そして、いかなる形態の政府であれ、政府がこれらの目的に反するようになったときには、人民には政府を改造または廃止し、新たな政府を樹立し、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる原理をその基盤とし、人民の安全と幸福をもたらす可能性が最も高いと思われる形の権力を組織する権利を有するということ、である。(独立宣言1776より)



軍事力、警察力をもつ政府を改造または廃止する
(つまりクーデターを起こす)ためには人民が素手であっては不可能だ。その権利を担保するものとして憲法修正第2条があるのだ。

いくら独立宣言で悪い政府を改造、廃止できると言ってもその手段がなければ絵空事に過ぎない。そこで次の条文がある。




合衆国憲法修正第2条[武器保有権] 
 [1791 年成立]

規律ある民兵団は、自由な国家の安全にとって必要であるから、国民が武器を保有し携行する権利は、 侵してはならない。



アメリカはなかなか腹の据わった国なのである。自国で人民を抑圧するおかしな政府が権力を握ったら武力で倒せというのだ。

これを独立宣言で奨励し、そのための武器所有を憲法で認める。これがアメリカの建国の父が設計したアメリカという国の形だ。まあ建国の父もアメリカがこれほどの大国になることを想定してはいなかっただろうが。



サンクチュアリの天一国憲法が採用するこの独立宣言に描かれる「革命権」(抵抗権)とそれを担保する修正第2項についてヨナニムは実は語っておられたのである。


銃の所持を許すか否かは彼の国では建国精神に関わることなのだ。この建国の理念とキリスト教精神を何より重視するのが保守的な共和党であり、時代の流れに応じて人間中心の考えで外的に変えていこうとするのがリベラルな民主党である。だから民主党の大統領は銃を規制したがる。


これは何千年にわたって皇帝や天帝が中心にいたアジア人にはこのメンタリティは理解しづらい。太閤秀吉が刀狩をしたとき易々とそれに応じる従順な日本人にとっては特にそうであろう。


だから単純に銃所持を支持するから暴力的、カイン的と決めつけるのは気が早い。銃所持の背景には歴史哲学が存在する。

確かにアメリカでは度々悲惨な銃の乱射事件が起こる。事件のたびにさすがのアメリカ人も銃規制必要の声をあげるが建国精神にはあらがえずにその声は立ち消えになる。ケネディ大統領暗殺の時も、ロバート・ケネディ暗殺の時もキング牧師暗殺の時もそうだった。しかし国民が感情的になって「銃規制」を叫ぶ時、共和党の議員が決まって言うセリフがこれだ。


「銃の引き金を引くのは人の指ではなく人の心だ」



だからキリスト教精神に戻り家庭の価値(Family value)と道徳教育を深化すべきだと共和党は主張するのだ。民主党のように外的解決をあてにせず本質的な内的問題を先に解決すべきだと。


さてサンクチュアリ教会の理念と思想は亨進ニムと国進ニムの二人のものだと言っていい。天一国の具体的政治理念について国進ニムの「自由社会」の中でかなり詳細に語られている。この思想を亨進ニムも共有している。お二人は18世紀後半、建国当時の共和体制が最も天一国に近いと認識している。

なぜか。

それはアメリカが再臨主を迎えるべく聖書的原理に基づいて立てられ準備された国だからだ。

建国当時は、300年経った現代のアメリカ合衆国と違って純粋に摂理の中心国家だった。そこには神様と摂理の息遣いが生き生きとあった。そこに再臨主の真理と神霊が備わって地上天国が完成するはずであったからだ。だから新しい天一国もそこから始める。

ルネッサンスの合い言葉が「古代ギリシャ・ローマに還れ」であったごとく、「神様が祝福したアメリカ建国精神に還れ」というわけである。

そういう理由で天一国版・権利の章典もほとんどアメリカの人権条項そのままなのだ。必要最小限の小さな政府と大きな自由と責任が与えられる個人―という図式だ。そして抵抗権を担保するための武器所有の権利がでてくる。サンクチュアリの政治理念を既存の政治思想の中で位置づけるとリバタリアニズムの色彩の色濃い共和制だと考えていいと思う(投稿者の個人的見解)。


天国に武器?


確かに矛盾を感じさせる。しかし人々の堕落性が徐々に脱げていけば戦争もそれに応じて減るし、殺人などの刑事事件も減るだろう。武器を持たせると殺人事件が増えるような社会、国では天国など一億年経ってもやってこないだろう。
しかし人の堕落性が消えていく社会では自動的に銃自体の必要がレジャー目的以外なくなるだろう。天一国の成否のすべては人々の堕落性を消し去る速度に掛っているのだ。今の現実世界を見て一朝一夕にそこまで行くことは考えられないので経過措置としてアメリカの初期理念が必要だというのである。あとは個人の内的革命、個性完成で自動的に実体天一国はやって来るという考えだ。 


彼らは剣を鋤に,槍を刈り込みばさみに打ちかえる。
国は国に敵対して剣をあげず、
戦いを学ぶことはもはやない。イザヤ24


神の国はいつ来るのかと、パリサイ人が尋ねたので、イエスは答えて言われた、「神の国は、見られるかたちで来るものではない。また『見よ、ここにある』『あそこにある』などとも言えない。神の国は実にあなたがたのただ中にあるのだ」。ルカ福音書1720節、21





*以上は投稿者の個人的感想及び見解でありアメリカ本部の公式見解ではありません。

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2015年10月7日水曜日

10月4日 文亨進師説教 キリストの千年王国 【英語説教日本語訳】


10月4日 英語説教 The Thousand Year Kingdom of Christ


キリストの千年王国 


ヨハネの黙示録20章1節から4節
わたしはまた、一人の天使が、底なしの淵の鍵と大きな鎖とを手にして、天から降って来るのを見た。この天使は、悪魔でもサタンでもある、年を経たあの蛇、つまり竜を取り押さえ、千年の間縛っておき、底なしの淵に投げ入れ、鍵をかけ、その上に封印を施して、千年が終わるまで、もうそれ以上、諸国の民を惑わさないようにした。その後で、竜はしばらくの間、解放されるはずである。
わたしはまた、多くの座を見た。その上には座っている者たちがおり、彼らには裁くことが許されていた。わたしはまた、イエスの証しと神の言葉のために、首をはねられた者たちの魂を見た。この者たちは、あの獣もその像も拝まず、額や手に獣の刻印を受けなかった。彼らは生き返って、キリストと共に千年の間統治した。
以上はキリストの千年王国として知られている部分です。またお父様のみ言を見てみましょう。
天聖経1553
多くの人々、世界の5人種によって築かれた文化的な境界を越えて、それらを一つの文明にする必要があります。つまり、神主義に基づく家庭、社会、国家、その他によって統治される理想世界を打ち立てる必要があります。この過程は完成したアダム中心のイデオロギーと呼ぶこともできます。共産主義でも民主主義でもないアダム主義です。これこそ神主義に導く道です。
このみ言は王国がどのようなものでなければならないかを指し示す意味で重要なみ言です。お父様ははっきりと神主義に基づかなければならないとおっしゃっています。これまでの社会制度、国家組織をみれば共産主義であれ社会主義であれ世俗的哲学に基づくものでありその多くは神様を非難し「宗教はアヘンだ」とするものでした。それらは神主義とはほど遠いものです。お父様は「民主主義でもない」とおっしゃっています。アメリカ合衆国は本来、民主主義を予定した国ではありませんでした。民主主義は歴史を通して最も脆弱な政治体制でした。その多くは「共和制」から「独裁制」の過渡期に現われました。アメリカの建国の父達はギリシャの歴史、また共和制ローマがどのようにシーザーの独裁制に堕ちていったかを知っていました。ローマは共和制として出発し、堕落して民主主義となりそして最終的に独裁制に導かれました。このように民主主義は決まって独裁制に流れていきました。
若い世代の人々はアメリカは民主主義の国であり、民主主義こそアメリカだと教えられて来ていますが実はそうではないのです。建国の父はアメリカを民主主義国家として出帆したのではありませんでした。有名な逸話ですが、独立宣言の起草委員であったベンジャミン・フランクリンはある女性の「どのような国を作るのですか」の問いに「共和制の国です。それを維持できればの話ですが」と答えたそうです。
現状を見ればアメリカは当初の共和制から民主主義に堕落しています。多数派が少数派の権利を奪う衆愚政治です。例えば同性婚が国の習わしだと多数派がひとたび決定するとします。すると「それはわれわれの宗教信条に反する」と言うキリスト教徒など少数派を攻撃、迫害するのです。このようにアメリカは共和制から民主主義に堕落したと言えるのです。非常に危ない話です。
これと同様な霊的戦いが起こりました。お父様が私たちに王冠を被らせ世界教会の相続者、後継者に指名されました。しかし韓オモニと思想的に違いがあったのです。韓オモニが前面に立とうとしたとき私たちはそれを止めるように哀願しました。しかし女王の姿で世界の前に現われました。お父様が病院に入院されておられる時にもうすでに経典の改変を計画していました。私の実の母であり愛していますが、責任分担の観点に於いては失敗です。完全な失敗です。女帝として、最高権力者として世界の前に登壇するようなことは思い止まって下さいと願いました。
その後三年間に様ざまな形で外に現われ出るようになり皆さんも知ることとなりました。この三年間、皆さんも聞いたことがないようなことが数多くありました。私たちが直面しなければならなかった戦いでした。
その後、お父様の玉座に着くようになりました。考えて見てください。ごく普通の韓国の一般的社会において尊敬する夫が他界すればその椅子を尊重するでしょう。お父様は理想自由社会は主体性の神学に基づくとおっしゃいました。王権が重要だとお父様は言われたのです。聖書も王権を重視しています。主体の位置は血統を通して相続されていくからです。お母様が主体的位置を保持できるでしょうか。できないのです。対象的位置にある者が集まってあれこれした所で混乱しか生まれません。そこには主体が存在せずその結果中心も存在しないからです。
それは夫の役割です。夫は家の中心となるべきであり、キリストから家の中心となるべき命を受けています。キリストが教会を愛するように夫は家族を愛するべきなのです。それは夫の責任です。そして(その主体は)血統を通して世代をこえて相続されていくのです。もし主体が血統を通して相続されるというシナリオを失うならば夫を冒涜するという現在の事態を招くことになります。夫を敬うこともなく、夫の価値を損ない、夫に恨みを晴らすことになります。これは理想家庭のモデルになり得ません。もちろん次の世代のモデルとはなり得ません。それは公的位置からの離脱を正当化するものです。自己の対象としての位置を離れそれを好機として主体である夫を攻撃する。これは真の女性や真の子女のなすべきことではありません。
中心を持つべきです。私たちの家庭の中心は真のお父様です。議論の余地はありません。キリスト教徒の伝統的概念においても天国はキリストの王権を意味します。キリストが再臨して千年王国を統治するというものです。キリストと共にある者はたとえ斬首されてもキリストと共に千年間、御国を統治するのです。
(お父様が自筆で亨進様を代身者、相続者と認めた宣布文を指しながら)お父様は明確に真の父母の相続者を指名されました。お父様は聖書に描かれた如くに後継を指名されました。私が男であり家庭の主人であるからです。独裁者ではありません。私には家族を守る責任があります。家族に危害を加えようとするものがあれば私は反撃します。それが責任だからです。何かあれば一番に駆けつけます。また子供にも将来自分の主人としての位置を理解できるよう、その責任を深刻に受け止めるように訓練しています。それが父から子に受け継いでいくべき重要な責任観念です。代わりになる者は誰もいない自分で責任を持つという観念です。特に国家レベルでそれを理解することはとても重要です。(責任を持たない)対象的立場の人々が国を支配するならそれは間違いなく混乱を招くからです。なぜならそこに主体が存在しないからです。そこにあるのは衆愚政治です。大衆が個人の権利を奪うことができるのです。例えば西部開拓時代に30人の集団がある者を捕まえて、自分たちは捕まえた男を殺すと言いだしたとしましょう。これが民主主義ならそれぞれが一票を持っているからその男は殺されることもあるし殺されない場合もあるでしょう。
しかし共和制では男がすぐに処刑されることはあり得ません。保安官がいて男には裁判を受ける権利があるというでしょう。法が彼を助けます。共和制では政府の上に法律があるのでいかに少数派であっても法が彼を護ることができます。たとえばこの部屋の一人を除く全員がその権利を認めないとなれば、民主主義の原理(多数決)に基づけばその人の権利は奪われてしまうでしょう。しかし共和制では上位の法があるのでそうはいきません。また二つ目に大切なことは共和制ではひとたび裁判ということになっても陪審員の前で行われます。自分をよく知る、その動機をしる陪審員が同席するのです。ですから陪審員の一人が無罪だと言えば釈放されるのです。
大衆による衆愚政治があなたを抑圧することはないか、あったとしてもそうすることが困難になります。今アメリカではそれが失われました。
(主体の位置が入れ替わった韓国指導者用教材を示しながら)これも毎週指摘しています。今もなお、お母様は主体と対象が完全に入れ替わった教材で教えています。これも「何かの誤りだ」と言い訳することも可能です。「ああ、それは下の者が犯した誤りです」などというのは韓国人がよくつく嘘です。しかしこれは教団幹部の呉教授が作成しました。何千部も刷られて用いられています。まごうことなきプロパガンダです。堕落した四位基台を教えています。中心の位置はサタンが占め、主体にオモニが来るのです。また「平和の主人、血統の主人」の中でお父様が「母(オモニ)の教材であり、皆さんの教材です。母(オモニ)が果たせずに誤ったならば、『オモニ、悔い改めて下さい。私によって祝福を受けなければ生きる道がありません』といえるような皆さんにならなければなりません。」の部分も大きく書き換えました。
黙示録17章では
同じだけの苦しみと悲しみを、彼女に与えよ。彼女は心の中でこう言っているからである。『わたしは、女王の座に着いており、やもめなどではない。決して悲しい目に遭いはしない。』
とありますがこれも実現しました。単独で王冠を被っています。完全にお父様にとって代わろうとしました。
VimeoThe Burning of Babylon   Sept. 20  2015   Rev. Hyung Jin Moon  2 Sanctuary Church Newfoundland PA
3年前からこうなることは分かっていました。もちろん具体的に何をするかはわかりませんでしたが、至高の独裁者の道をたどりたいのであろうと思っていました。そしてお母様も私たちもついて来るだろうと思っていたのです。周りのものは賄賂を使おうとしたり、何百万ドルという資産を使って私たちを懐柔しようとしました。「権力の座に座り続けなさい」とささやきました。私たちは言いました。「そんなものよりも大切なものがある」。「それは『名誉』と『高潔さ』、勇気を持ち真実の男としてお父様とその願い対する尊敬を忘れないことである」と。(その後)祝福リングにお父様の名も刻むことなく、「神様とお父様はお母様の内に存在する」と教えるなど、完全な異端となってしまいました。聖書からその正統性の根拠を見出そうとしてもできません。
そして7つの頭と10の角を象徴する家庭連合のマーク。この家庭連合が天一国憲法と称するものを発布し最高委員などというものを創設し「天一国」を商標登録しようとする。その憲法を見ればまさに奴隷制と独裁を絵に書いたようなものです。これを見ても神側から離脱し堕落していることがはっきりとわかります。なぜなら実際の天国のビジョンが完全な独裁であり絶対的政府なのですから。人権に関する規定は「公職につく権利がある」これだけです。まるで全世界を北朝鮮化する北朝鮮の文書のようです。そこで公職につけるのです、おめでとうございます(笑)。
「愚かしい」の一言です。その憲法の中で「最高委員会を設置する」と規定しています。「最高委員会」。この言葉で今朝盛り上がりました。「最・高・委・員・会(Supreme Council )」。皆さんはこの「最高委員会」に隷従しなければなりません(笑)
未来の天国の最高議決機関として「最高委員会」を置くそうです。エリート支配階級が作るこの「最高委員会」をだれも監査することはできません。抑制できないというのです。異議申し立てもできません。それを排除することはできないということです。全体独裁制に他なりません。全世界の人々を、お父様を裏切り冒涜し消し去る者達の奴隷にする文書です。この文書から導かれる将来は完全な独裁であり、絶対主義政府であり、寡占的で不可侵の、誰にも説明責任を負わない「最高委員会」が統治する世界です。お母様でも抑えきれないでしょう。お母様は絶対的最高指導者になることをお望みですが、結局「最高委員会」が実権を握ることになるでしょう。「最高委員会」の助言と推薦にもとづいてお母様は決定を下すことになっているのですから。実際、お母様は「最高委員会」の操り人形になることでしょう。
お金と資産を盗む者達、メシアの聖和後、彼を裏切り、財を得た、そういう人々でつくる最高委員会です。異端を支持することでこれらの大きな利益を得ている神学的姦淫者たちは何をもたらすのでしょうか。
  • 国民に「自然権」を認めない。
  • 独裁と絶対主義政府を抑制する「法の支配」の欠如。
  • 支配階級エリートで作る議決機関、「最高委員会」にたいする抑制と均衡が働かない。
  • 最高委員会-最高独裁者を監視、監査することができない。
  • 統治に対する抑制と均衡の構造的欠如。
  • 寡頭・独裁政治に他ならない。
以上が神学的姦淫者たちが家庭連合の人々に浸透させたいビジョンです。しかし多くの人がペストから逃れるようにそこ(家庭連合)から脱出し始めています。そこに神がおられないことを悟ったからです。そこであわてて人々の流れを止めようとしています。彼らは昔ながらの寡頭政治、独裁政治を支持しているのです。神学的姦淫者たちは地獄を作ろうとしているのです。仮にその世界が実現したとするならどのような立場であったとしてもあなたはそこで暮らしたいと願わないでしょう。たとえ権力者にコネがあったとしても子供を外の世界に送るでしょう。地獄を作っておいてそこから逃げ出そうとする。偽善も甚だしいではありませんか。
Oct 4 Sanctuary Church Worship Service   YouTube
(写真を指しながら)これはジョン・バーチ協会が作成したものですが、ここに様ざまな政治体制が描かれています。来週(10/11)憲法を公布することからもこれを知っておくことは大切です。
左端に君主制がありますが、JB協会がいうには君主制も独裁制の構造が似ている。前面に立つ一人が権力者であり、権力を握っているように見えるが実際はその背後にいるグループ、側近のグループが隠れた権力者として存在するということです。ですから現実的には独裁は存在せず実際は少数の者が権力を握る「寡頭政治」だというのです。このスペクトラムの右端に「無政府主義」があります。国進兄さんの「自由社会」の講演内容を覚えていますか。原理的観点、聖書的観点から政府の存在を明らかにしました。神様は人に仕える者として天使長を創造されました。同様に政府も国民に仕えるために創造されたというのです。アメリカ建国の父は「無政府状態」も危険であると見做していました。なぜならそれは「絶対政府」に対する反動に過ぎないからです。「無政府主義」への反動が「すべて政府に任してしまおう」と言う「絶対政府主義」なのです。ですから何らかの形で「政府」は必要である。しかしそれは可能な限り小さな政府が望ましい。これらに関しては天一憲法で入念に規定しています。共産主義、社会主義、ナチズム、ファシズム等などは極大政府、絶対政府の側に位置します。それらはどのようなものであれ中央集権を進めます。ですから政治家が「この政策にはこの機関の設立が必要だ」と言う時、明らかに権力を中央に集めようとしています。権力を中央に集めるとき、それは神の理想に近づいているでしょうか、遠ざかっているでしょうか。遠ざかっています。神様は子供たちに自由と責任を与えられました。子供たちにすべての統治権を与えられたのです。ですから「政府」は主人ではなく適切な僕(しもべ)の位置にあるべきものです。また「民主主義」も過渡的、一時的政治体制です。完全な民主主義では各人が一票の投票権を持ちます。確かに聞こえはいいでしょう。しかし後には必ず社会的堕落を招きます。
例をあげましょう。「共和制」として始まると選挙で選ばれた者たちは次第に利益を約束することで票を集められることを悟りますます力を得ます。すると国民の方も政府に無償であれをくれこれをくれと言うようになります。こうして共和制は民主主義へと変容し、そして(財源のため)さまざまな税を課し社会福祉制度を作り上げ、挙句の果てには個人の土地私有権を侵害するなど、まさに現代アメリカがたどっている道です。そしてローマがそうであったように崩壊にいたるのです。そうして社会が混乱に陥ると、シーザーのような強い力、軍事力をもつ指導者を国民は支持するようになります。こうして共和制は滅びに至るのです。
建国の父はこれらを丹念に観察した結果、独裁制に陥る必然性を持つ民主主義を選択しませんでした。そういう議論をジェームズ・マディソン、トーマス・ジェファーソン達はしたのです。そして残った選択肢は二つ。
一つは一握りのエリートによる支配、寡頭政治、もしくは法による支配、代表民主制をとる共和制体でした。法の文言も大事ですが法に込められた意図がさらに重要です。これは聖書的な解釈による共和制です。なぜならイエスは律法からより内的な基準に移行させました。法で裁くことから、その意図を汲むことを重視したのです。それが陪審員裁判の背景にあります。自分をよく知る人に裁判に加わってもらうのです。「私は彼の隣人で彼の人となりをよく知っている」というこういう人が裁きに加わるのです。絶対政府ではこういうふうにはいきません
アメリカは共和制から堕落して民主制に移行したと見ることができます。
VimeoThe Thousand Year Kingdom of Christ   Oct. 4  2015   Rev. Hyung Jin Moon   00Sanctuary Church Newfoundland PA
アメリカ政府のウェブサイトではこういう図(三権分立)を使って啓蒙していますが、もはや現実には機能していません。司法、立法、行政の三部門が互いに抑制し合っているという図式はもはやプロパガンダに過ぎません。実際は連邦準備制度に象徴される中央に集められたお金が議会、ロビイスト、各政党、ホワイトハウス、保険会社、大企業、ウォールストリートなどにつながっています。こういう(お金を中心とする)図式はスターリン体制、ヒットラー体制で見られたものですが、それが現在のアメリカにも見ることができます。選挙資金援助は無制限なのでお金さえあれば大統領の地位さえ買えるかもしれません。
大統領は行政命令で統治します。大統領はCIAや他の情報機関を動かせるので大統領の監査自体、難しいのです。そして最高裁裁判所の判事の任命権を握っています。最近知ったのですが最高裁判事は大企業の顧問弁護士がなることが多いようです。ともかく大統領の権限は大きくなりすぎました。ベンジャミン・フランクリンの言葉が思い起こされます。「(新しい国の体制は)共和制です。それが維持できる限りは…」。それから300年も経たないうちに共和制は崩れました。私たちが決してなくならないだろう、崩れることはないだろうと信じていたものが崩れてしまった時代を今私たちは生きています。それは建国の父が誤ったのではありません。聖書的原理で築かれた国に再臨主を迎えることができなかったからです。聖書の中でなぜ王権が必要とされているかを理解できないのです。アメリカに於いてさえ大統領の権限は大きすぎるほどのものです。オバマ大統領は最高裁判事の任命を通して同性婚を合法なものにしてしまいました。
アメリカは本来もっとも神の国に近い体制を持っていました。限りなく自由に良心に従って神を賛美できる国でした。ところが今やとことん絶対政府に近づいています。神様はアメリカ建国を導かれました。建国の父たちに霊を注がれ独裁制を打ち破るよう導かれました。
人権に関してはどうなったでしょうか。憲法に修正条項を入れていく過程で所得税の他諸々の規定で建国の父が想定したものからかなり外れました。後の世代は自分達は先祖よりも賢明でうまくやれると思いこんで何でも変えてしまうのです。建国から300年、これが問題であったということです。見えざる力がゆっくり確実に「共和制」から「寡頭制」へと動かしてきました。BBCなどの調査機関はもはやアメリカは寡頭政治であると結論付けています。どうしてこうなってしまったのでしょうか。
「自由」は神様から来るのです。それは神様に結びついていなければなりません。お父様は「神主義」と表現されました。アメリカは神の基台の上に建てられた国であることを明確にしなければなりません。この事実は人間の力で変えることはできません。神様が与えられた自由と責任は人間の力で変えることはできないのです。子孫がいかに知恵深くとも神のみ言を変えることはできません。現代アメリカ人で建国の父の水準を超えるものはいません。程遠いというのです。ヨーロッパで独裁を体験したこともなければ、堕落した国を目撃したこともない、そしてそこからの自由のために闘ったこともないのです。彼らはおそらく建国の父よりは傲慢であったとしても少なくとも賢明ではありません。これは各世代が抱える問題です。神様のみ言と憲法は実現すべきものから世代を経るとともに大衆の欲に従って逸れていき逆にみ言を世俗的に捻じ曲げようとします。
来週(10/11)に天一国憲法を明らかにしますが、王権と千年王国を聖書が預言している理由、お父様が同じ主旨のみ言を語られた理由がそこで明らかにされるでしょう。
政府が均衡と抑制で保たれる仕組み、神様とお父様が意図された内容が明らかになるでしょう。ここに主体を基礎とするイデオロギーと対象を基礎とするイデオロギーの違いがあります。皆さんの機嫌を取ることが問題ではありません。関心の焦点は将来のためにいかに自由と責任を保持するかにあります。100年後、200年後、300年後も人はこの文書に戻って来るのです。キリストの王権の権威に基づく自由と責任を守るのです。最高に自由で豊かな、バランスのとれたシステムを作ります。もちろん資産家や権力者たちにもその居場所は確保しますが決して政治に過度に口出しすることを許しません。これを一週間かけて解説します。今はまだ明らかにしていませんが、皆さんもどんなものになるか少し緊張を持って期待し、心に掛けていて欲しいのです。不安に思っても結構です。私は皆さんのご機嫌取りはしません。お父様の王権と伝統を残すためにここにいます。お父様のキリストとしての賜物である自由と責任を全世界に残すためここにいるのです。キリストの子女と伝統は韓オモニのように権力を簒奪し搾取的な独裁権力を産み出したりはしません。キリストの子女、自分を売らなかったカイン・アベルはすべてを失いましたが、お父様と神様の賜物である自由と責任と共に立っています。
天聖経1551を読んで終わりましょう。
天国は神様の御旨に従って治められ神様の戒めを重んずる神の子女達の主権により治められる場所であることは間違いありません。そのような所には民主主義も共産主義もありません。ひとたび建つと永遠に残るのです。こういうふうに考えるとき、私たちがその国の市民でないことは本当に悲しむべきことであると考えざるを得ません。
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