The Advent by Shinjoon Moon_ Principle Series
キリスト再臨アドベント25
ほとんどのクリスチャンが知らない、聖書の最初の預言とは?
What most Christians don't know about the Bible's first prophecy
What most Christians don't know about the Bible's first prophecy
ほとんどのクリスチャンが知らない、聖書の最初の預言とは?
この預言(創世記3:15)は、イエスが死ぬことになっていたことを証明しているのでしょうか?
文脈を再確認しましょう。
神は、ご自身の子女たちが神と完全に一体となって成長することのできる完璧な世界を創造し終えました。
彼らの純潔を守り、成熟するために、神はアダムとエバに一つの戒めを与えられました。
(創世記2:17) 「善悪を知る木からは取って食べてはならない。」
しかし、私たちがあまりにもよく知っているように、蛇はエバを欺いて彼女が果実を食べるようにし、その果実をアダムに与えるようにし、その結果、創造主から人間を引き離しました。
蛇に向かい、神はその大天使に永遠に地の塵を食べるよう呪い、園から追放しました。
この直後、神はメシアの最初の姿を告げられます。
(創世記3:15) 「わたしは恨みをおく、おまえと女とのあいだに、おまえのすえと女のすえとの間に。彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」。
この預言はやがて、いつかサタンの頭を完全に砕きエデンを取り戻すという神の約束による、原福音(Protoevangeliumプロトエヴァンゲリウム)、あるいは最初の福音として知られるようになりました。
それは、宣言の後半、「彼はおまえのかしらを砕き、おまえは彼のかかとを砕くであろう」という部分です。
それが問題になっています。
多くの人が、この預言的な宣言は、創世記からずっとメシアは死ぬことになっていて、十字架上でサタンの頭を砕きサタンに最終的な勝利を収めたことを証明していると受け止めています。
第一に、この預言をキリストの再臨に位置づけるのではなく、イエスが十字架につけられたときにすでに成就していたとしてこの箇所を引用するクリスチャンがいることは、私にとっていつも興味深いことです。
ヨハネの黙示録は、サタンの支配権が永遠に滅ぼされる、神とサタンの最後の戦いを預言しています。
従って、キリストの再臨とルシファーの滅亡は、「彼はおまえのかしらを砕き」という預言を成就させることになるのではないでしょうか。
それなら、預言の後半部分、「おまえは彼のかかとを砕くであろう」はどうでしょうか?
これは、サタンがイエスを殺したときに成就したのではないでしょうか?
この質問については、かかとを噛まれたら、足が不自由になることはあっても、致命傷にはならないことに注目してください。
後半のフレーズの存在そのものが、メシアが蛇に致命的な一撃を与える前半のフレーズと対照的であることを意味しています。
むしろ、サタンがこの世の神であり、王であり、支配者であるため、サタンはメシアに危害を加えようとする手段をたくさん持っています。
しかしながら、より重要なのは、このフレーズ全体が連動しているため、イエスの初臨においてサタンが完全に打ち負かされたことを、まず証明しなければなりません。
しかし、ここに問題があります。
十字架刑でサタンの頭が完全に砕かれたのが事実なら、なぜ十字架刑の後も、サタンはなお力を持っているのでしょうか?
キリストの勝利の後、パウロは、サタンは「この世の神」、
そして、「君」として、また支配者として、不信な者の人生にひそかに働いていると書いています。
(コリント人への第二の手紙4:4) 彼らの場合、この世の神が不信の者たちの思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光の福音の輝きを、見えなくしているのである。
(エペソ人への手紙2:2) かつてはそれらの中で、この世のならわしに従い、空中の権を持つ君、すなわち、不従順の子らの中に今も働いている霊に従って、歩いていたのである。
ヨハネはその書簡の中で、「全世界は悪しき者の配下にある(ヨハネの第一の手紙5:19)」と述べています。
ヤコブも使徒ペテロも、仲間の信徒たちに、サタンの誘惑に常に用心し、サタンに抵抗するよう警告しています。
(ヤコブの手紙4:7) そういうわけだから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ちむかいなさい。そうすれば、彼はあなたがたから逃げ去るであろう。
(ペテロの第一の手紙5:8) 身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたけるししのように、食いつくすべきものを求めて歩き回っている。
悪魔は獰猛なライオンのように、食い尽くすべき者を求めて歩き回っているのです。
サタンは、全世界を支配している「この世の神」であり、「君/支配者」です。
彼はまた、信者もそうでない者も同様に、神から地獄へと誘惑することができます。
決定的なことは、「これはすべて十字架につけられた後のことです」。
サタンの頭は完全に砕かれ、もはや脅威ではなくなったと心底言えるのでしょうか?
それはまるで、大量殺人犯がついに捕らえられ、刑務所に入れられ、人類に対してこれ以上凶悪犯罪を犯すことはできないと大統領が宣言することに似ています。
しかし、大統領の主張とは裏腹に、誰もがこの恐ろしい犯罪者がまだ誰かを殺そうと歩き回っているのを見ることができるのです。
クリスチャンとして、私たちは悪魔がまだ徘徊していることを知っています。
聖書でそれを読もうが、自分自身の中に罪を見ようが、歴史や政治構造の中に悪魔の画策を認識しようが。
しかし、もしサタンが本当に敗北したのなら、神は、悪魔の誘惑と荒涼を終わらせたいのではないでしょうか?
ここで何が問題になっている(脅かされている)のか、思い出してください。
それは、伝統的なキリスト教における神の子女たちの永遠の魂です。
サタンは、人々を神から引き離し、永遠の苦しみと破滅に引きずり込む、神に敵対する主要エージェントです。
私たちの愛する天の父である神は、人が一人も滅びることなく、すべての人が悔い改めに至ることを望んでおられるのですから、人々が悔い改めに至るのを妨げている者を排除したいと思うでしょう?
従って、サタンがまだ出没しているという明白な現実は、サタンの頭が完全に砕かれなかったことを示す明らかな証拠です。
第二に、旧約聖書とイエスの宣教の中にある、キリストの第一の願いが王国であったことを示す、途方もなく多くの証拠は、キリストの唯一の使命は死ぬことであったとする信念と矛盾します。
この課題についてはすでに詳しく説明したので、詳しくはこのビデオをご覧ください。
[Jesus should not have died]イエスは死ぬべきではなかった
10 reasons Jesus did NOT come to die:イエスが死ぬために来られたのではない10の理由
それを踏まえた上で。
私が信じているように、もしキリストの本来の使命は死ぬことではなかったという主張が聖書によって証明されるのであれば、それはキリストの完全な願いと目的が十字架上で果たされなかったことを意味することができます。
この考えを、サタンが依然としてこの世の神であり王であり支配者であり、人々を地獄に引きずり込んでいるという事実と重ね合わせると、神の第一の願いが未完のまま残されていることは明らかです。
最後に、再臨という概念そのものが、イエスが初臨ですべてを成就できなかったことを証明しています。
従って、人々がイエスを受け入れなかったために再臨が必要となったのです。
しかし、これは明らかにイエスが失敗したと言っているのではありません。
イエスは天の父に絶対的な忠誠を誓い、地上の人生で直面しなければならなかったあらゆる障害にもかかわらず、私たちのために御自身の命と、霊的な救いという私たちにとって身に余る賜物を勝利的に与えてくださいました。
しかし、それにもかかわらず、なぜサタンはいまだに人類を支配し、地上の人間と関わることができるのでしょうか?
堕落の結果として、私たちは、サタンが人類に対する法的請求権を持つことで、原罪によって人類を支配していることを見ました。
「これがメシアが来なければならない理由です。」
堕落のプロセスを逆転させ、堕落した人類のために原罪を清めることができるのは、完全な罪なき御方、キリストだけです。
原罪が清められ、地上に天の王国が築かれるまでは、神の完全な御旨を成就することはできません。
ここに、蛇の頭が砕かれるという意味があるのです。
それは、神の子女たちと全世界が、もはやサタンの支配下ではなく、神の牧者としての支配下に置かれるときに達成されるのです。
それは、再臨されるキリストに対するサタンの攻撃にもかかわらず、キリストが堕落の順序を逆転させ、全人類がエデンの園に戻るプロセスを開始する時でしょう。
最終的に、蛇の頭を決定的に砕くのです。
私たちが生きている間に、この日が来ることを切に祈りましょう。
それでは、また次回を楽しみにして下さい。
ご視聴ありがとうございました。祝福された一日になりますように。
0 件のコメント:
コメントを投稿