2024年10月8日火曜日

キリスト再臨アドベント26 神がカインを拒絶した衝撃的な理由 ◆文信俊三代王◆The Advent by Shinjoon Moon_ Principle Series

The Advent by Shinjoon Moon_ Principle Series

キリスト再臨アドベント26

神がカインを拒絶した衝撃的な理由

文信俊三代王

翻訳&提供:Michiyo H.

26. (20240923) 

God's Shocking Reason for Rejecting Cain

God's Shocking Reason for Rejecting Cain


神がカインを拒絶した衝撃的な理由


[復帰摂理に関するシリーズの続きとして、カインとアベルの物語と、人類をエデンに贖い戻すという神の御計画への遠大な影響について見ていきます。]


堕落の悲劇は、人類の信仰と神の御言葉への従順の欠如のためでしたが、それでも神は、ご自身の子女たちを罪から救おうと決心されました。

このように、堕落の直後から、神は中心人物がメシアのための基台を築く条件を成功させるための環境を整え始めました。


前回見たように、これらの条件は信仰基台と実体基台です。

これらの条件は、人間の堕落で起こったこと、すなわち神の御言葉に対する信仰の欠如と、アダムが受け継ぐはずであった位置を奪ったルシファーによる非原理的な転倒を覆すため、あるいは蕩減するために必要でした。


では、神はどのようにしてアダム家庭の堕落を逆転させるために、このような環境を創造されたのでしょうか?

アダム自身が人間の堕落という災いを引き起こしたために、アダムは神が容認できる信仰の供え物を捧げる中心人物として立つ資格がありませんでした。


さらに、アダムは、第二の非原理的主人であるサタンの創造に対する責任がありました。

従って、サタンもまた、アダムに対する直接的な要求権利を持っていたため、供え物を要求する権利があり、アダムは神にのみ供え物を捧げることができませんでした。 



そのため、神は象徴的にアダムを二人の息子に分立しました。

一方は善を、もう一方は悪を表します。

アダムをこのように分けたことで、創造原理を反映し、それぞれの息子はただ一人の主人に仕える傾向を持つようになりました。


しかし、カインとアベルの間で、神はどのように善と悪の立場を決めるのでしょうか?

その問いに答えるためには、堕落の過程を見る必要があります。

カインもアベルもエバの愛の果実です。

堕落の衝撃的なビデオの中で、私たちはエデンの園で2つのタイプの性的関係があったことを見ました。

[Biblical Proof that Lucifer had sex with Eve 

原理シリーズ2a - ルシファーがエバとセックスした聖書の証拠]


第一に、ルシファーとエバの間の「霊的な性的堕落」。

そして第二に、エバとアダムの間の「肉体的な性的堕落」です。

どちらの出来事も、人類に対する神の本来の意図に含まれていなかったことは明らかです。


しかし、この2つの状況のうち、2番目の性的堕落は、まだ不義ではあるものの、アダムとエバは精神的に成熟した後に一体となることになっていたため、神の創造原理により沿ったものでした。


一方、エバが天使長と一体化したことは、神の御計画と完全に矛盾していました。

なぜなら、神はエバが天使長と性的関係を持つことを全く意図していなかったからです。


こうして、2つの堕落のまさにこの順序が、それぞれの位置に立つ者を決定したのです。

長男カインは、天使長とエバとの最初の性的関係を表すことになりました。

次男アベルは、エバとアダムの二番目の性的堕落を象徴していました。


ヤコブとエサウ、エフライムとマナセ、イサクとイシマエルなど、聖書には神の摂理において長男が不利であるという枠組みが、聖書全体を通してたくさんあるのはこのためです。

これらの大変興味深い例については、別のビデオで紹介する予定です。


カイン・アベルと実体基台との関係については、

堕落の出来事が逆の順序で再生され、アダムより先に創造されたルシファーが本来あるべき位置にとどまりアダムを通して神の愛を受けるべきであったことを蕩減復帰して初めて、実体基台が立てられることを私たちは見ました。

しかしながら、正反対のことが起こりました。

ルシファーは本来の彼の位置を離れ、神が息子アダムのために創造した女性を誘惑しました。

そうすることで、ルシファーは被造物すべてにおいてアダムとその子孫を支配する立場になりました。


このように、復帰において、天使長の立場に立つ摂理的人物は彼らの堕落性を克服し、天の中心人物と一体化しなければなりません。

簡単に言えば、ルシファーの側はルシファーができなかったことをし、主人としてのサタンを断ち切る条件を立て、信仰と一体化の確立された岩盤の上にキリストが来られるようにしなければなりません。


この枠組みを理解したところで、カインとアベルの物語を見てみましょう。

(創世記4:3-5)

4:3 日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。

4:4 アベルもまた、その群れのういごと肥えた者とを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。

4:5 しかしカインとその供え物とは顧みられなかった。


ここで、二人の兄弟が神に供え物をしたことがわかります。

しかしながら、アベルの供え物は受け入れられましたが、カインの供え物は拒絶されました。


神はなぜカインの供え物を拒み、アベルの供え物を受け入れたのでしょうか?

カインは果物しか捧げなかったけれども、アベルが貴重な子羊を捧げたからだという説もあります。

しかし、他の聖書の箇所を見ると、果実も供え物の一種として認められています。


(レビ記23:15)

また安息日の翌日、すなわち、揺祭の束をささげた日から満七週を数えなければならない。


(申命記26:2)

あなたの神、主が賜る国にできる、地のすべての実の初物を取ってかごに入れ、あなたの神、主がその名を置くために選ばれる所へ携えて行かなければならない。


拒絶されたのは、アベルが自分の群れの初子をささげたのに対して、カインは自分の労働の最初の実りを神にささげなかったからかもしれません。

カインがサタンと関係する立場に立ったので、このことが、動機や理由の如何にかかわらず、カインが神に最高のものをささげようとしなかった根本的な原因であったでしょう。


この物語で重要なのは、神がカインの捧げ物を受け入れなかったということです。

なぜ、このことがそんなに重要なのでしょうか?


説明しましょう。

アベルが心からの信仰から大切な子羊を神に捧げたことで、アベルはアダムの代わりとして、信仰基台を確立することができました。


今、もし実体基台も確立されれば、象徴的に堕落を逆転させたカインとアベルの条件の上に、メシアは来ることができます。

これが、神がカインを拒絶した重要な理由です。

神は実体基台を確立し、それによってメシアのための基台を築こうとされるために、ルシファーが失敗したのと正確に同じ状況を準備されたのです。


神の摂理において、ここで何が起こったのでしょうか。 

神は堕落に類似したシナリオを再現されました。

アダムとの関係を復帰するために。

堕落の前、ルシファーはアダムより年上でした。

ルシファーは神の子より先に創造されたからです。

堕落の過程は、天使長が、神がアダムを自分より愛することを受け入れられなかったために始まりました 

このため、ルシファーはアダムが実現すべき位置を奪い、創造の正しい秩序を逆転させました。

復帰の際には、この出来事は逆の順序で演じられなければなりません。

カインは兄であり、したがって象徴的に天使長の立場に立っているので、アベルを神の中心人物として認識し、彼と一体化しなければなりません。


もし彼が堕落性を覆すことができるならば、サタンは主人であり続ける根拠を失うことになります。

それによってサタンを絶ち切り、実体基台を築くことができるのです。

言い方を変えれば、堕落のときにサタンに奪われた生得権は神の側に取り戻すことができるのです。

それによって、キリストは第二のアダムとして、また創造の主として来られるのです。


天使長の立場に立つ者として、カインはサタンと関係する素質を持っていました。

その結果、神はカインに厳しい警告を発せられました。


(創世記4:7)

正しい事をしているのでしたら、顔をあげたらよいでしょう。もし正しい事をしていないのでしたら、罪が門口に待ち伏せています。それはあなたを慕い求めますが、あなたはそれを治めなければなりません


ここで私たちは、神はカインが成功し、正しいことをすることを願われたことがわかります。

摂理的な理由からカインはアベルの供え物より劣る供え物をしたけれども、神はカインを恵まれました。

神はアベルを愛されたと同じようにカインを愛されました。

当然、天の父はカインが罪を治め、弟と一体化することに成功するよう願われました。


神が、罪に抵抗し治めなさいと警告されたことから明らかなように、カインが勝利する可能性は確かにありました。

しかし悲劇的なことに、カインはルシファーが人間の堕落を招いたのと同じ感情に支配されてしまい、密かに掌に石を握りしめ、カインは弟を野に連れて行き、殴り殺しました。


神は堕落の直後にメシアを遣わすことを願われましたが、アベルの殺害は、神の中心人物の死を意味するだけでなく、メシアのための基台が立てられるまでの摂理の延長でもありました。

アダム家庭を中心とする復帰摂理は、カインとアベルの間の一体化の失敗によって、無残な失敗に終わりました。


その結果、人類のほぼすべての側面において、カイン側またはサタン側と、アベル側または神側という2つの側面ができました。

それが個人に限定されたものであれ、国家に拡大されたものであれ、世界観に関わるものであろうと。

すべてのものはカイン側かアベル側という相反するどちらかに分類されます。


アダムの家族に起こったのと同じ罪、姦淫と殺人に溺れた人類は、メシアを受け入れる基台のための機会が再び現れるまで、1600年と10世代にわたって下降のスパイラルに陥りました。

次回はノアという義人を中心に、神の御子メシアを一刻も早く遣わし、人類を復帰されようとされる神の同じ努力を見ましょう。

それでは、その時まで。

ご視聴ありがとうございました。祝福された一日になりますように。

0 件のコメント:

コメントを投稿