自由損失とポピュリズム
「自由社会 - 文國進監査総監」<1>
2026年1月21日 テネシー清平韓国語水曜礼拝
權寧畢(クォン・ヨンピル)牧師
翻訳minio 監修fanclub
2026年1月21日 聖殿教会 水曜礼拝 (自由社会 - 神の理想社会建設のためのビジョン、文國進)
着席ください。
今日の礼拝は文國進様の自由理想社会を視聴します。
真の御父様 がおられた時、韓国全国を、韓国だけはありませんね、 巡回されながら話された講義の内容です。
文國進様は私たちは全てご存知ですね。真のお父様の御言と摂理的観点から見る時、カイン文國進様とアベル文亨進二代王様は、一体圏を立てられました。これは人類歴史以来、継続して繰り返されてきたカインとアベルの葛藤を終結させて、真のお父様の勝利的な基盤を永遠に保全するようにした 実態的な復帰のモデルとして天宙的な意味を持っています。
今日は本当に私が何回も見たのですが、本当に見るたびに神様が計画されたそのような地上天国のモデルではないかと、このように考えて深い感銘を受けました。一緒に見ましょう。
ありがとうございます。 ニューヨークに来ることができて光栄です。本当にありがとうございます。
では、本講義を始めましょう。
本講義の題目は「自由社会」です。これは神の理想世界を構築するビジョンです。
人類始祖の自由損失
ご存知のように、神様は人間を御自身の子として創造され、三大祝福を授けたいと望まれました。
ご存知のように神様は人間を子女として創造されました。そして人間に三大祝福を相続させたかったのです。まず産めよ、すなわち個人完成をなして、その次に増えよ、すなわち家庭を形成して、3番目は万物を主管することでした。
しかし、この3大祝福は子女に与えた条件として自由と責任もくださいました。
エデンの園には神様、アダムとエバ、そして天使長たちがいました。神様はアダムとエバに戒めを与えられました。どのように生きるべきか、何をなすべきか、正しい道とは何か、神の祝福を受け継ぎ地上の天国を築くために何を成すべきかを示されたのです。
しかし、この物語で何が起きたかはご存知の通りです。天使長は自らをサタンへと変貌させました。
アダムとエバに仕え、その僕となるべき天使長の地位を離れ、自らをアダムとエバの主管者へと変えたのです。まずエバを誘惑し、次にエバを通じて、天使長と共にアダムをも誘惑したのです。
その結果、アダムとエバは堕落しました。彼らはエデンの園から追放され、神から切り離されました。神の子であったアダムとエバは、神の子から天使長ルシファーの奴隷へと転落したのです。その結果、三大祝福を失っただけでなく、自由と責任までも失いました。
堕落の結果、人類は長い歴史のほとんどを独裁者や暴君の支配下で生きてきました。人類の歴史は苦難の歴史であったのです。人類は基本的に奴隷とされ、拷問を受け、恣意的に殺されてきました。
それにもかかわらず、神は人類を元のエデンの園へ回復させようと、摂理を通して働きかけられました。
アテネのポピュリズムによる自由損失
人類は歴史の大半を悲惨の中で過ごしましたが、それでも自由の記憶は残っていました。
エデンの園で人類がかつて持っていた自由の記憶です。そして人類史の長い流れの中で、夢のように自由が立ち上がる瞬間が時折見られました。
古代ギリシャやローマ共和国において、その姿を見ることができました。
しかし自由は持続しません。必ずや滅びるのです。アリストテレスはこう記しました。
「共和政は民主政へと衰退し、民主政は放縦へと堕落する」と。アテネ民主政の物語は周知の通りです。民主政がアテネに到来した時、そこには偉大な創造性と希望、活力と起業家精神が溢れていました。アテネは強大な都市国家へと成長しました。
エーゲ海の交易を掌握し、富と強さを増しました。しかしアテネの勢力が拡大するにつれ、市民の間に微妙な変化が生じました。民主制では、たとえ不適切な政策であっても投票で可決され得ることに気づいたのです。そして実際にアテネではそうなりました。市民は人気はあるが賢明とは言えない政策を次々と可決したのです。
彼らはスパルタとの戦争を開始しました。この戦争は30年間続き、アテネの敗北で終結しました。彼らはその後も不適切な政策を続け、植民者をイタリアに送り込み、その他の非常に不採算で民衆迎合的な事業に手を染めました。
その結果、国庫は枯渇し、国力は衰え、ついにアテネはマケドニアのフィリップ2世王に対する防衛すらできず、敗北を喫しました。
自由はアテネで死に、アテネの自由民は新たな主管者であるマケドニアのフィリップ2世王の奴隷もしくは農奴となりました。自由は死んだのです。
ローマ共和国のポピュリズムによる自由損失
ローマ共和国においても同様の経緯が見られました。建国当初、ローマ市民は自身を代表する元老院議員を選出しました。二院制を採用し、権力の均衡と抑制の仕組みを備えていたのです。
最初の数百年、ローマは英知をもって統治され、繁栄を遂げ、やがてローマ帝国を築き上げました。
しかし共和政末期、この偉大なる都市国家においてポピュリズムが台頭する様子が確認できます。
ローマ市民は自らへの無償の恩恵を要求し始めました。
帝国が繁栄しているのを見て、「我々も分け前を得るべきだ」と主張したのです。
貧しい人たちに土地を配分することを要求しました。「とうもろこしなど穀物は高価すぎるとし、補助金を支給すべきだと主張しました。穀物の無償配布を要求し、食料の無償支給を求めました。債務については、返済する意思を示さなかったのです。「なぜ借金を返済しなければならないのか?帳消しにすべきだ」。
権力欲に駆られた指導者たちは、元老院に対する民衆の支持を得るために福祉政策を利用しました。そして結局、これらの政策、これらの要求がローマ共和国の崩壊を招いたのです。
ローマ共和国は滅び、帝政ローマが誕生しました。自由なローマ市民は自由を失い、新たな帝国の主管者たちの農奴や奴隷となったのです。
再び自由は失われました。
現代のポピュリズムによう自由損失
現代においてもポピュリズムは存在します。
アルゼンチンの貧しい人々に富を再分配すると約束したペロンが権力を握りました。彼が政権を掌握した当時、アルゼンチンは世界で10番目に豊かな国の一つでした。しかし彼の悲惨な統治が終わる頃には、アルゼンチンは世界の貧しい国の一つへと転落していました。
ヒトラーのもとでも国家の拡大とナチス・ドイツの台頭が見られました。ご存知の通り、ヒトラーは民主的に選出されました。ワイマール共和国がヒトラーとナチス党を生み出したのです。国家を拡大し戦争体制を構築する過程で、彼は国民を働かせ、人々は彼を崇拝しました。
ドイツ人を「支配人種」とし、あらゆる民族をドイツ国家の奴隷とすることを約束したのです。
そして彼は国民を破滅的な戦争へと導き、ヨーロッパ大陸を荒廃させ、最終的にはドイツそのものを崩壊へと追い込みました。
ポピュリズムは再び独裁と破滅をもたらしました。
ベネズエラでも同様の事態が起きています。ウゴ・チャベスは貧困層への食糧供給や富の再分配を約束して権力の座につきました。
そして政権掌握後、自らを独裁者と宣言したのです。
現代ギリシャにもポピュリズムの結果が如実に表れています。
国家の無制限な拡大、社会福祉政策の制御不能な拡充が、現代ギリシャの崩壊を招いたのです。そして今日、ギリシャはヨーロッパの独裁政権によって統治されています。
ヨーロッパ全域において、南ヨーロッパの制御不能な社会福祉支出が、大陸全体の破産を招きかねない状況にあります。
スペインはギリシャ、イタリア、ポルトガルの道を辿っています。
そして今、フランスは社会主義者の大統領を選出しました。同国の財政状況は悪化し続けています。
ドイツでさえ、その信用格付けは現在、ネガティブな見通しとされています。歴史を振り返ると、否定できないパターンが見て取れます。
民主主義と希望から始まったものは、大衆主義へと発展し、大衆主義は独裁と自由の死へとつながります。
政府からの無料のものは、実は無料ではないことがわかります。その代償は、あなたの自由なのです。
現代福祉国家の父であるフランクリン・デラノ・ルーズベルトは、1935年の一般教書演説で、次のように述べています。
「このような形で救済を行うことは、麻薬を投与することであり、それは人間の精神を破壊するものです」。
フランクリン・ルーズベルトは、福祉を麻薬と理解していたのです。そして、それはまさにその通りです。それは中毒であり、麻薬であり、私たちの国はそれに依存しています。
神が準備された現代の自由
この原則を研究すると、神はメシアの到来のために時代を整えられることがわかります。
イエス様が来る前に、神はローマ帝国を興し、イエス様が福音を広めることができる環境を整えられました。
そして神は今日、再臨主を受け入れるためにこの時代を整えられました。
ご存知の通り、人類史の大半において自由は存在しませんでした。しかし今日、自由と民主主義は人類史上かつてないほど広く深く普及しています。これは偶然ではありません。
これは私たちが世俗的に啓蒙されたからではありません。神が人類を堕落前の水準に再び引き上げようとしておられるからです。
ご存知の通り、アダムとエバは成長段階の頂点で堕落しました。
ですから神がメシアの時代を整えられる時、神は諸国と世界の人々を、堕落前のアダムとエバがいた水準に近いところまで引き上げられるのです。
だからこそ、人類史上かつてないほど自由と民主主義が広がっているのです。しかしこの自由は確かなものではありません。脆いものです。
この自由を保ち続けられる保証はありません。
世界の人々が共に集い、再臨主と結ばれて神の創造の目的を果たすか、それともアダムとエバがエデンの園で成熟と発展の頂点に達した際に直面した選択のように、再臨主と結ばず神の裁きを受けるか――その決断は私たち自身に委ねられているのです。
私たちも今日、その選択に直面しています。
そして私たちが下す選択は、皆様一人ひとりの人生、そして皆様が知るすべての人々に、重大かつ響き渡る結果をもたらすでしょう。
では今、私たちがなすべきことは何でしょうか?
どのようにして再臨主と結ばれるべきでしょうか?
神が地球に望まれる御心とは何でしょうか?
私たちが神の御心を果たしているかどうか、どうすれば分かるのでしょうか?
こうした疑問が生じます。
自由理想社会はエデンの園だった
しかし、兄弟姉妹の皆様、考えてみてください。
私たちはどこから始まったのでしょうか。創造はエデンの園から始まりました。そこは自由と責任の場であり、アダムとエバが成長し、私たちの根源において神の祝福を受け継ぐべき場所でした。天の王国が誕生するはずの場所、理想の世界だったのです。
しかし、兄弟姉妹の皆様、人間の堕落によって何が起こったでしょうか?私たちはあのエデンの園を失い、そこから追放されました。
そして歴史の摂理、復帰歴史、全人類の希望は常に、あのエデンの園への回帰にあるのです。
そうお考えになりませんか?
しかしご存知のように、エデンの園にはたった四人の登場人物しかいませんでした。
神様、アダムとエバ、そして天使長たちです。70億の人口で満ちた現代世界を、どうしてエデンの園の文脈で理解できるでしょうか?これが私たちが直面する問いです。
しかし、この問いを真摯に、祈りの心をもって深く考え、原理と真の父母様から与えられた言葉の中に真理を求めれば、答えはあります。
そしてこの答えは、今日の世界に対する神の御旨を理解する助けとなるでしょう。
真の父母様の教えから、真の父母様が神の条件を満たし、四位基台を築かれたことを私たちは知っています。
その結果、再臨主としての役割を果たす条件を創り出されたのです。
それにより、真の父母様は地上において実質的な神の代表者となられたのです。
これが教えられた内容です。
したがって、地上において真の父母様が神の立場に立っておられることは極めて明確に確認できます。
真の父母様が神の立場であるならば、アダムとエバは誰でしょうか?エデンの園におけるアダムとエバは誰だったのでしょうか?彼らは神の子であったはずです。
では、今日のアダムとエバは誰なのでしょうか?ええ、神の子であるアダムとエバですね。ではアメリカを見ると、男性は皆アダムを表すとしたら、エバは誰でしょうか?
全ての女性、アダムとエバ、市民、国民はアダムとエバの立場にあります。
では天使長は誰でしょうか?おそらくこれがより重要な問いです。神が誰かは分かっています。アダムとエバを表す人々も分かっていますが、では天使長は誰でしょうか?さて、エデンの園の物語において、天使長の立場はアダムとエバの僕(しもべ)となることでした。
ポピュリズムは政府の誘惑
民主主義において、私たちは誰を「民の僕」と呼ぶでしょうか?
(会場)「政府」
皆さんは本当に利口です。
この分析から明らかなように、政府が天使長の立場にあると言えるでしょう。
こうして私たちはエデンの園の象徴——神、アダムとエバ、そして天使長が何を表すか明らかになりました。
しかしここで疑問が生じます。ポピュリズムとは何でしょうか?
兄弟姉妹の皆様、考えてみてください。
堕落で何が起きたのでしょうか?堕落とは何だったのでしょうか?単にアダムとエバの誘惑だったのでしょうか?
もちろん、それは起こりました。しかし堕落全体を見ると、天使長がアダムとエバの僕から主人へと変貌する過程そのものでした。それが堕落です。
ポピュリズムで何が起きるか考えてみてください。
国民の僕である政府は、弱い立場の人々のもとへ向かいます。まず女性たちに近づき、こう言います。
「扶養家族がいる家庭への支援を提供します。医療保険、フードスタンプ、福祉、社会保障を提供します。私が面倒を見ます。ただ私を信じてください。あなたの夫など必要ありません。
私と結婚してください。そして子供をたくさん産みなさい。
いつ、どんな男性と一緒であっても、子供を産めば産むほど、より多くの金銭を提供します。アダムなど必要ありません。私さえいれば十分です。政府さえいれば十分なのです」。
現代の政府が女性たちにそう語りかけているのではありませんか?
私たちの社会でまさに起きていることではないでしょうか?
この現象は私たちの目の前で展開されています。
では、政府が社会福祉法を制定した後はどうなるのでしょうか?
次に何を構築するのでしょうか?
そのプログラムを運営・管理するための官僚機構を構築します。
そして、そのプログラムに採用されるのは誰でしょうか?男性です。政府は公務員職と政府年金を提供します。
では、何が起こるか見てみましょう。
まず、天使長がエバを堕落へと誘います。
次に、天使長とエバがアダムを堕落へと誘います。政府はまず社会の女性たちを誘惑します。そして女性たちと共に、男性たちを誘惑するのです。
こうして政府は、人民の僕から人民の主人へと変貌を遂げます。
これは何でしょうか? これこそが人間の堕落です。政府が人民の僕から人民の主人へと変貌する過程こそが、国家レベルにおける人間の堕落なのです。
私たちは自国と世界の民主主義国家が堕落していくのを目の当たりにしています。これが神の裁きへと至る道なのです。これはエデンの園から追放される道です。
これが原理です。
私たちは人間の堕落、我が国の堕落、民主主義の堕落を目の当たりにしています。自由と責任が死にゆくのを目の当たりにしています。
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