2025年7月30日水曜日

良心の声に従う者たちの勝利 ◆2025年7月13日英語日曜礼拝 ”契約”<> リチャード・パンザー米国大陸会長

 良心の声に従う者たちの勝利

2025年7月13日英語日曜礼拝 ”契約”<>

リチャード・パンザー米国大陸会長

2025/7/13 英語日曜礼拝【契約】リチャード・パンザー会長

<日本語通訳Sanctuary Translation>



祈り


愛する天のお父様、私たちの人生におけるあなたの愛と恵みに心から感謝いたします。あなたの御心がこの地に行われ、私たちがあなたと一つになれるよう祈ります。

お父様、二代王ご夫妻とそのご家族、兄弟姉妹のために祈ります。また、國進様とそのご家族、台湾、日本、韓国、アメリカ、そして世界中の兄弟姉妹のためにも祈ります。

お父様、この時代に抑圧に苦しむすべての人々があなたの慰めに触れられるよう、そして私たちがあなた、イエス様、真のお父様と一つの心で繋がることができるよう祈ります。

私たちはあなたに感謝し、あなたを讃美します。この祈りを祝福中心家庭リチャード・パンザーの名によってご報告します。アーメン。


聖誕の絵画

皆様も亨進様が描かれた素晴らしい絵画をご覧になっていることと思います。彼にこれほどの才能があるとは知りませんでした。本当に驚きです。

これらの作品は、真のお父様の母上が真のお父様を出産される前に見た夢に基づいて描かれているそうです。

次のスライドをお願いします。

この作品は、二代王様が真のお父様のご生誕を描いていると説明されました。真のお父様の母が夢の中で2匹の白い皇帝龍が天から降りてくるのをご覧になったそうです。

これは救世主、再臨主、弥勒仏、マハディ、すなわち義なる者の誕生を告げるしるし、前兆だったとされています。

本当に驚くべき内容です。King Bullet HeadのInstagramチャンネルでは、この作品についての動画をご覧になれます。確か、二代王様ご自身がこの絵について歌を歌われていたと思います。とても美しいものです。


では、スライドを1枚目に戻してください。


今日のメッセージのテーマは「良心の声に従う者たちの勝利」です。


モーセの物語と良心の重要性


出エジプト記第1章によれば、ファラオはヘブライの助産婦に男の赤ん坊を殺すよう命じました。しかし聖書によれば、2人の助産婦は神を畏れ、エジプト王の命令に従わず、赤ちゃんたちを生かしました。彼女たちは自分の命を危険にさらして、罪なき命を救ったのです。もちろん、救われた男の赤ちゃんのうちの1人が成長して、後にイスラエルの民を解放し、ヘブライ語の最初の聖書である律法、そしてまた旧約聖書として知られる最初の5つの書物を記した人物、モーセとなりました。


つまり、私たちが今生きているユダヤ・キリスト教文明、倫理的一神教という世界観は、他ならぬ2人の女性が自分の命の危険を冒しながら虐殺に抵抗し、イスラエルの赤ちゃんの命を救ったという勇気ある行動によって可能となったとも言えるのです。ですから、私たち一人一人が心に刻むべきことは、神の王国とその摂理は、偉大な者も小さき者も、すべての人々の信仰と愛、そして勇気ある行動によって展開していくということなのです。


モーセの母は息子の命を守るために、モーセを籠に入れてナイル川に流しました。そして彼はファラオの娘の女中たちに発見され、モーセはエジプト王家の王子として育てられたのです。やがてモーセは成長し、エジプト人の監督がイスラエル人の奴隷を鞭で打っている姿を見て、その監督を打ち殺します。その事実をファラオが知ると、モーセは命の危険を感じ、ミディアンの荒野へと逃亡しました。



出エジプト記第2章

それでは出エジプト記第2章を読みたいと思います。


16 さて、ミデヤンの祭司に七人の娘があった。彼女たちはきて水をくみ、水槽にみたして父の羊の群れに飲ませようとしたが、

17 羊飼たちがきて彼女らを追い払ったので、モーセは立ち上がって彼女たちを助け、その羊の群れに水を飲ませた。

18 彼女たちが父リウエルのところに帰った時、父は言った、「きょうは、どうして、こんなに早く帰ってきたのか」。

19 彼女たちは言った、「ひとりのエジプトびとが、わたしたちを羊飼たちの手から助け出し、そのうえ、水をたくさんくんで、羊の群れに飲ませてくれたのです」。

20 彼は娘たちに言った、「そのかたはどこにおられるか。なぜ、そのかたをおいてきたのか。呼んできて、食事をさしあげなさい」。


モーセはエジプトでの自らの地位を失ったことを嘆き、自己憐憫に沈むことなく、彼は7人の若い女性たちをいじめていた羊飼いたちから助け出しました。この出来事を通して、彼は長女と結婚することになります。そして彼は義父の羊の世話をしていた時、ホレブ山で燃える柴の中に現れた主の使いと出会います。


モーセは自らの不適格さを訴えながらも、最終的には神のご命令に従い、エジプトへと戻ってイスラエルの民を導くことになりました。

神様はしばしば、自分自身のことを最も優れている、最も賢い、最も勇敢だとは思っていない人々を用いて神の御業をなされます。


時間の都合上、モーセとファラオとのやり取りや10の災い、紅海の奇跡(海が割れてヘブライ人が脱出し、海が戻ってエジプト軍が滅びたこと)などの部分は割愛させていただきます。


モーセはヘブライ人の民を率いて再びシナイ山に戻り、そこで十戒を授かりました。ここで十戒の簡単な要約を読ませていただきます。


  • 私の他に神として仕えてはならない。

  • 偶像を作ってはならず、それを拝んではならない。

  • あなたの神、主の御名をみだりに唱えてはならない。

  • 安息日を覚えてこれを聖とせよ。

  • あなたの父母を敬え。

  • 殺してはならない。

  • 姦淫してはならない。

  • 盗んではならない。

  • 偽証してはならない。

  • 人のものを欲しがってはならない。


それぞれの戒めについて詳しく語ることもできますが、今回はその中で第3の戒めに焦点を当てたいと思います。「あなたの神、主の御名をみだりに唱えてはならない。主はその名をみだりに唱えるものを罰しないではおかない。」


この戒めは、神の名を使っての悪態や呪いは許されないと理解されることが多いです。

これは興味深い解釈です。

というのも、他の戒めは許される可能性があるのに、足の小指をぶつけて「くそっ(God damn)」と言ったら許されないというのに、盗みや偽証、殺人が許される可能性があるというのは、これは許されないというのは論理的におかしいと言えます。


ヘブライ語の命令の動詞「ティサー」は「運ぶ」「担う」という意味です。つまり、この戒めの本来の意味は「神の御名をむなしく担ってはならない」ということなのです。

では、誰が神の御名をむなしく担っているのでしょうか?それは、神の名によって行っていると主張しながら、神の御心とは正反対の行動をする人々です。それは悪魔に従事しているのです。


奴隷制度の歴史とキリスト教徒の貢献


旧約聖書は奴隷制度を禁止しませんでしたが、奴隷取引、人身売買は禁止されていました。

出エジプト記21章16節には次のようにあります。「人を誘拐してそれを売った者、またその人を手元に置いている者は必ず死刑にさせられる。」

この教えからおよそ3000年後、聖書を読み続けてきたキリスト教徒たちが世界規模で奴隷取引を禁止し、奴隷制度そのものを終わらせる運動を始めるようになります。いくつかの例を紹介します。


  • クエーカー教徒のベンジャミン・レイは奴隷制度を「悪名高き罪」と見なし、1737年に出版した著書を「聖なるキリスト教を名乗りながら偽る者たち」へと向けて書きました。


  • フランスのユグノーの子孫であるクエーカー教徒のアンソニー・ベネゼは、「人にしてもらいたいことを自分も人にする」という聖書の黄金律を根拠に奴隷制度廃止を訴えました。


  • 1745年生まれのコネチカット州の神学者ジョナサン・エドワーズは、ベネゼの黄金律と当時の革命思想における自然権の主張をもとに、奴隷制度廃止の正当性を説きました。


  • そして、イギリス帝国における奴隷制度廃止運動が新しい段階で大きなうねりとなったのは、キリスト教徒で国会議員だったウィリアム・ウィルバーフォースが、かつて奴隷商人だったジョン・ニュートン(賛美歌「アメイジング・グレイス」の共著者)と出会ったことがきっかけでした。ウィルバーフォースは奴隷貿易廃止を訴え始め、20年に及ぶ議会での戦いの末、1807年に奴隷貿易禁止法が可決されました。


  • さらにその26年後、1833年には奴隷制度廃止法が成立し、1838年には現存するすべての奴隷が完全に解放されました。


国際的な奴隷貿易の取り締まりは19世紀の終わりまでイギリス王立海軍によって遂行されました。多くの船員たちがイスラム圏の奴隷貿易の取り締まりの中で命を落とすほどの危険を伴うものでした。

普遍的人権を宣言し、幼児殺害や奴隷制度が禁止されている現代世界は、キリスト教徒によって築かれました。

彼らはキリストの教えを現実社会に適用するように同胞を説得し、そのために自らの命を危険にさらしました。もし信仰を持つ人々が聖書の教えを適用していなければ、今日においても奴隷制度が合法とされていた可能性が高いでしょう。


現代の奴隷制度と全体主義への抵抗


ここからは現代における奴隷制度の現実と、特に第二次世界大戦後にキリスト教的な西側諸国が共産主義の全体主義にどのように立ち向かってきたのかについてお話ししたいと思います。このような抵抗は当時、イギリス政府やアメリカ国務省の内部に共産主義者が存在し、彼らはそれに対して様々な支援を行い、その中には核兵器技術の提供まで含まれていたのですが、その状況下で起こったのです。


朝鮮戦争と共産主義の脅威


この場にいる皆さんは、朝鮮戦争においてアメリカのダグラス・マッカーサー将軍率いる国連軍が動員され、韓国における共産主義の拡大を食い止めるために戦ったことをご存知だと思います。その戦いの結果、1950年に興南(フンナム)の死の収容所から文鮮明牧師が解放されることになったのです。韓国の南半分を共産主義から解放するために、3万6000人以上のアメリカ兵が命を落としました。


1970年から1980年代にかけて、真のお父様は共産主義の脅威について多くの場でアメリカに警告を発しておられました。そして今、地上をご覧になっている真のお父様は、聖なる息子の一人である二代王様が14億の中国人民の解放を世界に向けて力強く訴えておられるのを見ながら誇りにも思っておられるでしょう。そしてそれが近い将来、世界で最も抑圧的な体制下にある北朝鮮の2600万人の解放へと繋がるでしょう。


北朝鮮の現実


ここで北朝鮮のような共産主義国家での暮らしがどのようなものであるか、その一例をご紹介したいと思います。ではビデオをご覧ください。(ビデオ再生)

「北朝鮮は長年にわたり、人権侵害の国家として絶えず非難されています。この問題への意識を高めるために、韓国の統一省は韓国の映画や音楽を視聴した若者が死刑されたことに関する詳細な報告書を発表しました。北朝鮮担当のキム・ジョンシル記者が伝えました。

北朝鮮では韓国のドラマや映画、あるいは音楽を視聴することは命をかけた行為となっています。統一省は初めて、『反動思想文化排斥法』に反したものの処刑記録を公開しました。2020年末に施行されたこの法律は、北朝鮮が自国に潜在的に脅威と見なす外国コンテンツの視聴を禁じています。


北朝鮮外務省は木曜日に、北朝鮮の人権状況に関する最新の報告書を発表しました。報告書にはこの法律に違反したとして処刑された22歳の男性のケースも含まれていました。

処刑を目撃した脱北者の証言によれば、執行前に読み上げられた訴状によると、この若者は70曲の韓国音楽を聞き、映画3本を視聴したために処刑されたと言います。

彼は韓国のコンテンツを所持しているところを逮捕され、さらに7年間にコンテンツを配布した罪でも起訴されたある人物からの新たな証言があれば…」

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ここまでで十分です。

ありがとうございます。


たとえ彼が人気の音楽を聞いていたからといって、映画を見たからといって、たとえ彼が選んだその音楽の趣味に私たちが賛同できなかったとしても、音楽を聞いたこと、映画を見たことに対して命を奪われるというのは決してあってはならないことです。

しかし、これが今日の北朝鮮での現実なのです。


北朝鮮は世界中の人権団体からキリスト教徒にとって最も過酷な地と見なされています。オープン・ドアーズの報告によれば、北朝鮮では信仰の自由が一切なく、イエス様の信者であることが知られた時点で事実上の死刑宣告になるとされています。


文鮮明師の預言:共産主義とイスラム過激派


文鮮明師はまた、過激なイスラム主義についても警告されていました。

次のスライドをお願いします。

1965年、真のお父様はアメリカの元大統領ドワイト・D・アイゼンハワーと会談されました。その席でお父様は次のように警告されました。

「共産党はあらゆる手段を用いてイスラム圏と連携しようと努力している。共産主義が衰退すれば、イスラム世界との協力により再び立ち上がり、自由世界に攻撃を仕掛けるようになるだろう。」

つまり、お父様は1965年の時点で既に、共産主義が一旦は衰退して見えるようになるものの、その後再び現れてイスラム世界との連携を通じて民主主義世界に対する攻撃を仕掛けることを予言されていたのです。


続けて読みます。

「たとえ民主主義世界が共産主義世界に勝利したとしても、共産主義はイスラム世界と手を取り合い攻撃してくる。それを私たちは今理解しなければならない。ソビエトはイスラム世界と連携し、民主主義世界への侵略を進めている。アメリカはその攻撃から後退しつつある。サタン側は一つになり、民主主義世界を飲み込もうとしている。民主主義世界はこれを深刻に受け止めていない。」

これが1965年にお父様が語られた内容です。


イスラム諸国における人権侵害の現状


さらに、イスラム諸国における異教徒(イスラム教徒でない人)の男性、女性、子供たちの扱いは非常に恐ろしいものです。


  • パキスタンでは、10歳にも満たない少女たちが誘拐され、イスラム教への強制改宗をさせられる、いわゆる「イスラム婚」と称して性的な虐待を受けるという事例が後を絶ちません。誘拐された少女たちはさらに、犯人に有利な偽証の証言を強要されることもあります。裁判官たちは少女たちの年齢に関する書類上の証拠を無視し、加害者の合法的な妻として少女たちを引き渡します。


  • イギリスのロザラムという町でも同様のことが起きました。そこで1400人以上の貧困層出身の労働者階級の弱い立場の少女たちが誘拐され、性的虐待を受けました。

逃げ出すことに成功した何人かの少女たちがイギリス警察や社会福祉機関に助けを求めた時、誰も彼女たちを信じ、助けようとしませんでした。多くの場合、誘拐犯に送り返されました。

その理由は、イギリス当局が人種差別主義者と呼ばれることを恐れたからです。どうか皆さん、考えてみてください。このようなことが20年以上も続いてきたのです。


  • この15年間でエジプトでは、多くの教会がイスラム過激派によって焼き払われてきました。エジプトのマラウィにある司祭は、教会が燃やされている間、何度も警察や緊急サービスに通報したにも関わらず、誰一人として助けに来なかったと証言しています。別の住民によれば、知事が装甲車両を派遣してコプト派キリスト教徒を保護すると約束していましたが、実際には何も来なかったというのです。


  • イランでは2024年、ロヤ・ヘシュマティさんが公開の場で髪を隠していなかったという理由で、中世の拷問部屋のような場所で74回も鞭打ちの刑罰を受けました。他にも多くの女性が同様の理由で逮捕され、刑務所で拷問を受けたと報告されています。


  • 2022年9月13日、22歳のマフサ・アミニさんはイランの道徳警察に逮捕されました。彼女もまた公の場で髪を覆っていなかったという理由からでした。拘束された後、彼女は暴行され、昏睡状態で病院に運ばれ、3日後に亡くなりました。


イスラムとキリスト教では女性の権利に関する考え方が大きく異なります。

多くのイスラム諸国では、女性が「自分は強姦された」と告白した場合、加害者ではなく女性の方が石の刑にされるという恐ろしい現実があります。


キリスト教の創始者であるイエス・キリストは、3年の間教えを説いて誰一人殺すことなく、十字架の上で自らの命を捧げ、彼を拷問し、十字架にかけたローマ兵たちを許されたのです。

このイエス様の行動こそが、キリスト教世界において唱えられるようになった犠牲的愛と人権の理想の土台となっています。


それは、すべての人間、男性と女性を問わず、本来は神の形に創造された尊い存在であり、そのように扱われるべきであると教えているのです。イエス様は子供たちへの虐待を厳しく非難されました。

実際に、紀元1世紀のキリスト教徒たちは幼児殺害をいち早く拒絶し、さらに17世紀には世界的な奴隷貿易と奴隷制度そのものの終焉を強制しました。


それに対して、イスラムの創始者ムハンマドは、キリストよりも600年ほど後に生きた人物ですが、全く異なる人生を選びました。

彼はメッカで約12年間啓示を受けましたが、ユダヤ教の学者たちはその教えを拒否し、改宗者もほとんどいませんでした。

その後、彼は旅に出てヒジュラ(移住)となってメディナへ移動して、政治指導者、そして戦士としての道を歩み始めました。

彼は6歳の少女と結婚し、9歳の時に婚姻関係を持ったとされています。

彼の信仰は世界中に剣によって拡大されていきました。


ヒンドゥー教、キリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教、ヤジディ教徒など他の宗教の人々には選択が与えられました。

  1. イスラム教に改宗するか。

  2. ジズヤ税を支払い、劣等な立場を受け入れるか。

  3. 処刑されるか。


現在も多くのイスラム圏の国では、イスラム教を離れたり、改宗を求めたりするものが背教者として処刑されており、処刑者に対して処罰が下されることはありません。イスラム教が支配する多くの地域では、子供たちに異教徒を殺して殉教することが最も名誉ある行動だと教え込む教育が行われています。

このように、過激なイスラム主義と共産主義は共に西洋のユダヤ・キリスト教文明を破壊しようとしているのです。


しかし、西洋の富裕層、大富豪たちまでもが彼らと手を結び、私たちの自由を奪い、グローバリストの専制体制を打ち立てようとしているということは非常に衝撃的です。


西洋文明の危機とキリスト教の役割


共産主義と過激なイスラム主義は世界の自由、正義、平和を脅かす存在です。しかし、それは私たちの西洋社会の制度そのものが内部から腐敗し、浸透によって助長されているのです。


科学技術の発展とキリスト教文明


現代の科学と技術はキリスト教文明の西洋で発展してきました。なぜなら、聖書に描かれている神は御言葉によって創造をなされる存在であり、御言葉は神の知性、計画、そして意図の表現だからです。

そのような創造主の姿に似て作られた人間は、創造主が創造したこの宇宙を深く学ぶことを通して、神への理解を深めることができました。

だからこそ、中世ヨーロッパにおいてローマカトリック教会が最初の大学を創設したのです。


中世ヨーロッパでは、ロジャー・ベーコンや彼の師であるロバート・グロステストといった学者たちが輩出され、彼らは科学的方法を発展させました。歴史家のロドニー・スターク博士は、真のお父様が主催された科学に関する統一国際会議で講演を述べられています。スターク博士が言われた内容です。


「理性、進歩、そして道徳的平等を尊ぶ神学がなければ、現代の世界は今でも1800年頃の非ヨーロッパ社会のような状態に留まっていたことでしょう。占星術師や錬金術師はいても科学者はいない。大学も銀行も工場も眼鏡も煙突もピアノもない世界。5歳まで生き延びる乳児が少なく、多くの女性が出産時に命を落とす。それはまさに暗黒時代です。」

「現代世界はキリスト教文明の中からのみ生まれました。イスラムでもアジアでも、そして世俗社会からでもありません。なぜなら、世俗社会というもの自体が存在していなかったからです。そして、キリスト教国家以外の地域で後に見られる近代化は西洋からの輸入であり、多くの場合、宣教師や植民地主義者たちによってもたらされたものでした。」


科学と技術はキリスト教を信じる人々によって設立された大学を中心に、キリスト教西洋社会において発展してきたのです。ところが今では、そうした大学に籍を置く学者たちが、聖書やキリスト教だけでなく、さらには真理という概念そのものを侮辱するような発言を堂々としています。


ポストモダン思想の危険性


今日多くの学校で教えられているポストモダン思想では、真理などは存在しない、「あなたの真理」と「私の真理」があるだけだとされています。そして客観的真理の存在を主張することは、支配階級の利益を守るための隠れ蓑であるとされているのです。

それが、いわゆる「白人特権」と呼ばれています。


彼らの見解では、科学というものはもはや真理を求める中立的な営みではなく、「白人の科学」「黒人の科学」「先住民の科学」「トランスジェンダーの科学」とそのようにされています。それらは単に異なる部族集団に利益をもたらす単なる物語に過ぎないのです。


アメリカのシアトル学区では数学民族研究を展開しており、幼稚園から高校の若者たちは、数学は人種差別的であり、答えはみんなで相談して決めるものだと学ばされています。多くの大学では、あなたの肌の色や政治的・性的立場が、学術的な厳密さや研究の質よりも重要視されています。もし宗教的または保守的な見解を述べたり、左派的な人種的・ジェンダー的イデオロギーに染まっていない研究をしたいと公言すれば、研究費や職を失うリスクがあるのです。


コロナ禍における信仰者の抵抗


コロナ禍においては、世界的に導入された中国共産党式のロックダウン政策に疑問を呈した医師、看護師、科学者たちはTwitter、Facebook、YouTubeなどで検閲され、医師免許を剥奪されるか解雇されてきました。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、そしてヨーロッパの多くの国々で、これらの行動は政府によって支持され、主流メディアと国民の多くがそれに追従したのです。


多くの教会もまた政府のロックダウン命令に従いました。しかし、二代王様が率いる聖殿教会と一部の福音派の教会はこれに屈することなく立ち上がったのです。


ドナルド・トランプ大統領の選出は、私たちに一つの希望をもたらしました。大学の腐敗や憲法で保障された自由への脅威に対して、逆転の一手を打つ機会です。

しかし、私たちは一人の大統領が4年で、100年以上かけて築かれた思想的侵食、文化的土台をすべて解決できるとは期待すべきではないのです。


地下教会の信仰復興


また、中国、北朝鮮、イラン、そしていくつかのイスラム国家では、地下教会において実際に彼らには神の霊が強く注がれ、多くのリバイバル(信仰の復興)が起きているのです。

例えばイランでは、少なくとも50万人以上のイスラム教徒が命の危険を冒してキリスト教へ改宗したとも言われています。

これは本当に素晴らしいことです。彼らのために祈りましょう。

さあ、どうぞ皆さん、彼らに拍手を送ってください。中国やその他の国で命をかけて神を礼拝しているすべての信仰者たちのためにも拍手を送りましょう。


新しい教育の提唱と真のお父様の御言


二代王様は、私たちの子供たちに対して新しい教育のあり方を提唱しておられます。

それは、アウトドアでの自然との直接的な触れ合いや身体訓練、信仰に基づく家庭教育やホームスクーリング、独立学習を重視するものです。アメリカ人はもはや子育てを政府や官僚機構、学校に丸投げすることはできません。覚醒した教育機関で洗脳された教師たちに子供たちの未来を託すわけにはいかないのです。


天一国文化を築いていくには多くの世代を要するかもしれません。しかし、私たちは亨進様と國進様、そして國進様の支援を受けながら、日々その模範を示してくださっている姿に感謝し、習い、見習っていくべきであります。


最後に、1977年に語られた真のお父様の御言葉を皆さんに紹介して、今日の礼拝を締めくくりたいと思います。少しお待ちください。


「皆さんは統一協会の秘密を知らなければなりません。私のそのミニストリーが始まった当初から、私は繰り返して攻撃され続けました。しかし私は決してひるまず、決して完全に諦めることをしませんでした。そして結局はいつも勝利し、繁栄してきたのです。これこそが神の歴史であり、統一教会の歴史であります。聖書には『最後まで耐え忍ぶ者が勝利を得る』と書かれています。

私に立ち向かってきたのは一人の人間だけではありません。一つの国だけでもなく、この世界だけが私に敵対してきたのではありません。そして私のミニストリーの過程では、霊界全体までもが私に立ち向かってきたのです。


ある時、神ご自身が私に立ち向かっていわれました。『私はお前を知らない』と。神までが私を試されたのです。しかし私は最後まで耐え抜き、その神の試練さえも乗り越えました。そして神はついに私に降参し、こうおっしゃいました。『この者こそ私の王国のすべてを任せるにふさわしい私の息子だ』と。


神と私は契約を結びました。神はこう言われました。『お前こそ私が永遠に求めてきた息子だ。ここから私の永遠の歴史が始まる。』と。私はこう答えました。『私はあなたを探し求めてきました。ようやく分かりました。あなたこそ私の天のお父様であり、私はあなたの息子です。』と。こうして私たちは父と子の契約が結ばれたのです。


私たちもまた人生において信仰の試練にさらされる時があります。これは神が私たちを愛してくださっている証であり、私たちがその試練を乗り越える力を持っていると信じてくださっているからなのです。神は私たちに王として、王妃として、御国を治めるにふさわしい神の息子、娘としての勝利の冠を与えたいと願っておられるのです。


終わりの祈り

それではお祈りしましょう。

愛する天のお父様、この美しい日を迎えることができたことを心より感謝いたします。お父様、どうかあなたの御心が地上になされますように、私たちがあなたと一つになれますようにお祈りいたします。


天のお父様、あなたは私たちに驚くべき賜物をくださいました。それは、再臨のキリストが到来されたこの時代に私たちが生まれ合わせたということです。イエス様は一人十字架で捨てられ、孤独の中で亡くなられましたが、復活の後に再び来られて神の御国を地上に築くと約束をされました。


お父様、多くの人々はただ天に引き上げられて報いを受けることを望んでいます。しかし私たちは知っています。あなたの再臨の目的が、ただ私たちに報いをもたらされるためではなく、私たちを変えることであり、あなたと共に働くためであるということを。御国を築くためにあなたと共に横に並んで歩むことを許してくださいました。


お父様、私たちは自分自身がふさわしいものではないことを知っています。私たちよりもはるかに信仰深い人々がいることも知っています。それでもなお、あなたの目にかなう正しいこと、善なることを行いたいと願っています。信仰と愛を持って、あなたの御心を最後まで貫き通したいと願っています。


お父様、私たちはこれまでに多くの悲劇を目にしてきました。統一運動の中にも、そしてこの世界においても。しかし私たちは知っています。あなたが私たちと共におられること。あなたが共におられ、真のお父様、イエス様、霊界におられる真の母様が、そして地上におられる二代王様、國進様と共に、私たちはどのような困難の中にあっても最終的には勝利すると信じています。

そしてあなたの御心はどのような形であれ必ず実現されるのです。天のお父様、心より感謝申し上げます。ここに全ての祝福中心家庭の名により、全ての御名をにご報告申し上げます。

アーメン アジュ。