第57回 真の神の日 零時祈祷と御言式典
天基15年 天暦1月1日(2024年2月10日)
文亨進二代王
第57回真の神の日
文鮮明_康賢實真の父母様とイエス様御聖誕
2024-0210第57回真の神の日.文鮮明_康賢實真の父母様とイエス様御聖誕
天暦元旦零時祈祷
愛なる天のお父様。勝利された天地人 真のご父母様、
お父様、 感謝、感謝、 さらに感謝、感謝申し上げます。
今年2024年、 お父様が全世界の挑戦を私たちの目の前に準備されて、さらに ミクロとマクロの大きな試験をおろしてくださり、お父様、 感謝、 さらに感謝申し上げます。
私たちの能力ではない お父様の聖霊の能力で、 私たちは動きたいので、 お父様、 私たちがこのみすぼらしいウェルカムセンターに、 今年、この時間に集まりました。
荒野路程を通して私たちはあなたの み旨と聖霊の役事とお父様、 お父様の熱い御手によって、お父様、 今日この日まで歩んできましたので、 お父様、真心から真心から感謝、 さらに感謝申し上げます。
お父様が血と汗と涙の路程を勝利的に歩まれて、2012年に勝利的に天に昇天されて、勝利したカインとアベルがお父様に背信しないで、韓鶴子バビロンの淫婦の悲惨な堕落があっても、お父様の三代王権とカインとアベルが 荒野を通して歩いてきました。
お父様の大いなる愛で、お父様、ペンシルベニアから何もない 基盤から再び始めて、あなたが天福宮を建てられる時、下さった世界平和統一聖殿の名前で教会を始めながら、
その当時、 全ての祝福家庭たちがバビロンの淫婦の堕落に巻き込まれながら、 混乱の中で 偽りの天一国国家を歌って、 お父様の苦痛な心を理解することができませんでした。
しかし、 沈黙を破って お父様が立てられた三代王権が、お父様の後継権、相続権、 さらに代身権を持って自信を持って 全世界 の前にその内容を真実のまま話し、天宙的堕落によって 世界 混乱と世界 審判が来るという事実を預言して、その当時の全ての人の 嘲りと嘲弄を受けながら出てきましたので、
お父様、 今や12年が過ぎていきましたので、 私たちの目の前で そのような驚くべき役事が起こっていたという事実を考える時、 敬拝するしかありません。
韓鶴子バビロンの淫婦の堕落のすべての内容が、マクロコスモスの審判を連れてきて、
世界経済滅亡、世界の国々で社会主義、共産主義、政治サタン主義が広がっていき拡大しながら、サタンの勢力がさらに拡大されながら、
今や世界大戦まで勃発している、ソ連大スーパーパワーと、核スーパーパワーと、
今や、中東イランまで、このような悲惨な戦争の道を行っていることを見ながら、
お父様の審判が、あなたが天の国、神様の宝座に座っていらっしゃることを証拠として世界万民の前に見せながら、
同時にミクロコスモスの驚くべき家庭詐欺連合組織、その異端者爆発者の根の組織が審判を受けながら、マクロとミクロが同時に、お父様が聖和されてから10年ぶりに日本、韓国ツアー、三代王権が進行している時、起こった内容として完全に、その反逆と背信した組織と幹部達が審判の位置に、今、立っていることを見ながら、
どれほどどれほど驚くべき御業であるかということを再び考えるようになりました。
この内容は人間の力で起こすことはできず、ただひたすら天のお父様の能力と才能によって起こすことができる内容でありますので、
私たちはここに、悲惨な荒野にいたとしても、お父様が復帰された清平を建てられて、新しい天一国安着の役事を広めて出て行かれていることを見ながら、あなたに感謝、さらに感謝をお捧げします。
どれほど驚くべき、驚くべき、12年だったことでしょうか。
お父様が一歩一歩ずつ、その道を見せてくださり、私たちは不足ですが、信仰によってついてきたその心情を理解してくださりながら、導いていかれるお父様に栄光をお捧げします。
勝利された真のご父母様、今や、康真のお母様が平安に霊界からあなたを賛美して栄光をお返ししながら、
私たちはこの善と悪の戦いの中心的ミクロコスモスとして、三代王権が完全にお父様を中心として、
世界万民の前にあなたのメシア性、再臨主としての事実と、お父様の勝利権と天一国が出て行っていることを勇気を持って宣布して、世界万民の前に証しますので、お父様、お喜びください。
あなたの勝利された愛圏によって、今や、孫、孫娘たちも曾孫たちが生まれるようになり、お父様がお父様の血筋を今や世界的に拡大されながら、失われた基本(基盤)が中心ではなく、父子関係が中心であるという事実を常に私たちに教えてくださったので、お父様、私たちはその勝利圏によって、全てのことを復帰することができることを信じています。
お父様の大いなる愛と、今こそ2024年に世界マクロコスモスの審判によって、世界の国と世界の国家が混乱の中に陥っており、内戦が勃発しており、
世界が見ることのできなかった様々な次元の戦いと戦争が起こっていますので、
お父様、その内容の中において、善と悪を分立されていることを、お父様、私たちは分かっており信じております。
今や縦的革命として上位層から下位層まで、全ての愛国の市民たちがキリスト教圏と愛国圏と、あなたが準備された銃器所有者と、準備されたアベル圏にいる国と民族達が、お父様の三代王権とともに出て行き、天一国憲法が世界的に出て行っている現実を知りながら、
あなたがこの2024年を見つめてくださり、勝利圏を拡大させたい、その心の前に、従順と絶対信仰、絶対愛、絶対服従によって実践することができるように、お父様、能力と才能と聖霊の力を注いでください。
この重要な1年、今や、世界大統領選挙が11月にありますので、
お父様、今まで祈祷と断食と精誠と準備と訓練によって、
お父様、米国選挙、世界大統領選挙が7月から公式的に始まりますので、
世界のお父様の権利圏にいる祝福中心家庭が、お父様の三代王権とともに一線で、アベル圏マクロコスモスのクリスチャンたちとキリスト教徒たちと共に、愛国者たちとともに米国を再び生かしながら立てて、世界の悪い勢力が倒れることができるように、お父様、祝福してください。
私たちの5%の責任分担が重要な責任であるということ知りながら、
お父様、2024年に大勝利、大勝利、大勝利の天一国の旗と天一国勝利圏を広めて出ていくことのできる、お父様、ミクロコスモスになることができますよう許諾してください。
心から心から心から感謝感謝申し上げながら、2024年、ともに、ともに、ともにしてくださいますことを懇切に願い願う時、祝福中心家庭三代王権の名で報告祝願申し上げます。
アジュ、アジュ、アジュ
揮 毫
天宙平和統一天一国勝利
揮毫後の御言
天宙平和統一天一国勝利。
韓国人はわかるだろう。皆、理解できない?皆理解できないだろう。理解できますか?皆、白人だね。
英語で通訳が出るでしょうが。
今年は深刻な1年、2024年。深刻な年です。祈祷と精誠と断食、訓練、様々な訓練と、世界大統領。ミクロとマクロ、世界大統領を勝利しながら世界平和と統一、サタン世界圏が崩れています、今。
(エルダー本部長:英語の通訳が入っていないようです。)
それなので、今日は短くしましょう。明日の朝まで行かなければならないので。BBCのやつらも来たので、こいつらが。極左派。
世界的に2024年は本当に重要な1年です。
天宙平和統一天一国勝利圏・・・真の御父母様とお父様の国歌、天一国国歌を拡大しながら、
トランプ大統領にありとあらゆることをしながらあいつらは、トランプ大統領を消そうと、暗殺しようと、第三次世界大戦まで起こそうとしながら、
完全に世界混乱無茶苦茶に陥いれて、そのようにしようとしているのですが、
サタン世界の王権と、サタン世界の勢力たちが崩れるようになります。
天一国安着と天一国勝利権圏によって、天宙平和統一解放釈放圏、天一国安着勝利。
その内容によって、2024年のミクロとマクロ、世界摂理の天一国安着圏をどのようにお父様の聖霊がどのように動かれるか誰にも分かりませんが、今年は驚くべき奇跡と、そして困難が、挑戦が、障害物が、私たちの力ではその内容を貫いて乗越えて行くのではなく、お父様の勝利的、真の御父母様の勝利圏によって貫いて出て行かなければなりません。
それなので、どんな年よりも、今、世界の転換点が近づいているので、お父様にくっついて、真の御父母様の勝利圏を勇気を持って、宣布と活動と、世界キリスト教徒たちが新約時代から制約時代に出て行くことができる、そのようなミクロコスモス、マクロコスモス、縦的開放、縦的世界革命が起こるように、天一国の民と全ての宗族の王と王妃達が三代王権に侍りながら、お父様の聖霊の役事として、天宙平和統一天一国勝利することができる家庭になりたければ、全て立って両手を上げてお父様に大きな拍手の賛美をお捧げします。
第57回真の神の日
文鮮明_康賢實真の父母様とイエス様御聖誕
報告祈祷
翻訳提供 江利川大陸会長
真のお父様、神様!真の御父母様!感謝します。
夜の神様が息子を産まれ、昼の神様が娘を産んで育ててくださいました。
最初の息子と娘として生まれたアダムとエバは、真の神様のみ言を絶対信仰、絶対愛、絶対服従しながら侍り、孝子孝女の道理を果たすべきでしたが、そうできずに失望させ、悲しませたことを、私たちは悔い改めます。
神様の救援摂理を通じて、真の神様を喜ばせることができる息子が生まれることを切に、切に待たれ、2000年前、後のアダムとして独り子イエスキリストをお送りになりましたが、ユダヤ民族がイエス様の誕生を歓迎し、孝子になられたことを見習い、イエス様を通じて救いを受け、真の子女となり、真の神様に喜びと栄光をお捧げする孝子孝女となるべきでしたが、選ばれたユダヤ民族は不信と裏切り、不孝と不忠によりイエス様を十字架で亡くなるようにして、神様をさらに悲しませました。
真の神様は、第3のアダムとして、神様の実体として、1920年1月6日に文鮮明の名の救世主、再臨主、真の御父母様を直系血統で、神様の心情と愛と生命とみ言と聖霊によって受胎し、誕生させてくださったことに心から感謝いたします。
真の御父母様は人類の真の祖先となられ、永遠の真理のみ言の主人となり、救援摂理の完成者として、天宙天地人真の御父母様として来られ、神様の位相を高め、平和の王、万王の王となられました。
1960年、真の家庭を建てられ、男性が女性の主管を受けることによって堕落したため、女性が男性に無条件で服従できる蕩減復帰の基盤を建てるために、7年後の1968年天暦1月1日に真の神の日を設定されたと仰いました。
このように建てられた真の御父母様、真の家庭は、韓鶴子オモニの不信と裏切りと天宙的な堕落によって喪失され、真の神様は言葉で表現できないさらなる大きな悲しみを受けられました。
真のお父様のみ言に従い、勝利されたカインとアベルの真の子女の兄弟が、再び康賢実真のお母様をお迎えすることで復帰されました。
第57回真の神の日と、文鮮明・康賢実真の御父母様とイエス様誕生と、神様王権即位式23周年を迎え、私たち全員が永遠の真の子女となり、孝子孝女となることを決意し、賛美と栄光と喜びを捧げなければなりません。
この場に真の神様が、3大王権を通じて、実体の神様として臨在して、私たちと共にいらっしゃることに感謝いたします。
真の御父母様の代身者、後継者、相続者である2代王様は、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の信仰を受け継いだ4子女家庭に孫と孫娘が9人となり、信得様まで婚約し、5人の子供全員が神様の願いである八・満・宮・俊・得され、神様の永生の真の愛の宮殿、生命の宮殿、真の血統の宮殿を作られました。
神様が6000年間待ちに待たれた直系血統の誇り高き真の子女として、真の愛を中心として、真の夫婦、真の家庭を成して、3代家が、家庭四位基台を完成し、勝利され、四代心情圏と3大王権と皇族権を建てられました。
アベルの家庭と勝利された真のカイン、國進総監様の7人の子女と、真の愛で一つとなり、実体的な氏族と宗族と民族を形成し、神様の王国、天一国の基盤を建て、永遠の縦横の軸を建て、勝利されたことに感謝いたします。
2代王様は、エデンの園の復帰のため、清平の園で環境を復帰され、3大王権の定着地とされ、真の子女と祝福家庭たちが一つとなって天一国を建てるために、毎日訓練をされ、内的には大聖殿建築と、外的にはトランプ大統領の再選のために総力を尽くしておられますので、真の神様の聖霊で役事してくださるよう懇切に願います。
2代王様は、2024年は8数で摂理される七死復活八段完成七顚八起する年として、霊的サタンの勢力と、政治サタン主義、共産主義、社会主義、独裁主義左派と戦い、決着をつけなければならない時として、代表的な右派の指導者であるトランプ大統領を当選させて戦わなければならない深刻で危険な時期であるため、祈祷と精誠と、平和軍平和警察訓練と、真の家庭の訓練を通じて、ミクロの勝利がマクロの勝利となるようにしなければならないと仰いました。
私たち全員が真の神の日を期して、3大王権をお迎えし、勝利されたカインアベル家庭と共に天一国創建のために、強く大胆な信念を持って前進、また前進し、勝利することを決意し、全てのみ言を全世界の食口の精誠を集め、キムヨンリョク・チョウンへ家庭の名で報告し、お捧げ申し上げます。
アジュ! アジュ! アジュ!
訓読
神様のみ旨とアメリカ
1976年9月18日 ワシントンモニュメント広場
「ゴッド・ブレス・アメリカ(ワシントン大会)」フェスティバルにおける講演より
分裂の中にある世界
尊敬すべきアメリカ市民並びに世界の代表の皆さま。
私は、皆さまがワシントン・モニュメントでの大会にお集り下さいましたことに対し、衷心から感謝申し上げます。今晩、私たちは神のみ名において、アメリカ建国二百年を祝っております。きょうは皆さまと私にとって、歴史的な瞬間であります。
今晩、私は「アメリカと神のみ旨」というテーマでお話したいと思います。
神は永遠、不変、唯一、絶対であります。もし、これらが神の属性であるとすれば、神の天地創造の目的も永遠、不変、唯一、絶対のものでなければなりません。はじめ、神の理想は統一と調和に満ちた一つの世界を創ることでありました。
しかしながら、今日われわれの世界には、統一も調和もありません。そのかわりにあるのは、分裂と不調和、混乱と混沌であります。われわれ個人においては、心と体が分裂しており、またわれわれの家庭、民族、国家、および世界そのものもバラバラに分かれております。この現実は、神の本来の意図とは完全に相反するものであります。明らかに何かが根本的に狂っているからです。
宗教はそれを明確に説明しています。それによると、この世界的な分裂はわれわれの始祖たちの神に対する反逆、つまり人間の堕落の結果であるということです。
神は堕落した人間を救うために、メシア(救世主)を送られました。メシアの目的は人間を堕落以前の正しい状態に復帰させることでありました。したがって「救い」は「復帰」と同じことであります。
人間の堕落によって、この堕落した世界が生まれました。人間は神に反逆したのです。これにより人間は、サタン(悪魔)に騙(だま)され、ほん弄される立場に陥りました。やがて人間はサタンと一体となり、神の性質と愛のかわりに、サタンの性質と情念のトリコになり果てました。
われわれが創造本然の人間に立ち返るためには、堕落の経路を逆にたどって行かなければなりません。そのために、今度はわれわれが失ったその神のみ言(ことば)に聞き従い、サタンと自己とを引き離して神に帰らなければなりません。このようにしてわれわれは、神の性質と神の愛を受け入れることができるのです。
神は最高に自己がなく、最高に公的な心を持っておられます。これに反しサタンは、絶望的なほど自己中心的で、自己自身のためだけにすべてを利用する存在です。神が人間を復帰する「公式」は、われわれが神のかたちに似ることです。つまりこれは、われわれが神のように完全に利己心をなくして公的な心を持った者になることを意味しています。
われわれは隣人のために、自分自身を犠牲にすることができるものとならねばなりません。そのようなエゴのない、公的な心を持った人は、神のかたちを宿した者となり、繁栄するでしょう。利己的で、自己中心的な人は、神と人に敵対するがゆえに衰退することは明らかです。これが神の法則です。
人類の歴史は、闘争の歴史であり、戦争の歴史でありました。それはあたかも人間存在をかけた、神とサタンの綱引きのようなものです。善なるものと悪なるものが、人間をそれぞれの側に勝ち取ろうとして戦ってきたのです。
人類歴史は人間始祖の堕落で始まったために、悪が善に先行することになりました。したがって歴史上、悪の側に立ったものは、つねに侵略的、攻撃的立場をとってきました。しかし、神は善そのものであるために、最後には善の側が絶対に勝利を得るのです。善の側はこれまでつねに“負け犬”とされてきました。しかし最終的には、勝利者であり、つねにその勝利圏は広がってゆきます。
例をあげれば第一次世界大戦や第二次世界大戦においても、悪の側が最初に、攻撃をしかけてきました。しかし、彼らは敗北の道をたどったのです。今日、第三次世界大戦についても、非常に多くのことがいわれていますが、悪の側を代表した共産主義国家群によって、自由世界への挑戦がなされ、争いが全世界の各地で頻発しています。しかし、神の「公式」からすれば、究極の勝利が善の側にあることは確実です。
中心的宗教と国家
神の復帰のみ業について、もう一つの「公式」があります。神は、堕落した人間を復帰するためにメシアを送られるのですが、その前に神はいつも、中心的宗教と選ばれた国家を準備して、メシアを迎える基盤を整えられるということです。この「公式」によれば、神は最初の中心的宗教としてユダヤ教をたて、イスラエル民族を最初に選ばれたのです。この基盤の上に、神はイエス・キリストをメシアとして送られたのです。イエスの願いは、選ばれた国家と宗教がイエスとともに地上に「神の国」を建て、世界と人類を神のもとへ復帰することでした。神はこの目的のために、四千年もの歳月をかけてユダヤ教を準備し、イスラエル民族を訓練してこられたのです。もし、彼らがイエス・キリストをメシアとして受け入れていたなら、そして彼とともに犠牲精神を発揮して働いていたならば、イエスはイスラエルで成功していたばかりでなく、アラブ、アジア全域を統一することに成功していたでしょう。さらに東洋と西洋を一つにすることにも成功していたはずです。
しかし、イスラエル民族とユダヤ民族は、彼らの使命について完全には理解できませんでした。イエスは、メシアとして受け入れられなかったばかりか、最後には、十字架にかけられて殺されてしまったのです。
このようにして「神の国」の建設は未完成のままに地上に残されました。しかし、他界したイエスは霊的救いの道を開き、キリスト教徒が第二イスラエルとして、霊的な立場で使命達成に出発したのです。初期のクリスチャンたちは迫害を受けながらも、ローマに進軍して行きました。その迫害は四百年間も続き、非常に多くの殉教の血が流されました。メシアのために神が準備した四千年間を償うために、このような犠牲が必要だったのです。しかし、クリスチャンはついに、ローマで勝利を収め、キリスト教はその国教となったのです。このようにして、ローマは第二イスラエルの立場をとるようになり、神の祝福を受けるようになるのです。
失敗したローマと英国
神は、ローマ法王とローマが完全に一つになり、統一した世界を設してイスラエルが成就しえずに残した仕事を果たしてほしい、と願ったのです。しかし韓国法王もまた、その使命の重要さを理解できず、たびたび自己の栄光のために権力を濫用したのです。悪弊と腐敗が教会の中にはびこり、神のみ意(こころ)から遠く離れてしまいました。法王の権威は地に堕ち、この反動でヒューマニズムが台頭してきたのです。
そして、一方では、プロテスタントが、腐敗した教会の改革を叫んで出現してきました。しかし、その強い叫びにもかかわらず、法王とローマの権力者たちは、改革者への弾圧を強化しました。この期間にイギリス国王のヘンリー八世は、ローマ・カトリックに反対し、英国議会を通して新しい法律を制定し、新しくイギリス国教を定めたのです。
これは英国がヨーロッパのプロテスタント運動に加わり、神のみ旨に加わる絶好の機会でした。そして「太陽が沈むことのない国」といわれたほど、大英帝国は世界で最大の国家になりました。しかしこれはただ英国のための特別な祝福ではなく、「神の国」を実現するための神の祝福だったのです。もし英国がこのような神のみ意を理解していたなら、英国はピューリタンとプロテスタントの運動を支持して、神から与えられた世界復帰の運動に取り組んでいったことでしょう。そして英国はすべての国境を越えて、神の統一国家を実際的に創っていたはずです。
しかし英国はピューリタンを迫害し冷遇したのです。迫害された人びとは、「希望の地」を見つけなければなりませんでした。彼らは迫害という共通の運命によって結ばれ、国境を越えてその迫害からのがれるために、新世界にやってきたのです。これがアメリカ大陸でした。ここで彼らは、独立したプロテスタントの国家を創ったのです。これがアメリカ誕生の摂理的背景です。
今日、アメリカとキリスト教はともに、神の世界復帰の聖なる使命を果たさなければなりません。アメリカは、西洋と東洋、そして中東の文化を統一しなければなりません。そして大統一文化を創造しなければなりません。それは最終的に、地上に「神の国」を建設することになるのです。
苦悩かかえる米国
ユダヤ教は神が最初に選んだ中心的宗教でした。キリスト教は第二番目のものです。そして神の摂理における最後の段階を完成するために、新しい啓示として出現した統一教会は、第三番目のものです。これらの中心的宗教は現在のアメリカにおいて一つにならなければなりません。そして世界の宗教を一つにしなければなりません。
旧約聖書を中心としたユダヤ教は、神の最初のみ業でした。それは長男の立場です。そして神の新しい啓示、成約のみ言を実現すべき統一教会は、三男の立場です。これらの三つの宗教は、神の摂理から見れば三人の兄弟なのです。それゆえ、これらの宗教が基盤となっている三つの国ぐに、すなわちイスラエル、アメリカ、韓国は兄弟国家にならなければなりません。なぜなら、これらの国ぐには、神の側を代表とした共通の運命をもっているからです。
サタン側を代表する共産圏は、これらの国ぐにを国連で孤立させ、その存在を破壊しようとしています。それゆえ、これらの三つの国ぐには手を取り合って、国連の本来の目的と機能が完全に果たせるよう努力し合わなければなりません。
これらの国家は、内的には世界の宗教の統一、外的には世界の国家の統一のために貢献しなければなりません。神のもとにある統一世界(ワン・ワールド・アンダー・ゴッド)こそ不変で永遠の、そして絶対的な神の願いです。しかしこの目的を実現するために、まず、宗教の統一が最も重要な課題です。もしすべての人びとが一つの神を父として礼拝し、一人のメシアを受け入れ、「神中心主義」と、絶対的に神を中心とした生活を支持するなら、神はそれらの人びとと共に住まわれるでしょう。それこそが「神の国」を実現するために最も重要なことです。
アメリカ合衆国は人種や国境を超えて、すでに統一世界のモデルになっています。神がアメリカの上にふり注いでいる無数の祝福は、アメリカだけのものではなく、世界の人びとのためだということを知らなければなりません。世界のキリスト教の中で、アメリカはキリスト教を指導する立場として神の選んだ国家としてその使命を果たさなければなりません。
ローマも英国も神の願いを果たすことができませんでした。さて、アメリカは、どうでしょうか。アメリカは同じ過ちを繰り返さないよう、世界のために犠牲になり、神のもとの「統一世界」のために働くように、神はレバレント・ムーンをこの国に呼び神の新しい啓示を発表させたのです。そしてとくに神はアメリカの青年たちを指導し、私の後につづく明日の指導者をつくるため、私をここに送られたのです。
今日アメリカは、人種問題、青少年の犯罪、道徳心の欠如など、多くの問題に苦しめられています。キリスト教は衰退しつつあり、反対に「共産主義」が興りつつあります。「共産主義」の脅威は、今ではいたるところで見られるようになりました。これらすべての問題の中で、とくに唯物論を唱える「共産主義」は悪なるものです。これはアメリカだけの問題ではありません。これはすべての人にかかわる問題です。そしてこれはすべての宗教人の問題であり、これは神ご自身の問題であるのです。
紳士、淑女の皆さん。人類歴史の交叉点に立つわれわれは、神の声に耳を傾けなければなりません。神はアメリカを二百年間にわたって準備し訓練してこられました。今こそ目覚める時がやってきたのです。アメリカは今日、宇宙的責任を果たさなければなりません。アメリカは「神中心主義」によって共産主義世界を解放しなければなりません。そして最後には、地上に「神の国」を創らなければなりません。明日ではもはや遅すぎるのです。
約束と決意の時に
私はアメリカを尊敬するだけではなく、真にこの国を愛しております。私はアメリカを偉大な国として、神の摂理の中心国家として尊敬しております。アメリカはいま第三世紀の出発点に立っているのです。アメリカはもう神を悲しませてはなりません。きょう、われわれは、全能の神に誓いましょう。「われわれは神のみ意を果たします」と。「われわれはけっして再び神を苦労させません」と。
きょう、この聖なる地で、共に集い、地上に「神の国」の礎石を築きましょう。神の共働者として、共に進んで行きましょう。
一つになることを切に願ってきた愛する皆さま!ここはそれを約束する場所です。今は決心の時です。この聖なる時に、天と地とすべての人類の前に、もし皆さまが喜んで汗と血と、そして神の声に応える真実の生活を捧げる決心をするなら、われわれはそれらを短期間で成し遂げることができるのです。われわれは地上に、今この所から「神の国」をわれわれ自身の手で創ることができるのです。
神の祝福が皆さまと皆さまの家庭にともにありますように、そして、アメリカ合衆国の上にも。
どうもありがとうございました。