2017年8月29日火曜日

み言と原理で解明 「真の後継者」


<寄稿論文>寄稿論文ありがとうございます。
大変な力作でありながら、大変分かりやすい内容になっています。

下記リンク先にPDFがありますのでダウンロードして宣教活動にご活用ください。(カーソルを置いてリンク先へ)
み言と原理で解明 「真の後継者」

2017.6.10
人間の性(さが)として、私たちはまず初めに結論ありきで、 その結論を正当化するために、いろいろな理屈を作り出して しまいます。
政治家や評論家たちの政治討論を見ても、宗教家たちの宗 教的対立を見ても、それぞれが自分の考えの正当性を主張 するのみで、相手の話など聞く耳を持ちません。
これらは決 して神が人間に与えてくださった創造本姓などではなく、単 なる堕落性にすぎません。このような堕落性に満ちた人間世 界では、それぞれの思想信条を越えて、統一世界を作り出 すことなど到底不可能と言わざるを得ません。
しかし原理を知らない人が自分の堕落性を理解せず、自己 主張を繰り返すばかりで、他人の話を聞こうとしないというようなことは、ある意味仕方のないことだ ともいえます。原理を知らないがゆえに陥る落とし穴であれば、原理を学ぶことによってその堕落 性は克服できるかもしれないからです。
しかし原理を学び、原理を教育するような立場の人たちが、原理を知らない人たちと同じような落と し穴にはまってしまうとしたら事は重大です。自分は原理を知っているということで、原理を知らな い人たちよりも正しい人間だと傲慢な思いに陥り、無意識のうちに相手を見下してしまいます。
また自分の最初に抱いた結論を正当化するために、原理用語を駆使し、自己正当化の理論を作 りあげ、周りの人たちまで巻き込んでしまいます。同時に他人の意見に一切耳を貸すことなく、頭 ごなしに否定し、何が真実なのかを客観的に見つめようとしません。そんな人たちには、原理で人 を正しく導くことはできないし、理想世界を作ることもできるはずがありません。
多くの場合、最初に導き出した結論は、自分にとって心地よい、都合の良い結論であり、その結論 を否定することは、多大なる犠牲を払うことになってしまうのです。ですから自分を否定することが 出来ず、自己犠牲の道を行くこともできないため、最初の結論に執着し、真理を受入れることもで きなくなるのです。
しかしその道は、真理を否定する道であり、神を裏切る道であり、自己愛の結果としてサタンの元 へと向かう、破滅の道です。そのことに気づくためには、まずは自分が導き出した結論を一旦捨て てしまわなければいけません。そして自分の損得を忘れ、どこまでも客観的な立場に立って、真理 に従う謙虚な姿勢が要求されます。ただ神の願いに生き、神の願いを果たすために、100%自分 を捨てることができれば、必ず正しい答えが見えてくるはずです。
ここで参考に、徳野会長が真のお父様の病床に行った時、どのような心情になり、どのような決意をされたのかを見てみることにします。2016 年 10 月 16 日、盛岡家庭教会における出征式で語ら れた内容(「世界家庭」2016.12/P.19〜)
「真のお父様の病室に入れていただいたとき、13 本の管を 体にお付けになったお姿に衝撃を受けました。私はそのとき はっきり分かったのです。お父様は間もなく霊界に行かれる だろうと。そして次の瞬間に脳裏をよぎったのが、私自身もも ちろん、どの食口も一度たりとも経験したことがない、『お父 様が地上におられない統一教会』の時代にいよいよ入るの だということでした。私は『信仰観を切り替えなければならな い』と思いました。
つまり、あまりにも真のお父様の存在感が強烈なので、どうしても、どちらかといえば真のお父様だ けを見詰めがちな信仰から、お父様を見詰めてきたのと同じ心情基準、信仰基準で、お父様の代 身である真のお母様を見詰めて歩んでいくという信仰に切り替えるということです。真のお父様を 慕うのと同じ信仰基準で、どこまで真のお母様を見詰めることができるのか、言い換えれば、お父 様が地上からいなくなられても、寂しく思わない心の状態を保つことができるのか。それが問われ る時代を、いよいよ迎えるのだと思いました。
そして、『地上においては、真のお父様中心の信仰の時代とも言うべき統一教会の歴史の第 1 章 が終わり、真のお母様中心の信仰の時代ともいうべき第 2 章が始まろうとしている。すなわち、統 一教会の第  2 幕が開けるのだ』と心に深く刻み込んだのです。」
この講演内容を見ると、旧統一教会、現家庭連合の会長である徳野会長は、真のお父様亡き後 の教会は、韓お母様が中心となるということを無条件受け入れ、その事実をいかに受け入れるかと いうところに信仰を立てたということがわかります。そしてその後の教会から発せられる指針も、韓 お母様の言われることを、無条件受入れることにのみ信仰を立て、韓お母様のみ言に疑義を抱く ことは許されない状態でした。たとえ韓お母様がご自分を「独生女」と言われたとしても、たとえ韓 お母様が、真のお父様には原罪があったと言われたとしても、無条件韓お母様の言われることを 受入れることが信仰となったのです。
会長である徳野会長が韓お母様を後継者として無条件受け入れることに信仰を立てたように、家 庭連合ではほとんどの食口たちも、韓お母様を後継者として無条件受入れることに信仰を立てるようになりました。そのため家庭連合では、韓お母様こそが真のお父様の後継者であり、「独生女」であるということを正当化するため、真のお父様の都合の良いみ言のみを引っ張り出しては、「独 生女」神学を作り上げています。最初に結論ありきで、その結論を正当化するための理論作りを 行っているのです。
真のお父様の聖和を前後し、統一教会は大きく分けて 3 つに分裂してしまいました。神の摂理を 担う中心宗教がその使命を果たしていたらば、決して分裂することなどあり得ませんでしたが、結 果的に 3 つに分裂してしまったということは、統一教会自体にサタンが侵入してしまったからである という結論を前編では明らかにしてきました。また誰にどのようにしてサタンが侵入してしまったのかということも明らかにしました。統一教会にサタンが侵入してしまったため分裂してしまったことは、 原理から見て間違いのない事実です。
そして現在、主に 3 つの団体が自分こそは正当な後継者だと主張しながら対立しています。神は、 または真のお父様は、3 人もの人を後継者として立てようとしていたのでしょうか?それはあり得ま せん。神が立てた、真のお父様が立てた後継者は、たった一人しかいません。分裂を引き起こす ような形で、後継者を 3 人も立てることなどあり得ません。
後継者問題は、旧統一教会の分裂問題の中でも、最も核心的な問題です。旧統一教会が家庭連 合となり、ある意味自然な成り行きで韓お母様が権力を継承しましたが、真のお父様の御心は実 際はどこにあったのでしょうか?

後継者問題を最初に結論ありきで考えるのではなく、神の願い、真のお父様の願いはどこにある のかを、何の先入観も持たずに、白紙の状態で考え、そこで得た結論を素直に受け入れる謙虚さ が私たちに求められているのではないでしょうか?

ここでもう一度真のお父様は、いったい誰を後継者として立てたのかについて、できるだけ原理に基づいた客観的資料を基に考察を進めてみたいと思います。
後継者問題を考えたとき、最も重視されるべきものが、
1)真のお父様は後継者問題に対しどのように語られていたの か?
ということです。 よってここではまず、真のお父様のみ言を中心に後継者問題を見ていくことにします。
しかしみ言というのは、断片的な部分だけを見るのではなく、そのみ言が語られた時期、そしてそ の背景についても分析していかなければ、そのみ言の本当の意味を理解することはできません。 よって、
2)真のお父様が後継者問題について語られたみ言の時期、そしてそのみ言を語られた背景につ いても分析していかなければいけません。
同時に、真のお父様は時として、全く反対のみ言を語られていることも多いため、 3)反対の意味を持つみ言についても見ていきたいと思います。 また真のお父様によって明かされた統一原理を学び、み旨の道に集った私たち食口は、全ての問題の解決を統一原理と真のお父様の路程の中に見出さなければいけません。後継者問題を考える時も、何をもって後継者と判断するのかその判断基準は、やはり統一原理、特に復帰摂理歴 史の中に見出すことができます。そしてその最も典型的な答えは、アブラハム家庭の中にあります。

アブラハムは信仰基台を復帰するための中心人物として、象徴献祭を捧げました。その時、羊と 雌牛は二つに裂いて捧げましたが、ハトだけは裂かずに置いたため、荒い鳥が降りてきて象徴献 祭に失敗し、アブラハムにサタンが侵入してしまいました。
アブラハムが「象徴献祭」に失敗したのち、神は再びアブラハム に現れ、今度はイサクを燔祭としてささげよと命令されました。そ の時アブラハムは、自らの命よりも大切なイサクを捧げる決意を することにより、「象徴献祭」の失敗によってサタンの侵入を受け た自分自身を殺した立場に立ちました。そして神は、「あなたが 神を恐れる者であることをわたしは今知った」(創 22.12)と言わ れ、イサクを生かすことで、イサクを死んだ立場からよみがえら せると同時に、アブラハム自身をも死から再びよみがえった立 場に立たせました。こうしてアブラハムとイサクは、み旨を中心と して、一体不可分の立場に立つようになりました。
このイサク献祭から学べることは、中心人物の勝利圏を相続 できる後継者は、中心人物と完全に心情一体化していなけ ればならないということです。これが最大の条件と言えます。
例えばノア家庭で、40 日間の洪水審判の後、ノアが天幕で 裸で寝ていたのを見たハムは裸を恥ずかしく思い、兄弟を 扇動してノアの裸を着物で覆った行動が罪となりました。これ はハムがノアと心情的に一体不可分の立場に立てなかった ために、ノアの信仰基台勝利の条件を受け継ぎ、実体基台 の中心人物には立てずに摂理に失敗してしまったのでした。
そこで各後継者たちは、


4)真のお父様と心情一体化しているのか?
または心情一体化していると言っていたとしても、実際はどうだったのかについて、その証言や証拠を元に分析していきたいと思います。
次にヤコブ路程を見ると、ヤコブはパンとレンズ豆のあつもの を与えて、エサウから長子の嗣業を奪いました。そして母リベカの協助のもと、ヤコブは知恵を用いて、エサウからイサクの 祝福をも奪ってしまいました。
その後、21 年間のハラン苦役路程を勝利し、天使に対する主管性を復帰し、エサウを屈服し、カナン復帰を果たしまし たが、ヤコブが摂理的中心人物として立てたのは、長子の嗣 業とイサクの祝福を奪うことが出来たからでした。つまり摂理 的中心人物として立つために必要なもう一つの条件物が、
5)長子の嗣業と、祝福だったということです。
またイエス路程を見ると、イエスが世界的カナン復帰路程の中心人物として立った時、イエスはサ タンによって直接に三大試練を受けました。このように摂理的中心人物には、常にイエスの三大試 練に相当する試練がやってきます
サタンの三大試練を復習すると、
①神の第一祝福の復帰の基台
イエスが荒野で 40 日の断食を終えられたとき、サタンがその前に現 れて、「もしあなたが神の子であるなら、これらの石がパンになるように 命じてごらんなさい」(マタイ 4.3)と試練してきた。 この試練に対するイエスの答えは、「人はパンだけで生きるものでは なく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである」(マタイ 4.4) というみ言であった。 こうしてイエスは、個性完成したメシヤの立場を取り戻す試練に勝利 しました。
②神の第二祝福の復帰の基台
次にサタンはイエスを宮の頂上に立たせて、「もしあなたが神の子で あるなら、下へ飛びおりてごらんなさい」(マタイ 4.6)と言った。 これは、イエスが主人公の位置から下りて堕落人間の立場に戻るならば、自分がイエスの代わりに 神殿主管者の位置を占領するという意味だったのである。 これに対してイエスは、「主なるあなたの神を試みてはならない」(マタイ 4.7)と答えられた。 こうして本神殿であり、新郎であり、また人類の真の親として来られたイエスは、すべての信徒たち を、分神殿と新婦、そして子女の立場に、復帰することができる条件を立てられたのでした。
③神の第三祝福の復帰の基台
最後にサタンは、イエスを非常に高い山に連れていき、世のすべての国々とその栄華とを見せな がら「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」(マタイ 4.9)と試練しました。 これに対してイエスは、「主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ」(マタイ 4.10)と答えられ た。 こうしてイエスは第三の試練にも勝利され、被造世界に対する主管性を復帰し得る条件を立てら れました。
そこでここではもう一つ、韓お母様、文顯進様、文亨進様が
6)三大試練にあった時の対応についても比較してみたいと思います。
つまりここでは、これら 6 つの項目を中心に、真のお父様の後継者問題について紐解いていきた いと思います。

①韓お母様

1)真のお父様のみ言に見る後継者の根拠

伝統はただ一つ! 真のお父様を中心として! 他の誰かの、どんな話にも影響されてはいけま せん。先生が教えた御言と先生の原理の御言以外には、どんな話にも従ってはならないのです。 今、先生を中心としてお母様を立てました。先生が霊界に行ったならば、お母様(韓鶴子夫人)を 絶対中心として、絶対的に一つにならなければなりません。今、お母様が行く道は、お父様が今 まで立てた御言と説教集を中心として、行かなければならないのです。他の言葉を述べるのを許 しません」(『祝福』1995  年夏季号、68 ページ)
「これからは先生がいなくても、お母様一人でみ旨に何の支障もないというのです。…ですから、 先生が一人でいても真の父母様の代身であり、お母様が一人でいても真の父母様の代身です」
(同 115-116  ページ、1990.3.27)
「私は第一教主、お母様は第二教主です。」(同 116  ページ、1990.5.6)
お母様を中心として皆さんが一体になっていかなければならない時が来ました。もう先生がいな くても、お母様が代わりにできる特権を許諾したというのです。…先生が第一教主であれば、お母 様は第二教主であると世界的に宣布し、天地に宣布します」(同 116-117  ページ、1994.11.27)

2)そのみ言の語られた時期、背景

家庭連合が韓お母様の正当性を証明するために発表しているこ れらのみ言を見ると、真のお父様は韓お母様を第二教主に任命し、 今後は韓お母様を中心にみ旨を進めていこうとされているように 見えます。
しかしもう一歩深読みすると、これらのみ言が語られたのは、1990 年から 1995 年頃までであり、そ れ以降に語られたみ言はありません。この時期は、女性連合が出発し、1991 年 9 月に東京大会、 その後、1992 年 4 月に、「世界平和女性連合」が創設された時期でした。つまり、これから女性の時代を迎え、お母様を中心として摂理を進めていくために、お母様を励ますと同時に、お母様を 中心として今後の摂理を進めていくんだと信徒に向けて語られたもでした。決して、真のお父様 の聖和後の後継者を示すためのみ言ではありませんでした。
1999 年 9 月 9 日の 9・9 節宣布によって、母子協助時代が終わり、父子協助時代に入ることによっ て、それまでとは全く反対のみ言が語られるようになりました。
「オモニはいなくてもかまいません。オモニはいくらでも探し立てることができます。」(1999.9.9)
「オモニが堕落したので外れるのです。」(2000.3.06)

父が母を通じて生んだ息子が相続することの出来る時代が来るのです。」(2000.11.11)
「お母様がどうして神様の夫人の位置に立つのですか?堕落した女性として、どうして真の父母 の夫人の位置に立つの?」(2009.7.12)
このように 1999 年 9 月 9 日の 9・9 節以降、韓お母様は第二教主どころか堕落した女性として、真の父母の夫人の位置に立つことはできないということを明確に語っておられます。同時に、父が母 を通じて生んだ息子が相続すると語られていることから見ても、家庭連合が韓お母様が後継者である根拠とするみ言はすべて間違いであり、真のお父様は韓お母様は後継者とはみなさず、息子 が後継者になると語られているということがわかります。

3)後継者であることを否定するみ言

「今までの復帰歴史においては母子が協助してきましたが、母子協助時代が過ぎ去るのです。蕩 減の歴史は母子オモニと息子娘が犠牲となって復帰されましたが、9・9 節を宣布して南北が統一 される運勢に入り、父子協助時代に入るのです。オモニはいなくてもかまいません。オモニはいく らでも探し立てることができます。」  (み言葉選集 303 巻 p264、1999 年 9 月 9 日)
「第一次、第二次大戦を終えて第三次時代へと越えながら、すべてを埋め尽くし、ついに整備さ れたカイン・アベル圏、聖霊を中心として霊的な準備を連結させて、実体的基準を中心とした再臨 主と一つになって、母子協助時代から父子協助時代に転換するのです。そのためには母親がい なくならなければならないのです。それゆえ、蕩減時代の母ではなくて、直接的時代の父が母を 通じて生んだ息子が相続することの出来る時代が来るのです。」
(家庭連合時代―主要儀式と宣布式  Ⅳ 1999 年 7 月―2001 年 1 月、父子協助時代宣言 2000
年 11 月 11 日、p602)
「母子協助時代を経て、父子協助時代に越えていくと言う事を宣布しました。その時が何時なの か?2000 年 11 月 11 日です。その日を宣布したのです。・・・・ 父子だけが中心となって継代を受け継ぐことの出来る、この様な時代に入った事実を記憶する今 日であることをお願いします。分かりますか?」
(統一世界、404 号 2004 年 10 月号、p32)
「最後にはオモニが問題となります。オモニが堕落したので 外れるのです。そして父子時代に入るのです。息子がオモ ニを呼び止めることができ、アボジもオモニを呼び止めるこ とができるのです。」                      
(み言選集  318 巻 172 ページ 2000.03.06 <父子協助復帰時代>)
「お母様がどうして神様の夫人の位置に立つのですか?堕落した女性として、どうして真の父母 の夫人の位置に立つの?真なる僕の夫人の位置にすら立てず、追い出されて、それを殺してし まって、それなのにですよ。そのような人を捕まえて神様の夫人の位置に立てますか?そのような亡霊のような行動が何処にありますか?」 (み言選集 614 巻 28 ページ  <カインとアベルの戦 略> 2009.7.12 天正苑)

4)真のお父様との一体化

家庭連合が韓お母様こそが真のお父様の後継者であるとする根 拠は、一にも二にも真のお父様と韓お母様とは完全一体であると いうことです。実際真のお父様は、何度も何度も真のご父母様夫 妻が最終一体となられたことを宣言されています。
・「真の父母様夫妻が横的に最終一体を成した。」
2010 年 6 月 19 日  午前 2 時 20 分
6 月 26 日  午前 3 次 25 分
・「真の父母様ご夫妻は最終一体」
2010 年 11 月 22 日
2011 年 2 月 3 日
・「すべての摂理の完成、完結、完了と最終勝利を宣言」
2011 年 12 月 11 日
これらの宣言の通りに、真のお父様と韓お母様が完全に最終一体化していたのなら、韓お母様に も後継者として立つ資格はあったかもしれません。しかし韓お母様が後継者として立つためにはさ らにいくつか条件があります。
まずは前項で掲載した、家庭連合が韓お母様こそが後継者である根拠とする真のお父様のみ言 をもう一度見てみると、
「伝統はただ一つ! 真のお父様を中心として! 他の誰かの、どんな話にも影響されてはいけま せん。先生が教えた御言と先生の原理の御言以外には、どんな話にも従ってはならないのです。 今、先生を中心としてお母様を立てました。先生が霊界に行ったならば、お母様(韓鶴子夫人)を 絶対中心として、絶対的に一つにならなければなりません。今、お母様が行く道は、お父様が今 まで立てた御言と説教集を中心として、行かなければならないのです。他の言葉を述べるのを許 しません」(『祝福』1995  年夏季号、68 ページ)
とあります。つまりここでは、

・伝統はただ一つ! 先生が教えた御言と先生の原理の御言以外には、どんな話にも従ってはな らないのです。

・お母様が行く道は、お父様が今まで立てた御言と説教集を中心として、行かなければならない のです。
・真のお父様を中心として! 他の誰かの、どんな話にも影響されてはいけません。他の言葉を述 べるのを許しません

このように真のお父様ははっきりと言い切っておられます。しかし真のお父様の聖和後、家庭連合 は矢継ぎ早に、真のお父様の立てられた伝統を次々と破壊してしまいました。
・お父様の天聖経の削除を含む大改編。
・お父様が涙を流しながら歌われた天一国国歌(栄光の賜物) の変更。
・家庭盟誓において「神様」を「天の父母様」に変更。
・成婚問答の簡略化。
・女性神の実質的導入。
・建国の根幹たる憲法から統一原理を疎外。
同時に韓お母様は、自らを『独生女』と宣言し、真のお父様は原罪を持って生まれてきたと発言し、 文氏の血統を貶め、韓氏の血統を尊重する発言を繰り返しています。そればかりか原理本体論を 封印し、統一原理までも改竄し、独自の独生女神学の構築を行っています
これらの事実を見ると韓お母様は、真のお父様の立てられた伝統を破壊し、み言を改竄し、自らを 独生女、メシヤとする、新しい教えを語られていることがわかります。そして自らを高め正当化する ために、相対的に真のお父様の尊前性までも地に落とそうとしているのです。つまり真のお父様の 戒めを破り、完全に真のお父様の願いとは相反することを行っているのです。
今の韓お母様は、真のお父様と完全最終一体化していると言えるのでしょうか?正しい判断能力 を持っている人なら、完全最終一体化しているとは思えないのではないでしょうか?つまり真のお 父様の後継者として最も大切な資格、真のお父様とは心情一体化はなされていなかったと判断す るしかありません。
このように見ると、真のお父様が聖和前、何度も何度も最終一体化宣言をされたということは、韓 お母様から何らかの条件を奪い、一縷の望みをかけ、条件的に何度も最終一体化宣言をされて いたのではないでしょうか?真のお父様にとっても最後まで韓お母様と最終一体化したかった、 狂おしいほどの心情の痛みを感じざるを得ません。それがただ単に、自らの問題だけではなく、神 の願いであり、人類全体の問題であり、生涯を共にした韓お母様の永遠の生の問題でもあります から、今はどれほど嘆き悲しまれていることか想像を絶するものがあります。
そのような韓お母様に悔い改めていただき、再び本然の位置に戻っていただくためには、家庭連 合に残る全ての兄弟姉妹たちが、韓お母様の間違いに気づき、真のお父様の元に戻ってくること が唯一の道なのではないでしょうか?

5)長子の嗣業と祝福

長子の嗣業とは具体的には後継者として、祝福の権能、聖酒を作る権能、先祖解怨の権能、教会 の指導者としての任命等が考えられます。

韓お母様に長子の嗣業を伝授されたというみ言や記録は一切ありません。 同様に韓お母様に、後継者としての祝福も与えられたという記録もありません。

つまり韓お母様には、真のお父様から長子の嗣業も伝授されておらず、後継者としての祝福も与えられていないわけですから、韓お母様は真のお父様が認めた正当な後継者ではないということです。

(嗣業:神から受け継いだ賜物、具体的には土地、富など相続財産、占有物を意味する。)

6)3 大試練

「お母さまは 2013 年 6 月 16 日までに完成しなければならない。そうして本然の位置にまで戻らな ければならない」(2007.5.11 天正宮訓読会)
「私が 93 歳、お母様が 70 歳で完成級の聖婚式をもつことですべての祝福家庭と共に完成した天 地の時代に入ることができる。」(2011.8.29 天正宮訓読会)


このように真のお父様は語られましたが、2012 年のご聖誕日に行われる予定だった聖婚式をキャ ンセルされました。そして韓お母様にさらに一年の猶予を与えられ、願われる基準での一体化を待たれましたが、お父様のご聖和により、その最後の完成段階の「真の父母聖婚式」は果たされる ことはありませんでした

本来韓お母様は基元節に、第三次「真の父母様聖婚式」を行い、真のお父様のみ言と伝統を守り、 その相対としての真の母の位置を守っていたらば、韓お母様自身も自動的に完成することができ ました。そして韓お母様の完成によって、全ての祝福家庭も創造本然の世界に入ることのできる時 代圏を迎えることができていたのです。その勝利はすなわち、韓お母様が神の第一祝福復帰の基台を勝利することを意味し、同時に神の第二祝福復帰の基台を造成することを意味しました。

しかし韓お母様は 2012 年 1 月 18 日頃、金孝南訓母様主礼の元、何らかの霊的存在との結婚式 を挙行しました。
「2012 年 1 月 18 日、ある結婚式がありました。 天正宮において。それは金孝南氏が主礼をし、韓 氏オモニと、ある神、どのような神か分かりませんが、ある神との結婚式でした。 神様ではありませ ん。  神との結婚式でした。  お父様はそこにいらっしゃいませんでした。」(2017.5.10  文亨進様)
アボジがおられない間に他の霊人と結婚したということはどういうことでしょうか。
第一にアボジは離婚したということ 第二にサタンと結婚したのです。
韓氏の血統  サタン王の血統に再び帰りながら萬王の王と離婚しながら、
後ろでサタンと姦通   結婚   堕落!した失敗した堕落したエバになってしまいました。」(2016.8.3
文亨進様)

このように韓お母様が、神と称する霊的存在との結婚式を行うことにより、真のお父様との第三次 聖婚式は行われませんでした。そして真のお父様とは離婚をし、サタンと結婚した立場に立ってし まいました

このようにして韓お母様は、サタンの三大試練のう ち第一試練と第二試練を乗り越えることはできま せんでした。
また韓お母様は、天使長たちから長い期間をかけ て、次のように誘惑されてきました。
「天使長達は『あなたは神になれる。あなたは神です。あなたはメシヤです。あなたは神様の一人娘 です。あなたは女神です。』とお母様を誘惑しました。」(2015.4.12 文亨進様)
その結果韓お母様は、自らは真のお父様の相対ではなく、韓お母様自身がメシヤであり、独生女 であると信じるようになり、そして自らを神と称するようになってしまいました
「3   年前お母様が私に、『私は誰ですか』と尋ねた時、私は『あなたは勝利された真のお母様です。』と答えました。お母様は、『いいえ、私はメシヤです。私は神です。』と言いました。 私はお母様に『あなたは神様ではありません。あなたはあなたを神様だと言ってはいけません。そ うしたら、あなたは神様からの裁きを受けるでしょう。神様はあなたを失望させ、誰が神様なのかを、 あなたに教えるでしょう。』と言いました。 お母様は笑って『天地のお母様がいる韓国に何が起こるというのですか。神様の祝福と守りがここ にはあるのです。』私達は『それは違います。』と言いました。」(2015.7.5  文亨進様)

このように韓お母様はサタンの誘惑に負け、霊的存在と結婚をすることにより、主なる神を拝し、た だ神にのみ仕えることを拒否し、サタンを拝し、自らを神と称するようになってしまいました。またその結果真のお父様の立てられた世界的なすべての基盤も、正当な後継者から略奪してしまいまし た。つまり神の第三祝福復帰の基台を造成する試練も乗り越えることが出来ずに、神よりも万物を 拝し、自らを神と称する存在となってしまったのです。


※資料(二)2-2  2017 年 5 月 10 日(水) 文亨進様説教
2012 年 1 月 18 日、ある結婚式がありました。 天正宮において。それは金孝南氏が主礼をし、韓 氏オモニと、ある神、どのような神か分かりませんが、ある神との結婚式でした。  神様ではありませ ん。 神との結婚式でした。 お父様はそこにいらっしゃいませんでした。ですから・・・、お父様は麗 水か?巨済島か?に、いらっしゃいましたが、その内容を報告を受けて直ちに上って来られました。 そして、その翌日 1 月 19 日、訓読会でお父様は韓氏オモニと四人の指導者を立てて、自分に絶 対的に従うということを、もう一度誓いをするようにされました。


ユンチョンロ、ソクジュンホ、キムヒョル、ファンソンジョこの四人がお母様と一緒にお父様の前に立って、そして絶対服従を宣誓する ようにされました。 お父様はまた別に行動すれば、滅び、死ぬだろうと言うお話もされました。 その 時は 2012 年 1 月 19 日です。
お母様は、これからは、お父様の前に絶対服従しなければならない。 そして、隣に座っていたお 母様を見て立ち上がって、前にお父様に向かって立たせて、四人の指導者達、先程の四人を呼 んで、お母様と一緒に絶対服従するように誓わせました。そして、その人たちが拍手してそれを確 認するようにされました。
そしてお父様はまた、昼の神様と夜の神様が今も戦っている。と仰いました。    それ故にお父様が完成級の聖婚式を延期されたのかは、私たちは分かりません。その十日後にある予定だった聖婚式が一年延期され、結局、お父様はその前に、霊界に行かれました。お父様のそのような御言 葉を残してです。
※資料(二)2-3   サンクチュアリ NEWS
「お母さまは 2013 年 6 月 16 日までに完成しなければならない。そうして本然の位置にまで戻らな ければならない」―2007 年 5 月 11 日 天正宮訓読会
私が 93 歳、お母様が 70 歳で完成級の聖婚式をもつことですべての祝福家庭と共に完成した天地の時代に入ることができる。―2011 年 8 月 29 日、天正宮訓読会
とお父様はおっしゃったが、2012 年のご聖誕日に行われる予定の聖婚式をお父様はキャンセル された。そしてお母さまにさらに一年の猶予を与えられ、願われる基準での一体化を待たれた。 しかし、お父様のご聖和により、その最後の完成段階の真の父母聖婚式は果たされることはな かった。

②文顯進様

1)真のお父様のみ言に見る後継者の根拠

父子協助時代を迎えた 2000 年頃の真のお父様が語られ たみ言を見ると、
「父母様が、霊界の長子である興進君を呼んで、このよう に祝福された家庭を立て、一緒に統一的宣言をすること によって、先生が祝福をしてあげるのではなく、今後は興 進君が祝福をするのですが、興進君がいなければ、顯進 君がお父様の代わりに祝福できる時代になるのです。」
(三時代大転換一体圏統一祝福式のみ言  2000 年 9 月24 日  )
「これから先生が興進君を中心として父子一致理念と、そ の兄と弟を中心として顕進君が父子一致理念を中心として、祝福行事を天地で、どこでも、思い のままに行うことができる解放時代となります。」
(祝福移譲宣布式  2000 年 9 月 24 日 天宙清平修錬苑)
このように真のお父様のみ言の中で、文顯進様が祝福行事を行う時代が来ると明確に語られてい ます。

祝福行事は、真のお父様から長子の嗣業を受け継いだ後継者にのみ与えられる特権です。つまり当時真のお父様も、顯進様が後継者として最もふさわしい存在として考えられていたとがこの み言から窺われます。

2)そのみ言の語られた時期、背景

・2000 年 3 月 31 日、文顯進様は「世界大学原理研究会」(W-CARP)会長に就任。
・2001 年 2 月 25 日、「世界平和青年連合」世界会長に就任。 この頃は真のお父様も文顯進様を後継者として考えられていた時期と思います。
・2004 年 5 月 10 日(陰 3 月 22 日)、文亨進様家庭に息子、文信俊様が誕生。 真のお父様は、「ついに生まれた!! 先生でさえもお前たち夫婦にこの孫が生まれるとは思いもしなかった。」とたいそう喜ばれました。
・2008 年 4 月 6 日には朝の訓読会で、真のお父様は亨進様を
後継者として任命されました。「今、食口たちの中で信仰体験からしても何にしても、亨進の基準を超える人はいない。」
・2008 年 4 月に文顯進様は、家庭連合副会長職、W-CARP 世 界会長職を解任されました。
・2008 年 4 月 18 日、文亨進様が世界会長に就任。
・2009  年 1  月には、文亨進様は 3 度の戴冠式を行い、「真の父母祝福」を伝授されました。 このように統一教会の後継者の流れが、文顯進様から文亨進様の方に変わっていきました。
・2009 年 3 月 8 日、束草事件で文顯進様は、真のお父様の「一年間、公的な活動を休んで、原理を勉強しなさい」「お父様のそばにいなさい」という指示を拒否し、独自の道を歩まれるようになりました。
・2009 年 8 月 2 日に UCI 財団は理事会を開き、反顯進派の 2 人の理事、金孝律理事と朱東文理 事を解任。統一教会の資産の 50~70%くらいと言われる 2 兆ウォン(2000 億円)以上の資産が文顯 進様派のものとなりました。
・2009 年 9 月 10 日には、文顯進様は郭錠煥先生と共に、統一教会と懐を分かつこととなりました。 そして GPF を組織し、独自の活動を展開されるようになりました。
このように見て分かることは、真のお父様によって 2008 年 頃からは文亨進様が後継者として指名されるようになったため、文顯進様は居場所がなくなり、独自の道を行くよう になってしまいました。しかしその背後には、後継者争い の有力候補だった文顯進様を陥れるため、韓お母様を中心とした勢力の陰謀があったことが明らかとなっています。
事実後継者として真のお父様によって公認された文亨進様、文國進様でさえも、韓お母様を不信 するようになると、すぐに教会を追い出されてしまいました。
このような流れから見ても、文顯進様が後継者であるというようなみ言は、真のお父様が顯進様を後継者にと考えられていた  2000年の一時期のみに限られるみ言であり、その後の文亨進様の台頭とともにそのようなみ言は見ることができなくなりました。

3)文顯進様が後継者であることを否定するみ言

★真のご父母様宣言
2010 年 6 月 5 日に、真のお父様が宣言文を書かれました。
「万王の王はお一人の神様、真の父母様もお一人の父母、 万世帯の民も一つの血統の国民であり、一つの天国の子 女である。天宙平和統一本部も絶対唯一の本部だ。その 代身者・相続者は文亨進である。その外の人は、異端者・ 爆破者である。以上の内容は、真の父母様の宣言文であ る  文鮮明印」  (2010.6.5)
当時統一教会内でも、郭・顕進様派の分裂問題が大きくなっていたため、韓お母様が真のお父様 に強く働きかけて『真のご父母様宣言』が書かれました。こうして文顯進様は、完全に後継者の位 置から外れてしまっただけでなく、統一教会に対抗する勢力となって、教会員の熾烈な奪い合い が始まりました。
★真のお父様が神山先生にボートで語られたみ言
2010 年 7 月 16 日、文顯進様をもう一度真のお父様 の元に連れ戻したいという思いで、神山先生が文顯 進様と行動を共にしたことに対し、真のお父様に問い 詰められている場面が残されています。
神山先生は「顕進様が帰ることだけを願ってやってきたことだと・・・」と言われたことに対し、真のお父様は明確に、「もう、ずうっと前に離れたんだよ。何 十年前に。」と答えられています。同時に「今のところ、韓国において繋がっている者は、国進様と 亨進様以外に誰もいないよ。」とも答えられています。 この頃には真のお父様にとっても、文顯進様はもうどうにもできない存在となってしまったということ が感じられます。
これらの事実を見て分かることは、2000 年頃には文顯進様も、真のお父様の有力な後継者候補 だったのが、2009 年に統一教会を離れてからは、真のお父様にもどうすることもできない存在と なってしまったということがわかります。

4)真のお父様との一体化

★束草事件
2009 年 3 月 8 日、束草・天情苑における早朝の 訓読会で、主要幹部と仁進様、顕進様、国進様、 亨進様を前に、真のお父様が「霊界の実相であ るから良く聞くように」と言われた文書が訓読されました。しかしその文書のうち、2 番目に訓読された文書は、当時、韓国教会の会長であった 梁昌植先生がご父母様への報告文として作成 した文書であり、霊界からのメッセージではな かったことがわかりました。
しかし、真のお父様は顯進様に次のように指示されました。
「一年間、公的な活動を休んで、原理を勉強しなさい」「お父様のそばにいなさい」と。
真のお父様にとって 2009 年は、残り少ない人生の貴重な期間でした。そんな貴重な日々を後継 者候補であった文顯進様と過ごすということは、文顯進様に改めて原理を体恤させ、真のお父様 の生きざまを伝え、後継者として完全に心情一体化するための、貴重な訓練期間であったと見ることができます。
そんな真のお父様の心情を知らず、願いを知らずに指示を拒否された文顯進様は、残念ながら 真のお父様の心情を理解することはできませんでした。つまり文顯進様には、後継者として立つた めの最も重要な資格、真のお父様との心情一体化はなされていませんでした

5)長子の嗣業と祝福

文顯進様に長子の嗣業を伝授されたというみ言や記録は一切ありません。 同様に文顯進様に、後継者としての祝福も与えられたという記録もありません。 つまり文顯進様は、真のお父様からは後継者としては認められていなかったことを意味します。

6)3 大試練

2009 年 3 月 8 日の束草事件の際、真のお父様は顯進様に、「一年 間、公的な活動を休んで、原理を勉強しなさい」「お父様のそばにい なさい」と指示されました。もし文顯進様がこの期間、真のお父様と 生活を共にしていたなら、み旨に対する真のお父様の真実な姿を観 察し理解することが出来たかもしれません。それはまさしく、生涯を 通じてただ神のみを愛してきた人生、神のためにすべてを犠牲にしてきた人生、座右の銘「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」 を身をもって実践してきた真のお父様の生きざまを知ることのできる 期間でした。
またそのような生き様を見せることで、文顯進様も後継者として、どの ような姿勢でみ旨に臨まなければいけないかを教え、真のお父様の 心情と一体となり、真のお父様の伝統を相続するための必要不可避 な路程であったろうと想像できます。
しかし文顯進様は、そのような真のお父様の願いを悟ることなく、自らの感情と事情を優先し、真の お父様の指示を拒否してしまいました。これは真のお父様と一体となって個性を完成し、完成した 家庭を築くことで、全ての人類の雛形となる創造本然の理想家庭を築くことができる唯一の機会で もあったと思われます。
そんな神の摂理があったことを悟れず、真のお父様の指示を拒否した文顯進様は、サタンの三大試練のうち、神の第一祝福、第二祝福復帰の基台を失った立場に立ってしまいました。
2009 年 8 月 2 日に UCI 財団は理事会を開き、反顯進派の 2 人の理事、金孝律理事と朱東文理 事を解任。統一教会の資産の 50~70%くらいと言われる 2 兆ウォン(2000 億円)以上の資産が文 顯進様派のものとなりました
9 月 10 日、真のお父様は顯進様に、「UCI を元に戻しなさい」と言われましが顕進様は「分かりま した」と言っただけで、実行はされませんでした。
サタンはイエスを非常に高い山に連れていき、世のすべての国々とその栄華とを見せながら「もし あなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」(マタイ 4.9)と試 練しました。これに対してイエスは、「主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ」(マタイ 4.10) と答えられた。
文顯進様は、真のお父様に仕えることを拒否し、合法的だったとしても、膨大な資産を有する UCI 財団を自らのものとして教会を出て行かれました。まさしく主なる神を拝し、ただ神にのみ仕えるこ とを拒否し、富に仕えることを選んだと解釈するしかありません。こうして文顯進様も、第三祝福復帰の基台も失ってしまいました。

③文亨進様

1)真のお父様のみ言に見る後継者の根拠

★2008 年 4 月 16 日 訓読会の御言葉
「今後、全部、私がしてきたことを代わりに任せようと 思うんだね。
今、食口たちの中で信仰体験からしても何にしても、 亨進の基準を超える人はいない。分かったか?明ら かだ。
自分の兄弟たちが多く助けるだろう。 国進も協助するだろうし、顕進も、外国に行っているから、協助して、ここにいる人も協助して。
36 家庭も全部皆よく理解してあげて、古参の先輩 たちも寄り集って、そうできるように…。それで、今日の日付で任命するんだよ。」
真のお父様はこのように語られ、その場にいた郭錠煥先生にも、3 度亨進様が引き継がれたと確認されました。
<参考 2010 年 2 月 22 日、韓お母様擁立を企てる金孝律補佐官の講演>
2010 年 2 月 22 日、世界指導者総会の際の金孝律補佐官の講演
「お父様が文亨進様を後継者に指名した。文顯進様は、自分ではなく弟の文亨進様が真のお父 様の後継者として決定されたため、問題を起こしている。彼は文顯進様が後継者となった弟に対する嫉妬心のために、5年前からの分派の道を行く準備をしていた」と言った。
このように 2008 年以降、教会内では文亨進様こそ、真のお父様の後継者であるということは周知 の事実であり、それに異議を唱える人はおりませんでした。 逆に基元節以降、いつの間にか文亨進様の姿が見えなくなったことを、不思議に思った食口は多 かったのではないでしょうか?

2)そのみ言の語られた時期、背景


真のお父様は 2008 年以降、文亨進様を後継者に指名し、常に文信俊様と行動を共にされていま したので、誰もが自然な形で、文亨進様が第二代教主、文信俊様が三代目教主になれらるだろうと信じていた期間でした。2012 年 9 月 3 日に真のお父様は聖和されましたので、聖和されるまで の期間は、常に文亨進様が後継者であると、誰もがそのように思っていました

3)文亨進様が後継者であることを否定するみ言

2008 年 4 月 16 日の訓読会の時、真のお父様が文亨進様を後継者と指名した後、真のお父様か らはそのことを否定するようなみ言は発せられませんでした。 亨進様を後継者ではないと否定するみ言だけでなく、文亨進様、文信俊様以外の人を、後継者と するみ言も発せられることはありませんでした。

4)真のお父様との一体化

2009 年 3 月 8 日の束草事件の際、真のお父様は文顯進様 に、「一年間、公的な活動を休んで、原理を勉強しなさい」「お父様のそばにいなさい」と指示されました。しかし顯進様は真のお父様の指示を拒否し、独自の道を歩まれるようにな りました。

その後時期ははっきりとは確認できませんが、真のお父様は 世界会長である文亨進様に同じ事を命じられました。その時 文亨進様は直ぐにお父様の指示に従い、世界会長としての 多忙なスケジュールを全て白紙に戻し、お父様のそばで約 2年間行動を共にされました。

小さい頃から真のお父様と一緒に過ごすことの少なかった文 亨進様にとって、真のお父様と過ごされたこの 2  年間は、何にも代えがたい人生で最高の恵みの時であり、計り知れないほどの転換だったと言われています。人を介して理解していたお父様の姿と、日々直接、接する生活の中で知るお父様の姿は全く異なるものでした。宗教家、 宗教指導者としてのお父様を超えたところでの本当に親しい関係、触れるほどの現実味のある喜 び、愛情、抱擁を感じたのです。ですからこの 2  年間がなければ、今頃、後継者、相続者としての「関係性」や「関わり」ではなく「宗教」を教え続けていただろうし、共に生きる人間としての神の人、 キリストを語らず、レバレント・ムーンの神学を講義していただろうということです。この 2 年の期間が あったからこそ、聖和後に生じたとんでもない出来事の数々や困難の時を、お父様との関係性に よって超えることができました。すべてを失いお母様さえも背を向けるという絶望と孤独の時にも力 を与え続けてくれたのです。
本来ならば末っ子として、人と争うことが嫌いな性格だったため、もし真のお父様から後継者として 指名されなかったら、家族だけでひっそりと暮らしていたのかもしれません。しかし後継者として真 のお父様の遺志を受け継いだため、真のお父様の伝統を破壊する勢力と、真正面から闘わなくて はいけなくなり、サンクチュアリ教会を設立しました。統一教会からは追われるように、それこそ何も持たずに出てきたため、裸一貫でサンクチュアリ教会をスタートさせましたが、文亨進様には、真のお父様から受け継いだ後継者としての長子の嗣業と祝福、真実があったため、家庭連合にとっ ては最も恐ろしい存在となりました。
実際、経済的基盤もなく、食口の基盤も何もないところから始まったサンクチュアリ教会でしたが、 2015 年 1 月 25 日の「沈黙を破って」の説教から 2 年半経った今では、全世界に数千人の食口を 抱える教会にまで成長しました。このような基盤は、真のお父様の伝統を受け継ぎ、真のお父様と 心情一体化した真の後継者であると確信した食口たちが、磁石に吸い寄せられるように集まって きた結果です。彼らは文亨進様の姿に真のお父様の姿がダブり、亨進様が語られると、お父様が 語られているように感じ、亨進様と真のお父様が完 全に一体となっていると感じて集まってきた群れで す。誰が文亨進様と真のお父様は別々だと言ったと しても、亨進様の姿に真のお父様の姿を見出してい る人たちですから、亨進様と真のお父様とは一体化しているなどと改めて言う必要もありません。
まさしく後継者となるにふさわしい一体化の基準を打 ち立てている方は、文亨進様であり、そのような一体 化の基準を打ち立てたのが、真のお父様とご一緒さ れた 2 年の期間だったのです。
※資料(二)2-4  亨進様  今明かされたストーリー  <全編> 第 2 章 お父様のお側で過ごした 2 年間
素晴らしい期間でした。おそらく私の人生で最高の恵みの時であったと思います。
当時、世界中の全教会、世界宣教本部、UPF(天宙平和連合)、世界青年連合、世界 CARP など のすべてを私に任せて下さっていました。大変に大きな責任です。忙しさにかまけて神様との関 係をないがしろにしがちです。おまけにソウルの天福宮の責任者でした。目まぐるしいほどの忙し さでした。それに加えて毎日のトレーニング、2 時半に起きて霊的訓練など、毎日休む暇がありま せんでした。
お父様と密な時間を過ごすことは、私に重要な悟りを与えてくれました。宗教や宗教的純粋性、条 件や修行が大切なのではない。それらは世間に自分が善人であることをアピールするための手段 に過ぎない。真に大切なのは神様との関係だということです。
それをお父様は教えて下さいました。宗教家、宗教指導者としてのお父様を超えたところでの本 当に親しい関係、触れるほどの現実味のある喜び、愛情、抱擁を感じたのです。
それらの日々があるからこそ、お父様との関係性によって、聖和後に生じたとんでもない出来事の 数々や困難の時を超えることができました。すべてを失いお母様さえも私たちに背を向けるという 絶望と孤独の時にも力を与え続けてくれたのです。

ですからこの 2 年間はお父様が与えて下さった貴重な時でした。これを理解していなければ、今 頃、後継者、相続者として「関係性」や「関わり」ではなく「宗教」を教え続けていたことでしょう。計り 知れないほどの転換でした。それがなければ、共に生きる人間としての神の人、キリストを語らず、 レバレント・ムーンの神学を講義していたでしょう。
大きなお父様の贈り物であり、恩寵でした。
※資料(二)2-5 「栄光の賜物」を慕って
お父様が下さった最後の 2 年間は本当に貴重な時間でした。 ただ一緒に過ごした時が問題ではありません。 人を介して理解していたお父様の姿と、日々直接、接する生 活の中で知るお父様の姿は全く異なるものだということに気付きました。
会議だけでなく部屋に入って着替えを手伝ったり風呂にお入れしたりする中でのことです。 お父様と生活したのです。
そうする中で見たお父様は律法の神ではありませんでした。 まったくそれとは違う神様のお姿です。恵みと赦しの神様です。
迫害する者を切なる思いで赦そうとするお姿でした。 心の中ではすでに許しておられるのです。
時に、私自身の理解を超えた世界を示されるのです。 ひどいことをする人々に、さすがに私も「お父様なぜこのような 人を許されるのですか」と思うこともありました。 お父様は許して愛されるのです。想像を絶するほどです。
もし法で裁くお方なら、あり得ません。
即座に罪を裁かれるでしょう。そうでしょう?
私や家内が体験したお父様は…。 お父様の近くにいるリーダー達はそれを体感しています。 近くにいる指導者たちは、そのお父様の愛と恵みを体験しています。
その恩寵が一般食口まで伝わって行かないのです。 側近たちは誰もが身をもって体感していることです。 お父様に許され愛された体験があるのです。
長い間、お父様と実際に関わる中で教育されてきました。 確かにお父様はパワフルですし激怒されることもあります。 しかしその怒りは悪に対するいわば「法的異議申し立て」なのです。 そうです悪に対する「法的異議申し立て」をされるのです。
同時に信じられないほどの愛と、信じられないほどの恵みをもっておられます。 それを表現することができません。
それが欲しくてたまらなくなるのです。 ですからもう身をもって体験しないと満足できなくなるのです。 それが伝え聞くお父様と、身をもって体験するお父様の違いです。
私自身もそうでした。 他の人がお父様から受けた愛を伝え聞く、受けた人が解釈するお父様の愛を学ぶ、これではお 父様を真に理解することはできません。
2/2/2014HJN『お父様の真の愛』Stardust(映像)より

5)長子の嗣業と祝福

2008 年 4 月 18 日 文亨進様世界会長に就任
・就任式でのお父様の祝祷
「ここに文亨進、李妍雅、ふたりの息子、娘が夫婦となり、きょう父母様の前に立って交代するこ の転換式において、代身者、相続者の権限を受け継ぐこの場となるふたりの息子、娘が真の父 母の代表として相続する権限を教えてあげることが、簡単でないことを知っている真の父母です。 残された長くない生涯の最後において、彼らがあらゆる精誠を尽くし、万国の万民の前に、行くべ き道はこうであるということを教示できる一つの代身ポイントとなり、代身相続のポイントはああで なければならないということを各自、各家庭が悟り、幼児の時代から億万時代を超えても変わら ない一心一体の代身者となり、勝利の王様、勝利の神様の自主権天国を受け継ぎ、解放、贖罪 の天国の息子、娘として誇ることができ、息子、娘として自ら抱いて愛することができる、この亨進 家庭となるよう、許諾してくださることをお願い申しあげます。」
・2008 年 7 月 6 日 韓国・天城旺臨宮殿大聖殿「太平聖 代神文明平和祝福結婚式」 文亨進世界会長ご夫妻を主礼としてお迎えし、153 組の 祝福家庭が誕生しました。
・2008 年 10 月 12 日  韓国・天城旺臨宮殿大聖殿「第 2次太平聖代神文明平和祝福結婚式」 文亨進・世界平和家庭連合世界会長ご夫妻の主礼で 21  カ国、242  双の祝福家庭が誕生しました。

★2009 年 1 月 15~31 日、亨進様、韓国、ニューヨークで、合計 3 度の戴冠式
・2009 年 1 月 15 日、亨進様、戴冠式(韓国)
「真の父母祝福」を伝授
・   1 月 30-31 日、亨進様、韓国、ニューヨークで 2 度の戴冠式
天宙天地父母安息圏安着即位式において、 真の父母様の祝福を伝授いたします。 アー ジュ
★2010 年 6 月 5 日 真の父母様宣言
万王の王はお一人の神様、真の父母様もお一人の父母、万世帯の民も一つの血統の国民であ り、一つの天国の子女である。天宙平和統一本部も絶対唯一の本部だ。その代身者・相続者は 文亨進である。その外の人は、異端者・爆破者である。以上の内容は、真の父母様の宣言文で ある  文鮮明印
2008 年 4 月 16 日 訓読会の御言葉で、
今後、全部、私がしてきたことを代わりに任せようと思うんだね。 今、食口たちの中で信仰体験からしても何にしても、亨進の基準を超える人はいない。」 このように真のお父様は語られ、その場にいた郭錠煥先生にも、3 度亨進様が引き継がれたと確 認されました。
この日から文亨進様を後継者として立てる流れが、急速に作り上げられてきました。
2008 年 4 月 18 日には、文亨進様が世界会長に就任。 真のお父様の祝祷では「きょう父母様の前に立って交代するこの転換式において、代身者、相続 者の権限を受け継ぐこの場となるふたりの息子、娘が真の父母の代表として相続する権限を教え てあげる」と祈られています。
そして 2008 年 7 月 6 日、10 月 12 日 文亨進様は 2 度に渡って、真の父母様に代わって祝福式 を挙行されました。
2009 年 1 月 15~31 日には、亨進様は韓国、ニューヨークで、合計 3 度の戴冠式が行われました。 戴冠式での真のお父様の祈祷「天宙天地父母安息圏安着即位式において、真の父母様の祝福 を伝授いたします。アージュ」
戴冠式で明確に、文亨進様に祝福の権能が伝授されました。 そして 2010 年 6 月 5 日には真の父母様宣言がなされました。
「万王の王はお一人の神様、真の父母様もお一人の父母、 万世帯の民も一つの血統の国民であり、一つの天国の子 女である。天宙平和統一本部も絶対唯一の本部だ。その代 身者・相続者は文亨進である。その外の人は、異端者・爆 破者である。以上の内容は、真の父母様の宣言文である 文鮮明印」
このように  2008  年以降、文亨進様は、長子の嗣業を受け継がれ、世界会長に就任し、真のご父母様に代わって祝福行事の主礼を務められ、3 度にわたり戴冠式を行い祝福の権能が伝授され、最後には真の父母宣 言まで発表されました真のお父様から長子の嗣業を受け継いだのも、長子の嗣業を受け継いだ 者に対する祝福も、文亨進様以外には誰にも与えられてはいません。このような事実から見ても、 真のお父様の後継者は、文亨進様以外にはあり得ないことがわかります。
6)3 大試練
真のお父様は世界会長である文亨進様にも、顯進様に命じられたように「公的な活動を休んで、 原理を勉強しなさい。お父様のそばにいなさい」と命じられました。その時亨進様は直ぐにお父様 の指示に従い、お父様のそばで約  2 年間行動を共にされました。
この 2 年間の感想を見ると、「真に大切なのは神様との関係だということです。それをお父様は教 えて下さいました。宗教家、宗教指導者としてのお父様を超えたところでの本当に親しい関係、触 れるほどの現実味のある喜び、愛情、抱擁を感じたのです。」
「そうする中で見たお父様は律法の神ではありませんでした。まったくそれとは違う神様のお姿で す。恵みと赦しの神様です。迫害する者を切なる思いで赦そうとするお姿でした。心の中ではすで に許しておられるのです。」
真のお父様と共に過ごされる中で、亨進様は神様との関係の重要性を改めて知らされました。そ して真のお父様の恩讐をも愛する真の愛の世界を知り、これらの経験は計り知れないほどの転換だったと言われています。つまりこの 2   年間で、亨進様はお父様の真の愛によって生まれ変わり、後継者としてどんな困難をも乗り越えてい行ける関係性を、真のお父様との間で結ぶことができま した。そしてこの期間に体恤した真の愛の世界を、全ての食口たちに伝授することにより、誰もが 真のお父様の真の愛の世界を相続できる真の愛の基台を造成することが出来たと言えるでしょう。
つまりこの 2   年間の経験は、神の第一祝福、第二祝福復帰の基台を造成する期間となりました。
文亨進様は、統一教会内で後継者として韓お母様と行動を共にしていた期間、様々な誘惑を受 けました。
我々の側に加われ。どっちにしろ、あなたの世界になります。あなたが後継者ですから。後継者 の権利とこの王国はあなたのものですよ。」「とにかくいったん私達の仲間になれ。お母様が霊界に行けば、あなたが好きなように変更すればよい。」(2015.1.18    文亨進様)
「当時私たちも同様なわいろと金銭的、権勢的誘惑を受け ました。お父様から代身者、王権の相続者の祝福を受けて いたのでむしろその規模は大きかったのです。私たちもサタ ンの誘惑にさらされました。国進兄さんも私もです。しかし私 たちは拒絶しました。お父様を裏切ることを拒否したので す。」(2016.4.9 文亨進様)
文亨進様と文國進様は、すべての誘惑を断ち切り、富と権 力に仕えることを拒否し、ただ真のお父様に侍り、真のお父 様の伝統に従う道を選ばれました。そして何も持たずに統 一教会を後にし、サンクチュアリ教会をスタートしたのです。

何も持たずに出てきました。ここには何もないのです。オバマ・ケアを受けるほどでした。大変なバッシングを受けすべてを失いましたが、お父様を手放さなかったおかげですべてを得ることがで きました。」

文亨進様はこうして、この世の富と栄誉、サタンに仕えることを拒否し、全てを失いましたが、ただ 神のみを拝し、真のお父様の遺志を継ぐ道を選ぶことによって、神の第三祝福復帰の基台を造成 することができました。こうして文亨進様は、サタンの三大試練にことごとく勝利し、神の第一、第二、第三祝福復帰の基台を造成することに成功したのです。
※資料(二)2-6  亨進様  今明かされたストーリー  <全編> 第 6 章   2015 年まで沈黙を守った理由
私たちは愚か者ではなく忠実で名誉を重んじる者たちです。物質的富は人生の目的にはなりえま せん。名誉ある人には富は自然と付いてくるものです。富だけを求めるなら不名誉をこうむり審判 を受けるでしょう。今の家庭連合がそうです。金力、資産、権力を追い求めはしますが、神様の愛 やキリストの愛を求めようとはしません。だから今崩壊しつつあるのです。
何も持たずに出てきました。ここには何もないのです。オバマ・ケアを受けるほどでした。 大変なバッシングを受けすべてを失いましたが、お父様を手放さなかったおかげですべてを得る ことができました。
名誉を重んじる人々、正義のため闘う人々、王の王のため立ち上がる人々が大勢出てきました。 そうした人々が立ち上がり私たちと共に活動しています。彼らは組織ではなく信仰によってつな がっています。ここからあれこれ指示を出しません。それぞれが自治体です。ただキリストへの信 仰と愛で結ばれているのです。

④三代王文信俊様

御父様は新しくお生まれになったお孫様をご覧になったあと「この子ではない、先生が待っている孫が生まれてこないと。」と仰っていました。
しかし 2004 年 5 月 10 日(陰暦 3.22)にお生まれになった信俊様をご覧になりついに生まれた!! 先生でさえもお前たち夫婦にこの孫が生まれるとは思いもしなかった。」とたいそう喜ばれました。
真のお父様の晩年、ご父母様の周りには常に 文信俊様がおり、ご父母様と常に行動を共にし ておられたのは誰もが知るところでした。そして 文信俊様こそが、真のお父様の業績を継ぐ 3 代王となることも、既存事実として疑う者は誰もいませんでした。しかし今、文信俊様のいなく なった家庭連合では、文信俊様の後継問題さ えも否定する立場をとっています。真のお父様 が後継者として指名された文亨進様は、文信俊様の親ということもありますが、「他の子女様たちには引っかかるかもしれない傷があるが、文 亨進様だけは何の傷もない。」と真のお父様がおっしゃられるように、唯一後継者としてふさわし い子女様であることを強調されておられます。また、「今、食口たちの中で信仰体験からしても何 にしても、亨進の基準を超える人はいない。」として文亨進様に教会を任せることを、幹部たちに 確認を取りながら納得させていたこともありました。
このようにして真のお父様の後継者として立てられた文亨進様は、あくまでも自らは三代王文信俊 様に繋ぐための役割であることを自覚し、2015 年 5 月 24 日にはサンクチュアリ教会において、「三 大王権完成者相続の為の特別の儀式」が行われました。
※資料(二)2-7
2004 年 5 月 10  日御聖誕された信俊様について、アボジはこのように言っておられる。
「ついに生まれた!! 先生でさえもお前たち夫婦(亨進様・ヨナ様)にこの孫が生まれるとは思い もしなかった。」と言われた。
※資料(二)2-8  2015 年 5 月 24 日
2015 年 5 月 24 日、三大王権完成者相続宣布式(仮称)が行われ信俊様が後継者として相続され ました。
5   月  24  日、イエス様-アボニム-亨進様-信俊様と繋がる後継者相続の為の、特別な儀式と祝祷(祈りの油塗り)が行われました。

ご子女様を一人ひとり祝福された後、最初に 4 人の御子女様が信俊様に敬拝され、次にヨナ様も 信俊様に敬拝を捧げるられるという天の伝統確立の為の、特別な儀式となりました。 これにより永遠に滅びることの無い天の宗家が宣布されたといえるでしょう。


み言と原理で解明「後継者」比較表

韓お母様
文顯進様
文亨進様
1)
「先生が霊界に行ったならば、お母様を絶対中心として、絶対的に一つにならなければなりません。」
(『祝福』1995 年夏季号)
「先生が一人でいても真の父母 様の代身であり、お母様が一人 でいても真の父母様の代身です」
1990.3.27
「先生が第一教主であれば、お母 様は第二教主である」
1994.11.27
「今後は興進君が、興進君がいなければ、顯進君がお父様の代わりに祝福できる時代になるのです。」(2000.9.24
「これから先生が興進君を中心と して父子一致理念と、その兄と弟 を中心として顕進君が父子一致理念を中心として、祝福行事を天
地で、どこでも、思いのままに行うことができる解放時代となりま す。」(2000.9.24
「今後、全部、私がしてきたことを代わりに任せようと思うんだね。
今、食口たちの中で信仰体験からしても何にしても、亨進の基
準を超える人はいない。それで、今日の日付で任命するんだよ。
2008.4.16
2)
1990 年から 1995 年頃まで、女性連合が出発した時期
お母様への激励。
真のお父様が顯進様を後継者にと考えられていた 2000 年の一時
期のみのみ言。
2008.4.16.の訓読会から聖和され
るまで
3)

反 対 の み 言
「オモニはいなくてもかまいません。」
オモニはいくらでも探し立てること
ができます。」(1999.9.9
「オモニが堕落したので外れるのです。」(2000.3.06
「父が母を通じて生んだ息子が相 続することの出来る時代が来るの です。」(2000.11.11
「お母様がどうして神様の夫人の位置に立つの?堕落した女性として、どうして真の父母の夫人の位置に立つの?」(2009.7.12
2010.6.5:真のご父母様宣言。
「万王の王はお一人の神様、真
の父母様もお一人の父母、万世 帯の民も一つの血統の国民であ り、一つの天国の子女である。天 宙平和統一本部も絶対唯一の本 部だ。その代身者・相続者は文 亨進である。その外の人は、異端 者・爆破者である。以上の内容は 真の父母様の宣言文である」」
2010.7.16:神山先生に語られたみ言「(顯進様は)もう、ずうっと前
に離れたんだよ。何十年前に。






無 し
4)
み言の改竄、伝統の破壊、自らを独生女と称し、真のお父様は原罪を持って生まれてきたと発言。
真のお父様を否定する立場
束草事件の後、「一年間、公的な活動を休んで、お父様のそばにいなさい」とのお父様の命を拒否。
心情一体化しておらず。
真のお父様に 2 年間直接侍られる。心情一体化の基準
5)
子 嗣

無 し


無 し
2008.4.18:世界会長就任
2008.7.610.12 2 度、真の父 母様に代わって祝福式を挙行。
2009.1.1531:韓国、ニューヨークで 3 度の戴冠式
2010.6.5:真の父母様宣言
6)
み言を守り、度目の聖婚式を挙げられず、金孝南訓母様主礼の元、霊的存在(サタン)と結婚。
自らが独生女、神の立場に。
真のお父様に直接仕えることを拒否し、UCI 財団を自らのものに。
富に仕える道を選択。
全て失敗
真のお父様に 2 年間直接侍られ、第一、第二祝福復帰の基台造成富と権力に仕えることを拒否し、神の第三祝福復帰の基台を造成

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2017年8月28日月曜日

PA本部教会「7.1節・7.8節 記念礼拝」LIVE

27th 7.1 Jeol and 21st 7.8 Jeol 08/28/2017

  • 152 人が視聴中
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  • ライブ配信中

Greetings everyone attending the 27th 7.1 Jeol and 21st 7.8 Jeol this morning. We will be starting soon

We will be providing a rough English translation here on the chat throughout the ceremony
​Good morning. Before we begin, I would like to go over the list of people who will perform various roles during the Kyung Bae ceremony
Good morning, everyone. My name is Timothy Elder I will be the master of ceremonies for this morning's event
Together with all of humanity in the spirit world and physical world, let us now begin the ceremony to comemorate the 27th 7.1 Jeol and 21st 7.8 Jeol
​According to the Heavenly Calendar declared by the True Parent in 2010, today is the 8th year of cheon-gi and 7th month, 7th day by the Heavenly calendar
​On july 1, 1991, True Father made the Declaration of God's Eternal Blessing and established this day as 7.1 jeol or 7.1 festival
he pain of all the struglgles centerein on the true parent was resolved on june 30, 1991.
As of july 1, the free world and communist world and the religious realm nad political realm could become one centered on the True Parent.
Also, the foundation was set to restore the kingships of the realm of the elder son and the realm of the parent.
​In addition, he declared that we could restore our original nature and the realm of our shimjung and liberate the realm of Cain.
​All could be made as one so as to restore the atuhority of our tribes
It was also from this day that Blessed familes could mark their beginning as Tribal messiahs.
​Please stand, attendants will now enter
​True Father made the "declaration of the realm of the cosmic sabbath for the parents of Heaven and earth" at 7 minutes and 7 seconds past 7 am on the 7th day of the 7th lunar month (august 9th)in1997.
​Rev and mrs. Hyung Jin Moon , the second King and Queen of Cheon Il Guk, will now enter the hall.
Please welcome them with a warm applause
They will now light the holy candles.
From 1997 to 2006, this was celebrated according to the lunar calendar date. From 2007 to 2009, True Father instructed that it be celebrated on August 1 of the solar calendar so that both East and
​West could celebrate together.
Then, with the declaration of the Heavenly Calendar in 2010, True Father instructed that htis day be celebrated by the heavenly calendar
​In particular, in 2011, which was the final year that Father presided over these ceremonies prior to his Cosmic Seonghwa, he celebrated the two ceremonies together on the 7th month, 7th day of the
​heavenly calendar.
​In keeping with this tradition established by True Father, the 2nd king also instructed that we celebrate these days on this day.
The King and queen will now offer a bow to the True Parent.
​The King and Queen will now take their places on the thrones.
​We will now offer our greetings to the True Parent.
​Our bows to the True Parent will be received by the King and Queen of Cheon Il Guk
who have received the Blessing of True Parents has been passed.
Everyone in the hall today and everyone participating by internet will please offer a bow
We will now sing the national anthem of Cheon Il Guk

True Father made the "declaration of the realm of cosmic sabbath for the parents of heaven and earth" at 7 minutes and 7 seconds past 7 am on the 7th day of the 7th lunar month in 1997.
​This coincided with the moment of victory in the 3.6 million couple blessing.
​We will now perform the Kyung Bae ceremony
​First, the representatives of the True Family wil lcome onto the stage to offer their bows
together with Hyo Jin Nim and other True Family members in the spirit world
and Representatives of the Five Great Saints.
Representatives of the 2nd Gen blessed couples in Heaven and on earth will now offer their bows.
Blessed couples throughout the world representing the spirit world and the physical world will now offer their bows. All Blessed Central families present here in Newfoundland and those participating
through the internet will please join us
in this bow.
​Next, representatives of the Three Primary countries in God's Providence will offer their bows
Korea - Han Gyu Noh
Japan - Tashiro Yosuke
United States- Richard Panzer
Representatives of the six continents of the world will bow next
North America - Gregg Noll
​Europe - Pierre Tardy
​Latin America - Lourdes Swarts
​Oceania - Denton Smith
Africa - Lowell Ellanson
Representatives of the major religions in God's Providence will offer their bows
​Judeo- Christianity - Kyle Toffey
​Hinduism Buddhism - Also Sensine
​Confucianism - Hitoshi Hoshino
Islam - Mohamad Ayad
Representatives of the Boonbong wang and national messiahs of 194 nations
​Lourdes Swarts
​Representatives of the relatives of our beloved True Parents
will now offer a bow
Representatives of the Abel realm of the entire world
ANdre Sagna, Robert Carvell
​Representatives fo the Cain side of the world
​will bow next
​Lee Titus, Sumita Minoru
​Representatives of the Spirit world - Masako Mori, John Raucci
​Let us now recite the Family Pledge together (in Korean).

Mr. Han Kyu Noh will now offer a reporting prayer.

Now, the King and Queen will cut the cake.

Cutting the cake to celebrate the 63rd year of World Unificaiton

​Please say Happy 7.1 7.8
​Now the True Parents of Heaven, Earth and Humankind will now partake in the holy meal.
​The meal will be served to True Father by his son, Rev. Hyung Jin Moon
Now, the King and Queen will cut the cake.
​Cutting the cake to celebrate the 63rd year of World Unificaiton
​Please say Happy 7.1 7.8
Now the True Parents of Heaven, Earth and Humankind will now partake in the holy meal.
The meal will be served to True Father by his son, Rev. Hyung Jin Moon
Kayong Lee, a member of Unificaiton Sanctuary Korea will read the Hoon Dok Hae

訓読:天聖教 
②神様祝福永遠勝利宣布式(七・一節) 
1991年7月1日、ソウル、漢南国際研修院
天聖教:P1511~P1513

(祈り)


 愛するお父様! きょうは1991年7月1日、摂理史的転換時期において、最後の峠の位置を占める年であることを知っております。
 1月から6月まで複雑多端なる環境を越えて、新たに7月を迎えました。1991年の半分を送り、新たに迎える後半期は、お父様の摂理史において、頂上を越え、新しい希望の一峠を越えて、天国の自由と平和の世界へと進入できる分水嶺の期間であることを知っております。
 今や、韓国という祖国の地を中心として、南北がわかれているという怨恨、東西の紛糾によって歴史的な恨を残した戦いの苦痛もすべて、真の父母を中心としてみな解消されました。偽りの父母によって植えられたすべてのことが、真の父母によって勝利的収穫を収め、共産世界と自由世界、北朝鮮 と韓国が一つとなり得る時代が訪れました。
 お父様! きようを期して、「神様祝 福永遠宣布式」(「勝利」は2000年に加えられた)をすることにより、摂理史を代表してきたすべてのこと、天が立ててきたすべての条件を清算し、勝利と解放と栄光の日を自ら祝うに至ったことを、感謝申し上げます。
 氏族的メシヤの使命を果たさなければ、その家庭とその国を連結させることができないという摂理史の全体的み旨を思うとき、既に氏族的メシヤを宣布し得る日となりました。この時間、真の父母の一族を宣布できるこの日を えさせてくださったことに感謝いたします。
 今日まで、すべての路程を天が保護してくださり、今、1991年7月1日を起点として、恨多き歴史的蕩減路程を清算しました。新たに創造主なる神様と、本然の父母となり得る横的な真の父母に侍り、左右が一つとなり、韓国 と北朝鮮、あらゆる宗教圏と政治圏が一つとなり、父母権と王権を受け継いで、本性の世界の解放圏を求めるためのあらゆる宣言が必要だということを私たちは知っております。
 のみならず、本性の真の愛を中心として、個人的な中心であり、家庭、氏族、民族、国家全体の中心である真の愛の道理に従わなければなりません。そして、絶対的な一つの方向による絶対的な目的の帰結である本然の天国は、地上を代表して、地上で生活した家庭の基台とならなければならないということを知っております。したがって、統班撃破(トンパンキョッパ)という厳粛な使命的課題を前にして、前進命令を天から受けました。この決定的峠に向かい、7月1日から自分の家庭と自分の一族を収拾するために総進軍すべき世界史的時代が訪れるということを知らなければなりません。そして7月1日を中心として、全世界的に氏族的メシヤ宣言を申請で きる日として定めました。
 それを申請したすべての群れは、前後、左右を見回すことなく、天の眷属の因縁に従い、アダムとエバが失った長子權復帰、父母權復帰、王權復帰の基準を、家庭において鉄の軸を打ち込み、すべてのサタン、誰にも動かし得ない勝利の覇権を確立すべき、祝福家庭の使命を忘れることのないようにしてくださいますことを、切にお願い申し上げます。
 天の前には自由世界、共産世界、南北というものはあり得ませんし、サタンという存在もあり得ません。すべての悪の業を清算し、歴史とともにこれを埋葬して、勝利と解放の天国が地上に到来することを、真の父母のみ名により地上世界と天上世界に宣布いたしますので、万世にわたって永く盾として、主導してくださいますことを、きょう7月1日、この時間、真の父母のみ名により宣布いたします。アーメン。
 真の父母のみ名によって宣布いたします。アーメン。
 真の父母のみ名によって宣布いたします。アーメン。アーメン。アーメン
(218-7,1991.7.1)
 きよう「七・一節」を終えることにより、父母様が思いどおりにできる時が来たのです。今までは、自分の思いどおりにはできなかったのです。 思いどおりにできたとするならば、どうして先生が苦労したでしょうか。どうしてこの世を相手に、あのようなことをしてきたのでしょうか。物事にはすべて、時というものがあります。時に対する責任を果たせなければ、顔を上げて歩くことはできません。(218-16,1991.7.D
 真の父は、サタン圏に打ち勝たなければなりません。これからは、真の父母の名をもって個人的、家庭的、氏族的、民族・国家・世界的な迫害に打ち勝つことができます。自由世界が統一教会とレバレンド・ムーンに反対し、共産世界が反対しましたが、既に、自由世界のワシントンでソ連の指導者層を敷育することによって、彼らに対して完璧な勝利を収めたのです。(218-16)
 上に上がれるのは、真の父母と天の権勢しかありません。ですから、越権を行使する力がなくなったということです。無理やりに力を出したところで崩れるのです。国がそのようになれば南北もすべてそうなるのです。韓国と北朝鮮の特定の権力者が自分の思いどおりにすることはできないのです。ですから、この宣布式をしておかなければなりません。今までは、偽りの父母が処理してきたので、真の父母がこのように結んで宣布しておかなければならないのです。それを宣布するのがきよう、この日なのです。(218-32,1991.7.1)

天地父母天宙安息圏宣布(七・八節)

1997年8月9日(陰7月7日)、ソウル

天聖教 P1514~P1516
(祈り)
 1997年7月7日7時7分7秒を中心として、360万双家庭祝福を中心としたこの日、「360万双祝福完成は真の父母様を誇り愛すること」という標語の今年、すべてのことを成就しました。お父様、いかばかりの恨を抱いてこられたことでありましようか。
 お父様、東洋、西洋の文化全体を失い、南北の統一世界を中心として万国の中心国家であるべき祖国の地を失い、祝福を完成してお父様の一族が天の一族となるべきすべてのもの、血族、子女が二分されなければならない立場に立ったがゆえに、再び共産と民主を中心として二分された闘いを経て、40年期間を再び復帰の道を歩むしかな かつた歴史的な事実を、統一の群れは知っております。
 この40年期間は、摂理史の4000年に代わる期間であるがゆえに、キリスト教とキリスト教信仰国、また、宗教と宗教信仰を中心としたすべての人々に加えられてきたサタン世界の主権国家の行使、今日の世界舞台を抱いたお父様のみ旨の前に反対の立場にある全世界が相まって、真の父母を攻撃するという40年歴史に当面してきたお父様の悲しみを知る者は、誰もおりませんでした。
 ただ一人、ただ一人、ただ一人この道を開拓してこられたお父様の指導の前に、お父様の個人的な安息所を備えんがための闘い、夫婦的な安息所を備えんがための闘い、家庭的な安息所を備えんがための闘い、氏族的な安息所を備えんがための闘い、国家的、世界的、天宙的な安息所を備えんがために、お父様が自由自在においでになる、そのような創造理想的自由環境を開発するための受難の40年歴史において、今やその峠を越えました。
 お父様、それによってきょう、真の父母を中心として天宙安息圏を宣布できる、驚くべき時代を迎えました。
 きょうこの日は、お父様の息子であるこの文という者の年が77歳であり、1997年7月7日7時7分7秒を中心として7数を8回連結できる焦点に合わせて7、8数を超えられる安息年と、再 出発の数を連結できる時代となったが ゆえに、統一家のすべての群れは、天の権威と大の愛の伝統を受け継いだ家を中心として天に侍り、国家を中心として天を安息させ、世界を中心として大を安息させ、天宙を中心として天を安息させることにより、神様と真の父母様が自由においでになる安息的基 豊が家庭から天宙までつながれ、そして、神様と一体となれる一つの地上天国の王権と天上天国の王権が、一時に闘立され得る限界線を越える時を迎えさせることによって、これを成就しました。
 このために、エバ国家としての国を代表する母がこの地上に現れて、天使長国家がアメリカを中心とした国連舞台を中心として南北に分かれているものを、アメリカを中心として統一的な運勢を備え、韓国にそれを植えて解放基準において民族的解放を代表する韓国となるべきことを案じていたものを、お父様がお守りくださり、3次にわたり、お母様を中心としてこの地に送り、み言を伝えることによってお母様が今回16箇所という16数を超えてこの地上の高位層を、新たに門を開いて解放し得る祝福をしてくださいました。そして、今や国を挙げて、「祝福家庭が聖なるものである」ということを知るに至りました。
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 そこに南北の女性を中心として、世界の南北に代わる女性を代表した大会において歓迎されることにより、きょう、16数と18大会を中心として、このような日を宣布するに至り、あす10日を中心としては、この国の中枢的な群れ、世界のすべての主権と国家を代表する核心を中心として、天の勝利圏を宣布できる家庭的王権時代へと入っていく、その祝福がこの地上で成就し、
統一教会が家庭祝福において先頭を切っていける祝福圏をお立てになったのも、お父様の御苦労のゆえです。そうしなければ、韓国の立つ瀬がなかったのを、お母様と天のお父様が協力することにより、このような基盤を備えるようになったことに、心から感謝申し上げます。
 そのような基盤の上に、きょう、このような真の父母を中心とした天地父 母天宙解放圏宣布をさせてくださいましたことにも、お父様の前に、千回、千回、千回、感謝申し上げます。
 お父様、あなたの願いである家庭的王權時代、固家的王權時代、世界的王権時代と天宙的王権時代の安息の基盤がこの地に造られることにより、囹圄(れいご)の身である神様の解怒成就をして、解放的な立場で愛の天宙を抱ける時代を迎えたことをお喜びください。
 この息子の歩んできたこの道を、涙で保護し、助けられない父の悲しみはいかばかりであったかを知っておりますから、これからはお父様の願われた、全体、全般、全権の行使を成してください。万国をお父様が主管され、解放天国へと前進できるように祝福してくださいますことを、お父様、切にお願い申し上げます。
 今や真の父母の家族から、悲しみの涙を流したその涙の跡が消える時代となりました。お父様の解放の権限をもっ て父母様の家庭から万国においでになるときに、滞ることなく行き来できる、愛する子女と、愛する国と、愛する世界と、愛する天宙を創造理想の特権的な最高の頂上において位置を占められる行幸を、真の父母のみ名と共にお父様の解怨成就と全般的な解放を宣布いたしますので、お受けくださいますことを切にお願い申し上げます。そして、「天地父母天宙解放圏」を宣布する時間を喜んでお受け取りください。
 天からこれを宣布して、天上世界と地上世界における統一圈の勝利の旗を高くお掲げください。真の父母のみ名によって、この日を宣布いたします。アーメン。アーメン。アーメン。(286-78,1997.8.9)


P1516~P1517
 今まで、すべての歴史時代において、神様の安息日がなかったことを知らなければなりません。驚くべきことです。 これまでサタンは、33が9(3×3=9)、すべてがサタンの所有権でした。息子、娘も神様のものではなく、万物も神様のものではなく、国も神様のものは一つもありませんでした。神様の理想的相対として、血族を代表する先祖として現れ得る人間が、アダムとエバが堕落することによって失われたのです。私たちの理想家庭は、神様の安息の家、安息の家というものがいったいどのようなものなのかを知らなければなりません。(286-112,1997.8.9)


 神様が安息の家を失ったのです。ですから堕落した人類の理想家庭というのは、神様の安息の家を取り戻すことです。その安息の家は、何が中心となって形成されるのでしょうか。真の愛と真の父母と真の子女、真の家庭を中心として形成されるのです。家庭が中心です。家庭を中心として一族とならなければなりません。ですから家庭を中心とした一族、氏族的メシヤにならなければなりません。
 家庭とは何かというと、家庭的メシヤ、氏族的メシヤ、国家として形成された国家的メシヤ、世界的メシヤ。世界的メシヤは誰かというと、万王の王です。そこに地上天国が形成されるの
です。安息が個人から全世界どこでも、天国のどこまでも、神様が行って休むとき、そこが家庭であれば、そこに個人と夫婦と息子、娘、全体が神様に待って喜ぶのです。(286-112)


 真の父母がとどまって住む所は、どこでしょうか。真の父母が住める所はどこでしょうか。宇宙の中心です。宇宙の中心であると同時に、神様のみ座となる王権の王子の位置です。天上世界の王子の立場、地上世界の王子の立場、二つの父母の資格を中心としてこれを連結させる王子の立場なのですが、その王子の立場というものは何によって連結するのかというと、お金ではありません。
 私がもしお金が好きだったとすれば、韓国で金持ちになっていたことでしょう。知識が好きだったならば、私は既に、ソウル大学の総長になっていたことでしょう。総長に教え、部下にしている人物なのですから。そうではありませんか。世の中で名の知れた人を弟子として足でけり、王だった人に使いをさせる人物なのです。ですから知識を必要とはせず、お金を必要とはせず、権力を必要としない力をもった人物です。何の力でしょうか。愛の力、神様の愛、真の愛の力です。(286-98,1997.8.9)


 韓国には、世界のどの国の家庭にもないものがあります。民謡をとってみても、民謡が宇宙的であり、歴史を越えた宇宙史的な内容をもっています。
 「月よ、月よ、明るい月よ、李太白(李白)が遊んでいた月よ、あのかなたの月に、月桂樹が生えているので、金の斧で切り、玉の斧で仕上げて、くさぶきの3間の家を建て、父母に侍って、千年、 力年暮らしたいものだ」。何と素晴らしいことでしょうか。「千年、万年暮したいものだ」の父母とは誰のことでしょうか。そのような夢の夢の中で願った父母を尊重した内容を民謡で賛美した国は、世界にありません。(286-103,1997.8.9)


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 千年、万年暮らしたいものだ。家はどんなにみすぼらしい3間ほどの小さなくさぶきの家でも、千年、万年真の父母様と暮らしたい。韓民族の童謡の理想にびったりと合っています。そうして何をするのでしょうか。半月のような月、完成していなくてもよい! 家庭的出発は完成してはいないけれども、この世界の半月のような空中の雲の国、人工衛星の船に乗り、帆もなく、竿(さお)もないけれど、すいすいと進んでいく、東の国、西の国。太陽の光は東から西を照らします。
 男性は東を象徴し、女性は西なのですが、女性は東の太陽の光を受けて、男性と対等な価値をもつのです。東西の平準一致世界が築かれるのです。アーメン。何と素晴らしい民族でしょうか。 (286-114,1997.8.9)


 きょうは何の日ですか。「天地父母天宙安息圏宣布」の日です。天地父母です。天地父母の理想安息圏ができるとき、そのような世界となるのです。考えただけでもよいし、夢の中でもよいし、働いてばかりでもよいし、汗を流してもうれしくて、悪くないのが、つまり良くないということのあり得ない立場なので、私は永遠に「アー」、口を千年開けていても有り難く「メン」永遠に死んで生きようというのが「アーメン」ということです。そして神様のみ印を押してもらい、天国の宮殿圏内に入って、千年、万年生きられる天の皇族圏、天の民圏となることにより、人間の願いは万事成就されるのです。(286-123,1997.8.9)


総霊界霊人解放式 
—全体解放統一式の祈祷
1998年10月5日、ブラジル、サンパウロ
P1518~P1520
(祈り)
 愛するお父様、きょう1998年10月5日(陰暦8月15日)、この日は韓国では秋夕(チュソク)であり、先祖をお迎えする記念の日です。
 韓国の清平と、この西欧社会のサンパウロの聴衆、天地のすべての被造万物と、霊界にいるすべての霊人、先祖と幾千万の聖徒、神様から始まった愛で造られた被造万物と、この地上に生きている全人類が、一致圏を完成した愛の結晶をもてずにいるという神様の恨(ハン)を解くために、歴史時代において、旧教、新教、成約の解放完成圏を目指してこられたお父様、悲しかった歴史をすべてお取り除きください。
 天の縦的な真の父母が、天地を創造した理想をもってこの地上で真の父母となる神様の体としての横的な父母が、私たちの第1代の先祖であったことを知っております。
 その方たちが家庭を中心として一体圏を成し、一つの体を成して、縦的な心と横的な体が一体となり、その一体となった愛の種をこの地上に着地さることによって、永遠なる神様の血統と真の父母様の血統が連結し、体と心が一つとなった子女を万民がこの地上に繁殖するという喜びの出発の一日を迎えることができず、悲しく憤懣(ふんまん)やるかたない歴史的な根の痕跡を消すための摂理を、今まで続けてきたということを知っております。
 今まで考えもしなかったこのような恨を抱かれたお父様の前に、この地上で孝行する息子、娘が一人もいなかったお父様、孤独でかわいそうなお父様であられました。
 億万代の一人息子を生かさなければならないお父様のその胸を開いてみるとこの地上に先祖のいない悲惨な人類、先祖を失ったその悲惨な人類を見つめる神様が、どれほど悲痛であったかという事実を、この息子は誰よりもよく知っております。
 神様を知った日から、わきまえのない子たちのために神様が行かれる道は、順調な道を整えるための、キリスト教の数千年の歴史における苦労の基台を中心とした真の父母の祝福の1日を得ることにより、エデンで失ったアダム家庭の一つの勝利的血統を受け継げる天の真の愛と共に、それを結合できなかったものを取り戻すための受難歴史であったということをよく知っております。
 責任を果たせなかった息子の恥ずかしさを覚える時に、どうすればそれを避けていけるかということを求め、求め、求めたところ、その場で神様の道を、私の行く道を開拓し、橋を架け、また、山を越えて縦的な8段階、横的な8段階を経て、「八定式」の宣布とともに、真の父母であることを宣言ししました。
 そしてこの地上に「七・八節」を宣布すると同時に、ジャルジンを中心として、お父様の創造理想である本然的基準が、お父様が出発されたその本然の基準の絶対信仰、絶対愛、絶対服従と、神様の属性の基準でもあり、愛がとどまる基台である絶対、唯一、不変、 永遠なる家庭的基盤を願われたお父様の願いを成就するために、真の父母となり得る絶対父母、唯一父母、不変父母、永遠父母、絶対子女、唯一子女、不変子女、永遠子女、絶対夫婦、唯一夫婦、不変夫婦、永遠夫婦、絶対家庭、唯一家庭、不変家庭、永遠家庭を完成する日が、世は知らずとも天は待ちわびる日であり、この歴史で最高の転換点となることを知っているこの息子は、千年を一日のように願ってきたその日の来たりしことを、世の中に称賛したく、称賛すべき宣布の日であるに もかかわらず、このジャルジンの基盤でこれを宣布することになりました。
 第3宣言では、天を第1代創造主、 第2代創造主、第3代創造主、氏族基盤を連結して横的な基台の上で地上天国と天上天国の王権の基準を中心とした3代の創造主の権限を地上に宣布することによって、恨めしい宿命的な課題として残っていた、神様もどうすることもできず、サタンもどうすることもできないこのような過程をたどり、永遠、不変、宿命的な父子の関係、夫婦関係、父母関係、子女関係をすべて解怨成就できるようになりました。
 今、4数、「四・四節」を宣布することによって南北がつながり、父母の心情を海から連結して、万物の授受の原則を中心として、海でノアの大審判もありましたが、審判を受けない海の基盤を中心として、すべての被造物を解放的立場に呼び集めるという意味で国家メシヤと祝福家庭をすべてジャル ジンに集め、世界的メシヤ、国家的メシヤ、氏族、家庭的メシヤの型をもって父母に従って戻らなければならないということを明らかにしました。
 左側で勝利したことを、すべて右側に返して、すべてが何にも引っ掛かることなく容易に行ける道を行き、父母様が来れる道を開くことによって祝福家庭たちは、絶対信仰、絶対愛、絶対服従の四大属性を中心とした、絶対・唯一・不変・永遠なる父母、息子、夫婦、兄弟、家庭を基盤とした本郷の道を行ける自由な環境を下さったお父様の前に感謝申し上げ、霊界と肉界に分かれているのを統一し、東西文化の壁を越え、南北の貧富の差を越えて、今後、統一された国の父母に侍る子女の心情をもち、平和の天地と平和の人類をもつべき統一家の祝福された群れとして行けるようにしてくださったことを、心から感謝申し上げます。
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 もてる財産と、もてる土地をすべて売ってでも、失ったこの平和の天国を率先して取り戻さなければならないのが、祝福を受けた息子、娘であり、祝福された立場に出るすべての人々だということを知っております。
 そうすることによって、それを祭物として国を目指し、国を祭物として世界を目指し、世界を祭物として天地を目指し、天地を祭物として神様を目指すべき責任があります。
 万年解放圏の愛の実体主権を誇れる永遠解放、地上天国をこのように語る歴史的な出発を、既に6月13日を 通して、聖人たちと殺人魔を兄弟のごとく、父母様が号泣の心、悲しい心を押し殺しつつ、彼らを同じ立場で祝福することにより、天上世界は解放の叫び声が今でも響き渡っているということを、この息子は知っております。
 地の人間は知らなかったとしても、天上にいる私たちの先祖すべてと、天使世界と、千万のあらゆる聖徒がこれを知り、地上で父母様の環境を開拓するために苦労していることを知っております。
 堕落した天使長圏の家庭を残し、この地上にあらゆる主権の形態を生んだ堕落した天使、神様の愛の家庭を破綻させた怨讐を、霊界と肉界が一つとなって兄弟の因縁を中心とした父母の愛を抱き、神様の愛を抱くことによって、この地上で父母様が、解放圏の宣布とともに、進軍命令を受けて長子権を取り戻しました。
 お父様の願いであられた、6月13日に祝福した五大聖人を中心とする基盤に関係する宗派に因縁のある、霊界のすべての弟子たちと共に、祝福を受けたこの群れが、今後、最後の転換の一時を迎えるべき地上に、再び兄弟と共に父母様に侍り、神様と共に天上と地上とともに、忠孝の道理と伝統の足跡についていく この地上の天使長家庭を、この地で完成したアダム家庭にいる地上祝福家庭の解放圏の前に同参させてください。
 神様の前に、家庭では孝子の道理、国では忠臣の道理、世界では聖人の道理、天地では聖子の道理の愛的因縁を共に受け継げるように、天の神様と真の父母様が一つとなって、それが永遠の父母様が一つとなって、それが永遠に可能となり、彼らを中心として彼に従う弟子と、そのような先祖をもったダムとエバに連結された後代、先祖も解放してください。

 そして、真の父母様を地上にお迎えした、本然の完成した天と一体となった愛圏の血族を中心として侍ることのできなかったすべてが、地上天上の先祖が兄弟の因縁、親子の因縁の本然的創造理想、縦横を決定する愛の一家庭を中心とした定着点に、地球星全体、全霊界が一つの真の父母を中心とした宇宙史的な家庭的礎を永遠に定着できる宣布の日に、靈界解放、地上解放 すべての家庭が縦横無尽に自由に往来でき、共に活動する時代を、真の父母のみ名により、今、そのすべてを結んで地上着地活動することを、そして、すべての被造万物と共に、真の愛を中心として、神様と真の父母の真の血統的心情圏を中心とした神様の愛の地上天上天国、水遠なる神様の主権的勝利のために出動することを、真の父母様のみ名により宣言いたします。アーメ ン! アーメン ! アーメン ! (296-9,1998.10.5)

Next, we will be offering flowers to the second king and queen of Choen Il guk
​representatives will be Andrew and reiko Kessler
Please stant
​*stand
​We will now conclude the occassion with 3 cheers of ok mansei.
Led to Richard Panzer, Preseident of Unification Sanctuary North America


The King and Queen of Cheon Il Guk who are the substantial True Parents wil now exit the Sanctuary.
Let us offer them a warm applause as they exit
We will now conclude the ceremony commemorating the 27th 7.1 Jeol and 21st 7.8 Jeol
Thank you very much
​Have a wonderful day everyone



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