2023年12月9日土曜日

拡大する第三次世界大戦 ◆2023年12月6日(水)韓国語キングスリポート

拡大する第三次世界大戦

2023126(水)韓国語キングスリポート

韓国語キングスリポート20231206 킹스리포트 (한국어)


拡大するイスラエル中東戦争

翻訳:minion+fanclub三原

イスラエルの状況が、継続していますね。6日間か7日間、休戦をしてハマスの方では人質として捕まえたイスラエル人たちを解放して、イスラエルの方では自分たちが持っていた、逮捕して監獄に入れていたハマスのテロリストたちを解いて、それが終わって現在はお互いが叩いていますね。そしてイスラエルは休戦前よりもさらに強力にガザ地区を攻撃していると言います。


ハマスはその間、ガザの地下でトンネルを沢山掘ったのですが、イスラエルは水をそこに入れて使えなくする計画を検討しているということです。そのようにしたら、その中にいるテロリストたちは出てくるしかないではないですか。あるいはそこで溺死するか。そのようにして出てきた人を捕まえるか殺すか。そのような作戦を検討しているというニュースです。


しかし問題は人質がまだ残っています。100人以上の人質がまだ残っています。その中にトンネルの中の人たちもいると考えなければならない状況です。ですからイスラエルが悩んでいる状況です。


そしてイスラエルも、ヒズボラと、規模は小さいですが戦争をしている。という話も出てきています。ヒズボラもやはりイランが背景にあるテロ団体です。ヒズボラとハマスの違いが何かといえば、ハマスは主にガサ地区にいる反面、ヒズボラはレバノン、南の地方にいます。ヒズボラはハマスよりもはるかに大きいです。ヒズボラの戦闘員は20万名ですか?とにかくはるかに大きいです。

紅海で艦船攻撃、米軍をも脅かすイエメン・フーシ派の対艦弾道ミサイル

しかし、イランが後ろにいるのですが、イランはさらにどんな勢力を持っているかといえば、フーシという勢力があります。フーシは、サウジアラビアの南側の端っこにいます。フーシがミサイルで、アメリカを攻撃したりもしているのですが、フーシの大きな問題になりはしないのですが、それでも、イランが3種類の勢力を使って、今、イスラエルやアメリカの海軍を攻撃している状況です。

それでどうするかということです。


敗戦ウクライナに支援したい米国政権


その反面ウクライナは、ウクライナ大統領も、米国国務長官(アントニー・ブリンケン)もそうですが、ウクライナは今破綻の直前です。それで米国の追加支援がなければ戦争を継続することができない状況です。

しかし米国の議会の中で、新しく選出した下院議長(マイク・ジョンソン)がいるではないですか。この人は、ウクライナを支援するのは良いが、条件がある。ウクライナの国境を米国が保護するのは良いが、米国の国境はどうするのか。米国の南側の国境をほったらかしにしておいてウクライナだけ一般的に支援するのはダメだ。だから下院ではそれを支援する資金は通過しない。


それで今共和党はそれを持って一つになりました。それでホワイトハウスと、とにかく民主党は、頭が痛いのです。ウクライナはそのままにしていたらソ連(ロシア)が勝つでしょう。しかし今、多くの軍事家たちはすでにロシアが勝った、勝ったようだと言っています。だからすでに負けた戦争にどうして継続してお金を投入するのかということです。


しかし米国の国防長官(アントニー・ブリンケン)は、おととい、どのような脅迫をしたかといえば、「お金を与えなければ、ウクライナに武器と弾薬を送ることができるお金をくれなければ、米国の軍隊を送るしかない。米国の若者たちを送るしかない」と。


しかし、実際このようにしたら、米国の世論はそれを受け入れません。そうでなくても米国の世論は、ウクライナよりも新しい戦争がイスラエルにあるので、そこには関心がありません。実際に米国は、実体の軍隊を送るのか、もしそのようなことをしたら本当に愚かなことですが、分かりません。とにかく今はそのような状況です。


中国-台湾戦争の可能性


そして今、3番目の戦争の可能性があるアジアの状況ですが、今私たちが関心を持たなければならないのは1月13日です。この日を私たちは記憶しなければなりません。台湾の、大統領ではありませんが、総統と言いますが、大統領選挙と同じです。大統領選挙のある日が1月13日です。


今、候補者が3人います。今現在の与党の大統領は、蔡英文総統は、再び出馬することができません。それで副総統が、副大統領が、すでに出馬宣言をしました。しかしこの人は今、中国に対して大変強硬な人で、台湾の統一を支持する人です。


今の蔡英文総統は「私たちは統一を宣言する必要はない。なぜなら、すでに統一したので。」そのような立場です。

中国共産党は「統一を公式的に宣言をしたら、私たちは攻撃する。だから宣言をするな」と。

今現在の総統は「私たちは統一宣言をしない。なぜなら、宣言する必要がない」。

しかし次に出馬する副大統領は、「宣言する」というのです。自分が総統になったら。

しかし他に、2人の人がいます。今出馬しているのは3人で、残りの2人は中国に対してそのように強い立場を出していません。中国と対話するなら対話をして。しかし、台湾の国民は香港で起こったことを見ました。それで、現在の副大統領が勝つ可能性が高いです。


しかしそれに対して中国共産党がどのようなことを言ってるかといえば、「あなたたちが選挙をすることは戦争か平和の選択だ。」このように脅迫しています。


だから、統一をしなければならないと宣言している人が勝てば、戦争になるかもしれないということを話しています。


私たちがキングスリポートで何日か前にある人にインタビューしたのですが、その人は、「中国は言ってみれば、中国が台湾を攻撃したとしても、例えば仁川上陸作戦のようなスタイルにはしないだろう。なぜなら、それが難しいということは中国もわかっていて、それで、そこでクーデターを起こすとか、むしろそのようにする可能性が高い」と話しています。


中国-フィリピン戦争の可能性


米海軍は26日、第7艦隊ミサイル駆逐艦がホアンサ諸島(英名:中国名:西沙諸島)の付近を航行し、「航行の自由作戦」を行った


しかし、中国と台湾だけではありません。今、中国南部海域(南シナ海)も、特にフィリピンと中国の関係が悪化していて、中国とフィリピンの間でも、戦争にまではならなくても、海で戦いが起こる可能性が少しずつ高くなっています。少し前に米国の艦艇が中国南部海域(南シナ海)に入ったので、中国は私たちの領海に入ってきたと言いました。それは明らかに、国際裁判所でも認める国際領海でも、中国は自分のものだと主張しながら私たちの領海に不法に入ってきたと言っています。


ですから少しずつ少しずつ、中国は戦争の方に行っている状況ですね。


また台湾の人々は、「中国が、まさか私たちを攻撃するのか?」という考えが強いようです。なぜなら、台湾は特に先端半導体をたくさん作っているからです。世界市場の90%を持っています。だから「まさか中国は自分たちの半導体製造工場を攻撃するのか?むしろそれを持ちたいのではないか。だから大きな戦争はないだろう。」そのような考えをしている人が多いのです。


しかし、米国や全世界は台湾を心配しているのですが、台湾の人たちは大丈夫だろうと思っています。しかしそれは実際、韓国と同じです。戦争は無い、無いと言ってきました。しかし、無いだろうと言いながらない保証はありませんね。安全不感症です。それが問題です。


例えば、ソウルも、今、北朝鮮の38度線付近で暮らしているではないですか。それは88年のソウルオリンピックの前からそうでした。ソウルオリンピックの時に問題になりました。それで88オリンピックで中国とソ連を参加させることは、それほど重要でした。しなければ北朝鮮がオリンピックスタジアムを攻撃するかもしれない。十分攻撃することができます。ソウルの全地域は、北朝鮮の砲撃射撃内にあります。これを話しても韓国の人は「そうだね」です。不感症です。そのようなことを考えること自体が面倒くさいのです。

実際に危ないと言われながらも起きませんでした。その時になって気がついても、遅いのです。


台湾は、香港が倒れたことをよく理解する人もいれば、そのような不感症を持っている人もいます。

3人の候補の内、誰が勝つか分かりません。中国と協議しようと野党が統合候補者を出そうとしたのですが失敗しました。それで別れました。それで中国に対して強硬派の人が勝つ可能性が高くなっています。しかし1月13日を見守らなければなりません。1ヶ月くらい残っていますね。


日本も、台湾の安保は日本の安保だと言っています。実際どのようにするかは分かりませんが。


台湾は数十年の間、準備してきました。中国の攻撃に対して。90年代から準備してきたので、準備してないわけではありません。そして米国でさらに武器を購入してきました。


しかし米国の政策がバイデンのゆえに変わりました。以前は中国が台湾を攻撃した場合、米国は台湾を防衛するために参戦するかしないか、言及しませんでした。それ以前は台湾が自分で防衛することができる、全ての武器を提供する。そのような政策でしたが、中国も曖昧なので、予測することが難しいです。


しかしバイデンがそれを変えました。そうではなく、台湾が攻撃を受けた場合、私たちは台湾を保護すると言いました。しかし米国の軍務部はそうではない。米国が戦争に介入することは無いと出てきました。だから曖昧なのですが、とりあえずバイデンが言ったことは、最高司令官が言ったことなので、中国がそのままにはしないでしょう。


そのようにしたらさらに中国は、台湾を攻撃する前にまずグアムや韓半島にある米軍基地を先に攻撃する可能性もあります。あるいは北朝鮮に攻撃させるか。だからバイデンはそのような面において、間違えました。バイデンのゆえに今韓半島の安保はさらに危険になったということができます。


トランプ政権、副大統領候補


(ユ・ノスク勧士ニム)トランプが悪いという人もいますね。


それは米国の左派の言論だけが、グローバリストの言論だけがそうです。グローバリストたちがトランプを嫌う理由の一つが、トランプは自分のお金を持って選挙運動をします。自分のお金と一般庶民から集めたお金。だからとても嫌います。


そして3年の間、トランプをなくそうと全ての努力をしました。そのようにしてトランプが勝ったら、自分たちの立場が難しいです。トランプが復讐するかもしれないと予測しています。


今全ての手を使ってトランプに勝とうとしているのですが、うまくいっていません。


前回はコビット(コロナ)を使って勝つことができました。そしてトランプは政治に対して経験がないことを利用して。しかし今は、トランプが誰を副大統領候補に選ぶのかそこに関心があります。


前回はペンスでしたね。だからペンスだけではなく、トランプは人選を間違ったことがたくさんありました。よく分からなかったので。だからグローバリストたちの言うことを聞きました。自分は経験がないので、経験のある人の言うことを聞かなければ。このような立場でした。


しかし今はそうではありません。誰を選ぶかは分かりませんが、良い人を選ばなければなりません。


トランプが今回勝てば、任期は一度しかありません。憲法上2回以上できません。だから今回副大統領になる人が4年後には最も強力な候補者になります。ですから自分の後継者を選ぶのも同じことです。


(ユ・ノスク勧士ニム)息子は?


息子は政治的にちょっと・・・。そして、憲法上、大統領と副大統領とは同じ州から出ることはできない。州が違わなければなりません。2人ともフロリダの住所なら、息子はなることはできません。


ブッシュも、お父さんと息子の間にはクリントンが入りましたね。その前も、アダムズ2代大統領と、その甥っ子でしたか?(甥は)勝つことができなくて。20世紀になってルーズベルト大統領も甥っ子が。

そういうことがありますが、連続はしません。


時間になりましたが、最後に、韓国の方はお聞きになったかもしれませんが、スイッチでご覧になっている方は、スイッチが2月27日から韓国で事業をしないと発表しました。ですから違うところにチャンネルを探さなければならないのではないかと。

いずれにしても、そういうことがあります。

それでは皆さんさようなら。


2023年12月8日金曜日

キリスト再臨アドベント11 ◆イエスの秘密の使命 - 衝撃的! ◆文信俊三代王◆The Advent11 by Shinjoon Moon◆Jesus’ SECRET Mission — SHOCKING!


 日本語訳

The Advent by Shinjoon Moon_ Principle Series

キリスト再臨アドベント11

イエスの秘密の使命 - 衝撃的!

文信俊三代王

翻訳&提供:Michiyo H.


11. (20231205) 

Jesus’ SECRET Mission — SHOCKING!

イエスの秘密の使命 - 衝撃的!


旧約聖書と新約聖書の両方の預言を通して聖書を読めば、メシアの使命は、これ以上ないほど明確であることを見てきました。しかし、神の子はご自身の使命が何だと考えていたのでしょうか?今日は、多数の聖句を示しながら、イエスの隠された使命についてご紹介します。お楽しみください!


このビデオはシリーズの一部です。

そのため、このシリーズの前のビデオを見なければ、このビデオが基礎としている聖句とその背景を完全に理解することはできないでしょう。とはいえ、このビデオを楽しんでいただければ幸いです。


これまで見てきたように、旧約聖書と新約聖書の預言の大部分は、荒廃したダビデの家を救い、再生させ、神の正義の王国の恩寵溢れる豊かな実りをすべての国々に広める、メシア的解放者を指し示しています。

しかし、メシアはご自身の使命を何だと考えていたのでしょうか?

弟子たちから祈り方を尋ねられたイエスは、キリストに従うすべての人々のために、模範となる祈りを示しました。



マタイによる福音書6章10節に記されています。

 6:9 だから、あなたがたはこう祈りなさい。

 6:10 御国が来ますように。みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように。


キリストは、未来のすべての信者にこの模範を示すことで、神の王国を天と同じように地上にもたらすという、私たちすべてに同じ熱烈な願いを持つように指示しているのです。


この模範的な祈りの中には、イエスが十字架につけられ、葬られ、復活されることについては何も書かれていません。

それどころか、イエスは、彼の民が1000年以上に亘って抱いてきたのと同じ、現実的な神の王国への期待を表明されたのです。


このように、この代表的な宣言は、イエスの第一の願いが、苦難のしもべの孤独な道を歩むことではなく、神の王国を地上に建設することであったことを明らかにしています。


次に、ダビデの詩篇における第二の主としてのイエスの自己同定は、預言者たちによって予言された勝利の解放者としてのイエスの使命を直接的に証明しています。



キリストはパリサイ人に尋ねました。

(マタイ22:42-45) 「キリストをどう思うか。誰の子なのか」。彼らが「ダビデの子です」と答えると、キリストは彼らに言われた、「それではどうして、ダビデが御霊に感じてキリストを主と呼んでいるのか。(…) ダビデ自身がキリストを主と呼んでいるなら、キリストはどうしてダビデの子であろうか」。


自らをダビデの上に立つ主であると間接的に示すことで、肉体的にはダビデの子孫であるにもかかわらず、イエスは、詩篇110篇における第二の主であると主張しながら、自らの神聖な身分を指し示しています。


ダビデの詩篇における、キリストが第二の主であることの意味を理解するとき、イエスの願いは極めて明白になります。



(詩篇110:1-6)

主はわが主に言われる、「わたしがあなたのもろもろの敵をあなたの足台とするまで、わたしの右に座せと」と。

主はあなたの力ある杖をシオンから出される。あなたはもろもろの敵の中で治めよ!

あなたの民は、あなたがその軍勢を聖なる山々に導く日に心から喜んでおのれを捧げるであろう。

主はあなたの右におられて、その怒りの日に王たちを打ち破られる。

主はもろもろの国の中で裁きを行い、しかばねをもって満たし、広い地を治める首領たちを打ち破られる。


このように、ダビデの詩篇とイエスの主張の間にあるメシア的な結びつきは、キリストが詩篇の預言を成就させたいという願望を示しています。


旧約聖書の預言とイエスの発言は、イエスの使命が最初はユダヤ人に向けられたことを証明しています。

マタイ10:5-6) 「異邦人の道に行くな。またサマリア人の町に入るな。むしろ、イスラエルの家の失われた羊のところに行け。 


そして引用すると、

(マタイ15:24) 「私はイスラエルの家の失われた羊以外の者には、遣わされていない」。


このことをさらに示すものとして、共観福音書(マタイ、マルコ、ルカ福音書)の初期のセクションにある、学者がメシアの秘密と呼ぶものがあります。

イエスは、イスラエルの指導者たちを除いて、より広い共同体に対してメシアであることを秘密にしていました。

引用すると、

(マタイ8:4) (マルコ1:44) (ルカ5:14) 「だれにも話さないように、注意しなさい。ただ行って、自分のからだを祭司に見せ、それから、モーセが命じた供え物をささげて、人々に証明しなさい」。


キリストがユダヤ人社会の祭司階級を特別視したのは、イエスが彼らに、エルサレムの王を信じるよう説得しようとしていたことを示しています。


しかし悲劇的なことに、イエスが自分がメシアであることを証明するためにどこに行っても、イエスは軽蔑と反感を買いました。

そこでイエスは正しく彼らを叱責されました。


(ヨハネ8:37-46)

「私は私の父のもとで見たことを語っているが、あなたがたは、自分の父から聞いたことを行っている」。

彼らはイエスに答えて言った、「私たちの父はアブラハムである」。

イエスは彼らに言われた、「もしアブラハムの子であるなら、アブラハムのわざをするがよい。ところが今、神から聞いた真理をあなたがたに語ってきたこの私を、殺そうとしている。そんなことをアブラハムはしなかった。あなたがたはあなたがたの父のわざを行っているのである」。

彼らは抗議した、「私たちは、不品行の結果生まれたものではない」。

イエスは彼らに言われた、「神があなたがたの父であるならば、あなたがたはわたしを愛するはずである。私は神から出た者、また神から来ている者であるからだ。(…) あなたがたは自分の父、すなわち悪魔から出てきた者であって、その父の欲望どおりを行おうと思っている。(…) 私が真理を語っているので、あなたがたは私を信じようとしない。あなたがたのうち、だれが私に罪があると責めうるのか。私が真理を語っているのに、なぜあなたがたは、私を信じないのか」。


イエスはイスラエルの指導者たちを叱責されました。

「私の言葉が、あなたがたのうちに根をおろしていないからである。」


なぜなら、彼らはイエスを殺そうとしたからです。


イエスの本来の使命が、ユダヤの宗教指導者たちの手によって十字架につけられることであるなら、なぜイエスは自分の教えを守らない彼らを叱責するのでしょうか。

イエスがパリサイ派の人々の不信仰を何度も叱責しているという事実そのものが、彼らが救い主を信じるはずであったことを示しています。


さらにイエスは、彼らがアブラハムからの肉体的な子孫であることを認めながらも、彼を十字架につけようとする彼らの今の行動は、アブラハムがしたであろうこととは正反対であると述べています。


このように、イエスは本質的に、彼らの殺人計画は神の望まれる意志と完全に矛盾すると述べています。


イエスは、自分たちが霊的に父アブラハムの子孫であるというパリサイ人の主張を否定されました。

むしろ、彼らは彼らの父である悪魔から出てきた者であって、「悪魔の欲望どおりを行おうと思っている」。


これは、十字架の道が、神の計画を何千年もの間遅らせてきた、神の本来の意図とは正反対であることを証明する、準備された証拠ではないでしょうか。

悪魔は、神の救済計画に意図せずに加担するほど愚かではありません。


イエスは、十字架は神の第一の意志ではないと述べています。

律法学者やパリサイ人に対するイエスの断固たる𠮟責は、王の王を十字架につけようとするサタンの欲望に従うのではなく、彼らがメシアを高めなければならなかったことを直接的に示唆しています。

以前の物語と同様に、イスラエルは、預言者達や王達よりも遥かに高貴なお方を認めないという失敗を繰り返します。


(マタイ 12:41-42) 

イエスは、ニネベの人々と南の女王が、イスラエルのその世代に対する裁きをもって立ち上がる、と宣告されます。


イエスの叱責の明らかな意味は、神の化身を殺害する陰謀を企てるのではなく、イスラエルは神の子に忠実であるべきだったということです。

そうでなければ、なぜイエスはイスラエルの頑迷さを公然と非難するのでしょうか。


天の父の完全な心を体現するイエスは、イスラエルが彼と一つになるべきだと表現しています。

それだけでなく、キリストが悔い改めのない諸都市を非難したことは、イスラエルが自分たちの王を歓迎すべきだったことをさらに示しています。



ルカ福音書4:17-21に目を向けると、

イエスが安息日のために、ある一節を選ぶためイザヤ書を手渡された時、イエスはイザヤ書61:1-2を読まれます。


61:1主なる神の霊がわたしに臨んだ。

これは主がわたしに油を注いで、

貧しい者に福音を宣べ伝えることをゆだね、

わたしをつかわして心のいためる者をいやし、

捕われ人に放免を告げ、

縛られている者に解放を告げ、

61:2主の恵みの年と

われわれの神の報復の日とを告げさせ、

また、すべての悲しむ者を慰め、


朗読の後、彼はその会堂にいた全員の前でこう告げました。


(ルカ4:21) 「この聖句は、あなたがたが耳にしたこの日に成就した」


これは2つの異なる理由から重要です。

第一に、イザヤ書61章の残りの部分は、聖霊に満たされた一人の人を中心とする主の恵みの年に、主がユダヤの民を解放し、集め、その結果、豊かな祝福と永遠の平和がもたらされると告げています。


この考え方は、イザヤ書61章を取り巻く節(60,61,62章)*によってさらに裏付けられます。


*参考聖句:ここでは具体的には取り上げられていない聖句です。(編者追加)

イザヤ60:19昼は、もはや太陽があなたの光とならず、

夜も月が輝いてあなたを照さず、

主はとこしえにあなたの光となり、

あなたの神はあなたの栄えとなられる。


イザヤ62:2もろもろの国はあなたの義を見、

もろもろの王は皆あなたの栄えを見る。

そして、あなたは主の口が定められる

新しい名をもってとなえられる。


どちらも同じメシアの姿に続いて、この聖句が、耳にした中で成就したと宣言しています。


イエスは事実上、イスラエルを救うべき聖霊に満たされた人が現存している、彼自身がその人だと言っているのです。



さらに、伝統的な神学で言われているように、イエスが生贄の子羊であるとされていたのなら、なぜイエスはイザヤ書53章*を意図的に読み飛ばし、その代わりに数章しか離れていない、ユダヤ人に宣言された解放の一節に行かれたのでしょうか?


*参考聖句:ここでは具体的には取り上げられていない聖句です。(編者追加)

イザヤ53:3彼は侮られて人に捨てられ、

悲しみの人で、病を知っていた。

また顔をおおって忌みきらわれる者のように、

彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった。


53:10しかも彼を砕くことは主のみ旨であり、

主は彼を悩まされた。

彼が自分を、とがの供え物となすとき、

その子孫を見ることができ、

その命をながくすることができる。

かつ主のみ旨が彼の手によって栄える。


53:12それゆえ、わたしは彼に大いなる者と共に

物を分かち取らせる。

彼は強い者と共に獲物を分かち取る。

これは彼が死にいたるまで、自分の魂をそそぎだし、

とがある者と共に数えられたからである。

しかも彼は多くの人の罪を負い、

とがある者のためにとりなしをした。


これは、何世紀にもわたって信じられてきた誤解を正し、イザヤ書53章の苦難のしもべとしての本来の使命を宣言する絶好の機会だったでしょう。


それどころか、イエスが、自分は主の恵みの年をもたらす聖霊に満たされた人であると述べている時、

イエスは旧約聖書の預言の大部分と一致していることがわかります。


さらに、イザヤ書61章がどのように成就されることができたでしょうか?

もしそれがキリストの再臨において実現されるのであれば、

ルカ4章がキリストの本来の使命を力強く表現する役割を果たすのは、旧約聖書と新約聖書両方の預言の大部分と同じ視点から見てこそなのです。


主の恵みの年はユダヤの民の上にありました。

しかし、神の願いが成就するかどうかは、準備された民がメシアを受け入れるかどうかにかかっていました。

約束された主の恵みの年はどうなったのでしょうか?


次回のエピソードで、イエスの第一の使命についてのさらなる証拠を加えて説明します。

イエスの第一の使命から悲劇的な第二の使命へと徐々に変更していったことを、正確に指摘することができるでしょう。


それでは。ご視聴ありがとうございました。良い一日になります様に。

 _________________________