2025年2月20日木曜日

原理原相論(試論)◆夜の神様における真の愛、夜の神様の誕生 -1 ◆イエス様にみる真の愛

原理原相論(試論)

夜の神様における真の愛、夜の神様の誕生

 論者:三代王権天一聖殿 教会長


イエス様にみる真の愛

原理講論は

「神の見えない性質、すなわち、神の永遠の力と神性とは、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに認められるからである。したがって、彼らには弁解の余地がない」(ロマ一・20)

という聖句から性相と形状、その属性である陽陰の二性性相の神を解きました。


それでは、神様の真の愛は、何を見れば明らかに認めることができるのでしょうか?

ヨハネによる福音書14章にこうあります。


ヨハネによる福音書 14:9-11 

9イエスは彼に言われた、「ピリポよ、こんなに長くあなたがたと一緒にいるのに、わたしがわかっていないのか。わたしを見た者は、父を見たのである。どうして、わたしたちに父を示してほしいと、言うのか。 10わたしが父におり、父がわたしにおられることをあなたは信じないのか。わたしがあなたがたに話している言葉は、自分から話しているのではない。父がわたしのうちにおられて、みわざをなさっているのである。 11わたしが父におり、父がわたしにおられることを信じなさい。もしそれが信じられないならば、わざそのものによって信じなさい。


「わたしを見た者は、父を見たのである。どうして、わたしたちに父を示してほしいと、言うのか。 わたしが父におり、父がわたしにおられることをあなたは信じないのか。」


この聖句は「イエス様を見たものは、父なる神を見たのである」と言っています。

続く聖句は「神様の中にイエス様がおられ、神様はイエス様の中におられる」ということですから、イエス様は神ご自身でもあるということを言っています。


ですから、イエス様の真の愛は神様の真の愛と一体であるということです。つまりイエス様の愛から神様の真の愛を知ることができるということなのです。

イエス様の生涯はまさにこの真の愛に絶対服従する生涯路程でした。

イエス様が従われた真の愛とはどのような愛でしょうか?


それは神様とイエス様との関係を見れば分かります。

別の存在である神様とイエス様であるのに、イエス様は神ご自身である理由は何でしょうか?

それは、イエス様は神の子であるからということです。

つまり神様とイエス様は父子の関係であるということであり、そのような愛の関係にあるということです。


ここから明らかに、真の愛とは、神様との父子の関係の愛であることが分かります。


神様の真の先惟は天宙の中心である


私達は天地創造以前、時間と空間創造以前の神を夜の神といい、天地創造が始まった時からの神を昼の神といいます。

ヨハネによる福音書1:1~18の聖句を見てみると、イエス様は創造以前の神、即ち、夜の神様から来られたことが分かります。

ですから、真の愛とは、夜の神様との父子の関係の愛であるということなのです。

つまりヨハネによる福音書1:1~18の聖句は、イエス様の愛を見れば、夜の神様の真の愛を見出すことが出来るということを言っています。


それでは、ヨハネによる福音書1:1~18を見てみましょう。


ヨハネによる福音書1章

1初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 2この言は初めに神と共にあった。 3すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。 4この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。 


9すべての人を照すまことの光があって、世にきた。 10彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。 

12しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。 

14そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。

 18神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである


10彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。」 

この1章10節は、イエス様はこの世に来られましたが、この世はイエス様によって創造されたということですから、イエス様は天地創造の神であるということです。


それですから1章1節から3節1初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。 2この言は初めに神と共にあった。 3すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。 4この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。 」は、全てのものはイエス様の言によって創造されたということを言っているのです。


天地創造の前に言(ロゴス)があり、その言には既に命があります。

その言は誰によって発せられたのでしょうか?

ヨハネによる福音書 14:9-11「神様の中にイエス様がおられ、神様はイエス様の中におられる」のですから、その言は神様によって発せられ、イエス様の口から発せられたのです。


そして、その言によってイエス様は天地を創造され、時間と空間も光もイエス様が創造されたのです。

このようにイエス様はその言(ロゴス)以前、時間と空間も光もない創造以前の闇、夜の神様とともに太初におられたのですから、イエス様は夜の神様であるとも言えるのです。


そして神様とイエス様は父子の関係であるのですから、イエス様は創造以前から、夜の神様の子として夜の神様とともにおられたということなのです。

つまりイエス様は、夜の神の父子の関係として創造以前に既に存在しておられたということがわかります。

そのような夜の神様の位相から、夜の神様の精子として来られた方がイエス様なのです。


愛とは関係であり関心ですから、天地創造以前の、この夜の神様とイエス様の、父子の関係の愛が、縦的真の父母の、夜の神様の位相の真の愛の起源なのです。

ですから、根源的天地創造以前の真の愛とは、夜の神様との父子の関係の愛であるということなのです。


愛とは関係であり関心ですから、夜の神様が天宙創造において一番先に考えられたこと(最先惟対象)が天宙の中心です。それが父子の関係の愛であったということです。



父と子と聖霊の三位一体は愛の関係性、キリストはその本体


父と子と聖霊の三位一体は愛の関係性を表します。

ヨハネによる福音書 14:9-11「神様の中にイエス様がおられ、神様はイエス様の中におられる」というこの三位一体は、天地創造が始まった後に存在するのではありません。

天地創造以前から、夜の神様の中にイエス様がおられ、夜の神様はイエス様の中におられるということなのです。イエス様の神性が三位一体の中に有ったのではなく本体がともに存在したということです。


即ち、このヨハネによる福音書1:1~18は、父と子と聖霊の三位一体は天地創造以前の夜の神様の位相から存在していることを言っています。

そして、ヨハネによる福音書 14:9-11は、その夜の神様の三位一体という関係の中心が父子の関係という愛であるということを言っているのです。

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しかし、キリスト教(Christianity)では、キリスト論(Christology)の内容があり、イエスを神として扱っています。非常にレベルの高いキリスト論です。

人(man)であると同時に神であり、三位一体で創造以前から父と共にしていた存在であるということです。

それがキリスト教で扱われている「神は愛である」という内容です。

三位一体のシステムそのものから「愛」を相互間応答(reciprocate)しているわけです。

2021年3月23日キングスリポート

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この御言は、イエス・キリスト、お父様・キリストは、神の天宙創造以前から父なる神とともに存在しておらた夜の神様ということです。


どのような夜の神様としておられたのか?

それは神の息子として創造以前から存在しておらえたということです。


それでは、三位一体における「神は愛である」という愛の相互間応答(reciprocate)とは何でしょうか?

当然ながら、父なる夜の神様と子なるキリスト、イエス様とお父様の父子の関係という、愛の相互間応答(reciprocate)です。


ヨハネによる福音書1:1~18、そしてヨハネによる福音書 14:9-11は、このようにイエス様が、成約においてはお父様も共に、天宙創造以前から、天宙創造以前の神と共に存在しておられたということを表し、その関係は父と子の関係であり、その関係が愛であるということです。

三位一体における「神は愛である」とは、神はそのような父子の関係の愛であるということです。「神は父子関係の愛である」ということなのです。


ヨハネ1:10 彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。」 

この聖書の言葉を、二代王様は次のように言っておられます。

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夜の神様から顕現されたキリスト。時間と空間の(創造)以前の神様。夜の神様、昼の神様。それは二つの神様ではなく、創造前、創造後。摂理の立場ではすべてが昼ではない、神様の創造以後に神様から来て、キリストは夜の神様。すべての創造物と創造世界を創られる前、神様と本体、神様と一つになられた方、その方はキリストです、キリスト。


それは唯一キリスト、神様の実体、本体を持っていらっしゃる神様の精子の種を持っていらっしゃる方が新しい夫婦、家族、宗族、民族、国家、世界、天宙を建設することができるのです。

文亨進天一国二代王帰還勝利祝勝会御言ソウル2022 0524

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真お父様が、私は夜の神様から来たという言われたのは、このヨハネ1:10 にあるように、すべての創造物と創造世界は夜の神が造られ、その子であるイエス様、そしてお父様が創造し造られたという意味なのです。


ピリポの手紙2章

6 キリストは、神のかたちであられたが、神と等しくあることを固守すべき事とは思わず、


5 Let this mind be in you, which was also in Christ Jesus:

6 Who, being in the form of God, thought it not robbery to be equal with God:


그는 근본 하나님의 본체시나 하나님과 동등됨을 취할 것으로 여기지 아니하시고、


お父様は原理本体論の本体( 본체)を韓国語の聖句から用いられました。

この本体の英語訳 original substanceを二代王様は叱責されました。(成約時代のキリストの顕現

ですから本体とは「神様のかたち」、「the form of God 」つまり「real form」なのです。

これはつまり三位一体に創造以前から子として存在しておられた、神様の本体という意味です。


多くの人が勘違いするのですが、性相と形状の形状ではありません。神様そのものであるということです。創造以前から存在する神の子ということなのです。

この父子の関係とその神の愛を表すのが三位一体なのです。

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お父様は、原理講論の中でも、この言葉に重点を置いて、本体(본체)に血統と種、神の種、血統とキリストの種という意味を付与する名前を付けられたのです。全世界をキリストの家族にするということが、その起源です。この聖句は、神の形(본체)であることを表しています。

成約時代のキリストの顕現

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お父様は、本体(본체)に血統と種、神の種、血統とキリストの種という意味を付与する名前を付けられました。神の種を継ぎ、血統を成す存在は誰ですか?息子です。

この本体(본체)とは父子の関係の愛を表すのです。

この本体は夜の神の子でした。神の子として神の本体でした。

そのような天宙天地創造以前から存在したイエス・キリスト、お父様・キリストを表し、その父子の関係の愛、神は愛であるということを表すのが三位一体なのです。


次に、父子の関係を語られた、お父様の御言を見てみます。

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では天宙の中心とはなんでしょうか。天宙の中心的法則・原理は、父子の関係です。それがすべての出発点です。

何年もの苦悶の祈りの中で、ついに「宇宙の中心的出発点は父子の関係である」と答えが与えられました。それは鍵であり基台なのです。私たちはこの父子関係の原理を実行することによって、平和な一つの統一された世界を築くことができるのです。そのようにこの宇宙が父子の関係で創造されたので、あなた方はお互いに兄弟姉妹の関係になるのです。

真のお父様1979年4月15日ベルベディア


生命より貴く、愛よりも重要なものが血統です生命と愛が合わさって創造されるものが血統です。これらのうち、生命がなくても、愛がなくても血統は創造されません。愛、生命、血統のうち、その実りが血統なのです。神様の血統の中には、真の愛の種が入っていて、真の生命の体が生きています。

天聖経

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ヨハネによる福音書 14:9-11及び、ヨハネによる福音書1:1~18から、父と子と聖霊の三位一体とは夜の神様における、父子の関係を現すことを先に証明しました。

「生命より貴く、愛よりも重要なものが血統です。神様の血統に真の愛の種、真の生命があるのです」というこの御言は、この父子の関係の愛よりも重要なのは、血統であるということなのです。


ですから「宇宙の中心的出発点は父子の関係である」というお父様の御言は、父子の関係の愛を愛の種、真の生命として、この神様の真の愛よりも重要な血統を求めて、その血統王権を求めて天地創造をされたということなのです。

そして、今や、真のカインとアベルが勝利し、真のお父様、二代王、三代王の血筋による三代王権の血統によって、その天地創造の目的が成されたということなのです。


その天地創造、天宙の中心は何かというと「父と息子」の関係であるという御言なのです。

それは次の御言によって、お父様は説明しておられます。

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神様と人間が父子の関係だといいましたが、父子の関係がもつ特定の内容が何か? 父と息子が出会える最高の場所は、愛が交差するその中心、生命が交差するその中心、理想が交差するその中心です。そのようになれば、愛と生命と理想は一つの位地にあります。その位地に行けば神様も愛であり、私も愛であり、神様も生命であり、私も生命であり、神様も理想であり、私も理想です。それを決定し得る最初の因縁が、父子関係です。(69-78)

天聖教57p

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「父と息子が出会える最高の場所は、愛が交差するその中心、生命が交差するその中心、理想が交差するその中心です。それを決定し得る最初の因縁が、父子関係です。」


この御言は「愛と生命と理想が交差する中心」が父と息子の関係であると言っておられます。「愛と生命と理想が交差する中心」を決定し得る最初の因縁が、父と息子の関係だということなのです。

宇宙の中心は、「父と母」でもなく、「母と子」でもなく、「父と娘」でもなく、「父と息子」の関係です。

母でもなく娘でもなく、息子との関係、つまり父なる神は息子との関係、つまり男性との関係を先に考えた、先惟したということなのです。


それは先に見たヨハネによる福音書 14:9-11「神様の中にイエス様がおられ、神様はイエス様の中におられる」の聖句に表されています。

そして、先に見たように、このヨハネによる福音書1:1~18は、父と子と聖霊の三位一体は天地創造以前の夜の神様の位相から存在していることを表しているのですから、

夜の神様が天宙創造の時、最も最初に考えた対象(最先惟対象)が、「天宙の中心的法則・原理」の中心とは父子の関係であり、それは息子との関係であるということです。


それだから「天宙の中心的法則・原理は、父子の関係です。この宇宙が父子の関係で創造された」というこのお父様の御言は、

夜の神様の位相からの縦的「父子の関係」による「天宙の中心的法則・原理」によって宇宙が創造されたということなのです。


つまり、このお父様の御言、「天宙の中心的法則・原理は、父子の関係です。この宇宙が父子の関係で創造された」とは、ヨハネによる福音書 14:9-11及び、ヨハネによる福音書1:1~18と同じ夜の神様を聖父とする父と子と聖霊の三位一体のことを言っておられるのです。

即ち、お父様のこの御言は夜の神様を聖父とする父と子と聖霊の三位一体の父子の関係によって宇宙が創造されたということなのです。


ここで言う父とは誰でしょうか?夜の神様です。それでは子とは誰であるかといえば、、イエス様であり、真のお父様です。

これがイエス様である真のお父様は、ご自身が夜の神様から来られたという理由です。


この真のお父様は夜の神様からだと言われたのは、ヨハネによる福音書 14:9-11及び、ヨハネによる福音書1:1~18に表される、父と子と聖霊の三位一体とは、夜の神様の位相における父子の関係であり、この子の位置に、イエス様と真のお父様がおられるということなのです。

イエス様、お父様の神性が三位一体の中に有ったのではなく本体がともに存在したということです。


つまり夜の神様が最も最初に考えた対象(最先惟対象)はイエス様であり、真のお父様であったということです。

お父様が「私は夜の神から来た」と言われたその意味は、宇宙は父子の関係によって創造されたのであり、その夜の神の子である私、真のお父様によって、宇宙は創造されたということを言っておられのです。


ヨハネによる福音書1:10「彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。」 

真のお父様の、「あなたたちは昼の神からだが、私は夜の神からだ」とは、このヨハネによる福音書1:10の聖句と同じように、「世は私、真のお父様によって創造された。あなたたちも真のお父様によって創造された。しかしあなたがたはそれを知らない」ということなのです。


このように「天宙の中心的法則・原理は、父子の関係です。この宇宙が父子の関係で創造された」というこのお父様の御言は、

夜の神様の位相からの縦的「夜の神様とその子たるイエス様、真のお父様の、父子の関係」による父と子と聖霊の三位一体の、「天宙の中心的法則・原理」によって宇宙が創造されたということなのです。



愛の交差する中心を決める最初の因縁、父子関係


「天宙の中心的法則・原理は、父と息子の関係です。この宇宙が父子の関係で創造された」と言われるお父様の御言から、夜の神様がもっとも先に関心をもった対象は「天宙の中心的法則・原理」の中心である父子の関係であることは説明しました。


夜の神様の太初における関心が父子の関係であったということは、この天宙創造の中心である父子の関係を、天地創造の原理の段階で創造されたのではなく、夜の神様の無意識のなかに既に存在していた真の愛の基準が「父子関係」であったということです。

つまり夜の神様自体内において夜の神様が最も大切にしたい、ご自身の心の中心的本質が「父子関係」であったということです。


それは先に取り上げた次の御言によって、お父様は説明しておられます。

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神様と人間が父子の関係だといいましたが、父子の関係がもつ特定の内容が何か? 父と息子が出会える最高の場所は、愛が交差するその中心、生命が交差するその中心、理想が交差するその中心です。そのようになれば、愛と生命と理想は一つの位地にあります。その位地に行けば神様も愛であり、私も愛であり、神様も生命であり、私も生命であり、神様も理想であり、私も理想です。それを決定し得る最初の因縁が、父子関係です。(69-78)

天聖教57p

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この御言は「父と息子が出会える最高の場所は、愛が交差するその中心、生命が交差するその中心、理想が交差するその中心です。それを決定し得る最初の因縁が、父子関係です。」ということです。

この御言は、愛と生命と理想が交差するその中心を決定する最初の因縁が父子関係であると言っています。

これは父子の関係が、愛と生命と理想の中心を決める前に存在しているということを言ってるのです。その父と息子の関係の因縁が中心を決めるのですから、父と息子の関係とは夜の神様の位相にすでに存在したということになるのです。


思わなければ関心をもつことができません。だから愛の反対は無関心ということになるのです。

父と子と聖霊の三位一体が夜の神の太初から存在するのは、父と子と聖霊が、夜の神が関心を持つその時から存在したからということです。それは夜の神様の内部に既に存在していたということです。夜の神様が最も大切にしたい夜の神様の心の中心心情ということなのです。

ですから父子の関係が夜の神の太初からの縦的中心軸、縦的中心核であるということになるのです。

この夜の神様の「父と息子の関係の縦的愛」が真の愛の起源であり、中心ということです。

このように、神様の縦的愛とは、この「父子関係の縦的愛」なのです。


このお父様の御言、「父子関係の因縁が決定する、愛と生命と理想の交差の中心」がどのようにして定着するのか、お父様の次の御言を見てみます。

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神様は人間にとって、真の愛をもった縦的な父母です。その縦的な垂直関係というものは、一つしかありません。絶対的です。二つとあり得ません。その縦的父母だけをそのまま置いたのでは倒れてしまいます。ですから横的父母を探し立てて連結しなければなりません。それを詳しく説明するならば、創造主は真の愛の縦的父母であり、創造されたアダムとエバは、子の立場でありながら神様の体である横的な父母の立場に立ちます。それらが内外一つとなることによって、内外の共鳴体となって授受作用をすれば、中心が生じると同時に、その内外の共鳴圏の中心が植えつけられるのです。それが、皆さんの生まれた生命の根源です。(183-40, 1988.10.29)



神様は縦的な父」という言葉が出てきます。真の愛を中心として神様は縦的な父であり、アダムとエバは真の愛を中心として横的な父母です。縦横が90度で定着するのです。これが宇宙の根本です。結局は、神様が結婚式をするために人間を造られたというのです。神様の愛のために創造されたというのです。このように解明することにより、すべての根本的な難問題が解決されるのです。

天聖経(252-319, 1993.1.5)

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これらの御言は神様は縦的な父であり、同時に縦的、真の父母であるということです。真の愛の縦的父母である神様に対して、アダムとエバは横的父母であり、その縦的な父である神様が、横的父母であるアダムとエバが、90度で定着するということです。


その90度の中心点は先のお父様の御言によれば「父子関係の因縁」によって決定されて定着するのです。

このように、愛と生命と理想が90°に直角に交差するその中心を決定する最初の因縁が父子関係なのですから、この父子関係の愛は縦的愛になるしかないのです。

つまり夜の神様から起因する、真の愛の縦的中心核は、「父子関係の縦的愛」なのです。


「天宙の中心的法則・原理」の中心である父子関係そしてその役事を成す聖霊、そのような三位一体からイエス様と、真のお父様がこられました。だからイエス様と真のお父様は夜の神様から来られたいうことができます。


「神様の真の先惟は天宙の中心である」にて、天宙の中心は父子の関係であることを説明しました。

つまり真の愛とは父子の関係を中心核とするということです。


真の愛の完成実体は、四大心情圏三大王権として現れますが、その愛と生命と理想が寸分違わず90°、直角に交差するようにする最初の因縁となる真の愛の縦的中心核が父子関係なのです。

ですから真の愛の縦的中心核は、「父子関係の縦的愛」であり、真の愛の夜の神様の無意識の基準からの最初の因縁愛が「父子関係の縦的愛」なのです。


ですから、真の愛とは何か?という問いに、極端的に言うならば「父子関係の愛です。」「その父子関係の愛を核として四大心情圏からなる真の愛を実体的に完成することが神様の真の愛の創造理想です。」ということになります。

このように真の愛とは、実現は極めて難しいにしても、言葉で表せば非常にシンプルなのです。

「真の愛とは、父子関係の愛を核とした四大心情圏の愛です」、実にシンプルです。


愛と生命と理想が交差するその中心を決定する最初の因縁が父子関係であり、この「愛と生命の理想」の源泉である夜の神様は、縦的真の父母なのです。

絶対的男性格である夜の神様ご自身が、このような縦的真の父母の愛を、横的に展開するために横的真の父母を創造する必要があったということなのです。

この横的真の父母を創造する必要性を感じられた時、夜の神様は絶対的男性格であり、縦的真の父母であるご自身であることを自覚されました。

この時から「父子関係の因縁」「父子関係の縦的愛」が存在するようになったのです。


ですからご自身が、そのような縦的真の父母であることを、その真の愛の主体であることに覚醒されたが故に、横的真の父母を創造するためにロゴス創造、天地創造が始まったということができるのです。

横的真の父母を創造するためには、女性が必要であるわけですから、この時初めて女性という存在を夜の神様は考えました。


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