Blood Wars - Nov. 8, 2015 - Rev. Hyung Jin Moon - Sanctuary Church Newfoundland PA from Sanctuary Church Newfoundland PA on Vimeo.
2015年11月8日
「血統の戦い」
文亨進師 英語説教日本語訳
「血統の戦い」
文亨進師 英語説教日本語訳
Blood Wars
創世記3章1節から7節
さて主なる神が造られた野の生き物のうちで、ヘビが最も狡猾であった。ヘビは女に言った、「園にあるどの木からも取って食べるなと、本当に神が言われたのですか」。
女はへびに言った、「私たちは園の実を食べることは許されていますが、ただ園の中央にある木の実については、これを取って食べるな、これに触るな、死んではいけないからと、神は言われました。」
へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知るものとなることを、神は知っておられるのです」。
女がその木を見ると、それは食べるには良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、そのみを取って食べ、また共にいた夫にもあたえたので、彼も食べた。
すると、二人の目が開け、自分たちの裸であることがわかったので、いちじくの葉をつづり合わせて、腰にまいた。
サタンが利用した「うらやましさ」
この人間始祖の堕落から、私たちは多くのことを学ぶことができます。とても興味深いことに、サタンがエバを誘惑したとき、とても強い感情をエバにぶつけました。サタンはエバに、「あなたは決して死ぬことはないでしょう。それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知るものとなることを、神は知っておられるのです。」
サタンはエバに「どうして神様は全ての知識を知っているのに、あなたはそれを知ることができないのですか。神様は園の全ての木をあなたに与えたのに、どうしてあの木だけはだめなのですか。あなたにはあの木から取って食べる資格があるのです。私はあなたに全ての知識を与えたいのです。私はあなたに神様のように全ての力を与えたいのです。それを神様はあなたから奪おうとしているのです。あなたはそれを取っても死にません。」と言ったのです。
サタンはエバに対して、「うらやましさ」という、最も基本的な感情の1つを利用して誘惑しました。それを神様からいただいた戒めを破る為に用いたのです。
エバは「女がその木を見ると、それは食べるには良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われた」と思って堕落したのです。それは自分のものではないのですが、それさえ取れば、私の人生は楽になるし、多くの喜びを得ることができるという思いです。
家庭連合の実態
家庭連合の今の実態を見てみましょう。お母様が今なされている多くのことは、お父様が生きておられる時は決して起こらなかったことでした。例えば、四位基台におけるアダムとエバの位置の変更とか、最初に堕落したのはエバではなくアダムだったという理論です。
もしアダムが天使長と最初に堕落したなら、アダムはホモだったということになってしまいます。今家庭連合はそのようなことを教えているのです。また、彼らは、今神様とお父様がお母様の中で1つになっていると言っています。
これらのことは、誰が見ても、原理や聖書の教えと矛盾すると思えることです。それで、今多くの人がこのような間違えに気づいて世界中で立ち上がっています。
お母様は最近のスピーチの中で、「全てのキリスト教の歴史は、独生女である再臨主を捜す為のものだった。」と言われました。私はお母様がこのことを信じていることを3年前から知っていました。お母様は「私はメシアであり、神です。」と言われました。私は「そのようなことは言わないでください。」と頼んだのですが、今それが表に出てきています。
お母様が話せば話すほど、お母様が本当に信じていることが表に出てくるのです。家庭連合は今、お母様が言われたことを否定しなければならない立場に立っています。お母様は泥棒たちを信用しましたが、泥棒たちを信用すれば、いずれは裏切られる日が来るのです。
泥棒たちは、誰かを利用できるときは利用しますが、必要なくなればその人を捨ててしまうのです。私たちは3年前にお母様にこのことを忠告したのですが、お母様は今、泥棒たちから裏切られる立場にいるのです。
家庭連合は今、お母様が言われることを隠さなければならない立場にあるのです。なぜなら、彼らから見ても、それは間違っていることがわかるからです。
金孝南さんさえも、今お母様に反対する立場に立っています。病院でのあの出来事のあと、お母様が国進様と私を追放した時、お母様は私たちに「お前たち子供たちは何も知らないんだ。私はあなたたちより100倍ものことをすることができる。私は金孝南を主管している。」と言いました。
私たちはお母様に「郭グループのことを覚えていますか。彼らは多くの財産をお父様から奪っていきました。彼らはお父様に従いませんでした。そのようなことがあなたにも起こるかもしれません。」と言いました。
お母様は「そのようなことは私には絶対に起こりません。私はお父様とは違います。そのようなことは私には起こりません。」しかし、3年後に同じことがお母様に対して起こっています。金孝南は今彼女独自の組織を作っています。
男性と女性
お母様は女性だから、お母様を批判してはいけないという人がいます。もしお母様を批判すれば、全ての女性を敵に回すというのです。サタンは社会的、文化的な概念を利用しようとするのです。
それは、男性は強欲で、自己中心的で、家庭崩壊の原因で、攻撃的で争いの原因だが、女性は奉仕的で、利他的で、純粋で、家庭の保護者であり、平和の原因だというような概念です。
これが西洋における社会的文化的な概念です。たとえ女性が何か悪いことをしても、いつもそれは男のせいにされるのです。心理学的に言えば「女性の責任を否定するシンドローム」と言います。このようなことが背景にあって、私たちは女性に対して何が正しく、何が間違っているかを言えなくなっているのです。
女性は本当に平和の原因なのでしょうか。それでは統計を見てみましょう。53%以上の家庭内暴力の原因は女性です。女性は男性に対して、「あなたは私より背が高いから、私をたたくことはできない」と言い、子供に対しては、「あなたは私より小さいから私はあなたをたたくことができる。」と言うのです。
この矛盾がわかりますか。統計によれば、女性は男性よりも多くの家庭内暴力の原因になっているのです。80%のイギリス人の母親は、赤ちゃんに体罰を与えています。このように現実は、文化的な概念のプロパガンダとは違うのです。
Rタイプ戦略とKタイプ戦略
統一原理には、神の血統とサタンの血統という概念があり、聖書も神の血統とサタンの血統の闘争の歴史が書かれています。生物学によれば、「政治の心理学」という本があるのですが、そこには再生の戦略が書かれています。
この本によれば、いかなる生物であっても、それが動物でも人間でも、それらはある再生の戦略に従っているというのです。細胞は遺伝子によって再生されます。その種が生き延びるために、いろいろな再生の戦略があるのです。
そこには、2つの主要な戦略があります。1つ目の戦略はRタイプ戦略と呼ばれ、質より量の戦略です。たとえば、うさぎは草原で草を食べますが、いつきつねなどの外的に襲われるかわかりません。そのような場合、あなたの遺伝子は、できる限り多く繁殖して、量的に多くの子孫を残そうとします。Rタイプ戦略は、シングルペアレンツ戦略であり、早期に性的な活動を始め、特定の相手との性的な活動にこだわりません。
2つ目の戦略は、Kタイプ戦略と呼ばれ、量より質の戦略です。たとえば、ライオンや狼などは、競争を尊重し、子供に対して多くの投資を行います。Kタイプ戦略は、性的な活動を始めるのが遅く、多くの子供を残しません。そして、カップルとして他の異性に手をだしません。Kタイプ戦略の動物は、お互いに助け合い、Rタイプ戦略の動物よりも高等な動物です。
Kタイプの動物は、Rタイプの動物よりも大きな動物で、ゆっくり成長し、子供の世話のために多くの労力を使います。Kタイプの動物は食物連鎖の頂点にたつ動物です。
霊的堕落はDNAに影響を与えた
このことは、人間とどのような関係があるのでしょうか。人間もRタイプ遺伝子とKタイプ遺伝子を持っています。お父様はいつも、血統の相続の話をされていました。
私たちが親から血統的に遺伝子を受け継ぎますが、私たち自身の行動も私たちの遺伝子に影響を与えます。二卵性双生児を全く別の社会環境で育てると、大人になった時全く別の人間になっています。そして、違う遺伝子を持つようになるのです。彼らは二卵性双生児ですから、全く同じDNAを持っていたのですが、違う環境で成長することによって、DNAが変わってしまったのです。
エバが堕落した時のことを考えてみましょう。エバは天使長の誘惑によって堕落しました。その決断がエバのDNAに影響を与えました。現代の生物学によれば、我々が言う霊的堕落は、人間のDNAに影響を与えたというのです。
Kタイプ遺伝子が文明を創造する
Kタイプ遺伝子が、いつも文明を造ります。Rタイプ遺伝子は競争を避けようとします。なぜなら、もし強靭な男と争えば弱い人たちは破壊されるからです。ですから、Rタイプの人はスポーツが嫌いか、スポーツを全くしません。強い男と争うのが怖いからです。
それで、Rタイプの人は、競争をさけて、別の場所へ行ってそこで住むのです。住みやすい場所は全てKタイプの人に取られているので、そこは資源も少なく人気のない場所です。シベリアのような住みにくい場所なのです。
そこは、より住みにくく、より危険な場所なので、Rタイプの人の遺伝子はRタイプからKタイプに変わらなければなりません。そのような場所に住むためには、お互いに協力し合い、危険から身を守り、農地を耕さなければなりません。そうしなければ次の夏まで生き延びることができません。うさぎのように生きることはできないのです。このようにして文明が成長するのです。
2種類の貧困
哲学者が記述する2種類の貧困があります。1つは助けるに値する貧困で、たとえば、5人の子を持つ20歳の母親で、突然父親をボートの事故で亡くしてしまいました。とても悲しいことですね。これがKタイプの貧困です。そのような人は多くの人が助けようとします。それゆえに、統計的に保守主義の人たちは進歩的リベラルと言われる人たちよりも慈善団体にたくさんお金を寄付します。
次に、同じような状況ですが、5人の子供を持つ若い女性がいます。しかし、その5人のこどもはそれぞれ父親が違います。これは、彼女自身が愚かな選択をしたのです。これはRタイプの貧困です。これに対して福祉国家と呼ばれる国ではどうしますか。国が父親のようになり、彼女に生活保護を与えるのです。
Kタイプの社会では、このような母親には、国は彼女に多くの援助を与えません。彼女が愚かな行動を悔い改めてから、教会などの組織が彼女に援助を与えます。
Rタイプ社会とKタイプ社会
Rタイプ社会とKタイプ社会を比較してみましょう。Rタイプ社会では、次のような傾向があります。
短い平均寿命
弱く、傷つきやすい環境
発育が早い
知能が低い、経験が少ない
性的な活動が活発
子供の数が多い
子供の世話をあまりしない
それに対してKタイプ社会では次のような傾向があります。
長い平均寿命
強く、守られた環境
発育が遅い
知能が高く、経験が多い
性的活動が少ない
子供の数が少ない
子供の世話をよくする
これはライオンやうさぎのような動物にも当てはまるし、人間社会にもあてはまります。
エピジェネティクス(DNA塩基配列の変化を伴わない細胞分裂後も継承される遺伝子発見あるいは細胞表現型の変化を研究する学問領域)によれば:
*R戦略とK戦略は遺伝子で修正される必要のあるものではない。
*それは経験によって遺伝子の変化が生じることがある。
*特に人間において、環境が多くの世代を通して変化を与える。
*このような生物学的影響は、ホルモンを与えることによって変化する。
*R戦略は、大人まで育つのが危険な環境で適用される。
*このような、環境はストレスホルモンを発生させる。
*高いストレスホルモンを持つ子供たちはR戦略をもつようになり、早期の繁殖をするようになる。
*これは高いレベルの性ホルモンによって成し遂げられる。
父親と母親のいる家庭で、両親が離婚すると、若い子供たちは早く性的な活動に目覚めます。それは両親の離婚によってストレスホルモンが生じ、早期の繁殖を求めるようになるからです。離婚によって環境がより危険な状態になったので、生物学的にR戦略をもつようになるのです。
高いストレスの環境で育った人たちは、平均年齢が低く、肥満になりやすく、不健康になる傾向があります。彼らは、少年兵士のように早く大人として扱われる傾向にあります。彼らは教育を受ける機会が少なく、早期に性的な活動に目覚め、妊娠し、大家族を形成する傾向があります。
彼らの新生児の体重は不十分で、死産になる確率が高く、見捨てられたり十分な世話を受けられない傾向があります。さらに、大人になっても短期的な利益を求めるようになり、犯罪や暴力や麻薬や賭博などに手を出す確率が高くなります。
サタンはRタイプ戦略をエバに植え付けた
遺伝子は、ただ先祖から相続するだけのものではなくて、血統は生きているのです。環境によって変化するのです。Rタイプ戦略とKタイプ戦略のどちらの方がサタンのものでしょうか。サタンはどのようにエバを誘惑したのでしょうか。
サタンはエバに、園のどの木からも食べてもよいと言いました。そこには長期的な計画もないのです。それはRタイプ戦略です。サタンはエバにRタイプ戦略を植え付けたのです。それゆえに私たちは文明を破壊するRタイプ戦略を持っているのです。
パブロフの条件反射と堕落
パブロフの条件反射について皆さんは知っていると思います。犬にブザーを押すと同時に電気ショックを与えます。最初は犬はブザーと電気ショックの関係はわかりませんが、これを続けていくと、犬はブザーの音を聞いただけで、電気ショックと同じような感覚を受けおびえるのです。
遺伝学によると、ネズミにこの犬と同様にブザーと電気ショックを与え続けると、その子供にブザーの音を聞かせると、その子供は電気ショックを一度も経験していないのに、電気ショックと同じようなショックを感じるのです。このように経験が血統を通して相続されるのです。エバが神様に対してうらやましく思い、天使長の言うことを聞いて堕落した時、エバは血統的にその思いを子孫に相続させたのです。
保守的な理論と進歩的リベラルな理論
保守的な人たちは、家庭の重要性を主張します。良い家庭は子供を成功へ導き、それは健全な競争をもたらします。iPad のような技術は、政府による統制からではなく、競争原理によってもたらされました。Kタイプの個性は競争原理を受け入れます。競争原理は不平等をもたらします。そして自由市場が形成され、自由社会は良い家庭を造るというサイクルができます。良い家庭は新しい発明や新製品の開発の原動力になります。
進歩的でリベラルな人たちは、家庭の重要性を主張しません。父親は重要ではなく、シングルマザーは手厚く保護されます。家庭内暴力の53%は母親によってなされているにもかかわらず、父親を家庭から追放することを奨励します。
崩壊した家庭の子供は、平均寿命が短く、犯罪を犯しやすい傾向があり、自殺率が高いのです。そのような子供たちは競争を嫌います。Rタイプの個性は、競争するのではなくて、何をやるにしても政府からの援助を求めます。シングルマザーになれば、政府から援助がもらえます。それは不義を奨励しているようなものです。それはフリーセックスの文化につながります。
彼らは平等な社会を目指します。脳神経外科医として25年間働いた優秀な医者と、毎日コンビニの陰で麻薬を吸っているひとが同じ収入を得るべきだというのです。それが共産主義です。これが正しいことでしょうか。もちろん違います。そのような考えは、社会主義を生み出し、社会主義は弱い家庭を生み出し、弱い家庭は子供を失敗に導き、最終的に社会が破壊されるのです。
血統の戦い
Rタイプ遺伝子はどこから来たのでしょうか。それはルーシェルの遺伝子から来たのです。それは文明を破壊し、フリーセックスを奨励します。そして、家庭を破壊するのです。
これはRとKの遺伝子の戦いです。Rタイプ遺伝子はKタイプ遺伝子を破壊しようとします。Kタイプ遺伝子はRタイプ遺伝子を破壊しようとします。それは神とサタンの遺伝子の戦いです。それは血統の間の戦いです。
1つの血統は文明を破壊し、もう1つの血統は文明を成長させ維持させるのです。1つの血統はフリーセックス文化を創造し、もう1つの血統は結婚の文化を創造するのです。1つの血統は性の解放を主張し、もう1つの血統は責任のある性関係を主張するのです。フリーセックスと絶対セックスです。
人間の中に生物学的で遺伝的な力が入り込んでいるのです。もしあなたがそれを理解できなければ、あなたは悪魔の奴隷となるでしょう。あなたはルーシェルからの遺伝子であるRタイプ遺伝子の影響を受け、社会を破壊していくでしょう。
最後に天聖経を一緒に読みましょう。
神様はこのように言います、「もし私が人間を創らなかったら、彼らはこのようにはならなかった。私が愛と栄光の天国を求めているときに、なぜこのようなことが起こってしまったのか。」それは、彼らが悪魔の血統を受け継いでしまったからだ。悪魔の愛が、血統と命の中に植え込まれてしまった。