摂理で見るトランプ大統領の合併買収MAGA戦略-No.2
2025年1月8日韓国語水曜礼拝
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ティム・エルダー牧師
韓国語水曜礼拝、エルダー本部長報告국수요예배01082025
グリーンランドを独立させ買収
それでは、皆さんもご存知のように合併買収の対象が何か。グリーンランドを買収しよう。カナダと合併しよう。パナマ運河をとりあえず米国がパナマに渡したが、それを再び買収しよう。そのような話が出てきています。
特にグリーンランドの場合は、アラスカよりも面積が広いです。そして米国の歴史上初期に1804年頃でしたか?ジェファーソン大統領がその当時ナポレオンと交渉をして北米に当時あったフランスの領土をすべて買いました。その時ナポレオンは英国と戦争をするために戦争の資金が必要だとして、米国の土地をあげるのでお金をくれと言って、今の米国の中間部分に該当する土地を米国に渡しました。
しかし、その時、ジェファーソン大統領が買った土地の面積とほとんど同じです。グリーンランドの面積は。
それで、ものすごく大きな面積です。アラスカよりも大きいです。アラスカは現在、米国で最も大きな面積の州ですが、それよりも広いです。
そしてグリーンランドは、ワシントンとモスクワの間の中間地点に位置しています。とても戦略的な位置ですね。私たちが地球の緯度を見ながらこれを見なければならないのですが、普通私たちは地球の地図を見るとき、ヨーロッパを経てモスクワに行くように考えますがそうではありません。
ワシントンからモスクワに行く最も短い距離は、グリーンランドを通っていく道です。そのような意味においてこれは戦略的にとても重要な位置にあります。
実際、冷戦当時米国はグリーンランドに基地を持っていました。そして豊富な地下資源があり、ロシアと中国の北極地域を牽制できる位置にあります。
実際、グリーンランドに対する米国の関心は今回が初めてではありません。19世紀にも米国の中では、グリーンランドは結局島ですが北米大陸に属する島だ。だから米国はそれをつかまなければならない。このような話が米国の中にありました。
しかし結局、カリブ海にあるデンマークの領土をむしろ米国は重要視して、グリーンランドはそのままデンマークに渡してしまいました。しかし今や、グリーンランドが必要だ。このような話が今出てきているのです。
トランプ大統領の1次の任期の時もこのような話が少し出ていました。
その時は、人々はそれに対してほとんど全てがそれに対して笑いました。その時は、人々のトランプ大統領に対する姿勢が全く違っていました。
その時は、「この人は政治に対して何も知らないで、そして世界の情勢に対して何もわからないでとんでもない話をしている。何かグリーンランドだ」。
このように、むしろ釘をさしながら、人々はむしろトランプ大統領をあざ笑いましたが、今はトランプ大統領に対する態度が違います。
今はトランプ大統領が、銃弾を受けてまで選挙戦を続けて、そして4年前に悔しくも負けた、それを完全に払拭させて、4年間ずっと戦いながら結局勝った、
このようなものすごい勝利、ものすごいファイターだという大きな尊敬の目でトランプ大統領を見ています。
それでこのような話が出てもこれ以上人々は笑いません。
もちろん今デンマークでは反発していますね。「グリーンランドは私たちの土地だ」このように言っています。しかし昨日、トランプジュニアがグリーンランドに行きました。グリーンランドに行って、その地域の主要な人たちと夕食を食べていたのですがその夕食を食べていた場所にトランプ大統領が、フロリダにいながら電話をしました。
そしてトランプジュニアがトランプ大統領の声をスピーカーフォンで、そこにいた全てのグリーンランドの人たちに聞かせてあげました。
そのようにして今は積極的にグリーンランドを買収しようとトランプ大統領は今、ただ言葉だけでなく息子も送って、そして息子が人々と昼食を食べているところに電話もして、米国に属するそのような領土になれば様々に皆さんにも良いことがたくさんある。そのように宣伝している、そのような話までしました。
実際、グリーンランドの現地の人たちの中には、「私たちはデンマークに属するより米国に所属することの方がよくなる。私たちも受けるものが多い。」とこのように言う人たちが多いです。実際、デンマークがグリーンランドに対してその間特にしたことはないと言います。
ところで、米国は、特にトランプ大統領が率いる米国に属したら、私たちは観光も開発できるだろうし、地下資源を開発できて、そうなれば仕事もたくさんできて、経済も成長するだろうし、様々に良いことがある。このように考える人たちも多いです。
それで、トランプ・ジュニアの昼食の場所にMAGA帽子をかぶって参加した人たちも何人かいたというニュースが入ってきています。
それで、デンマークは今拒絶していますが、実際、デンマークの法律上グリーンランドが望む時には、いつでも独立することができるようになっているそうです。ですから、デンマークが拒否したらグリーンランドは「私たちは独立する。」そのように宣言したらできるように見えます。法律がそのようになっています。
デンマークはやはり、私たちの土地だ。私たちの土地だ。と継続して主張していますが、とにかくトランプ大統領が積極的に出たらデンマークの立場も弱くなるのではないか。
むしろお金をもらえるものがあるなら、もらってグリーンランドを米国に渡すことは自分たちも良い。このような考えをするようになるのではないかとそのように考えます。
カナダ合弁
では、グリーンランドの次にカナダですが、カナダが面白いですね。グリーンランドは私が見るとき、ある程度は可能性があります。カナダは分かりません。
実際、カナダと合併する?
ああ・・・歴史的にもカナダは、実際米国は13の州が英国と戦って独立する時、その当時、英国に継続して忠誠をささげると言った人たちは、たくさんカナダに逃げていきました。移民して行きました。
それで、カナダはそれ以降、英国の領土として米国を牽制する位置にあり、19世紀初めに、1812年には英国と米国が再び戦争したのですが、・・・ですから英国はとりあえず米国の独立戦争の時に一旦は負けましたが、再び米国を植民地としようと再び戦争をしたのです。その時カナダが英国の基地として役割をたくさんしました。
そしてカナダは政治体制も米国とは大変違います。カナダは内閣責任制です。今回トルドー総理がサインをするというニュースも出て来ていますが、内閣責任制なのです。それではカナダがもし米国憲法の下に入ってきたらどうなるのか。米国の一つの州になるのか、あるいは分割されて様々な州になるのか分かりませんが、これは少し複雑です。
しかし、トランプ大統領には主張があります。米国はすでにカナダの安保そして経済のために支援しているのに毎年2000億ドルを私たちが使っているではないか。実際、カナダの安保は米国が守っていると言っても過言ではありません。カナダにも軍隊があるにはありますが、例えば中国やロシアから攻撃を受けたらカナダの軍隊がそれに対することができますか?できません。それは米国の軍隊がそこに行ってカナダを助けるというよりは、むしろ米国の軍隊が前に立って戦わなければならない状況です。ですから、カナダの安保は、結局米国が担当していると言っても過言ではありません。
そして経済も、米国の市場がなければカナダの経済は維持することができません。
少し前にトルドー総理がマー・ア・ラゴに行ってトランプ大統領に会いました。その場でトランプ大統領が訪ねたそうです。トルドー総理に。「私たちがもしあなたたちと経済関係を切ると言ったらカナダはどうなりますか?」といったところトルドー総理は正直に言いました。「その時カナダは存続することはできない。私たちは滅びる。」そのように言いました。
ですから、安保の面でも経済の面でもすでに米国が維持しているということがカナダの現実です。
それで、それが事実であるならむしろ1つの州として迎え入れることが正しいのではないか。なぜなら今は関税や、国境があるために様々に複雑な問題がある。関税をお互いに出さなければならないとか、不法移民の問題もあり、最近はメキシコから超えて来る人だけでなくカナダから超えてくる人も徐々に増えています。
ですからむしろ米国がカナダを全面的に担当することが良いのではないか。
そのように米国とカナダが1つになれば、米国とカナダも今よりもはるかに強い勢力になることができる。そのような主張を今、トランプ大統領はしているのです。
ですから、米国、カナダ、グリーンランドまで、このようにしたら米国はそれこそ世界の超強大国として復活することができるということがトランプ大統領の主張であるようです。
実際そのような土台を持って二代王が活動することができたらどれほど良いでしょうか。どれほど、それでは神様の摂理が早くなされるでしょうか。
しかし、これも様々な、今は反対する意見が多いです。しかしそれはいつでも変えることができます。交渉というものは最初から「ああ、そうですか。それではそうしましょう。」そのような言葉が出てくるのは難しいです。最初は「違います。絶対に売りません。絶対に合併しません。」デンマークも「グリーンランドは売りません。」カナダも「何を言っているんだ。とんでもない話だ。」と言っていますね。今は。
しかし交渉が進む過程においてカナダの人たちも「これはトランプ大統領に従うのが賢明だ。」このような考えを持つことができるでしょう。そのような方面に行くのではないかと、私は見ています。
パナマ運河再買収
さあ、それでは、パナマ運河は何か。ご存知のようにパナマ運河は1914年に米国のゆえに完工されました。以前にフランスがそれを試みて失敗して、そして米国が入って行こうとして、実際その時はパナマはコロンビアの一部でした。
しかし、コロンビアでは許可をしないで、それで米国がパナマの独立運動を支援してパナマが独立するようにして、そして独立した新しい国家のパナマと条約を結んで、そして運河を作って、運河の両側に米国の領土を作りました。パナマゾーンと言って。それは米国の領土でした。
しかし、カーター大統領が1977年にパナマ政府にこれを移転するための条約を結びました。実際に移転したのは1999年でしたが、その移転が決定されたのはカーター大統領の当時の1977年でした。
しかし、トランプ大統領はそのようにパナマ運河を再びパナマに移転することは間違いだ。その時、カーター政権の様々な政策失敗の一つだ。だから米国がそれを再び主管しなければならない。そのようなことを今話しているのです。
グリーンランドとパナマに対しては軍事力も辞さないと、このように話しているのですが、これは交渉の過程で出てくる言葉ではないかと私はそのように考えますが、カナダに対してはカナダの記者が尋ねました。昨日の記者会見で。
「カナダも軍事力を通してカナダを合併させるのですか?」と尋ねたところ、明らかに「違う」と言いました。それは軍事力ではなく経済力を持ってカナダを掌握するだろうと言いました。
すでにカナダの経済が米国によって維持できているために、米国が強い意志を表したらカナダもそれに従うしかないのではないかとそのように考えます。
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