Thursday, August 29, 2024

キリスト再臨アドベント24 「これがキリストの来臨にどう影響するか」文信俊三代王◆The Advent by Shinjoon Moon_ Principle Series

 The Advent by Shinjoon Moon_ Principle Series

キリスト再臨アドベント24

これがキリストの来臨にどう影響するか。

文信俊三代王

翻訳&提供:Michiyo H.



24. (20240814)

How THIS affects how Christ comes 

Principle Series 5b - How THIS affects how Christ comes


これがキリストの来臨にどう影響するか。

 

[今日は、メシアが到来するために必要な魅力的な公式に取り組みましょう。

驚いたことに、この公式は堕落の出来事の中にあります。]

 

 

堕落後、一刻も早くメシアを送るために、神は、メシアのための基台を立てるために必要な条件を整えるよう、子女たちを導こうとされました。

これらの必要条件とは何でしょうか?

 

前回学んだように、蕩減復帰原理は、誰かが元の位置を失ったとき、それを復帰するためには一定の条件を満たさなければならないことを教えています。

 

例えば、怠慢や不平不満が原因であなたがポジションを降格させられたとすると、元の地位に復帰するために、より懸命に働いたり、善良な人柄を示したりするでしょう。

言い換えれば、蕩減条件とは、元の位置を取り戻すために逆コースを歩むことを条件とするものです。

 

このように、蕩減の原理を理解した上で、堕落の事例を見てみましょう。


 


堕落前のアダムとエバは、未熟でしたが、罪のない純粋な状態にありました。

神が意図された通りに、成熟するにつれて、彼らは自らを律し、神の御言葉「食べてはならない」を信じる信仰を持つはずでした。

なぜなら、神の御言葉を信頼し、従うためには、信仰が必要だったからです。

私たちは、これを「信仰基台」と呼ぶことができます。


 

第二に、成熟期には、神のしもべの立場にあったルシファーと他の天使たちは、アダムとエバに対して限られた権限を持っていました。

しかし、神の子女たちが成熟したので、この秩序は変化することになりました。

神の息子を中心とする神の子女たちは、天使たちを含むすべての被造物を支配する運命にありました。

 

これは、侍従が王子の青少年期を通じて、王子を教え導く限定的な権限を持つことに似ています。

しかし、王子が成熟して王位につくと、その一時的な権威は逆転します。

成人した王子が侍従を統率し、指揮するのです。

 

原初の青写真へ戻ります。

信仰基台を成就したアダムは、神の息子としての役割を実質的に実現し、すべての被造物を愛情をもって支配することになっていました。

私たちはこれを 「実体基台」、あるいは 「長子権 」と呼ぶことができます。

アダムはルシファーをしもべとして、天地創造のすべてを受け継ぐはずでした。


ところが、人間の堕落で何が起こったのでしょうか?

アダムとエバは神の御言葉に対する信仰と従順を失い、信仰基台を立てるのに失敗しました。

 

さらに、一方、ルシファーは、被造物の主としてのアダムを愛するという神の願いに従うべきでした。

サタンは神の視点から見ることができず、支配権を逆転させました。

 

その結果、アダムがルシファーと天使たちを支配するという正しい秩序の代わりに、サタンがアダムを支配するようになりました。

長子権をアダムから奪い取ったのです。

 

アダムを元の状態に戻すためには、蕩減による復帰原理に従って、堕落で起こったことと逆のことが起こらなければなりません。

すなわち、中心人物が神の言葉に対する絶対的な信仰を示し、堕落の際にサタンが行ったこととは180度反対の行動を取ることによって、その信仰を実践しなければなりません。

そのようにして長子権を取り戻すのです。


 


このように、神がメシアを遣わすことのできる聖書の公式は、「信仰基台」に「実体基台」を加えたものであり、メシアのための基台にあたります。

 

しかし、神は最初のアダムが失敗したときに、ただそのまま2番目のアダムを送ることはできません。

それは神ご自身の創造目的に違反することになるからです。

 

そこで神は、旧約聖書の中心的な人物を通して、象徴的にアダムの立場に立たせ、信仰基台と実体基台を立てるようにされたのです。

メシアのための基台を立てようとする数多くの試みが、アダムからイエスに至る4,000年にわたる聖書の歴史に続いて起こっているのです。


 


「信仰基台」を立てるためには、3つのことが必要です。

1.アダムとして象徴的に立つ中心人物。アベル、ノアやアブラハムのような中心人物。

2.アダムの信仰の欠如を蕩減し、神の命令に対する中心人物の信仰を示すための条件物。ノアが箱舟を造ったり、アブラハムが心から信頼して息子を犠牲にすることを厭わなかったというような信仰条件がその例です。

3.アダムが実現することができなかった霊的成熟期間を蕩減するための数理的な期間です。

 

結論として、信仰基台が確立されるための3つの基準は、

1.中心人物、2.信仰の条件物、3.数理的な期間

です。

 

実体基台についてはどうでしょうか?

これまで述べてきたように、サタンは創造の本来の順序を逆にしてしまいました。

実体世界と霊的世界の両方を支配するという、神が息子アダムに与えた最終目標を成就する代わりに、

アダムは罪に屈し、被造世界に対する主としての彼の本来の位置をサタンに奪われることを許してしまいました。


 

サタンは霊界全体を支配することができなかったにもかかわらず、サタンは主に原罪という手段で、アダムとエバの子孫を通して、実体世界の神・王・支配者となりました。


神: the god of this world」-コリント人への第二の手紙4:4

王: the kingdoms of the world」-マタイ4:8-10

支配者: the prince of the power of the air 空中の権を持つ君」-エペソ人への手紙2:2

 

復帰のプロセスをよりよく理解するために、堕落のプロセスをより深く見てみましょう。


神の息子として、神は、しもべルシファーを愛する以上にアダムを愛しました。

その結果、ルシファーはアダムを妬み、嫉妬するようになり、最終的には神の視点からアダムを見ることができなくなりました。

 

神が愛されたように神の息子を愛することに、ルシファーは失敗しました。

これが最初の堕落性本性です。

「1.神の視点から見ることに失敗」

 

ルシファーは神の視点に立つことができない立場に立ったので、ルシファーは、自分のあるべき立場から離れ、アダムの位置を奪おうとするようになりました。

「被造物の中で最も愛されたい」という不義な欲望ゆえにです。

ルシファーは神の御旨の前に謙遜になり、アダムを通して神の愛を受けながら、自分のあるべき位置にとどまるべきでしたが、ルシファーはプライドから行動し、アダムを追放しようと計画しました。

これが第二の堕落性本性です。

「2.自己の位置を離れる」

 

 

計画を実行する決意を固めたルシファーは、天地創造の本来の枠組みを逆転させ、神の子女たちのものであるはずの位置を奪いました。アダムとエバを霊的に殺害したのです。

サタンが人類に対する支配を継続してきたので、これがサタンがこの世の神、王、支配者と呼ばれる理由です。

これが第三の堕落性本性です。

「3.支配の逆転(主管性転倒)」

 

最後に、神は、子女達が信仰をもって、「食べてはならない創世記2:17)」という御言葉に忠実に従うことで、善を繁殖することを望まれました。神を中心とした愛を、互いの子孫とすべての被造物に広めることを。

この御旨は、神からアダムへ、アダムからエバへ、そしてエバからルシファーへと伝えられたはずです。

しかし、堕落は、その逆の方法で起こりました。

ルシファーは自分の欺瞞的で邪悪な意志をエバに伝え、次にエバはアダムにも同じことをしました。

悪を繁殖し、神の御旨に反する行為をしました。

これが第四の、そして最後の堕落性本性、

「4.悪の繁殖」です。

 

ところで、これらが聖書にどう適用されるのでしょうか?

 

蕩減復帰原理は、失われた位置を復帰するためには、条件が立てられなければならないと述べています。

逆のコースを歩むことによって、蕩減し、失われた位置を復帰するのです。

 

堕落のプロセスは重要な意味を持ちます。なぜなら、任命された人たちが、メシアが来られるための基台を立てるために、逆のコースを歩むことによって、実体基台を立てなければならないからです。

言い換えれば、アダムやルシファーを象徴する摂理的な人物によって、逆の順序で堕落が再現されなければなりません。

 

具体的には、実体基台を立てるために、サタンを象徴する人物は、天の中心人物を神の視点から見るのに失敗するのではなく、神の視点から見なければなりません。

 

第二に、サタンの側は、神の御旨を破壊しようと画策して高慢から行動するのではなく、神の御旨に対して謙虚であり続け、本来の位置にとどまらなければなりません。

 

第三に、ルシファーの側は、不義によって神の側を支配するルシファーの行動とは反対に、神の御言葉と究極の御旨を忠実に守らなければなりません。

 

最後に、サタンの側が自発的に服従するようになった結果、サタンの側は復帰されます。

そうなると、神の中心人物と協力して善を繁殖するようになります。

 

これら4つの堕落性本性が逆転されるとき、

1.神の視点から見ない

2.正しい位置から離れる

3.支配権を逆転させる

4.悪を繁殖

1.神の視点を理解する

2.正しい位置にとどまる

3.支配権の維持

4.善を繁殖

 

復帰のために逆の道を歩むことによって、天の本性に置き換えられるようになります。

その時、実体基台が確立されるのです。

その信仰と一体化の基台の上にメシアが来られるようになります。

 

今、私たちはメシアのための基台がどのように立てられるかを理解しました。

私たちは、以前は隠されていた聖書の秘密を解き明かす立場にいます。

 

しかし、神はどのようにしてご自身の側とサタンの側を選ばれるのでしょうか?

次回は、復帰摂理におけるアダム家庭に取り組むつもりです。

第二のアダム、メシヤをできるだけ早く遣わすという神の魅力的な御計画と、その他の深遠な真理を、私たちは理解し始めるでしょう。

 

ご視聴ありがとうございました。

祝福された一日となりますように。

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