Friday, February 22, 2019

原理原相論試論◆夜の神の存在原相論 2~4.夜の神の位相における天宙天地創造神の原相性相

原理原相論試論なるものを書いていましたが、その続きです。今回は夜の神の存在原相論と第して、以下の項目で3回に分けて試論を載せいたいと思います。 
今回は
2.真の父母性がイエス様、真のお父様の最高の神性であるために。
3.天宙天地創造神、夜の神・昼の神の真の父母性は男性である。
4.夜の神の位相における天宙天地創造神の原相性相
についてです。1を読んで夜の神、昼の神の関係を掴んだ上でお読みいただけるようお願いします。1.天宙天地創造神の父母性と夜の神、昼の神の父母性

ファンクラブ三原
 夜の神の存在原相論

2.真の父母性がイエス様、真のお父様の最高の神性であるために。
3.天宙天地創造神、夜の神・昼の神の真の父母性は男性である。
4.夜の神の位相における天宙天地創造神の原相性相

5.原相性相の、一性性相による女性要素、女性性質の創造
6.夜の神の一性性相による形状の創造
7.一性性相原相は天宙真の父母の愛の性相である。
8.夜の神の「絶対有 絶対無 二性性相」による超爆発的天宙天地創造。
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原理原相論試論 夜の神の存在原相論

2.真の父母性がイエス様、真のお父様の最高の神性であるために。
2-1.夜の神様とイエス様と真のお父様の、真の父母三位一体性
イエス様、真のお父様の本質的神性は生まれながらにして真の父母である。
イエス様、真のお父様は100%人であり100%神の神性の方であり、その神性の性質は生まれながらにして男性一人にして真の父母であるということである。
神の独生者、神の独り御子とはそういう意味である。
イエス様、真のお父様は生まれながらにして真の父母の心情を持っておられる。生まれながらにして真の父母である。
真の父母の心情を持っているから、その父と母という陽陰の概念からイエス様、真のお父様の性別は、自体内で男性と女性を持つ男と女の両性具有体と言うことはできない。

また男性であるから、その父母の心情は先天的ではなく後天的であり、母となる妻を迎えてこそ真の父母になるとするならば、イエス様が、真のお父様が、生まれながら真の父母という神性は持つことができなくなる。
真の父母の心情を持つ独り御子は男性だけである。イエス様、真のお父様は生まれながら、男性一人にして先天的に父母の心情をもっ男性である。
このイエス様、真のお父様の神性は、創造主の神性であり夜の神様の時から来る神性である。
更には光と時空間を創造された創造主のその時空間創造以前、
その時空間を創造することになった創造原理の創造以前、
その創造原理の理念思想となった真の父母思想の創造以前の、
創造原理を創り出す動機となった天宙真の父母の心情からくる光と時空間を超えた根源根本的神性である。
それが故にイエス様と、真のお父様は、太初から神とともにおられ、夜の神様の位相にある天宙天地創造神、第一創造主とともに存在されていた真の父母である。
それだからイエス様と真のお父様を夜の神の精子からこられた生まれながらにして真の父母ということができる。
そうでなければイエス様、真のお父様の、真の父母の絶対性と夜の神としての神性と、キリスト性が損なわれる。
これを聖句で見てみる。
「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。5光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネ1:1)
「わたしが父におり、父がわたしにおられるとわたしが言うのを信じなさい。さもなければ、わざによって信じなさい」(ヨハネ14:11)
「私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです」(エペソ2:10)
この方とは主イエスである。主イエスによらずしてできたものは一つもない。女性も同じである。
同様に、再臨のイエス様である真のお父様によらずしてできたものは一つもない。女性も同じである。
天宙天地創造以前から主イエスと真とのお父様は神と一つであり、私たちは主イエスにあって造られたのである。
主イエスはお一人で女性なくして私たちを造られたのは、生まれながら私たちの父親であり、男性一人にして真の父母であるからである。
再臨主、再臨のイエスである真のお父様もイエス様とともに神とともにおられたのであり、生まれながらにして私たちの父であり、男性一人にして真の父母であるからである。
主イエスと真のお父様が、神とともにおられたがゆえに一人の男性にして真の父母であるのは、主イエスとともにおられた神の根本神性が、男性一人にして真の父母であるからである。
このように神が女性の存在無くして男性一人で私たちを造られたのは、時空間創造以前から私たちの父であり、男性一人にして真の父母であるからである。
このように、夜の神とイエス様とお父様は、真の父母の神性を中心として三位一体なのである。これを真の父母三位一体性という。
この男性一人にして真の父母性を、夜の神様の神性ではなく昼の神の神性という神学がある。
天宙天地創造神における昼の神は創造以降の創造神の存在様相に過ぎない。その本質は夜の神、夜の神の時からある天宙天地創造神の神性である。
天宙天地創造の神において夜の神も昼の神も同じ方、同じ創造主であり、創造主はただお一人しか存在しない。
2-2.夜の神の精子の神性は真の父母である。
天宙天地創造神が昼の神として現れる存在様相が父母であるから、神の父母性は時空間創造後に現れたと考えるのは誤りである。なぜなら天宙天地創造の創造原理は真の父母思想により造られたからであり、真の父母思想が創造原理の根本であり、創造原理は天宙真の父母の神性を持つからである。
このように創造原理が、ロゴスが真の父母の神性を持つのはこれを発想し造った方の根本神性が天宙真の父母であるからである。
ゆえに昼の神の根本神性が真の父母であるなら、夜の神の根本神性も真の父母であるのはあまりにも明白である。
また、真の父母性が出来たのが天宙天地創造後の昼の神からの被造物であり、天宙天地創造前には存在し無いとするならば、夜の神の精子は、時空間創造以前の夜の神様ご自身からくるのであるから、夜の神の精子の、天宙真の父母という神性を否定することになる。
イエス様と真のお父様が、生まれながら男性一人にして真の父母であるのは夜の神様の時の天宙天地創造神の根源からくる神の精子から、イエス様と真のお父様が来られたからである。ところがその夜の神の時からくる夜の神の精子を持っておられる夜の神の時の天宙天地創造神(略して夜の神)に真の父母性が無いと、その真の父母性を否定するのならば、どのようにして夜の神の精子の真の父母性を証明し、主イエスが、真のお父様の神性が生まれながら男性一人にして真の父母であると証明できるのであろうか。
夜の神様の精子の真の父母の神性を否定するのであれば、天宙天地創造後の昼の神の位相の時になって真の父母性を持つ精子が造られ、その精子からイエス様、真のお父様の真の父母性が来たことになり、結局は夜の神ではなく昼の神の精子から来たということになり、イエス様と真のお父様が、夜の神様の精子から来られた方と言えなくなってしまう。
イエス様と真のお父様は初めに神とともにおられたのであり、すべてのものは、この方によって造られたのだから、イエス様とお父様は初めから真の父母であり、ともにおられた神もまた真の父母なのである。
このようにイエス様、真のお父様が、生まれながらにして真の父母であるためには、時空創造以前の神である夜の神の時の第一創造主の精子に真の父母の神性がなければならない。
夜の神様の精子に真の父母性があるということは、その本体である夜の神様も真の父母性を持っておられるということはあまりにも自明なことなのである。
また、夜の神様の真の父母性を否定するのであれば、真の父母性を持たない夜の神がつくられた初めにあったことば、創造原理が真の父母思想でつくられるはずもなく真の父母思想とはいえなくなる。
結局はイエス様と真のお父様の生まれながらにしての真の父母性という神性を否定してしまうことになる。
---二代王亨進様の御言:
真の父母という点で、実際、お父様は非常にはっきりされていました。お父様は、基本的には真の父として、「私は真の父母である」とおっしゃっています。それで、お父様の責任分担、つまりアダムの責任分担は、真の父母が95パーセントです。そして、お母様の責任分担、つまり真の母の位置は、自分が現れることを通して神様の特性を反映することです。ですから、お母様は女性神を投影するのではありません。お母様は単に、お父様の中にあるもの、つまり、お一人の神様の中にあるものを映し出すにすぎません。そしてそれが非常に大きな神学的相違点なのです。私たちは、その一神教の道から脱落して、神様の女性的な性質に対して別の人格を与えないように十分に注意しなければなりません。なぜなら、それは別個に分かれた存在ではないからです。創造主であり、二つの性質を示されるただ一人の神様がおられるだけです。
---
お父様は、基本的には真の父として、『私は真の父母である』とおっしゃっています。それで、お父様の責任分担、つまりアダムの責任分担は、真の父母が95パーセントです。
「お母様は単に、お父様の中にあるもの、つまり、お一人の神様の中にあるものを映し出すにすぎません。」
この内容は取りも直さず、真のお父様に「真の父母性」があるのは、天宙天地創造主であるただお一人の神である夜の神の「真の父母性」から来ていることを表している。夜の神様の精子とは取りも直さず夜の神の「天宙の真の父母性」からくる「真の父母性」のことなのである。
一方、絶対性の卵子は、昼の神から来る。つまり絶対性の卵子は天宙天地創造神が夜の神の時を過ぎてから創造された被造物である。
それがゆえに、絶対性の精子と絶対性の卵子が結びつくために必要な男女の愛も夜の神の創造後の被造物である。
天宙天地創造はこの絶対性の卵子を作り出すために始まったのであり絶対性の卵子は天宙天地創造の最終被造物である。
絶対性の卵子は最終被造物であるがゆえに絶対性の卵子には真の父母性という夜の神の神性は無い。

*二代王亨進様の御言:
お父様の、神様の精子。お父様の原理本体論中心の神様の精子。精子。神様の精子!なぜ?メシアは新郎だ!神様の精子!皆さんもご存知でしょう?女はXX、男はXY、男の種は、息子も作り、娘も作ります。XX、2つXがあると女だけ出てきます。男が出て来れません。息子が出て来れません。種が下ろせません。種!精子!神様の王権は精子を通して降りていきます。父子関係。

Y染色体は父系のみから、X染色体は母系のみ伝わるという、是非読んでいただきたい。

アダム、イエス様、真のお父様が、神の精子で来られたが、性染色体でいうならば夜の神から来る精子は男性を決定するY染色体の精子である。
夜の神の位相の時の精子はY染色体であり、夜の神の位相の精子は真の父母の神性を持つので夜の神のY染色体は真の父母の神性を持つ。
遺伝子は染色体を構成するDNAの中に含まれるが、アダム、イエス様、真のお父様は夜の神の位相から存在する第一創造主のDNA、夜の神の位相から存在する天宙天地創造神の遺伝子から来られた。
つまり、メシアとは夜の神から来る真の父母という遺伝子を受け継いだ方である。

一方、詳細は後述するが、昼の神の位相になってから造られたX染色体は被造物であるからが故に真の父母の神性は無い。

アダムとエバが人として生まれる時、それぞれXY染色体、XX染色体を持つが、アダムのY染色体は夜の神の位相の天宙天地創造神からくるが、アダムのX染色体は天宙天地創造神の時空間創造後の昼の位相の時に造られた創造物である。
アダムは真の父母の神性を持つ夜の神からのY染色体を持つのでアダムは生まれながら男性一人にして真の父母の神性を持つ。
それが故に、アダムは夜の神であり昼の神であると言える。一方エバは昼の神の位相の時のX染色体だけを持つので昼の神と言うこと出来るが夜の神ということは出来ない。
同様にアダム一人で生まれながらにして真の父母という事ができるが、エバ一人生まれながらにして真の父母ということが出来ない理由がここにある。
2-3.絶対性卵子には夜の神の神性は無い。
イエス様・真のお父様は夜の神さまの精子から生まれた方である。
更に言うならば夜の神の精子はY染色体精子から来られたのであり、X染色体は夜の神の昼の位相にある時の被造物である。
一方エバは昼の神の位相の時の天地創造神が造られたX染色体の精子からきた。
夜の神のY染色体から来られたイエス様は生まれながらにして真の父母である。それ故、夜の神のY染色体精子から生まれた男性と結婚しなければエバは真の母になることはできない。夜の神様のY染色体精子から真のアダムは生まれるが、真のエバは生まないからである。それは夜の神の精子はY染色体しかないからである。

それが故に夜の神のY染色体精子を持つイエス、そして再臨のイエスは堕落したエバに復帰原理により絶対性卵子をもたらすことが可能になる。X染色体は被造物であるからである。
逆に絶対性卵子自体が精子を絶対性の精子にすることはできない。
なぜなら絶対性の卵子は被造物である絶対性のX染色体だけを持つからである。

復帰原理においてもその最初には夜の神のY染色体精子を持つ男性が必要である。
原罪の無い真のエバが存在したとしても生命の根源性は夜の神から来るゆえに堕落圏から男性をアダムを復帰することは、不可能である。
夜の神の時の第一創造主は男性であり、夜の神の位相の時の精子はY染色体のみである。この夜の神の位相のY染色体には天宙天地創造以前からの生命の絶対根源となる真の愛の遺伝子がある。
天宙天地創造後である絶対性卵子からは、更にはそのX染色体には天宙天地創造以前からの神の命は始まらない。
同様に、天宙天地創造神が昼の神の位相の時にお作りになった絶対性のX精子は被造物であるが故に、生命の絶対根源にはならない。
夜の神の時から神は一人の男性にして真の父母であるように、夜の神の位相のY染色体精子から生まれたイエス様も、一人の男性にして真の父母である。再臨のイエスである真のお父様も夜の神の位相にあるY染色体精子から来られた一人の男性にして真の父母である。

2-4.絶対卵子は被造物である。
夜の神の精子はY染色体のみである。即ち夜の神のDNA、遺伝子はY染色体からくる。この夜の神の遺伝子は天宙天地創造神が夜の神の時の位相から来るものであり、時空間創造以前の太初から神とともに存在した。
それに対し絶対性の卵子は太初の創造原理の構想理想にあるにしても、エバが生まれてから存在するようになった天宙天地創造神の「昼の神の位相」から来る被造物である。卵子はX染色体によって成り立つが、これは絶対性のX染色体は、「昼の神の位相」からくる被造物であるということである。つまりエバのDNA、遺伝子は天宙天地創造神が「昼の神の位相」の時に創造された創造物である。

天宙天地創造はこの絶対性の卵子を作り出すために始まったのであり絶対性の卵子は天宙天地創造の最終被造物である。つまり絶対性卵子のX染色体とそのDNA、遺伝子を最終的に作り絶対性の卵子を最後に完成かれた。

男女の性愛も、絶対性の精子と絶対性の卵子が結びつくために創造原理のなかの生殖器原理を動作させるために造られた神の被造物である。
天宙天地創造の神において、夜の神としての天宙天地創造神ご自身にも、昼の神としての天宙天地創造神ご自身においても、絶対性の卵子、つまりX染色体は存在しない。従って絶対性のX染色体精子は存在することができない。
絶対性のY染色体精子は夜の神様の位相から来るものであり、絶対性の卵子とその核となるY染色体は天宙天地創造の神の天宙天地創造の最終的な被造物であるからである。
真の父母思想の生殖器原理では絶対性の精子と絶対性の卵子は二性性相であるが、それは創造原理という設計図に留まる。男女の愛もこの時点では設計図の中の一つである。
そうであるから、更に言えば男女の性的な愛、エロスの愛も創造原理の中の生殖器原理に基づいて天宙天地創造が始まってから創造された神の被造物である。天宙天地創造神ご自身にはエロスの愛は存在しない。
絶対性のY染色体精子そのものは被造世界の第一創造主の夜の神の位相から来るが、絶対性の卵子は、その設計図である真の父母思想が求める結果であり被造物であるという観点の理解不足ゆえに、天宙天地創造神が夜の神位相の時、昼の神の位相の時の太初から絶対性の卵子、そしてX染色体が存在するという勘違もある。
例えば、原理本体論は絶対性の精子のみならず、絶対性の卵子までも天宙天地創造の太初からあったとしている。
本陽性と本陰性とは、神様の「絶対性」(生殖器官)に属する二つの要素を言います。それは神様が真の父の生殖器、すなわち絶対性の精子である真の生命の種をもち、真の母の生殖器、すなわち「絶対性」の卵子を持ったという話です。 ・・・日本語原理本体論82ページ
絶対性の卵子が神に本陰性として存在したのであるなら、その絶対性の卵子を持つエバ、女性が堕落した男性を真のアダムにすることができるという神学も成り立つ。血統転換のメシアが女性であることも可能ということである。なぜならその神学に立つならば天地を創造された神から来た神聖なる卵子であるからだ。韓氏オモニはこの神学に立って原罪を持つ男性と結婚し、その男性を真のお父様にしたと言っている。この原理本体論の神学によればそのような韓氏オモニの神学も成り立ってしまう。

しかし神に存在していた絶対性の卵子、絶対性のX染色体とは前述したとおり、夜の神様の構想理想、初めにあったことばに有ったということである。創造原理の真の父母思想に絶対性の精子と絶対性の卵子による生殖原理によって初めて現れた天宙天地創造神の夜の神の位相の時に表れた概念である。つまり創造原理の中の生殖原理のなかに絶対性の卵子、絶対性のX染色体が存在したのであって、神ご自身にあると解釈するのは間違いである。
それがゆえに原理本体論にて記述している「聖霊とは真の母であり、後のエバです。(日本語原理本体論p454)聖霊は実体を持たない母の霊です(日本語p458)」という神学は、亨進様が指摘しておられる「私たちは、その一神教の道から脱落して、神様の女性的な性質に対して別の人格を与えないように十分に注意しなければなりません。(2016年8月21日の亨進様と國進様の質疑から)」という内容に反し、神様の女性的な性質に対して母の霊という別の人格を与える二元論になってしまっている。

亨進様は原理本体論は95%良いと言われたが、残りの5%は恐らくこの指摘された部分であろう。わずか5%とはいえ、このような根本的誤解を招くところが原理本体論の一番大きな欠点である。この欠点に気づいたある人が原理本体論の著者に問うたところ、変更するつもりはないということである。
原理原相論試論にて論述したように、天宙天地創造後の神は自ら創造された創造原理により二性性相の中和体として見えるだけであり神そのものではない。原理講論、原理本体論が論じている神の二性性相は原理原相論で論述したように、天宙天地創造の神の天宙天地創造思想のその思想のことであり、時空間が創造されたことにより展開された太初の位相について言っているのであり、天宙天地創造神そのものについてではない。
神の二性性相の中和的主体とは、夜の神の思想のことであり構想のことであり、時空間創造後、夜の神の時に第一創造主が造られた創造原理よって現れる存在様相であって、神ご自身が分立して存在するのではなく、どこまでもただ一なる神である。この認識不足ゆえに、正分合の分の文字通り受け止めて、神ご自身が分立すると錯覚し捉える二元論的側面に陥っている部分もある。
原理本体論は、太初から絶対性の卵子が独立して存在すると考えているが、創造原理の中の生殖器原理のなかに当然ながら構想、設計図として絶対性の卵子、絶対性のX染色体はあるが、性相形状の形状は存在しないし性相も存在しない。
しかし原理本体論は太初、性相面から絶対性の卵子が存在するとしてるがゆえに一神論を唱えながら二元論になるという矛盾を孕んでしまっている。

アダムは天宙天地創造の、夜の神から来るY染色体と、天宙天地創造の第一創造主が昼の神の位相の時に造られた絶対性のX染色体の卵子と絶対性のX精子よって造られた、100%神であり100%人間の存在である。
そして夜の神に由来するY染色体と昼の神に由来するX染色の二性性相をお持ちであるので、アダム、イエス様、真のお父様は夜の神であり昼の神であり、真の父母の遺伝子は夜の神のY染色体からくるので生まれながらにして真の父母である。

一方エバは、第一創造主が昼の神の位相の時に造られた絶対性のX染色体精子と、絶対性のX染色体の卵子とによって造られた存在である。よってエバは100%昼の神から来ている存在である。

このことから、アダムを夜の神と象徴的に表現し、エバを昼の神と象徴的に表現されることがある。
3.天宙天地創造神、夜の神・昼の神の真の父母性は男性である。
第一創造主である夜の神に存在する女性的要素は性別は男性である。
女性的の「的」とは女性性質に分類される性質であっても性別は男性であり、男性要素から独立した女性要素ではないということを意味している。
つまり神の女性的要素は男性要素の分類される一つなのであり、あくまでもその性別は男性である。

性染色体で言うならば夜の神の位相にある天宙天地創造主はY染色体だけしか存在せず、そのY染色体に男性的男性要素と女性的男性要素があるということである。
女性要素は男性の女性的要素が天宙天地創造の御業により独立した存在として時空間創造後に創造された。即ち女性要素として独立した存在は、絶対性のX染色体の創造されたときに存在するようになった神の被造物である。つまり女性的男性要素から女性要素をつくられたということである。

女性の創造も男性の要素から作られたことが聖書に書いてある。
創世記2章にこうある。
2:20それで人は、すべての家畜と、空の鳥と、野のすべての獣とに名をつけたが、人にはふさわしい助け手が見つからなかった。
2:21そこで主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。
2:22主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。
2:23そのとき、人は言った。
「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。
このように肋骨は男性の一部であるように女性的要素は男性の一部なのである。神は肋骨という男性要素から女性要素を創造されたのである。
天宙天地創造の神は男性の肋骨から女性をつくったが、天宙天地創造の太初において、同じように女性的要素は男性要素であるが、その女性的要素男性要素から被造物における女性要素を造ったのである。

夜の神の位相の、神のY染色体は時空間創造以前、時空間構想の以前から神自体内に存在するが、神はその夜の神の位相の時からあるY染色体からX染色体をつくられたということである。

このように天宙天地創造神の心情、愛、言葉、思考、思想、感情、御霊、霊的波動、エネルギー、力、作用、女性的要素、女性的性質、男性要素、すべての要素、ありとあらゆるが、すべて男性なのである。
同様に天宙天地創造神の、「夜の神の時の神性」が「昼の神」として現れる存在様相も二性性相として現れるが、その女性性相も男性である。「夜の神の時の女性的要素」が映し出されるに過ぎない。
つまり創造されたX染色体は女性要素であるが、X染色体精子の性別は男性であることと同じである。
従って天宙天地創造神が時空間創造後、昼の神として現れるとき男性要素と女性要素の二性性相もその授受作用も、男性である。
神の女性的現れである聖霊が女性ではなく、男性であるのは、天宙天地創造神が昼の神とした現れる二性性相の女性性相が男性だからである。

4.夜の神の位相における天宙天地創造神の原相性相
ここでは天宙天地創造神の、夜の神の位相の太初、つまりロゴス創造以前の原相性相について論じる

4-1.原相性相は創造原理で言う二性性相では無い。
第一創造主である神は二性性相の中和的主体であるロゴスと三位一体であるからこの天宙天地創造神を二性性相の中和的主体と見做してもよい。ところがこのロゴス創造以前の位相、更には真の父母思想構想以前の時の天宙天地創造神の位相、その原相の性相はもはや創造原理で理解できる二性性相ではない。
なぜなら二性性相自体が第一創造主の創造物であり、夜の神の位相の原相はその創造原理の無い位相の性相であるからだ。
我々は創造された被造物であるが故に、創造原理が存在しない時の第一創造をどうしてもその位相では存在しない創造原理で推論してしまう。
それ故、我々は二性性相であるこの被造世界に存在しているが故に父母という概念に対しても、どうしても女性男性、別個に存在するという男女の二性性相の感覚が伴う。
しかし創造主=夜の神様の父母性とはそのような男性女性の感覚の一切が存在しないただ一つの神性である。
真の愛はそのような一からはじまりその真の愛の心情が父母の心情である。

二性性相の存在創造以前、二性性相という概念さえもなかったそのような二性性相が無い純粋にたった一つだけの要素である。
二性性相が無いのだから二性性相の中和体でもない。
中和とは二つが有ってこそなりたつ。
その中和さえも無い父母という性質の一つだけの心情である。これが夜の神の性相である。そしてその形状とは男性である。

つまり夜の神における天宙天地創造神の原相である父母の心情とは二性性相ではなく一性性相なのである。
夜の神のY染色体精子はここから来る。一性性相であるが故にX染色体精子は
夜の神の位相における原相の核は一つしか存在しない。二性性相でもその中和体でもない。その中和さえも無い神の心情が核となる。
我々被造物の男性女性、陽性陰性の概念の一切もその感覚では知り得ない唯一無二の、中和でもない夜の神様の心情である。
4-2.原相性相は女性要素、女性性質がまったく存在しない、一性性相である。
國進様は「夜の神は圧倒的男性である」と言われる。
また亨進様は夜の神は99%男性であり1%女性であると言われたともいう。
ところで前述したように女性であると言われてきた聖霊は男性であるなら、100%夜の神は男性であるということができる。
これは聖霊は男性である神の女性的現れであるのだから、夜の神には極わずかの女性要素も無いが、神の女性的現れとなる女性的男性要素があるということである。
「女性要素はないが女性的男性要素がある」とはどういうことか次に説明する。
創世記2:22 主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。 2:23そのとき、人は言った。
「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。
この聖句は、神は女を、男を素材として作られたということである。つまり女を造る前には、女性という独立した存在は存在しなかったのであり、男性しか存在しなかったのだから、女性を創造するその素材は女性ではなく男性であったという事である。男性要素から女性要素をつくり、それから女性を造られたということである。

同じように夜の神の位相時、自体内においても要素として女性という性相、要素は存在せず、夜の神の位相の時にあるのは男性要素、男性性相だけであり、その男性要素から女性要素、女性性相を創造されたということである。
夜の神の精子はY染色体精子であり、ご自身のY染色体からX染色体を創造されたということである。
それ故、女性性相は昼の神の位相であり、X染色体は昼の神の位相で始めて存在するようになった。
我々は陽陰の二性性相というとき、男性と女性を想定し陽陰それぞれが独立して存在すると、原理では捉えてきた。
同じように神様自体内にも陽陰の二性性相のそれぞれが独立して存在すると解釈した。
男性の精子がY染色体の精子と、X染色体の精子に2つがあるように神自体内にもY染色体とX染色体があると推論し、そのような二性性相であると考えてきた。

しかしこの前提は夜の神様が創造されたロゴスまでは適用できる論理であり、夜の神様位相を理解するにはに、この二性性相という前提から解放されなければ、二性性相を創造される以前の夜の神の位相に到達することはできない。
前述したように神のロゴスは三位一体で見る場合、ロゴスは神ご自身であるが、その創造以前の夜の神様を解釈する時、この陽陰の二性性相のそれぞれが独立して存在するという創造原理的固定観念を取り外さなければならない、なぜなら、夜の神の位相は創造原理が存在する以前の位相であるからだ。
夜の神ご自身は男性要素だけで存在する方であるがゆえに一性性相である。
その一性性相である男性要素、男性性相の中に、男性的な性質と女性的な性質がある。
染色体で言うならば、夜の神のはY染色体の男性要素だけで存在する一性性相であり、そのY染色体の中に、男性的な性質と、女性的な性質があるということである。

この性質は全て夜の神の男性要素であって創造物である創造原理やこの被造物世界の思考方法で分類すればそのような男性的性質もあれば女性的性質があるということであって独立した要素ではない。
この夜の位相に存在する天宙天地創造神は男性お一人である。
100%男性であり100%女性では無い。
100%男性であるが夜の神の性相の中に女性的な性質がある。
しかしそれはあくまでも女性的であって、女性に属さない男性に属する女性的な性質、女性的性相である。女性的な性質であるが、性別は男性である。

夜の神の位相において女性性質は一切無い。女性性質に相当する性相は女性的性質であって男性である。
女性的、女性のような性質、性相であるが100%男性であり、100%女性性質ではない。男性に属する女性的な性質、女性のような性質である。
男性である夜の神様の位相における天宙天地創造神の性質、属性であって、女性として独立したものではない。
夜の神の位相には女性的性質はあるが、女性性質は存在しないのである。夜の神様は100%女性ではく100%男性である一人の男性であるからだ。
4-3.夜の神の一性性相内部における二性性相

このように夜の神は陽陰の二性性相で言うならば陽性だけの男性格主体である絶対無時空間一性性相主体である。夜の神は本性相的男性の一性性相主体なのである。
天宙天地創造の神はあらゆる個性真理体を生み出したように、この男性である一性性相の中に様々な男性要素のなかに、様々な女性的男性要素が存在する。
ある存在が存在するためには調和がなければ存在できない。それ故、この様々な男性要素と、様々な女性的男性要素が調和した状態として絶対無時空間一性性相男性格主体が存在する。
この性格主体である絶対無時空間一性性相主体の調和性をもって、本性相的男性の一性性相である夜の神を男性性相内部における二性性相の中和的主体と言うことができる。
事実、天宙天地創造後の、男性である夜の神が昼の神として現れる二性性相、この二性性相は両性とも男性であり、特に女性的な現れを聖霊と言うが。聖霊は男性であるが、このように男性性相性と女性性相の二性性相として現れることと同じである。
天宙天地創造以前、創造原理の無い闇の時の創造神の存在様相は、男性要素と女性的男性要素が調和した絶対無時空間一性性相主体であるが、天宙天地創造後は自己が創造した創造原理により、男性性相と女性性相の、二性性相として現れ、その授受作用により力を発生することにより天地を具体的に創造して行かれたのである。


 次回、5.原相性相の、一性性相による女性要素、女性性質の創造に続きます。

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