Wednesday, July 4, 2018

「鉄の杖の王国」発刊に際して■ラリー・プラット会長と文亨進二代王


「鉄の杖の王国」発刊に際して

ラリー・プラット会長と文亨進二代王


鉄の杖の王国を既に手にしておられる方もおられますが、重要な内容ですので、
サンクチュアリ NEWS さんのシリーズを一本にしました。


サンクチュアリ NEWS さんからの全文転載です。字幕化は2nd Israelさん。教会ブログであるため御言をコレクションしています。聖殿食口以外からも読んで頂いています。ありがとうございます

6月2日 二代王、GOAラジオに出演-6月3日英語礼拝《全文》

投稿者: HARRY II
(ナレーション)ガンズ・オーナーズ・ニュースアワーへようこそ。
ホストはGOA(米国銃所有者協会)専務理事、ラリー・プラットです。

GOAラジオ 6月2日

プラット会長
今日も聞いて下さってありがとうございます。
今日のディスカッションは、興味深い観点から進めていくことにしましょう。
ペンシルバニアのサンクチュアリ教会の牧師で、ちょうど本を書き上げました。わたしは先に一冊頂いたのですが、願わくは、近いうちに出版されて、手に入れる方法などお知らせできればいいのですが。
著者はRev.ショーン・ムーンです。ショーン牧師にはこれまで幾度も会ってきましたが、その修正第2条を守るという断固たる決意には本当に頭が下がります。教会員全体がこれを共有しているのです。なんと心強い環境でしょうか。
ショーン牧師、今日はゲストとして来てくださり、ありがとう。
二代王
プラット会長、あなたからご連絡頂くのはいつも嬉しいことです。本当に光栄なことです。
プラット会長
この本(鉄のつえの王国)を本当に楽しく読ませてもらいました。銃火器がアメリカにとってどのような意味を持っているのか、あなたが本当に理解していることがよく分かりました。もちろん、(銃器には)レクリエーションとしての価値もありますが、それに加えて、自己を守るためには絶対に欠かせないものです。
しかし最終的に、アメリカ建国の父が、市民の武装権を修正第2条として、憲法の基本的人権の一つとして導入したことは、常に悪なる方向にいきかねない、脱線しかねない政府から、いつも自分達を守ることを保障する自衛の手段だということです。つまるところ、アメリカ建国もまさにそういうことが起こったのです。英国政府が当時の植民地アメリカを統治していましたが、最初のうちはそれも悪くはなかったのですが、しかし徐々に耐え難いものに変っていきました。
(アメリカ)独立宣言にも「権力の乱用と権利の侵害が・・・長期にわたって続き・・」と書かれています、そしてこの侵害によって(独立という)最終的決断が出されたのです。だから、建国の父は血気にはやった行動をとったわけではないのです。
私にいつも尋ねられることがあります、ショーン牧師、あなたもそうでしょう。
「どうやって(修正2条を行使して)武器を使用すべき時だということがわかるのか。
いつ修正第2条の目的を果たすのか」
という質問です。これに対して私は「それはわからない。それはアメリカ植民地の人びとが悟ったようにその時にはそうなるでしょう」こう答えます。
これは長きにわたる問題でした。第2代大統領のジョン・アダムスはこう語っています。
「独立戦争の最初の一発が撃たれるまでの10年間、人々の心の中に独立への思いが生じてきた。」
私とあなたの共通の目的は、同胞であるアメリカ国民が、われわれの話は、「政府」について言っているのだということを理解してもらうこと。政府は人々のために働き、人々によって雇われ、そしてその行動には制約があり、その制約は究極的には神が禁じたものであり、人々が行き過ぎた政府をストップさせることができる力を国民に持たせるということ。
あなたはこれを聖書的観点から書いていますね。この本「鉄のつえの牧師」(プラット氏に送った本はタイトルが異なっていた)、ここであなたは聖書の黙示録から引用しています。それについて話をするのも私は聞きました。今日はそこから始めましょう。
気の弱いリスナーに、侵略戦争をするための武装ではないことを言って安心させてあげましょう。「鉄のつえ」の意味は、どちらかと言えば、攻撃を仕掛けて来るオオカミから羊を守る牧羊犬のようになるということです。あなたから「鉄のつえ」とは何なのか話してください。
二代王
プラット会長、ありがとう。今日、このようにあなたとお話しできることは、繰り返しになりますが光栄なことです。この本はタイトルを「鉄のつえ牧師」から「鉄のつえの王国」に変えました。こちらの方がより適切なタイトルだと思ったからです。
というのも、聖句をみたとき、多くの聖句の中に「鉄のつえ」が登場します。たとえば詩編第2章の8、9節には、神様が「もろもろの国を嗣業として与え、地の果てまで所有として与える」とあります。そして「鉄のつえをもって治める」。黙示録の12章にもあります。キリストについてです。
「ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。」
「女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえをもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた」
また黙示録19章にもあります。ダイス・トマス・マカイダ(両刃の剣)がキリストの口から出てくる、そして再臨のキリストは、鉄のつえをもって諸国民を治めるとあるのです。
われわれは鉄のつえによる統治を聖句に求めているのです。王国の特性を聖書とキリストが定めるとおりにそのまま理解しているのです。
聖書を深く読み込んでいくうちに発見して驚いたこと、そして説教で説いてきたことは、聖書を原典のギリシャ語で読むとき「治める」はポイマイノであって、ポイマイノの意味は、多くの人がここを読んで思っているような、独裁的に治めることではありません。恐ろしいやり方で統治することではないのです。ポイマイノというギリシャ語は、羊飼いの意味であり、つまり(羊たちを)守る、保護するということなのです。これを詩編23章と読み合せてみると、「あなたのつえは私を慰めます」とあります。これは牧羊の文脈では羊を守り保護するという意味につながります。
聖句の中では、キリストは王国を共同相続人とともに建てるとあります、ロマ書8章17節です。世界の王国を治める。マタイ19章、24章にもあります。コリント第1第6章、ここでパウロは信徒たちに、「あなたがたは知らないのか、わたしたちは御使をさえさばく者である」といっています。
神の王国の統治は「一般参加型」の統治だということが聖書的な観点からわかるのです。
しかしキリストによる千年王国の支配は、聖書にもあるように鉄のつえによる統治です。そしてその支配は独裁的専制的な支配ではありません。それはこれまでの人類歴史で繰り返し見てきたような専制独裁支配にとってかわるものです。つまり羊飼い的統治、共同相続人、市民による統治なのです。共同相続人と共に聖句には「王冠を奪われてはならない」とあります。私は時々、co-KINGS(対等で共同の王たち)、co-KINGS &QEENS(対等で共同の王、王妃たち)と言っています。
だから市民が武装し、市民が「鉄のつえの力」、自衛する力を持つということです。そして羊たちをオオカミから守り保護する力をもつ。まさに箴言28章にあるように「悪しき者は追う人もないのに逃げる、正しい人は獅子のように勇ましい。」ということです。
だからユダ族の獅子(キリスト)とともに立つとき、キリストの共同相続人、共同の王、そして獅子として立つということです。
プラット会長
あなたの話で、私たちの建国の父のいう「国民主権」の内容の背景にあるものが良く理解できました。「主権」には自分の意志を貫徹する手段をもち、自分や家族を守る手段が必要になります。
聖書の内容に広く解説を加えたものですが、思うに、こういう考えを建国の父たちももっていたのでしょう。対象的に、フランス革命を主導した当時のフランス共和主義者は、王(ルイ16世)を打倒するときこのような考えは持っていませんでした。まさに彼らは「核爆弾」か何かで支配したかったに違いありません。見えるものはすべて破壊し尽くすような心で。
ここで少し休憩をはさんで、またショーン・ムーン牧師の話、彼の著作「鉄のつえの王国」の話を聞きましょう。
プラット会長
ショーン・ムーン牧師は間もなく、著作「鉄のつえの王国」を出版します。
先ほど、ショーン牧師の主張の聖書的な背景について話を聞かせてもらいました。
しかし、この本では、多くの分野にわたって、様々な角度から問題にすべき内容が説かれています。今、修正第2条について話しましたが、一つ困ったことは、もっと強い言葉で言うと、悲劇的ともいえることは、長きにわたって武装解除されてきた人びとに、「国民の主権」ということが正しく理解されずにいることです。だから最低の人間、オオカミのような者が人を襲おうとするとき、例えば、学校のようなところに行けば-それもユタ州やオハイオ州、テキサス州のような(銃を携帯している)ところではなく―いわゆる「ガン・フリーゾーン(銃砲の所持禁止区域 )」に行く。そこに悪がたむろするのです。普通の人が自分を守ることができない場所です。
警察をあてにして満足していても、(銃撃が始まって)最初の5分間、警察を待っている間、どうすればいいのですか。その間、どれだけの人が人間のクズのような者たちに殺されるでしょうか。ガン・フリーゾーンでは銃を持ち込んではいけないことになっています。そして多くの人がその命を犠牲にする欺瞞のせいで命を落としているのです。
ムーン牧師、あなたは、本の最初でブロワード郡(フロリダ)のパークランド高校について書いていましたね。政府が自分達を守ってくれるという考えが壊れました。これまで何度も同じようなことが起きていたのです。「ああ、政府が守ってくれる。警察が来るまで待っていよう」などと人びとは思っていたのです。文字通り、死ぬまで待つことになるのです。警察が来る頃には殺されているのです。何とか5分以内に到着できたとしてもどうなるのか。パークランド高校事件、他の銃撃事件の悲劇のもたらす、こういう教訓について話していきましょう。
二代王
いやぁ、全く驚きました。本当に輝かしい未来のある十代の子供たちをこんな形で失うということは、とてつもない悲劇です。パークランド高校などの事件で犠牲になった人たちを思うことで皆が悲しんでいます。しかしあれもこれも、あなたが言われたように「ガン・フリーゾーン」で起こった事件です。精神薬中毒者には逆に安全な場所でした。この不安定で暴力的な犯人に関して警察へ39回も通報があり、聞くところによると、犯人は夢で殺人を犯し、血まみれになる夢を見たともいいます。
プラット会長
犯人のフェイスブックのベージがそれを表していました。
二代王
その通りです。彼が動物を虐待していたことは皆知っていたことです。まさに過去の独裁者と同じ傾向の持ち主です。動物をいじめて喜ぶ。そうして学校に行くときもバックパックに銃弾を詰め込んで、暴力的な威嚇をしていました。警察やほかの行政機関も彼のその性質をよく知っていたのです。彼の家にも何度も訪問しています。警察も当局も犯人の性格をよく知っていました。「プロの学校狙撃手になる」―つまり近隣の学校で乱射事件を起こすという脅しです―という犯人のインターネットへの書き込みに関する情報についてもFBIはちゃんとした対応を取らなかったのです。
ブロワード郡(フロリダ)の保安官局も、犯人についての通報を受けていました。「学校で乱射事件を起こす」と言っていたという情報も受けていたのです。こうした暴力の脅威は連邦法の違反行為です。
プラット会長
話の途中ですが、ちょっと私にも言わせてください。フロリダのブロワード郡保安局の保安官はヒラリー・クリントンを支持していた人物です。
ソーシャルメディアにヒラリーと抱き合っている写真までアップしていました。この話を出したのは、「思想はその結果をもたらす」ということをいいたかったからです。ヒラリー・クリントンは、市民、一般大衆から銃を取り上げるべきだという考えを持っていました。
だからその保安官も自分だけが銃を持っていればいいと思っていたでしょう。幸いなことにそれを使わずに済んだのですが、つまりそういう背景を持った人物だったということです。
しかし大きな試練(フロリダ高校銃撃)に出くわしたとき、彼の副保安官は、恐れをなして銃撃が収まるまで外で待っていたのです。政府にすべて任せると、こういうことが起きるのです。他の誰を当てにしても同じでしょう。私たちはあまりに多くの場合、邪悪な攻撃を受けたときに助けが来るのを待っていなければなりませんでした。それこそ、本当に、本当に危険な詐欺です。
だからあなたの本の最初でこのことを取り上げてくれて本当にうれしかったのです。たとえ危険な政府を廃止に追い込むような事態が起こらなくても―まあそれが修正第2条の目的ですが―日々、日常で、いつ邪悪な攻撃に見舞われるか分かりません。
そこで問題は、あなたはその時どうするのか、その時私はどうするのか、これです。
二代王
そうです。
ペンシルバニアに来られた時もあなたはオバマ政権が導入したプログラムについて話しておられました。そのプログラムは「PROMISE(約束)プログラム」と呼ばれ、機会、指導、支援、教育で犯罪防止を約束するというものでした。実際には犯罪者の拘留をカウンセリングに変えるというものでした。それは結局、学内で犯罪を起こしたマイノリティ(社会少数派、黒人、ヒスパニックなど)の学生を刑務所から減らそう、そのプログラムで改善させようというものでした。
しかしそれは犯罪を起こした彼らを訴えないというだけのものでした。この連邦政府が予算をつけたプログラムのおかげで、暴力的な脅威を与える者たちが訴えられることなく、刑務所に入れられることもない。だから警察も教師も不良少年たちを拘留所に送ったり、鑑別所に送ったり、罪を犯したときに当局に差し出したりする意志がなくなります。
それは決して主流メディアが注目もしなければ、大々的に報道もしません。だからプラット会長はその現実を打ち破った最初の人になりました。そのプログラムをもう少し見ていくと、2015年にそれが履行されたとき、地区の警察本部長がホワイトハウスの「懲罰を見なおす」と名づけられたイベントに出席していました。そういう流れで、ブロワード郡の一件が生じたのです・・・
プラット会長
もう一つ付け加えさせて下さい。
その「懲らしめることの見直し」は具体的な生徒同士の身体への暴力も訴えないというものでした。学校関係者たちは実際の犯罪を統計に残らないようにもみ消したときに、「ちゃりん、ちゃりん」という(お金が入る音)を聞いたに違いありません。そのたびに政府からの補助金が転がり込むからです。あなたや私の税金が、恐るべき政策を支援し、パークランド高校事件もその結果起きた多くの結果の一つだと思います。
プラット会長
今日のゲストはショーン・ムーン牧師。
彼の本が間もなく発売されます。
有り難いことに私は発売前の新刊をいただきました。
タイトルは「鉄のつえの王国」。
ここでウェブのアドレスを教えてください。本が発売された時に皆がアクセスして購入できるように。
二代王
Rod of Iron ministries.org」もしくは最後が「.com」でも大丈夫です。このサイトから予約も可能です。
プラット会長
分かりました。番組の最後でももう一度、告知します。
あなたがこれを様々な分野に関連させて説いていることが嬉しかった。
銃器に関連する多くの部分に光を当ててくれました。
例をあげると、いまわれわれがディープ・ステートと呼ぶ勢力と共謀したメディアによってもたらされた多くの結末。このディープ・ステートは20世紀の半ばにヨーロッパではファシズム、ナチズムと呼ばれていました。
困ったときには政府が助けるという考え方、現代の言葉に置き換えれば、縁故資本主義(クローニー・キャピタリズム)、全国民は黙って言われたことだけやっていればいいという考え方です。
政府の存在目的は少数のエリートを豊かにすることであると。それは実際、イギリスが(アメリカの)植民地の弾圧を強めていく過程で現実になったことでした。それこそが独立戦争をもたらした直接的原因だと私は思います。
つまり、イギリス人が(アメリカ植民地に)弾薬の禁輸措置を開始して、弾丸と火薬を禁輸しました。そこから植民地の人びとも深刻に考え始めたのです。牧師たちもそれについて真剣に説教で話し始めました。もうロンドンよ、さようなら、というわけです。ロンドンはもはや植民地のことなど何の関心もありませんでした。
「代表なくして課税なし(アメリカ独立戦争(1775年 - 1783年)時のスローガンの一つ)」よりもっと重要な問題は、イギリス人は鉄砲に弾を込めて自分達に向けるのに、植民地の人びとは黙って座して撃たれるのを待つだけという状況にあったことです。もちろんイギリスもアメリカ植民地に銃があることを知っていたのでそれを何とかして使えないようにしようとしたのです。
だから銃規制の源をたどれば18世紀まで遡るわけです。(笑)
「弾薬の所有を規制する。」
これで国民を支配下に置けるわけです。もしそれが成功していれば、植民地人は支配下に置かれるしかなかったのです。しかし幸運なことに、そうはなりませんでした。
あなたが、ムッソリーニやヒトラーが権力を手中にして恐ろしく危険な存在になる経緯を
著書に書いて下さったことをたいへん評価しています。
それに加えて、マスメディアが、当時も今も、独裁者、暴君の侍女の立場を喜んで演じていることもあなたは著書で指摘しました。これはつい見逃してしまうのですが、残念なことに、われわれを油断ならない領域に引き込まれます。わが国で保護されている権利は、表現の自由、言論の自由、出版の自由などがありますが、メディアが、いったん独裁者の侍女になってしまうと、メディアが、政府から情報独占のお墨付きをもらうと、われわれは自由を保つことができません。
二代王
アメリカ国民の大半は知らないので、これを知るとショックを受けるでしょうが、ムッソリーニやヒトラーが健在だった頃、フランクリン・ルーズベルト大統領は公然とムッソリーニを称賛していました。メディア、多くの左傾メディアはナチス・ドイツの集団殺戮に焦点を当てることはしても、ソ連、中国、カンボジア、キューバなどの共産国家で殺された人々の数を報道しません。これはニーチェが発した警告でもありますが、虚無主義(ニヒリズム)の時代が興って、文明を壊滅に追い込むためには-もちろんニーチェは不可知論無神論者でしたが-ユダヤ・キリスト教の神を排除すれば、他のすべての者を一緒に葬り去ることができるとニーチェは言いました。その一つが、個人の基本的人権であり、自治の原理であり、少数派を保護すること、これらの考え方は、マルチン・ルター後のプロテスタント、分権的なクリスチャンの確信的価値です。そして、これでアメリカ合衆国建国の父たちは理論武装しました。
プラット会長
ここで、はじめに触れた、フランス革命との比較に戻りましょう。フランス革命はとりわけフランスのプロテスタント、ユグノーを目の敵にしました。
国から逃げ遅れたユグノーは殺されました。一方、アメリカの植民地同盟、現在のアメリカ合衆国ですが、プロテスタントに十分な支配力があったために、イギリスに対して抵抗することができました。あなたが指摘したような、キリスト教的背景、すなわち「小さな政府」「国民主権」などの理念を持っていたからそれが可能だったのです。
そういう思想はフランスにはありませんでした。フランス革命の結果は悲惨なものでした。大きなギロチンで次から次へと虐殺、処刑していったのです。
二代王
それは間違いありません。アメリカ合衆国では「城の原則(コモン・ローに根拠をもつアメリカの刑法上の原則)」というものが法典化されていますが、私有財産に対して主体的権利が認められ、いわば個人は一国一城の王のようなものです。もしそこに何者かが侵入して、あなたや財産を傷つけようとするなら、それに対抗することができる、反撃する権利があるというのです。
この「城の原則」は当たり前に受け入れられていますが、実は聖書に根拠があります。それはキリストの共同相続人、キリストが王冠を与えてくださる、それを他人に奪われない、黙示録3章11節にあるとおりです。これは意識するしないにかかわらず、聖書の原理です。
たとえばニューヨークタイムズがショッキングな記事を書きました。
FDR(フランクリン・ルーズベルト大統領)がムッソリーニについて褒めそやしていたという事実です。これは(ムッソリーニの)黒シャツ隊のローマ進軍から一週間後の奇妙な追憶であり、ソ連が最初の5か年計画の開始した時です。
今のアメリカは文字通り秩序をもとめている。アン・マコーミックという人が心に思い描いたことですが、産業同盟、労働者と政府がイタリアのムッソリーニの頃を、全体主義国家を見倣っている。信じられません。
レポーターはもちろんこの共産主義隠しを手伝っているのですが、なかには「F・ルーズベルト大統領、この合衆国大統領がムッソリーニを称賛していた」と正直に指摘する記者もいました。またムッソリーニも、FDRがその中で彼を讃美した著作「展望(Looking Forward)」(1933)に対して手紙で礼を述べたと言います。国が経済を道具にするルーズベルトの原則はファシズムの香りがすると彼女も言っています。ムッソリーニがルーズベルトを称賛したのです!
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プラット会長
そういうことはまず歴史の教科書には書いていません。興味深いですね。
二代王
左翼と全体主義体制とのつながり、この親しげに褒め合う、互いに称賛する、こういうやり取りが20世紀最悪の独裁者の一人(ムッソリーニ)と左傾のアメリカ大統領(F・ルーズベルト)との間にあったのです。これは大変にショッキングな出来事です。おっしゃるように、公立の学校でこういう歴史を教えられることはありません。
プラット会長
本当に議論すべき内容は-あなたは、もう始めていますが-思い起こせば私が学生時代にもこう習いました。
「ファシズムは右翼、共産主義は左翼。だからお互いに戦うのだ」
こういう考え、確かに互いに戦争しましたが、それをいうと、マフィアのボス同士も戦う。縄張りを巡って同様に血なまぐさい戦いをします、他の戦争と同じようにね。あなたが指摘するように、分析のための(別の)枠組みが必要です。「全体主義的な心構えを持っている者」と「自由主義的な心構えをもつ者」、これは大きな違いです。
ここでCMです、話は続きます。
今日は、ショーン・ムーン牧師と話しています。ここでCMです。
(ナレーション)
ガンズ・オーナーズ・ニュースアワーです。幅広く修正第2条の問題を取り上げる番組です。ホストはラリー・プラット(GOA専務理事)です。
プラット会長
今日はショーン・ムーン牧師と話しています。
著書「鉄のつえの王国」、Rod of Iron ministry.orgで検索してください。これでよかったですか。または、.comのどちらでもいいんですね。
二代王
その通りです。.orgまたは.com、どちらでも大丈夫です。
プラット会長
これで決まりですね。
(ラジオのリスナーに)
これで、間もなく発売される「鉄のつえの王国」という本をきっと見つけることができると思います。皆さんがこれを読むことを強くお勧めします。修正第2条の主要な問題についての考察が、本当にうまく組み合わされて編集されています。手元において置くのもいいでしょう。礼拝での説教を用いながら修正第2条についての優れた弁証学的主張がなされています。しかもそれほど分厚い本でもないので、リスナーの皆さんが買って読むにしてもそれほど負担にはならないと思います。
修正第2条と自分をまもること、また政府の力を制限することについて、多くの人が繰り返し誤った議論をしてきましたが、それに対するハンドブックとして手元に置くのも良いでしょう。
あなたとはスイスの会議で初めて会いましたね。
その会議で正直、少々がっかりしたことは、スイス全体がポリティカル・コレクトネスにおおわれていたことです。それがどれほどかというと、当のスイスの銃器団体が欠席しました。ヨーロッパの他の国の団体は出席していたのに、スイスは誰も送ってきませんでした。
「銃器」を強力に保護しようという会に出席しようものなら、スイスですら法律にひっかかるかもしれない、それを恐れ心配していることが手に取るようにわかりました。
「自由人の象徴はライフルだ」というモットーを歴史的に標榜していたスイスです、ハッハ。
二代王
私も一緒にいたので覚えています。アンリ・ギザン将軍(スイス軍人)の邸宅など、スイスの素晴らしい歴史跡を見て回りました。しかし現状は、EUからの圧力でかつてとはほど遠いものになっています。
一種の共産主義に向かう「現代化」です。全体主義者が国民を支配する制度です。人びとは会議参加に腰が引けたのでしょう。スイスで銃器を持つ権利と口にすることすら難しいのです。あなたもおっしゃるように、あのスイスがです。まったく奇妙な話です。
プラット会長
しかし、今でもスイス民兵(市民兵)制度は維持しています。私が間違っていなければ、今でも兵役年齢にある者は皆、毎年数週間、軍事訓練を受けなければならないはずです。ショッキングだったのは、スイス国内の多くの場所で9㎜拳銃や色々なライフルは問題なく購入できるのですが、軍用ライフルは持てないということです。徴兵年齢が来ると国から徴兵されるのに!
もちろんそれ(軍用ライフル)を家にもって帰るのは許されています。しかしそれ用の弾薬を持つことは違法なのです!それを聞いたとき気絶しそうになりました。(笑)
二代王
驚くばかりの変わりようです。ヨーロッパの状況に対する強いられた沈黙。EUのオープン・ボーダー(開かれた国境)政策は、文明の衝突をもたらしています。多くの人々が言っていますが、両立・協調しえない文明同士を互いに重ねようとしている。それによって予期せぬ結果をもたらすとは夢にも思わない。あいにく、多くの左翼が良いと思ってやったことが想像もしなかったとんでもない災難をもたらします。その代償は私やあなたが払うことになるのです。可哀想なヨーロッパ人にそのツケが回るのです。文明の面でも文化の面でもそうなります。
2018年には、フランスのマクロン大統領は、「フェイクニュース」を規制する法律を作りたいと言っています。例えばスウェーデンの1975年と比較したレイプの統計が1472%増(14.7倍)、暴力事件発生率が300%(3倍)-こういう統計をレポートするだけで「フェイクニュース」のレッテルが貼られ、ヘイト・クライムだと認定されるのです。現実に複数のジャーナリストや、それを発表した人たちがヨーロッパの裁判所で裁かれているのです。そして何千ユーロという罰金を科されている。
プラット会長
言い換えると、ヨーロッパでは何か真実を話そうものなら、真実を話した罪で文字通り刑務所に送られるわけです。それを掘り下げていくと、もしわれわれが、イスラム教徒がヨーロッパに怒涛のように流れ込んでいる現実と、それによって犯罪がとんでもなく増えている事実、これらをイスラム移民は、イマーム(イスラム教師)がいう通り、「文化的ジハード(聖戦)と考えている」とヨーロッパで発言しようものなら、あなたも、私も逮捕されて起訴されるということです。
二代王
その通りです。ヘイトスピーチの罪に問われます。ニュースの中で一言「ムスリムが」というだけで…「この犯人はイスラムの移民で」などというと・・・ここにほんとうに大きな文化的隔たりがあるのです。
西洋はユダヤ・キリスト教的原理、イエス・キリストを背景に持っています。一方、例えば、イスラム世界においては死刑制度に対して広範な支持があります。統計を少し出しましょう。背教者に対する死刑に対して、エジプトでは86%が賛成。ヨルダンでは82%、これはピュー・リサーチ・センターによる数字です―マレーシアとパキスタンでは62%が賛成。イスラムから他の宗教に改宗したものは死刑にしても構わないというのです。ユダヤ教徒、キリスト教徒の中には一人も、そのようなことに賛成する者はいないでしょう。信仰に悩む者がいれば、祈ったり、証をしたり、聖句を読んであげたりすることはあっても、その悩める人を処刑したり殺害することに合意することなどあり得ません。繰り返しますが、(信頼できる)ピュー・リサーチ・センターによる統計です。
プラット会長
イスラム教徒が行なうある種の殺人は「名誉殺人」と呼ばれています。イスラムの信仰を捨てたものを殺すことは文字通り名誉なことだというわけです。それがイスラムのいう「名誉」ならば、彼らの考えはわれわれとは全く異なったものだということができます。もしイスラムがアメリカに(大量に)流入することがあれば、これまでずっとそうだったように、(彼らが)同化するように主張しなければなりません。「もしアメリカに来たいのなら、アメリカ人になりなさい」ということです。
どこの出身であろうと、肌の色が何色であろうと、意見の異なるものは殺してもよいという信仰以外の信仰ならOKだということです。
二代王
そうです、それが鍵になります。
私がいたハーバード大学の神学大学院でさえ、この事実を考慮に入れない論文や講義がありました。しかし、学生のほうは、メッカへの巡礼の道に売春宿が立ち並んでいることを知っていました。一時的な「結婚」をして、コーランに基づく正当性を手に入れ、売春宿に入り、出るときは法的に離婚する。一人の夫が四人の妻を持つなど、ユダヤ・キリスト教文明とは大きな違いがあるのです。ムハンマドの最もお気に入りの妻は6才の子供でした。
プラット会長
その子が9才になるまで夫婦関係を持たなかったとは、なんと「名誉ある」人だろうか。
二代王
そのとおりです。これについては優れた学者の研究、弁証学的研究があります。例えば、ジェームズ・ウッドはユーチューブなどで発信していますが、それらに関する専門家、エキスパートが存在します。大きな文化の違いがあるのです。
聖書には神の法は心に刻まれるとあります。神様を見る良心をもっているということです。しかし奴隷貿易などに関するイスラムとキリスト教との違い、これは、西洋人なら忘れられないでしょう。7世紀以降、千年にわたってイスラムはヨーロッパを侵略しようとして来たのです。1683年にはウィーンが包囲されました。7世紀から1683年までヨーロッパはイスラムから繰り返し攻撃を受けてきたのです。イスラムによる征服、軍事的指導者が具体的にこれを率いていました。
プラット会長
ここで時間が来たようです。
ゲストはショーン・ムーン、彼の著書「鉄のつえの王国」について、ウェブでRod of Iron ministry.orgにアクセスしてください。どうもありがとう、非常にためになる話でした。

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