原理原相論 夜の神様の父母性
真のお父様は神は父母であると言い続けて来られた。しかし家庭連合の間違った天の父母論によって本来の神の父母性が損なわれた。
ここでは本来の神の父母性を論じ、その本来の価値の修復を試みる。
1.夜の神の父母性と、夜の神の父母性の損失
1-1.夜の神の父母性
真のお父様は神様を父母であると数多く言ってこられた。
次のみ言は神様のその神性を端的にあらわされたみ言である。
我々が信じる神は、誰なのでしょうか? 我々の父なのです。我々のアボジはどのようなお方か? 神は父母の神ですから、死亡の絆に捕らわれた息子・娘を見やるとき、彼らを助けたいのです。1960年1月17日(日)前本部教会
ここに真のお父様は神様の最も重要な神性を言われた。
即ち神は父であり父母であるということである。
真の父母思想をもって性形陽陰の二性性と時空間を創造された夜の神様は父であり父母である。
今日、神がいるということを信じている人はいるが、神が誰なのかは知らずにいる。神は父母の中の父母である。
:天地の大道(第一節 宇宙の根本 1991年8月25日
神様とは、いったい誰ですか。神様は創造主でありながら、縦的な真の愛の父母です。真の愛を中心とした、縦的な父母だというのです。完成したアダムとエバは、真の愛を中心として横的な父母です。その二つの父母が一体となるのです。(250-38,1998.10.10)日本語天聖経2010年版P1662
神は父母の中の父母、これが神の根本神性である。
神様は創造主でありながら、縦的な真の愛の父母である。真の愛を中心とした、縦的な父母である。その真の愛を中心とした父母の心情によって真の父母思想を持たれ、その真の父母思想に基づき二性性相の創造原理を創造され、天宙を創造し、真の父母と数多くの父母を創造された夜の神様は父母の中の父母なのである。陰陽の二性性相を創造される前、父母・陰陽の概念すら無い闇の時から存在される父母なる真の愛を持った父である。
地上に真の父母が生まれたのは、その創造主である夜の神様の心情が真の愛を中心とした父母の心情であるからだ。
真の父母思想は創世以前からあった夜の神様の核心思想である。
夜の神の真の父母思想は父母の愛と情によってつくられ、その父母思想によってつくられた創造原理の動機は真の愛を中心とした銃的な父母の心情である。
先生は今日まで、自分の父母のために祈祷したことはありません。先生には八人の兄弟がいました。また母が虐殺されたと聞いていますが、先生はそのために祈祷をしたことはありません。先生の祈りはこの宇宙の解放であって、自分の父母の解放ではありません。先生の前に父母はいません。最初アダム、エバを中心として、神が父母であって、この世に私を生んでくれた父母を父母として考えることができないのです。ですから兄弟もいないのです。その面において先生は徹底して生きてきました。
最後の祭壇 ファミリー1987年12月号 1987年6月14日(聖日)韓国・ソウル本部教会にて
真のお父様は、神が父母であるがゆえに虐殺された母にも自分の父母のために祈ることもなく、神が父母であるがゆえに父母である神の解放のために歩んでこられた。このことに徹底して歩んでこられた。それは自分が神の子で有り神を父母であると思う愛と心情があるからこそ歩むことができた10万の十字架の道であった。
夜の神様の精子から来られたイエス様と、再臨主・真のお父様が一人にして父であり父母であられるのは、夜の神様がこのような父であり、父母の中の父母であるからである。
男性は父になるには母が必要で有り父と母が揃って父母であるが、他の存在必要無くお一人にして父であり、父にして父母であるという神性である。
即ち夜の神の精子は、真の愛を中心とした父であり父母である夜の神様の神性の要素によってつくられている。夜の神はそのような真の父母の愛の精子を持つ男性である。神はそのような男性であるがゆえに天の父母と言わず天のお父様と言うのである。
現実にアダムとエバは母なる神無くして父なる神お一人によって創造された。それゆえに神は父母である。そのように父母であるが男性お一人で創造されたので父である。
現実に夜の神は母なる神無くして父お一人でイエス様と真のお父様を送って下さった、それは夜の神様が父母であるからだ。そのように父母であるが男性お一人で創造されたので父である。
夜の神が父母であるがゆえに女性を創造することを目的とする真の父母思想を持たれた。このように女性、母という概念さえもなかった時空間も二性性相も無い闇の世界に真の愛による父母の心情だけをもって存在しておられた方が夜の神様である。しかし男性お一人で創造されたので父なのである。これを讃え天の父母と言わず天のお父様と言うのである。
我々は夜の神様を理解するにあたり、独立した女性との結婚がなければ父母になれないという被造物世界の一般論からくる固定観念から脱却しなければならない。
コリント人への手紙 11章7~9節
11:7男は、神のかたちであり栄光であるから、かしらに物をかぶるべきではない。女は、また男の光栄である。 11:8なぜなら、男が女から出たのではなく、女が男から出たのだからである。 11:9また、男は女のために造られたのではなく、女が男のために造られたのである。
人の精子がXYであるのはこのような神の父母性と夜の神様の真の父母思想によってつくられた神のかたちであり神の栄光を表すからである。
1-2.夜の神の父母性の損失
ところが家庭連合は神様を「天のお父様」から「天の父母様」と呼ぶことにより、むしろ神は父にして父母であるその父母性を失った。父母性を失い母が無ければ父母になれない神様になってしまった。神は父母であるというお父様のみ言が汚され、これを言うことさえ憚れるようになってしまった。
またそれが故に聖殿食口は、「神は父母である」という数多くのみ言を持って反論してくる家庭連合の前に、彼らが納得できる反論が出来ないでいる。ここではそれに対する反論の一つとして提示する。(他に両性具有神であるという反論なども可能)
家庭連合の神のその父母性は、天の母を迎え結婚してこそ天の父母として顕在化するという。つまり神(男性神)の相対となる神(女性神)の存在を認める二元論である。
これは父母は男性と女性が結婚しなければ父母になれないという被造世界の一般論固定観念を夜の神様にまで当てはめてしまったことからくる異端神学である。
その女性神が聖霊実体としてエバであり韓氏オモニということである。
家庭連合の言う天の父母様は、このような二元論としての天の父母であることが異端であり、この神学のために天の父母という言葉が使われていることが問題なのである。
夜の神の相対(妻)となるこの世の神、これが韓氏オモニが私は神であるという意味である。それ故に神の妻である韓氏オモには真のお父様の前に主体として立つという異端の神学である。
家庭連合が配布した成約摂理解説の四位基台家庭連合の夜の神様と昼の神様の位相図
<天の父母様> <天地人真の父母様>
「夜の神なる 「昼の神なる 主体
|
このように家庭連合の神学は女性神との結婚により天の父母が顕現するが故に、この女性神は、夜の神でさえも自己の主管に置こうとする神学である。
このように家庭連合は天のお父様を、天の父母様と呼ぶことで、夜の神様の父にして父母という根本的神性と唯一神性を否定して、夜の神様の妻となった女性が神となりこの被造世界を主管するという神学である。
更にはそのような父にして父母であるという夜の神の神性を持つ夜の神の精子も否定し、結局、その夜の神様の精子から来られたイエス様も、真のお父様も否定する神学になっている。
それが故に「天の父母様」とよぶことは夜の神様と真のお父様を否定することになってしまう。
お父様が使われた神は父母であるという神学の意味をまったくすり替えてむしろ神の父母性を消すことに成功している。父であるから父母になるためには母が必要だという異端の神学をこうしてつくった。天と地、夜の神様と昼の神様の結婚、天と地の結婚のために被造世界に於いて母となる女性は必要だが、夜の神様の位相において相対となる女性神は不要である。夜の神は時空間が無い時から既に父お一人にして父母であるからだ。
また逆に、家庭連合が天の父母様と言うことにアレルギーを持ち、夜の神様が男性であることを主張する余り、夜の神様の父にして父母という神性を否定してはならない。
亨進様・国進様が家庭連合の「天の父母様」を批判されるのはこのような父にして父母であるという一神性を否定し聖霊実体・女性神を認める二元論になっているからであり、お父様が「神は父母である」と言われたことを否定されているのではない。家庭連合への批判であって、お父様の「神は父母である」ということを否定しておられるというような勘違いをしてはいけない。
夜の神様の精子から来られるイエス様、真のお父様が父であり父母であられるのは、夜の神様が真の父母思想とそのみ言を創造された真の愛を中心とした父であり父母であるからだ。
以上、二元論によって異端に陥ちいり、傷つけられた本来の神様の父母性の回復を試みた。
神は父母であると言われてこられた真のお父様の心情とその本質の復権を願って以下に、「神は父母」であるという真のお父様のみ言を幾つか掲げる。
神は父母であるがゆえにご苦労されてきた父母の心情の一端に触れて頂ければ幸いである。
真のお父様の、神は父母なりに関するマルスム集
天聖経から
日本語天聖経2010年版 P1707~P1709
なぜ神様がアダムとエバを造られたのか分かりますか。神様も、父母の立場で息子、娘を一度愛したいと思われ たのです。それから、アダムとエバと共に、新郎と新婦が愛し合っている愛を一度体験してみたいと思われたので す。(188-214,1989.2.26)p1155
海を一つにし、陸地を一つにする、カインとアベルを一つにする統一的真理を教え、日と月が一つとなる統一的真理を教えてくれる方とは誰かというと、神様だというのです。神様は知恵の王です。知恵の王であると同時に、神様は父母なのです。(268-289,1995.4.3)
P1527
天使長がエバを主管性転倒させたのも、偽りの愛ゆえであり、エバがアダムを主管性転倒させたのも血筋を汚したからです。この血筋を汚した人類を子女としている神様は、父母の立場なので、宿命的な立場であるけれども不可避的な反対の立場です。(302-239.1999.6.14)P1662
神様とは、いったい誰ですか。神様は創造主でありながら、縦的な真の愛の父母です。真の愛を中心とした、縦的な父母だというのです。完成したアダムとエバは、真の愛を中心として横的な父母です。その二つの父母が一体となるのです。(250-38,1998.10.10)P1662
天聖経以外のマルスムから
我々が信じる神は、誰なのでしょうか? 我々の父なのです。我々のアボジはどのようなお方か? 神は父母の神ですから、死亡の絆に捕らわれた息子・娘を見やるとき、彼らを助けたいのです。
:マタイ福音書 11章1節~9節1960年1月17日(日)前本部教会
それではこれを誰が責任を負わねばならないのか? 神が責任を負わねばならないのか我々が責任を負うのか? 神はどんなに骨が折れたとしても、責任を負われるのです。
なぜか? 神は父母の立場であるからです。自分が骨が折れるからと子女に責任を転嫁する父母はいません。
:開拓者の道 1970年4月12日(日)前本部教会
与えても、与えた後において、誇ってはなりません。神は父母の立場で与えます。父母は子供のために与えますが、与えた後、「私が与えました」と宣伝しません。:御旨の行くべき道(後篇)1971年年1月9日
江原道の江陵教会(全国の地区巡回師達に語られたもの)
すなわち、神は父母なる神であり、人間がその姿に似ることが縦的な愛の関係です。その縦的な愛が横的な愛の関係と一つになって、横的に広がる出発点が夫婦の関係なのです。(1977年1月1日)
それゆえ、アダムとエバの本来の愛の基は何かといえば、神を愛する愛なのです。神は父母であり、アダムとエバは子女であるために、子女の深い心の中に愛の線を引き始めたのはアダムとエバの愛ではありません。父母に対する愛です。神の心の中に愛の線を引き始めたのはアダムとエバの夫婦の愛ではなく、父母の子女に対する愛なのです。
(中略)
苦労されてこられた神は父母様の立場です。父母の血と肉が染み込んだこの地であることを、先生は知っているので、孝子の道を行かなければならないのです。
:天国創建の意義1986年1月1日「神の日」午前十時ソウル本部教会
カップルを成して授け受ける環境から、発展的現象が展開されるようになっていたのです。それを見ながら成長するアダムとエバは知能が発展するにしたがって、神を中心として、神が父母であり、地上にいる子女が子息の立場になって一つの軸を成すのです。一つの軸となって円形、球形を形成するための理想を出発したのです。
:天国創建の意義 1986年1月1日「 神の日」午前十時 ソウル本部教会
先生は今日まで、自分の父母のために祈祷したことはありません。先生には八人の兄弟がいました。また母が虐殺されたと聞いていますが、先生はそのために祈祷をしたことはありません。先生の祈りはこの宇宙の解放であって、自分の父母の解放ではありません。先生の前に父母はいません。最初アダム、エバを中心として、神が父母であって、この世に私を生んでくれた父母を父母として考えることができないのです。ですから兄弟もいないのです。その面において先生は徹底して生きてきました。
最後の祭壇 ファミリー1987年12月号
1987年6月14日(聖日)韓国・ソウル本部教会にて
今日、神がいるということを信じている人はいるが、神が誰なのかは知らずにいる。神は父母の中の父母である。
:天地の大道(第一節 宇宙の根本 1991年8月25日
真の父母の家庭より優れいている希望の家庭ですが、その家庭は何ですか?天の父母と天地人父母に直接侍って生きる家庭は自分の家庭以外ありません。
全祝福家庭たちはアダム完成者の代表の位置で天地父母、天の父母に侍り天の宮法からその国の法を残し教える生活舞台が始まるのです
:2000年10月27日 真の子女の日のみ言
愛する天の父母様、地上の相対的な立場に立った地上の父母を一体化させ、天正宮(博物館)を建て、天を中心とする内外全ての苦痛の道と嘆息の道を除去するために苦労してこられました。
第43回真の神の日 元旦祝祷および神様王権即位式第9周年記念式のみ言の前の祈祷
2010年1月1日/天宙清平修錬苑
-------------------------------------------------------------------------
※より深く理解頂くためお父様・亨進様・國進様の御言の解釈に基づく試み、夜の神様・昼の神様に関する原理原相論試論も参考下さい。⬇
原理原相論試論◆創造原相論◆堕落論◆夜の神昼の神
________________________________________________遺伝罪恨霊解怨、傍系解怨については、感謝できる方のみお問い合わせ下さい。》
0 件のコメント:
コメントを投稿