日本の最高裁判所は12年5カ月にわたる棄教目的の拉致監禁を巡る民事裁判において原告の後藤徹さんに最終的勝訴の判断を下した。最高裁判所は9月29日、被告らの上告を棄却。東京高等裁判所の控訴審判決が確定した。
これを受けて後藤さんは以下の声明を発表した。
このたび、最高裁への上告が棄却され、民事裁判勝訴判決が確定いたしましたこと、これまでこの裁判を応援して下さったすべての皆様に心から感謝申し上げます。
思えば、2008年2月10日に監禁から解放されて以来、刑事と民事を合わせた約7年間に亘る法的戦いにおいて、私個人としての戦いはもちろんですが、過去50年間における4300人もの拉致監禁被害者の代表としての意識で戦ってきました。
本裁判の判決が確定したことにより、今まで拉致監禁を実行する信者家族の背後に隠れ、法的追及を免れてきた拉致監禁を教唆・指導する“反対牧師”といわれるキリスト教牧師や脱会説得の見返りに金銭を受け取る“脱会屋”の存在とその悪行が明確になり、その不法行為が断罪されました。また、たとえ親子兄弟であったとしても身体を拘束するという手段を用いての脱会説得は、違法行為であり、決して許されることがないということが司法の場で明示されたことは、評価できると思っています。
本裁判の影響もあってか、ここ1年ほど拉致監禁・強制脱会事件は2件だけです(まだ、2件もあるともいえますが)。しかも監禁された信徒が激しく抗議・抵抗した結果、家族が信徒を監禁から解放するという、今までの拉致監禁事件とは違った様相を呈しています(今までは、信徒が抗議しても脱会を表明するまで監禁を解かれなかった)。このような現象を見るにつけ、いよいよ拉致監禁・強制棄教は終息しつつあるという印象を受けます。
しかし、ここで皆様に是非知っていただきたいのは、去年の1月に失踪して以来、1年9ヶ月間に亘って未だ監禁されていると思われる八王子教会所属の石橋正人(いしばしまさと)さんのことです。
石橋さんを一日も早く解放しなければなりません。
(石橋さんに関しては下記リンク記事をご覧下さい)。
しかし、ここで皆様に是非知っていただきたいのは、去年の1月に失踪して以来、1年9ヶ月間に亘って未だ監禁されていると思われる八王子教会所属の石橋正人(いしばしまさと)さんのことです。
石橋さんを一日も早く解放しなければなりません。
(石橋さんに関しては下記リンク記事をご覧下さい)。
石橋さんを一日も早く解放しなければなりません。
どうか、拉致監禁・強制棄教の根絶に向け、今後とも皆様のご関心とご協力をよろしくお願い申し上げます。
全国 拉致監禁・強制改宗被害者の会 後藤徹
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