2015年10月25日日曜日

あるサンクチュアリアンの一考察 「家庭連合のパラドックス」

お父様の権威でお父様の権威を否定する ⇔ 「家庭連合のパラドックス」
韓鶴子お母様がお父様が聖和されて以降、3年間行ってきたことを挙げると
  • 天聖経の削除を含む大改編、
  • お父様が涙を流しながら歌われた天一国国歌(栄光の賜物)の変更。
  • 家庭盟誓において「神様」を「天の父母様」に変更
  • 成婚問答の簡略化
  • 女性神の実質的導入
  • 建国の根幹たる憲法から統一原理を疎外
  • 忠実な対象の位置から離脱
  • 自らを「神」「独生女(出生時無原罪)」と称する
  • 文氏の血統(神の血統)よりの韓氏の血統(純サタン血統)を尊重
  • 御父様の玉座に平然と座る
  • 祝福リングに自分の名前のみ刻む
  • 御父様の統一マークに対する訴訟 
                         その他
                        • 主体・対象の位置逆転の四位基台の創作
                        • お父様外しの祝福による祝福家庭の破壊(結果、二世を一世に戻す)
                        • キリストよりも聖霊を重んじるマリア信仰
                        • エバの中に神様とアダムを封じ込めた異形な三位基台創作し、エバを天地創造の神よりも偉大な天宙の最高位に置く主管性転倒(その結果自己の本然の位置を根本的に離れる)…など枚挙に暇がない。
                              しかもこれらは一般食口にも見える氷山の一角だ。

                              以上のようなどう見ても御父様の否定としか思えない行為を正当化するにおいて、FFWPU家庭連合はひたすら御父様のみ言を引用する。
                              お父様のみ言(=お父様の権威)によってのみ正統性がもたらされることを暗に認めている証左である。お父様の権威とお母様の権威が同等なら「私は母の胎中で血統転換」「お父様はイエス様に出会ったとき、独生子の資格を得た」「独生子と独生女は同等。独生女は独生子から教育されていない」というお母様の言葉だけで十分ではないか。
                              私たち食口はお父様の権威の根拠を神様以外の他の人間に求めはしない。
                              お母様の権威の正当性をお父様のみ言に求めるということは、お父様が絶対的主体でありお母様が絶対的対象であることの必然ではないか。
                              家庭連合は御父様の権威の否定をお父様の権威(み言)で正当化する矛盾に陥っている。
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                              ↑ 最近麗水で用いられたこの(非)原理教材もパラドックス(一見正しく見えるが正しいと認められない説)だ。
                              パラドックス(逆理)は本来、人間の思考に尽きぬインスピレーションを与えてくれるものだ。
                              有名な「アキレウスと亀のパラドックス」。110年前、当時の数学界を震撼させた「ラッセルのパラドックス」。更には人間の理性の限界を厳密に証明した天才数学者・論理学者ゲーデルの「不完全性定理」のベースにある「嘘付きのパラドックス」など、非常に哲学的に生産的なものが多い。ところがこの「家庭連合のパラドックス」はいささかの味わいもない。
                              数学という純粋論理の世界に「背理法( reductio ad absurdum )」という証明手法がある。
                              例えば「三角形の内角の和は180°ある」と言う命題を証明するためにあえて「三角形の内角の和が180°でない」という仮命題から出発して論理的推論の積み重ねの結果、明らかな矛盾が出る。よって「このような矛盾が起こるので、最初の命題に誤りがあり、三角形の内角の和はやはり180°だ」と結論する。
                              *注:この例においては非ユークリッド幾何学は想定していません。また、三角形の内角の和が180°である証明には普通、背理法は使いません
                              この論でいけば、家庭連合は「御父様の権威でお父様の権威を否定する」という矛盾に遭遇している、よって家庭連合は間違っている(偽である)と結論できる。

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