2015年3月23日月曜日

2015年1月18日 沈黙を破って 文亨進

2015年1月18日 沈黙を破って


世界を全てもらえるとしても、自分の魂を売ってはならない。たとえ世界中の王国がもらえるとしても、我々の信仰の戒めを失ってはいけない。

今は警告の時です。神様に対する冒涜が行われている世界です。神様を忘れて生きる時代において重要なことは、「神様の民が神様に帰ること」です。それが鍵です。

このような混乱の時期には、我々の信仰がテストされる時なのです。誰が信仰を持っているか。誰がキリストに対する信仰を守るのか。それを分ける時です。

誰が富と権力に買収されるとか、誰が魂を売って全世界を得ようとするのか、混乱の時にこれらが明らかになるのです。

2015年はお父様が聖和されて3年目を迎える年です。今、沈黙を破る時が来ました。そして、真実が現われる時を迎えました。

真のお父様が聖和される前までは、食口の皆さんが私を真の父母様の後継者として、「真の子女様の中で、最も素晴らしいです」と私を賞賛していました。

しかし今、私は「他の子女と変わらない。悪い背信者」という言葉を聞くにまで至りました。嘲られ、非難を受け、落伍者扱いまで受けているのです。私達は過去2年半の間、あらゆる非難を甘受しなければなりませんでした。

他の子女達と結びつけながら、罵倒も受けました。他のグループとちっとも変わらないとまで言われました。私達は違います。私がいつ何千億にもなる公金を自分のポケットに入れたでしょうか。私はそんなことは一度もありませんでした。任せられていた全てのものはお返ししました。

私達は他の者達とは全く異なった形で行動したのです。「商人的な行動」はとらなかったのです。なぜなら、お父様が私を「後継者」に」任命されたからです。

それは、未来にお父様の立場を受け継がなければならないことを、お父様は明らかにされたからです。もちろん、メシヤの立場ではなく、教会の指導者として任命されました。

お父様が聖和された後に、直接目撃した内容、この目で直接に確認した内容があります。私達を引き込む為に、買収を試みた中心的な指導者達が文書まで持って現われました。

「我々の側に加われ。どっちにしろ、あなたの世界になります。あなたが後継者ですから。後継者の権利とこの王国はあなたのものですよ。」「とにかくいったん私達の仲間になれ。お母様が霊界に行けば、あなたが好きなように変更すればよい。」これが私が彼らからもらった助言でした。このような言葉が教会の指導者から出てきたのです。

真の父母様が任命された後継者に対する助言の内容がこのような内容です。「政治的な一時的な権力のなめに、お父様を裏切れ。富を維持し、財団の資産に対して法的権利を維持し、お母様が聖和される時に、思いどうりにすればよい。」という内容でした。

この指導者達の助言は、「まずはお父様を背信し、その後にお母様の聖和を待ち、お母様も背信しなさい」という内容でした。このような助言を私は実際受けていたのです。これは助言ではなく冒涜です。気が狂っています。

正常的な思考ができる人なら、これらは話にもならない内容であり、到底理解できないと思います。私はお父様を売ることは出来ませんでした。私の勝手の為に、お母様の聖和を待つこともできませんでした。

このような政治的な行為を、教会の指導者達が崇めている内容をあらためて見た時に、これは神様中心でもなく、お父様の願いとも、お父様のみことばとも何の関係もありません。彼らはただ、政治的な勢力を維持することにのみ関心があるのです。それは、当然、お金の入手先を操ることだけです。

それは、悲しいことに、堕落世界の実情と何ら変わりがないのです。堕落世界の方が規模が大きいという差があるだけなのです。略奪階級が権力をつかむ様になれば、お金の流れを決めることが出来るようになります。

私はイエス様と聖書を深く学ぶようになりました。キリスト教会にも2つの種類の意見があります。私達はただ霊性のみを追求し、祈祷しなければならないという信者もいます。しかし、イエス様の行ったことを見てください。イエス様が神殿で両替商たちを追い出した事実を見てください。イエス様は権力者達と戦ったのです。

毒が私達の教会内に存在し、教会文化を病ますだけでなく、結局は教会の自滅を招来することになるのです。

私達はこのようにして、荒野に出てくることになりました。最近では荒野で生活する術を習得しながら、食口達と過ごしています。ここは、私達の信仰、考え、神様との関係までも操ろうとする政治勢力からは自由なところです。

私が世界会長の立場にある時です。お父様がある指導者をお呼びになりました。そして、その人の給与に関して深刻な内容を話し合いました。私がその方に、今現在もらっている給料がどのようになるかを説明してほしいとお願いしたことがあります。

その方は、5箇所からおのおの1億ウオンを超える額をもらっていました。この方は公職者として、謙遜に美徳をつまなければならないのにも関わらず、食口達の前で自分が何歳の頃から公職を始めたのかを高らかに自慢しています。

その人は5つの団体から給料をもらい、教会から一年に5億ウオンを超える収入をもらっています。しかし、食口の前では、公的な仕事をこれまでしてきたと自慢しています。自分は食口たちと真の父母様を結びつける仲介者の役割を果す忠実な僕だと言っています。

私は彼に、そんなに多くのお金をもらってはならないと伝えました。その方は毎月5000万ウオンをもらっていますが、「私は世界会長として一年間働いてもその額に達することはない」と伝えました。

「お父様は私を世界会長として任命されましたが、(その方はその時韓国の協会長でした)あなたは私より給料が少なくなるのが普通ではないでしょうか」と質問をしました。これはお父様の聖和以前の話です。

お父様の聖和後に、さらに深刻な問題に直面することになりました。その時、彼らの真実の姿を見ることになりました。

これはお父様が聖和された直後のバスの中で起きたことです。ある指導者が話す内容を聞きました。その方は「お父様がみことばの一文字も変えてはならないと命令された」と言いました。そして、「教会の伝統も変えるなとお父様が仰った」とも発言しました。「しかし、問題点がいくつかあるので、内容を編集する委員会に加わることに合意しました」と言うのです。

私はその場面を録音しておくべきでした。「お父様はするなと言われた」といった直後に「私はする」と言ったのですから。それを聞きながら、心いたく思わないのであれば、その人はどのような人でしょうか。私には理解できません。

その人は政治的に物事を処理したに過ぎないのです。彼らは金儲けの事しか考えていないのです。お父様が聖和されてから、彼らは更に権力を手に入れ、金儲けを進めようと考えているとしか、私には思えませんでした。

もちろん、私達はそのような人たちを助けることは出来ません。お父様をメシヤだと信じ、お父様が「してはならない」と仰ったことを信じるならば、どのようにして、それと反対のことをすることが可能でしょうか。

私は私の母を心から愛しています。そして、私はお母様を救ってあげたいのです。私は、お金の為にお母様の周辺にくっついている人々のように、この不都合な真実を見て見ないふりをすることはできません。

過去2年半の間、私はこのことについて、沈黙を守ってきました。多くの軽蔑も受けましたが、結局はこの現実を体験したのは私自身です。私と国進お兄さんはお父様が直接任命しました。

2012年6月5日にラスベガスで4次元入籍式をしましたが、これは私に全ての責任を任せ、後継者戴冠式をしてくださった直後のことです。教会歴史上、どの指導者より高い位置に任命されました。

それは私が望んだわけではありません。お父様がどれだけお強い方なのかは、皆さんもよくご存知のはずです。自身を後継者にしてもらおうと、お父様を誘導することは誰にも出来ないのです。お父様はご自身のされるべきことは自分で決断なさいます。それを、私がお父様を操ることなど出来るわけがありません。

そのようなお父様を、2つの大陸で3回も私の戴冠式を行わせることは出来るわけがありません。

私達は全てのものを肩から降ろしました。立場をあきらめろと圧力を受けた時も、その立場から降りました。

教会の資産を盗もうとしたこともありません。他の指導者に加わり、共犯だという声があがったとしても、私達は買収されなかったと断固として否定できるのです。そのようなことは一切ありません。

私は、世間の政治家達がどのように政党組織を統制掌握し、いかにしてその権力を維持しているかについて、深く考えてきました。それと全く同じ現象が教会内で繰り広げられているのは、恐ろしい現実です。それを見て私は驚きを禁じ得ませんでした。

同じシステムが動いているのです。お金を握っている人が扇動家を買収し、それを動員して誰にでも攻撃を行い、挙句の果てにはお父様が任命した後継者までも攻撃するのです。全てのものを肩から降ろした人に対しても、攻撃を始めているのです。

扇動家たちは、自分達がしていることは、もちろん承知しています。お金を握っている権力者達と同業状態にあります。お金を握っている権力者の機関から、お金を受け取っている現実があるのです。

それで、私達が公的な立場にあるときに、教会おける会計の透明性の重要性を強調し、指導者達の資産の公開を要請したのです。このサンクチュアリ教会ではそのように行っています。それが私達の信念であり、教会に導入しようとした内容です。

そして、お金を握っている権力層にそのような指摘を行うと、彼らから糾弾を受けるようになります。彼らから憎まれるのです。

今でも思い出されます。彼らは団結して国進お兄さんを追い出そうと試みました。国進お兄さんは、教会に始めて透明性をもたらそうとした人であるからです。教会歴史上はじめて、各々の機関がそれ自体にたいして経済的責任を持つようにしました。支援を受けた資金を、会社の収入だと錯覚しないようにしたのです。

彼は機関の指導者達に、本当の意味の透明性をもたらそうとしたのです。公金横領をするならば、それ以上お金を与えてはならないようにしました。そのために、国進お兄さんにたくさんの敵が出来ました。

多くの食口の方々は、私達がどうでもよい権力や地位の為に、その立場にいたのではないことを知っているはずです。国進お兄さんは無給で働きました。私はお父様から任命されてから、牧会に専念してきました。

皆様がどう考えられるかわかりませんが、今、荒野において私に与えられているこの道は神の祝福であると私は考えています。

私は自分の息子を、誘拐するようにして、天正宮から連れ戻さなければなりませんでした。当時息子は8才で、とても良い子でした。しかし、ここに来てみると靴ひもですら自分で結べないのです。そして、湖で泳げないと言いました。汚くて嫌だというのです。

しかし、3日後には彼は湖に飛び込み、トカゲを捕まえ、兄弟に泥を投げつけたりしました。子供は本来こうあるべきです。子供は自然の中で育つべきです。それがお父様のみことばではないですか。自然に帰りなさいと。

宮殿で育った息子が泥を投げ合って遊んでいるのを見る時に、私は思わず神様に感謝しました。「息子を生かしてくれて神様ありがとうございます。」

お父様は常に荒野に出られました。アメリカから韓国にお帰りになるときにも、周囲が「宮殿で昼食の準備をしています」とお伝えしても、それを拒否してそのまま海に出かけられました。私は断言できます。お父様の釣りは休養ではありませんでした。それはむしろ拷問に近いものでした。おとうさまはそのようにいつも荒野に出ておられました。

ところが、興味深いことに、お父様が聖和された後、私は自然に完全に魅了されるようになったのです。自然は神様からの恩恵であり、私達に傷を癒す機会を与えてくれました。

お父様に忠誠を尽くすことは、教会内の支配層に忠誠を尽くすこととは違います。食口達は、お父様に従うことは、公文や教会内の指導者層に服従することだと教えられています。アベルが指示することは、無条件に従うべきだという考え方があります。

しかし、お父様がするなと仰ることを、教会側がしろという場合、皆様はどのように対応するべきでしょうか。皆様がお金と権力を握った立場で、そのような状況に直面した時に、どのようにされるべきでしょうか。

皆様は握っている全てのものを、手放すことができるでしょうか。嘲弄を受けることがあっても、十字架につけられても、その全てを手放すことが出来るでしょうか。何よりも、お父様がどうお考えになるかを気にすることが出来ますか。

お父様の聖和のすぐ後には、このような話をすることが出来ませんでした。お父様が聖和された後に、全てがうまくいくという考え方が存在していました。しかし、私達はお金に屈することはありません。お父様を主であると信じ、お母様を愛する人達です。

ですから、お父様を裏切ることも、お母様が聖和されるのを待って、その後にお母様を裏切ることも決して出来ません。

北朝鮮のような共産主義国家でも、「その政治体制を変えなければならないと言いなさい」と言われたとします。それに対して「愛によってそれをすることはできないのか」と簡単に言う人もいるでしょう。

もしそうなら、そのように指摘する人が、その国に行ってやってみるべきではないですか。なぜなら、お金をコントロールする人々や、お金で買収される政治家達や、扇動家達などに直面してみれば、自分が影響力のない人だということに気づくことになるからです。

私は、お父様が私に、このような出来事から自由になれるように今この時間を下さったと信じています。そして、選択という責任を与えてくださいました。

私は、他の大勢の人のように、より簡単な、政治的な道を進むこともできました。それは食口達から嘲られることもない道です。しかし、皆さんもご存知の通り、私は10年以上も僧侶としての修行をしたため、そのような政治的な圧力に屈することは出来ませんでした。

私は心から正しいと思ったことに従っただけです。お父様が「してはいけない」と仰ったことをすることは、正しいことではないのです。たとえ、お金で買収しようとしても、私はそのようなことは絶対にできません。

私には選択の自由があります。そして、お父様は私に3回も王冠をかぶせてくださいました。お父様が私にその大きな責任を下さった理由は、私を信じてくださったからです。

2012年6月5日に、私と国進お兄さんに、真の家庭で初めて神様の栄光の為に、カインとアベルが一つになったと宣布されました。そして、その宣布式において、「今、勝利したカインとアベルが立った為に、真の父母の仕事は終わった」と仰ったのです。その様な召命を受けた私達なのです。

お父様が成和される3ヶ月前に、その様な宣布をされたのは、お父様が私達がその様な誘惑に簡単に屈することはないということを、ご存知だったからです。圧力に屈することはありません。

私は罪意識を植えつけられたからといって、簡単に操られることはありません。私達はお父様を主であると信じるものたちです。外的なものを得る為に、魂を売り、お金を握った人々の操り人形にはなれないのです。私はそのようなものの為に生きる人間ではありません。皆様もそうならないことを心から祈ります。

私達がどのような信仰の困難に直面しても、神様に栄光をお返しする歩みをしなければなりません。

2015年になると共に、少しずつ真実が明らかになりつつあります。私達は、お父様の願いに反することをすれば罰をうけるということを警告してきました。その審判は私達が下すのではなく、神様が下すのです。私達は真実のみを話します。私達は良心に逆らわないことだけを話します。

誰もが権力と地位を手放すことは出来ませんでしたが、私達はそれをしました。それを手放すことが出来たから、私達が偉大なのではありません。私達は人として当然のことをしただけなのです。魂を売ってはいけないのです。

今、まさに時が来ました。鍵を握っているのは皆さんです。我々がお母様を解放して差し上げなければなりません。お母様を取り囲んでいる政治家達から、お母様を助け出さなければなりません。

私一人ではできません。世界の食口の皆さんに、各国の教会が崩壊していくと伝えても、あまり意味がありません。私はすでにそれを知っており、それを警告してきました。今こそ信仰者達が立ち上がる時が来ました。


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